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第3部:王都の陰謀と穢れの森
第21話:王都は、人の匂いがしない。
しおりを挟む王宮からの召集令状。
その、やけに格式張った羊皮紙に記された四文字が、僕たちののんびりとした(僕だけが勝手にそう思っていた)日常に、大型トラックが突っ込んできたかのような衝撃と変化をもたらしたことは言うまでもない。
翌朝、僕たちは組合都市のはずれにある馬車乗り場で、一台の馬車に揺られることになった。王都までは、馬車で丸一日かかるらしい。朱鷺さんが組合を通して手配してくれたそれは、僕が現世で知るどんな乗り物よりも乗り心地が悪く、そして、ある意味では人間的だった。
「うっぷ……。玄さん、昨夜のお酒、まだ残ってるんじゃないですか? にんにく臭いです」
「ぎゃはは! 馬鹿野郎、陽菜! これは男の活力の香りよ! なあ、宗一郎の坊主もそう思うだろ?」
「僕は遠慮しておきます……」
ガッタンゴットンと不規則に揺れる車内で、僕の隣に座る玄さんは、朝から水筒に入れた安酒を呷り、陽菜にセクハラまがいの絡み方をしている。陽菜は本気で嫌そうな顔で鼻をつまみ、朱鷺さんは「玄さん、姫様にお会いする前に、そのお口を清めておいた方がよろしいかと思いますよ」と、完璧な笑顔で毒を吐く。
僕はといえば、そんな三人を眺めながら、ただひたすらに車酔いと戦っていた。どうやら僕の転移魔法は、三半規管の脆弱さを補ってはくれないらしい。ままならない。実にままならない。
組合都市を出発した直後の風景は、まだ見慣れたものだった。
緩やかな丘陵地帯に、どこまでも続く黄金色の麦畑。風が吹くたびに、麦の穂がさわさわと波のように揺れる。その間を縫うようにして、赤土の道が地平線の彼方まで続いている。風の匂いは、まだ土と草の匂いがした。少しだけ乾いた、夏の始まりを告げる太陽の匂いと、家畜の糞の匂いが混じり合った、良くも悪くも「生活」の匂いだ。
しかし、半日も進むと、その風景は徐々に、しかし確実にその表情を変えていった。
まず、道が変わった。
赤土の道はいつしか姿を消し、隙間なく敷き詰められた石畳の道になった。馬車の揺れは幾分かマシになったが、代わりにゴトゴトという硬質な音が、絶えず耳につくようになった。
次いで、行き交う人々の服装が変わった。
麻や木綿の、素朴で動きやすそうな服を着た村人や冒険者の姿はめっきりと減り、代わりに、絹のような光沢のある生地で仕立てられた、明らかに上等な着物をまとう人々が増えてきた。彼らが乗る馬車も、僕たちが乗る実用一辺倒のそれとは違い、美しい彫刻や飾りが施された、見るからに高価そうなものばかりだ。
そして、決定的に違ったのは、風の匂いだった。
土と草の匂いは、もうしない。馬車が立てる乾いた土埃の匂い。そして、どこからか漂ってくる、甘く、それでいて鼻につく香料の香り。それは、僕がこれまでこの世界で嗅いだことのない、人工的で、都会的な匂いだった。
「わー! 大きい!」
陽菜が、子供のようにはしゃいだ声を上げた。
彼女が指さす先、地平線の彼方に、それが見えていた。
巨大な、灰色の城壁。その高さは、組合都市の城壁の比ではない。まるで、巨人が積み上げたかのような威容を誇っている。そして、その城壁の中心に、天を突くかのようにそびえ立っているのが、壮麗な白亜の天守閣だった。何層にも重なった屋根は、午後の強い日差しを反射して、眩いほどに輝いている。
あれが、王都。この国の中心。
玄さんは、それを一瞥すると「へっ、見かけ倒しさ。城ってのはな、守りやすくて攻めにくいのが一番なんだ。あんなに白くて目立つなんざ、的にしてくれって言ってるようなもんだぜ」と、悪態をつくように言った。
朱鷺さんは、何も言わない。ただ、どこか懐かしむような、それでいて、心の奥底に沈殿した澱をかき混ぜられたかのような、ひどく複雑な表情で、黙ってその城を見つめていた。
(すごい……)
僕は、素直にそう思った。
現世で見たどんな城よりも、どんな高層ビルよりも、それは大きく、荘厳で、美しかった。ファンタジーの世界にしか存在しないと思っていた光景が、今、目の前にある。
