5 / 41
2話②
しおりを挟む
俺の名前は笹本 尚
私立高校の教師をしている
今日は同僚の天野陽向と俺の家で宅飲みすることになった
「俺、着替えてくるから、テキトーに座って待ってて」
「うん」
「ヒナ、そのままだったら、スーツしわくちゃになるだろ、俺の服貸すから着替えて」
ヒナとは高校も大学も一緒だった。そして、勤めている学校も一緒だ
「うん、ありがとう」
「今、つまみ作るから、待ってて」
「僕も手伝うよ」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「ヒナ、あんまり飲み過ぎるなよ」
「わかってる」
伊集院と再会してから、ヒナの様子がおかしい
「伊集院と何かあった?」
「あったというか……」
再会してから、毎日のように家に押し掛けて来る?ヒナの作ったご飯を食べて帰る?
「それ、完全にストーカーだろう」
「うーん?でも、伊集院君も悪気があるわけじゃないと思うんだ、多分、僕の作るご飯が懐かしいだけだと思うから」
「懐かしい?」
「うん、ほら、僕と伊集院君の家って隣同士だったでしょ。伊集院君って一人暮しだったのに、料理全然できなかったから、僕がいつもご飯作ってあげてたんだよね」
「………」
「伊集院君はさ……」
「ヒナ?」
寝たのか?だから、飲み過ぎるなって言ったのに
このままここで寝たら、風邪を引くかもしれない
俺はヒナをベッドまで運んで寝かせた
相変わらずヒナは可愛いい顔してるな
高校時代も大学時代も、ひそかにヒナに想いを寄せている子たちはたくさんいた。今だって、生徒たちにも結構人気がある
でも、その事に本人は全く気づいていない
ピンポーン
不意に玄関のチャイムが鳴る
俺は時計を見る
もう20時を過ぎている
一体こんな時間に誰だ?
玄関を開けると伊集院が立っていた
「陽向を迎えに来た」
「はっ?何言ってるの?」
「陽向は僕が連れて帰る」
「そんな権限、伊集院にはないだろ、それにお前ヒナのあとを付けて来たのか?それ、ストーカーだよ、れっきとした犯罪行為。伊集院グループの次期社長が、経営している学校の教師にストーカー行為しているなんてことが世間にばれたら不味いんじゃないの?」
「ストーカーではない」
「じゃあ、何?まあ、どうでも良いけど、ヒナは今、俺のベッドで寝てるから帰ってくれ」
「笹本、お前」
「お前のことだ、金と権力を使ってヒナと俺の身辺調査はしたんだろう。だったら、俺とヒナの関係もわかっているはずだ」
私立高校の教師をしている
今日は同僚の天野陽向と俺の家で宅飲みすることになった
「俺、着替えてくるから、テキトーに座って待ってて」
「うん」
「ヒナ、そのままだったら、スーツしわくちゃになるだろ、俺の服貸すから着替えて」
ヒナとは高校も大学も一緒だった。そして、勤めている学校も一緒だ
「うん、ありがとう」
「今、つまみ作るから、待ってて」
「僕も手伝うよ」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「ヒナ、あんまり飲み過ぎるなよ」
「わかってる」
伊集院と再会してから、ヒナの様子がおかしい
「伊集院と何かあった?」
「あったというか……」
再会してから、毎日のように家に押し掛けて来る?ヒナの作ったご飯を食べて帰る?
「それ、完全にストーカーだろう」
「うーん?でも、伊集院君も悪気があるわけじゃないと思うんだ、多分、僕の作るご飯が懐かしいだけだと思うから」
「懐かしい?」
「うん、ほら、僕と伊集院君の家って隣同士だったでしょ。伊集院君って一人暮しだったのに、料理全然できなかったから、僕がいつもご飯作ってあげてたんだよね」
「………」
「伊集院君はさ……」
「ヒナ?」
寝たのか?だから、飲み過ぎるなって言ったのに
このままここで寝たら、風邪を引くかもしれない
俺はヒナをベッドまで運んで寝かせた
相変わらずヒナは可愛いい顔してるな
高校時代も大学時代も、ひそかにヒナに想いを寄せている子たちはたくさんいた。今だって、生徒たちにも結構人気がある
でも、その事に本人は全く気づいていない
ピンポーン
不意に玄関のチャイムが鳴る
俺は時計を見る
もう20時を過ぎている
一体こんな時間に誰だ?
玄関を開けると伊集院が立っていた
「陽向を迎えに来た」
「はっ?何言ってるの?」
「陽向は僕が連れて帰る」
「そんな権限、伊集院にはないだろ、それにお前ヒナのあとを付けて来たのか?それ、ストーカーだよ、れっきとした犯罪行為。伊集院グループの次期社長が、経営している学校の教師にストーカー行為しているなんてことが世間にばれたら不味いんじゃないの?」
「ストーカーではない」
「じゃあ、何?まあ、どうでも良いけど、ヒナは今、俺のベッドで寝てるから帰ってくれ」
「笹本、お前」
「お前のことだ、金と権力を使ってヒナと俺の身辺調査はしたんだろう。だったら、俺とヒナの関係もわかっているはずだ」
8
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~
青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」
その言葉を言われたのが社会人2年目の春。
あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。
だが、今はー
「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」
「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」
冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。
貴方の視界に、俺は映らないー。
2人の記念日もずっと1人で祝っている。
あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。
そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。
あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。
ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー
※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。
表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
【完結】恋した君は別の誰かが好きだから
海月 ぴけ
BL
本編は完結しました。後日、おまけ&アフターストーリー随筆予定。
青春BLカップ31位。
BETありがとうございました。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
俺が好きになった人は、別の誰かが好きだからーー。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
二つの視点から見た、片思い恋愛模様。
じれきゅん
ギャップ攻め
愛と猛毒(仮)
万里
BL
オフィスビルの非常階段。冷え切った踊り場で煙草をくゆらせる水原七瀬(みずはらななせ)は、部下たちのやり取りを静かに見守っていた。 そこでは村上和弥(むらかみかずや)が、長年想い続けてきた和泉に別れを告げられていた。和泉は「ありがとう」と優しく微笑みながらも、決意をもって彼を突き放す。和弥は矜持を守ろうと、営業スマイルを貼り付けて必死に言葉を紡ぐが、その姿は痛々しいほどに惨めだった。
和泉が去った後、七瀬は姿を現し、冷徹な言葉で和弥を追い詰める。 「お前はただの予備だった」「純愛なんて綺麗な言葉で誤魔化してるだけだ」――七瀬の毒舌は、和弥の心を抉り、憎悪を引き出す。和弥は「嫌いだ」と叫び、七瀬を突き放して階段を駆け下りていく。
「……本当、バカだよな。お前も、俺も」
七瀬は独り言を漏らすと、和弥が触れた手首を愛おしそうに、そして自嘲気味に強く握りしめた。
その指先に残る熱は、嫌悪という仮面の下で燃え盛る執着の証だった。 毒を吐き続けることでしか伝えられない――「好きだ」という言葉を、七瀬は永遠に飲み込んだまま、胸の奥で腐らせていた。
イケメンに惚れられた俺の話
モブです(病み期)
BL
歌うことが好きな俺三嶋裕人(みしまゆうと)は、匿名動画投稿サイトでユートとして活躍していた。
こんな俺を芸能事務所のお偉いさんがみつけてくれて俺はさらに活動の幅がひろがった。
そんなある日、最近人気の歌い手である大斗(だいと)とユニットを組んでみないかと社長に言われる。
どんなやつかと思い、会ってみると……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる