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第一章 和風カフェあじさい堂
11.抹茶の葛プリン
「ありがとう、ございます」
「いや、礼を言うのはこっちの方やし。あと悠花さんって今日仕事しながらメニューの位置とか、ドリンク持ってくタイミングとか、全部自分で考えて動いてくれたやろ? その辺の棚に置いてあるものもちょっと置き直してくれたり」
「あ、いちいち聞くのも煩わしいかと思ってそうしてしまったんですけど、勝手なことをしてすみません」
「そうやなくて。悠花さんがしてくれとることみて、俺、今日何回も『あ、そっか。それそうすれば良かったんやな』『その方がずっとええな』って思うこといっぱいあって。そんで、もし良かったらもうちょっと一緒に店やってみたいなって思たんや。今さっき聞かれた無理言うてまで頼んでる理由はそれ」
「は、あ……」
「そんでも、どうしても無理やって言うんならごり押しは出来んけど」
そこで言葉を切って奏輔はまっすぐに悠花を見た。
「今日一日で、俺的にはすごい勉強になることいっぱいあったし。出来ることなら悠花さんともっと一緒にやってみたい。だからお願いします! ……無理にとは言わんけど」
そう言って奏輔は、テーブルに額をぶつけそうな勢いでがっと頭を下げた。
無理を言わないとは言ってるわりに、圧がすごい。
意志薄弱で、典型的なNOと言えない日本人の悠花にとって、この圧を跳ねのけてまで断固として断るのは至難の業だった。
もともと何がなんでも出来ない、物理的な理由はないのだから余計に。
それに本当のところを言うと奏輔の申し出はかなり嬉しかった。
百貨店の仕事を辞めるまでの経緯や、こちらへ帰ってからの母の態度で、元来あまり高くない自己肯定感が地の底まで低下しきっていたところにさっきの言葉は素直に嬉しい。
ただ嬉しいというのではなくて、砂漠で干からびそうになっていたところに一杯の水を差しだされたような、そんな救われた感がある。
「あのー……」
奏輔がぱっと顔を上げる。
そのクールな顔立ちに似合わない熱量でこっちをみつめてくる黒い瞳に向かって、悠花はおずおずと頭を下げた。
「私で良かったら、その……次の人が見つかるまでの間だったら」
「やった! ダメもとで言ってみて良かった!!」
奏輔は椅子からぴょんっと立ち上がって喜んだ。
まさに飛び上がって喜ぶといった感じ。
ほんとに感情表現のストレートな人だ。なんだかこっちの方が照れてしまう。
「じゃあ、改めてよろしくお願いしますっ」
「こ、こちらこそ。よろしくお願いします。……あまり、お役に立てるか分かりませんが」
奏輔が顔を上げて悠花を見た。
「あのさ。それって東京風なん?」
「え、それって?」
「だから、その『私なんかで良かったらー』とか『お役に立てるか分かりませんがー』とか。そういう風に言うのあっちじゃ常識なんかなーと思って」
「と、東京風というか日本ではわりと一般的な『謙遜』というやつなのではないかと思うのですが……」
言ってから「しまった」と思ったが遅かった。
「なーんや。謙遜なん? 本心では別にそんなん思うてへんてこと?」
「え、ええっとですね。いえ、決して本心で思ってもないことを言ってるわけではないんですけど、その、なんていうか社交マナーというか、会話の潤滑油的なものというか……」
焦っている悠花をよそに奏輔さんは屈託のない笑い声をあげた。
「なーんや。悠花さん、やたらとそうやって自分サゲるようなこと言うからさー。過去によっぽど何かあって自己評価下がりまくりだとか、それとも元来めっちゃネガティブだとかそういうのなのかと思ってちょっと心配になってさー。謙遜でそんなん思うてへんのやったら良かった!」
なにげに心の地雷を二、三発踏み抜かれたような気が……。
そうだ。ここで働くっていうことはこの人のこういう良く言えば無邪気、悪く言えば無神経な発言に常に晒されなきゃいけないってことなんだよね。心が折れないといいけど。
「あ、そうだ!」
ふいに奏輔が席を立って奥に入って行った。
短期バイトとはいえ、一応雇用契約書みたいなものを書くのかな、と思って待っていると、戻ってきた奏輔の手にはガラス製の器を二つ載せたトレーがあった。
「はい。これ。良かったらどうぞ」
奏輔がコトン、と私の前のテーブルにそれを置くと透明の葉っぱの形をした可愛い器の上で、半円形をした抹茶色のかたまりが、ふるんと揺れた。
「これって……」
「そう。まだ試作品やけど。抹茶の葛プリン」
「良かったら食べてみて」
「え、いいんですか?」
「良くなかったら出さへんけど」
「そ、そうですよね。では遠慮なくいただきます」
「お口に合うか分かりませんが……とか俺は言わへんで。絶対うまい、はず!」
きっぱりと言い切られて苦笑しながらスプーンをとった。スプーンを入れようとして、意外なほどの弾力に少し驚いた。
