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記憶がなくなる前の話
40話
しおりを挟む琉架サイド
「るぅぅううう!!大丈夫!!??!」
ママが僕たちの寝室に突進してきたのはりぃくんと遊び始めてすぐ。
「ママ、とびら、ばーん、め!!」
「あら、ごめんなさい。るぅ許してちょうだい。」
「ん。いいよ。」
「ありがとーー!!」
そのまま僕に抱きついたママ。
「ママ!るぅはりととあそんでるの!」
むぅΣ੧(❛□❛✿)とママをぽこすか叩いた。
「痛い痛い!わかったってば!!」
ママは僕から離れてりぃくんはすかさずさっきまでいた僕のすぐ側まで寄ってくる。
あれ、さっきより近くなってない??
あ、ずれてたんだ。遼ありがとう。
一度にたくさんのことが起きて訳がわからなくなったので何も言わずに静かに見守る。
「あっ!パパと繋がってるのよ!」
そう言ってママは僕たちの前にちっちゃいテレビみたいなのを差し出してきた。
あっ・:*+.\(( °ω° ))/.:+中にパパがいる!
「うぇ?!すごい!!パパがいる!なんでっ!なんでっ!」
「ふしぎだね。」
「「ねぇーー!!くふふ∩^ω^∩」」
りぃくんと言い合ってくすくす笑ってるとパパがお話ししてくれた。
「琉架。大丈夫だったかい??一応連絡はもらったけどやっぱり顔を見ないと安心できなくて。、、、大丈夫そうだね。今度からは遼にどこに行くかちゃんと言うことと理斗に内緒で遊ばないこと。いい?」
「(´・ω・`)だって、りぃくんるぅがしたいのぜんぶダメっていうんだもん。みんなはあそんでるのに、るぅだけおへやだし、りぃくんはるぅとずっといっしょにいるんだもん。」
ふぇ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)っと泣きそうになればママがトントンしてくれた。
溢れそうになる涙を擦ると遼に止められちゃった。
「ごめんね、丈夫に産んであげられなくて。でも、理斗にも遼にも言わないのはダメ。」
「うゆ。ごめんなしゃい。うべっ。」
痛い、、、噛んだ。
「多分腕とか明日痛いと思うよ?ちゃんとひやしては、、いるんだね。」
「はい。琉架様の体温も下げるために首に保冷剤を。」
「そう。ありがとう。」
「もったいなきお言葉。」
「念のために激しい運動はやめておこうか。理斗、琉架に無理させちゃダメだよ。」
「わかってる。」
「ふふ。じゃあね。」
ぷちっと音を立ててパパは消えちゃった。
「琉架様、これを。失礼します。」
遼が僕に何かを目元に当てた。
ふわぁ~(●´ω`●)あったかい。
おねむぅ~
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