ねこまど~猫と人がつなぐ、奇跡のカフェ~

naomikoryo

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61)バズった結果、まさかの応募者!?

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「公開しました!!!!!」

 猫カフェ「ねこまど」クラウドファンディング特別リターン、“1日支配人”企画、始動。

◆ 1日だけ「ねこまど」の支配人になれる!
◆ 猫たちの世話をし、お客さんをもてなし、猫カフェ運営を体験できる!
◆ 限定5名、支援額10万円!

「よし!! これが最後の勝負よ!!」

「にゃ!(いけるぞ!)」

「にゃん!(バズれー!!)」

「にゃぁ~!(拡散!拡散!)」

2
 1時間後。

「……ん?」

 「すでに1枠埋まった!?」

「おお!? 早っ!!!」

 「2枠目も埋まった!!!」

「えぇぇぇ!? すごいすごいすごい!!!」

 「3枠目、4枠目……残り1枠!!!!」

「にゃ!(はやい!)」

「にゃん!(俺たち人気!?)」

「にゃぁ~!(やっぱりねこまどは最高!?)」

 たった数時間で、4枠が埋まった。

(これは……いける!!)

 そう確信した その時――。

 「5枠目、応募者決定」

「おぉぉぉぉ!! ついに埋まったーー!!!」

「にゃ!(やったー!!)」

「にゃん!(成功した!)」

「にゃぁ~!(ねこまどは救われる!)」

 しかし――。

 「応募者名:川島静」

「……え?」

3
「オーナーが……1日支配人!?」

「えぇぇぇ!? どういうこと!?」

「にゃ!?(まさか!?)」

「にゃん!?(本人!?)」

「にゃぁ~!(いやいやいや!!)」

 ねこまどメンバー、大混乱。

4
 ~電話~

『ミネコさん、びっくりした?』

「びっくりしましたよ!!! なんでオーナーが1日支配人に応募したんですか!!?」

『だって……ずっと考えてたのよ。私は本当に、お店を手放していいのかって』

「……!」

『そして、この企画を見て思ったのよね。もう一度、“ねこまどの支配人”としてここに立ってみたいって』

「……オーナー」

『だから、やらせてちょうだい。私が最後の支配人枠を使うわ』

「……!」

5
「……決まりね」

 峰子は じんわりと涙ぐみながら、パソコンの画面を見つめた。

「オーナーが、“ねこまどを手放さない”って思えるように……私たちも、全力で支えなきゃね!」

「にゃ!(うおおおお!!)」

「にゃん!(やるぞーー!!)」

「にゃぁ~!(ねこまどは、絶対になくさせない!)」

 こうして、クラウドファンディングは大成功を迎えた。

 そして、最後の支配人となったオーナーが、再び「ねこまど」に立つ日がやってくる――。
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