推しが同居人になりまして。

naomikoryo

文字の大きさ
43 / 58

第43話:「推し本人が『推し役』をやることが決定したんですが!!!!!」

しおりを挟む
私の漫画がまさかの ドラマ化決定。

 
 そして――

 
「主演俳優の候補に、桐生隼人さんの名前が挙がっています!!!!」

 
 この爆弾発言を受けて、私は 崩れ落ちそうになった。

 
 だって、それってつまり――

  

◆ 私が推しを思いながら描いた漫画
◆ その推し役を、推し本人が演じる
◆ つまり、リアル推しが二次元の推しを具現化するという夢のコラボ
◆ 控えめに言って、優勝!!!!!!

■ 推し、主演決定
「……お前が描いた世界、ちょっと覗いてみたくなっただけだ」

「えっ」

「だから、やる」

「……」

「お前の作った『推し役』を、俺が演じる」

「………………は?」

「……」

「………………えっ、そんなの、もう、最高なのでは!?!?!?!?!?!?!?」

■ 限界オタク、爆発する
「えっ、えっ、ええええええええ!!!!!」

「……お前、さっきからうるさい」

「いやいやいや!!!!!」

「俺の演技、気に入らなかったらどうするんだよ」

「いやいやいや!!!!!」

「……」

「そんなこと、あるわけない!!!!!」

「……」

「私の中の理想の推し像が!!!!!」

「私のリアル推しによって!!!!!」

「完全再現されるとか!!!!!」

「それもう、控えめに言って人生最大の奇跡では!?!?!?!?!?!?!?」

「……ぶっ」

「笑わないでください!!!!!!!」

■ 「でも、お前、俺のキスシーンとか見るんだろ?」
「……まぁ、演じる以上、それなりの覚悟はしとけよ」

「……」

「……?」

「えっ、ちょっと待ってください」

「……なんだよ」

「推しのキスシーン、リアルに見ることになるんですが!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

「……」

「えっ、それ、オタク的にどうなんですか!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

「いや、知らねぇよ」

「いやいやいや!!!!!」

「えっ、待って、原作にキスシーンあったっけ!?!?」

「お前が描いたんだろ」

「ぎゃああああああ!!!!!」

「お前、演出とか相談される可能性あるぞ」

「ぎゃああああああ!!!!!」

「どうするんだよ」

「ぎゃああああああ!!!!!」

「俺のキスシーン、どう撮りたいんだ?」

「ぎゃああああああ!!!!!」

■ いよいよ現場見学へ!
 推しの主演が決まり、私は ドラマの制作会議に招かれることになった。

「お前、ちゃんと監修しろよ」

「ひゃあああああ!!!!!」

「原作者として、ダメな演技にはダメ出ししろよ」

「ひゃあああああ!!!!!」

「まぁ、俺の演技にダメな部分なんてねぇけどな」

「……ぐっ、推しのドヤ顔、尊い……!!!!!」

「おい、しっかりしろ」

「は、はい!!!!!」

 
 こうして私は――

 

「推しが主演するドラマの原作者として現場監修をする」という、夢みたいな展開へ突入するのだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!

花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」 婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。 追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。 しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。 夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。 けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。 「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」 フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。 しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!? 「離縁する気か?  許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」 凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。 孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス! ※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。 【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

元婚約者からの嫌がらせでわたくしと結婚させられた彼が、ざまぁしたら優しくなりました。ですが新婚時代に受けた扱いを忘れてはおりませんよ?

3333(トリささみ)
恋愛
貴族令嬢だが自他ともに認める醜女のマルフィナは、あるとき王命により結婚することになった。 相手は王女エンジェに婚約破棄をされたことで有名な、若き公爵テオバルト。 あまりにも不釣り合いなその結婚は、エンジェによるテオバルトへの嫌がらせだった。 それを知ったマルフィナはテオバルトに同情し、少しでも彼が報われるよう努力する。 だがテオバルトはそんなマルフィナを、徹底的に冷たくあしらった。 その後あるキッカケで美しくなったマルフィナによりエンジェは自滅。 その日からテオバルトは手のひらを返したように優しくなる。 だがマルフィナが新婚時代に受けた仕打ちを、忘れることはなかった。

冷遇妃ライフを満喫するはずが、皇帝陛下の溺愛ルートに捕まりました!?

由香
恋愛
冷遇妃として後宮の片隅で静かに暮らすはずだった翠鈴。 皇帝に呼ばれない日々は、むしろ自由で快適——そう思っていたのに。 ある夜、突然現れた皇帝に顎を掴まれ、深く口づけられる。 「誰が、お前を愛していないと言った」 守るための“冷遇”だったと明かされ、逃げ道を塞がれ、甘く囲われ、何度も唇を奪われて——。 これは冷遇妃のはずだった少女が、気づけば皇帝の唯一へと捕獲されてしまう甘く濃密な溺愛物語。

愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました

由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。 尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。 けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。 そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。 再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。 一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。 “尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。 静かに離婚しただけなのに、 なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。

処理中です...