愛され末っ子

西条ネア

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記憶がなくなる前の話

18話

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琉架サイド

「んあーーー」

僕は今香月先生にお喉を診てもらってる。
僕がんあーってなってるとママがえらいね、って褒めてくれた。

えっへん( *`ω´)

「、、、よし!大丈夫そうだね。ご当主様に聞いたけど、今日はおやつ食べたら寝てくださいね。」

「うん!おやつ~!!!」
「こら、琉架。ありがとうございますは?」

「ありあとござましゅ!!、、、んゆ?」

パパが言えたようにいえない。。
なんでだ??

「えらいえらい。」

でもパパは気にせずに頭を撫でてくれたからよし!

おやつ~!!!ヽ(*´꒳`*)ノ=3=3=3

ベッドの上で足をバタバタさせて待ってたら使用人の人がケーキの乗った台車を持ってきてベッドのサイドテーブルに置いてくれた。


「ケーキだ!」
「ケーキだぁ!!」

「「おいしそう!!」」

うふふふふ、とりぃくんとお顔を合わせて笑った。

りぃくんも僕のベッドに座って一緒に食べた。

「りぃくん、あーん。」
「るぅも、あーん。」

ぱくっと一緒に食べる。

うまうま(●´ω`●)

ママは仲がいいわねぇって笑ってたけどパパは頭を抱えてウンウン唸ってた。

「理斗、琉架に早速手を出して。うぅ、先が思いやられる、、、。」

もしかして静矢達もか?!とパパは声を荒げていた。

「「ごちそうさまでした!!」」

お皿をサイドテーブルに置いてパチっと手を合わせてごちそうさまを言うと、りぃくんといっしょになった。

また顔を合わせてあははって笑った。

りぃくんもパパもママも、もちろん香月先生も大好き。
せいにぃもりゅうにぃも。

だっていっしょにいると胸のあたりがほこほこするもん。

そのまま溶けちゃいそう。。。

「じゃ、琉架は寝ること!理斗は琉架に無理させないようにね。」

パパはお仕事行くから、と僕の部屋を出て行った。

「「行ってらっしゃい!!」」

パパは手を振ってくれた。
おやつも食べたし、いい子にしないと!!

「ぼく、ねんねする!!」
「そうね、たくさん寝て元気になりましょうね。」

ママは安静にね、と言ってりぃくんといっしょに部屋を出ていった。

「じゃ、ぼくも帰るから。何かあったら連絡ちょうだい。」

香月先生はぼくにお布団をかぶせ最後の扉側の天蓋カーテンを下ろしてばたん、と扉が閉まる音がした。

「むにゃ。。。」

ぼくはすぐに夢の世界へいった。
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