だけど、なんだろう。
近づけば近づくほど、その完璧な美しさが、僕の心を落ち着かなくさせた。
まるで、風景から「生活感」という、人間の体温のようなものが、一枚一枚、静かに剥がされていくような、そんな奇妙な感覚。
圧倒的なスケールへの感嘆と、正体不明の息苦しさ。その二つの相反する感情が、僕の胸の中で渦を巻いていた。
◇
巨大な城門をくぐり、王都の内部へと足を踏み入れた瞬間、僕は、自分が感じていた違和感の正体を、全身で理解することになった。
そこは、息を呑むほどに美しく、そして、恐ろしいほどに静かな街だった。
組合都市にあったような、猥雑なまでの活気はどこにもない。
道は、寸分の狂いもなく碁盤の目のように区画整理されている。その石畳の上には、塵一つ、ゴミ一つ落ちていない。道端に生えた雑草すらない。
道の両脇に立ち並ぶ建物は、どれもが白壁と瓦屋根で統一され、まるで定規で引いたかのように、同じ高さ、同じ様式でどこまでも続いている。
露店商の威勢のいい声も、子供たちのはしゃぎ声も、どこからも聞こえてこない。聞こえるのは、一定間隔で巡回しているらしい衛兵の、規則正しい行進の足音。そして、貴族を乗せた豪華な馬車の車輪が、石畳の上をコロコロと転がる、上品で、無機質な音だけ。
行き交う人々もまた、この街の風景の一部であるかのように、整然としていた。
彼らは皆、一様に無表情で、足早に目的地へと向かっている。その服装は、武士のような格好、神官のような装束、裕福な商人らしい着物と、身分ごとに明確に分かれており、違う身分の者同士が視線を合わせたり、ましてや言葉を交わしたりする光景は、一度も見なかった。誰もが、見えない線路の上を走る電車のように、決められた役割を、ただ黙々とこなしているように見えた。
視界に映るのは、統一された色彩の街並みと、人々の硬い表情。陽光は組合都市と同じように降り注いでいるはずなのに、完璧に磨かれた石畳に反射する光は、なぜかひどく冷たく感じられた。
耳に届くのは、生活音のない、規則正しい音だけ。
そして、鼻をくすぐる匂い。土の匂いも、食べ物の匂いも、汗の匂いもしない。代わりに、どこからか漂う高級な白檀の香りと、街中に張り巡らされた水路を流れる、清潔だが塩素のような無機質な水の匂いがするだけだった。
(綺麗すぎる……)
僕は、まるで巨大なジオラマの中を歩いているかのような、奇妙な感覚に襲われた。あまりにも完璧で、あまりにも整理されすぎている。人間の営みに必然的に伴うはずの、乱雑さ、猥雑さ、無駄、そういったものが、この街からは徹底的に排除されている。
それは、美しい標本だった。生きてはいるが、魂を抜かれ、ガラスケースの中に永遠に飾られた、蝶の標本。
(人の匂いが、しない)
組合都市の、あの猥...雑で、汗臭くて、酒臭くて、だけど間違いなく「生きてる」って感じがした匂いが、ここには全くない。
僕の心を占めていたのは、感動でも、興奮でもなかった。
それは、場違いな場所に来てしまったという、強い疎外感。そして、何かに監視されているかのような、息苦しさだけだった。
「なあ、朱鷺の姐さん。俺、もう帰りてえよ。こんな堅苦しい場所で飲む酒は、絶対まずい」
玄さんが、心底嫌そうにぼやく。
「わ、わあ……。みんな、お人形さんみたい……」
陽菜も、その異様な雰囲気に気圧されたのか、いつもの元気はなく、僕の服の袖をぎゅっと握りしめている。
朱鷺さんだけが、何も言わずに前を見据えていた。その横顔は、やはりどこか悲しげに見えた。
僕たちは、そんな息の詰まるような大通りを抜け、街の中心にそびえる王宮へと、ただ黙って歩き続けた。
◇
王宮の正門は、僕の貧弱な語彙力では表現するのが困難なほどに、巨大で、威圧的だった。
それは、どこかの山から切り出してきた一枚の巨大な岩を、そのままくり抜いて作ったのではないかと思えるほどに巨大な門だった。その表面には、この国の歴史を刻んだであろう、精緻なレリーフがびっしりと彫り込まれている。
門の両脇には、寸分の隙もなく磨き上げられた白銀の鎧をまとった二人の衛兵が、まるで石像のように、微動だにせず直立していた。彼らの顔は兜で隠れて見えないが、その全身からは「一切の例外を認めない」という、鋼のような意志が発せられているようだった。
