愛され末っ子

西条ネア

文字の大きさ
5 / 66
記憶がなくなる前の話

2話

しおりを挟む
「うゅ、、、?」
ぱちっと目を開くと見慣れた天蓋が見えた。

あれ、、?僕なんで、、?

ふわふわとした記憶の中からりぃくんとはいはいして目の前が真っ暗になったことをぼんやりと思い出した。

「るぅ!!」

部屋の中にいたらしいせいにぃがベッドに駆け寄ってくれる。

「せーにぃ?」

首だけをそちらに向ける。
なんだか身体の上に何かが乗っているような感じですごく重い。

「ごめんね、るぅ。にぃにが無理させちゃったよね?」

悲しそうな表情のせいにぃに大丈夫だよ、と返す。
だってすぐにはぁはぁなっちゃう僕が悪いんだもん。

「、、、母さん呼んでくるね。しんどくなったり吐きそうなら無理しないで。竜葵が来るから。」

またちょっと悲しそうな顔をしたせいにぃが部屋を出て行く。

「、、、琉架。」

するとすぐにりゅうにぃが部屋に入ってきた。
部屋のすぐ近くにいたのかな??

「りゅーにぃ。」

いつもはあんまりお話ししたことがないけど
目の前が真っ暗になるときりゅうにぃの焦った顔が見えたからりゅうにぃが実はとっても優しいことがわかった。

だから今も僕の名前を呼んだだけだけどとっても心配してくれてるのが伝わってくるし僕は知ってる。

りゅーにぃのことがもっと大好きになってふわりと微笑んだ。

「、、、大丈夫か。」

「ん。りゅーにぃこっち。」

布団から手を出して僕の横をポンポンと叩く。

おずおずと僕の横によってきてベッドに上がった。

キュッ

上がったはいいものの何をすればわからないらしいりゅうにぃを僕は今持てる力の限りきゅっと抱きしめた。

とは言ってもお腹のあたりだけど。

「琉架、、、?」

りゅーにぃがワタワタしてるのが伝わってくるけど今はりゅーにぃのポカポカがほしい。

僕はそのままママたちが来るまでりゅーにぃにくっついていた。




しおりを挟む
感想 27

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

ある日、人気俳優の弟になりました。

雪 いつき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。 「俺の命は、君のものだよ」 初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……? 平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。

たとえば、俺が幸せになってもいいのなら

夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語――― 父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。 弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。 助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。

推しの完璧超人お兄様になっちゃった

紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。 そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。 ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。 そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。

ある日、人気俳優の弟になりました。2

雪 いつき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。穏やかで真面目で王子様のような人……と噂の直柾は「俺の命は、君のものだよ」と蕩けるような笑顔で言い出し、大学の先輩である隆晴も優斗を好きだと言い出して……。 平凡に生きたい(のに無理だった)19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の、更に溺愛生活が始まる――。

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話

みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。 数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

処理中です...