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第22話
しおりを挟むひどく体がうずき、全身が熱い。
(なんだか、分かんないけどきもちいい……)
「おい総司、もういいだろ。やめてやれ」
慧が意識を手放しかけた時、土方が沖田の手を掴んだ。
「ああ、すいません。つい」
「ついじゃねーだろ。まったく」
土方は沖田を叱りながら無抵抗になった慧の腕を解放し、立ち上がって少しはだけた着物を整えた。
「どこか行かれるのですか?」
言いながら、しれっと慧の体を押さえつけ中に欲望を挿入する。
「あぅっ」
慧から短く吐息が漏れた。
その様子を横目で見ていた土方は、ため息をつきながら頭を掻いた。
「ちょっと女将と話を付けてくる。女じゃねえのに、何でこんな場所にいるのか知らねえが、とりあえずこいつは屯所に連れてく。まだ疑いが晴れてないからな。男が女になりすましてたんだ、詐欺だとでも脅せば女将も文句は言わないだろ」
「なるほど」
沖田は適当に相槌を打ってまた慧に視線を戻す。もう涎を垂らし喘ぐことしかできない慧の頬に触れながら、律動を開始する。
「壊すなよ」
土方はそう言い残して部屋を去った。
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