僕たちが門に近づくと、二人の衛兵が、まるで機械人形のような滑らかな動きで、その手に持った長槍を交差させ、僕たちの行く手を阻んだ。
「何者か。ここは王宮である。身分を明かせ」
兜の中から響いてきたのは、感情というものを一切感じさせない、平坦で、事務的な声だった。
「王宮からの召集令状を受け、参上いたしました。冒険者協同組合所属、朱鷺と申します」
朱鷺さんが、代表して一歩前に出て、懐からあの羊皮紙を取り出して見せる。
しかし、衛兵の一人は、その羊皮紙にちらりと視線をやっただけで、全く動じなかった。
「冒険者のような卑しき身分の者どもが、王宮に何の用だ。その召集令状が、本物であるという証拠もない。速やかに立ち去れ」
(うわ、出たよ……)
僕は、内心で頭を抱えた。異世界版お役所仕事。マニュアル通りの対応で、こちらの事情など一切考慮しない、話が全く通じないタイプのやつだ。組合の受付で経験した悪夢が、より強固な鎧をまとって再来したかのようだった。
「……そうですか」
朱鷺さんは、小さく、そして深くため息をつくと、何かを諦めたかのように、再び懐に手を入れた。
彼女が取り出したのは、一枚の、何の変哲もない古びた木札だった。長年使い込まれて、角は丸くすり減っている。そこには、ただ一言、こう彫られていた。
『天下一』
その木札を見た瞬間、石像のようだった衛兵の肩が、ぴくりと動いたのが分かった。兜の奥の視線が、明らかに変わった。
しかし、彼らはまだ槍を解こうとはしない。もう一人の衛兵が、少しだけ警戒を強めた声で言う。
「……天下一の称号を持つ方が、なぜこのような者たちと。身分を証明するものは、それだけか」
どうやら、朱鷺さんのことは分かっても、僕たちが怪しいという認識は変わらないらしい。めんどくさい。ああ、ひたすらにめんどくさい。
「仕方ありませんね」
朱鷺さんは、最後の切り札を切るかのように、もう一通、折りたたまれた書状を取り出した。それは、僕たちが鉱山で出会った、あの昼寝好きの老人から、いつの間にか渡されていたものだった。
「こちらは、指南役・鉄斎様からの紹介状です。これで、よろしいでしょうか?」
『鉄斎』。
その名が出た瞬間、衛兵たちの間に、明らかに動揺が走った。彼らは互いの顔を(兜で見えないが)見合わせると、次の瞬間、まるで感電したかのように、交差させていた槍を慌てて収めた。
そして、それまでとは打って変わって、恐縮しきった声で叫んだ。
「た、大変失礼いたしました! 朱鷺様、並びに皆様! どうぞ、お通りください!」
彼らは、鋼の鎧がガチャガチャと耳障りな音を立てるのも構わず、僕たちに向かって、深々と頭を下げた。
そのあまりの見事な手のひら返しに、僕と陽菜と玄さんは、ただ顔を見合わせるしかなかった。
やがて、僕たちの目の前で、堅く閉ざされていた巨大な門が、ゴゴゴゴゴ……という、地響きのような、軋む音を立てて、ゆっくりと内側へと開かれていく。
門の向こう側から、王宮の内部の、現実離れした荘厳な光景が、僕たちの目に飛び込んでくる。
「あの、朱鷺さん」
門をくぐりながら、僕は朱鷺さんに小声で尋ねた。
「鉄斎さんから、いつの間に紹介状なんて、もらってたんですか?」
「さあ? いつの間だったでしょうね」
朱鷺さんは、悪戯っぽく微笑むだけだった。
「あの御方は、いつだって全てお見通しのようですから。私たちが、こうして王宮に呼び出されることくらい、とうの昔にご存知だったのかもしれませんね」
その言葉に、僕は背筋に冷たいものが走るのを感じた。
あの、ただの昼寝好きの、飄々とした老人の顔が、脳裏に浮かぶ。彼は一体、どこまで知っているというのか。
僕たちの冒険が、自分たちの知らない、もっと大きな何者かの掌の上で進んでいるような、そんな得体の知れない感覚。
物語は、王宮という巨大で、謎めいた舞台の、その内側へと、否応なく僕たちを飲み込んでいく。僕の胃は、すでに限界を訴え始めていた。
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