見た目と名前からそれこそ「プリン」のような柔らかさを予想していたから。
ひと匙すくって口に入れてみる。その瞬間、ふわっと抹茶の香りが口のなかに広がった。
「美味しい~」
思わず、ため息のような感嘆の声が洩れる。
「な、な、そやろ?」
奏輔は得意げに言うと満足そうに自分もスプーンをとり上げた。
そこで初めて、悠花が一口目を口に入れるのを固唾をのむようにしてじっと見守っていたことに気がついた。
「お世辞やったらいらんし」
「お世辞じゃないですよー。本当に美味しい。これ、なんでこんなに抹茶の香りがするんですか?」
「企業秘密や」
奏輔は、ふふんと得意げに笑った。
本当に子供みたい。
二人は向かい合って、そのプリンを食べた。
葛プリンっていうからには葛粉が入ってるんだろうけど、基本的に卵と砂糖と牛乳で作るプリンにどうやって、抹茶や葛粉を混ぜてるんだろう。
プレーンな普通のプリンすら、作ったことのない悠花にはまったく未知の領域である。
ものすごく滑らかでぷるんぷるんで美味しい! ということだけはよーく分かったけど。
抹茶の香りとつるんとした舌触り、そして優しくて上品な甘みが仕事の疲れを癒してくれるみたい。
「あー、幸せ」
思わず呟くと、奏輔がおかしそうに笑ったので私は赤くなった。
「な、なんで笑うんですか」
「いやあ、なんやプリンひとつで幸せ~って大袈裟な人やなあって」
「大袈裟なんかじゃないですよ。本当に美味しいですもん。なんか、私、今このプリン食べてたら、美味しいものを美味しい~って思って食べられるのってすごい幸せなことだなあってなんかつくづく思っちゃって」
「まあ、それはそやな。人間、飯食って美味いと思えるうちが花や。飯が美味いと思えんようになったらしまいやな、ってじいちゃんもよく言うとったわ」
「お祖父さんってここのお店をやってみえた……」
「そう俺の和菓子の師匠。じいちゃんの大福と羊羹はちょっと有名で、遠くから買いに来てくれるお客さんも仰山おったんやで」
羊羹……という言葉に促されるようにして一つの記憶が蘇ってきた。
「栗蒸し羊羹……」
「え?」
「その、お祖父さんのお店って栗蒸し羊羹って置いてありましたか?」
「ああ。置いてたけど」
「小さい頃、祖母のうちに遊びに来るとよく出してくれてたんです。大きな黄色い栗がいっぱい入った栗の羊羹。私、それが大好きで、祖母の家に遊びに行って、それを出して貰うといつも嬉しくて……」
奏輔は嬉しそうに目を細めた。
「ああ。千鳥さんは祖父ちゃんの店のお得意さんだったんよ。お茶席に使う和菓子とかもよく注文してくれとった」
「そうだったんですね」
あの懐かしい栗蒸し羊羹を作ってくれていた人のお孫さんのお店で自分が今、バイトをすることになったなんて、なんだかすごく不思議な気持ちだった。
それは奏輔さんも同じだったらしく、
「そうかー。悠花さんは祖父ちゃんの栗蒸し羊羹食べとってくれたんやなー」
と感慨深げに呟いている。
「うちの店でも秋になったら栗蒸し羊羹メニューに出すからさ。是非、食べてみてよ」
「わ、本当ですか。嬉しい」
「祖父ちゃんの味を知っとる人に俺の羊羹がどれくらい先代に近づけとるか見極めて貰うチャンスやな」
「えっ」
そんなことを言われると味覚にも記憶力にもあまり自信がないので不安になってしまう。
ただ、「栗がほくほくして美味しかった」っていうことくらいしか覚えていないし。
そんな悠花の心配には気づかない奏輔さんは、最後の一口のプリンを平らげて嬉しそうに言った。
「とりあえず今日は祖父ちゃんの仏壇に報告しとくわ。祖父ちゃん羊羹のファンだった女の子が俺の店手伝ってくれることになったんやでーって。喜ぶと思うわ」
そうか……。お祖父さんの和菓子屋さんのあった場所で今、奏輔さんがこのお店をやっているっていうことは、ひょっとしたらそうなのかな、とは思っていたけどお祖父さんはもうお亡くなりになっていたみたいだ。
ご愁傷さまです、なんてお祖父さんと面識もない自分がいきなり言うのも失礼な気がして悠花は黙って頭を下げた。
「あの、本当に美味しくて、秋に祖母の家に来るのがいつも楽しみだったって、そうお伝え下さい」
「うん。ありがとう」
「いや、礼を言うのはこっちの方やし。あと悠花さんって今日仕事しながらメニューの位置とか、ドリンク持ってくタイミングとか、全部自分で考えて動いてくれたやろ? その辺の棚に置いてあるものもちょっと置き直してくれたり」
「あ、いちいち聞くのも煩わしいかと思ってそうしてしまったんですけど、勝手なことをしてすみません」
「そうやなくて。悠花さんがしてくれとることみて、俺、今日何回も『あ、そっか。それそうすれば良かったんやな』『その方がずっとええな』って思うこといっぱいあって。そんで、もし良かったらもうちょっと一緒に店やってみたいなって思たんや。今さっき聞かれた無理言うてまで頼んでる理由はそれ」
「は、あ……」
「そんでも、どうしても無理やって言うんならごり押しは出来んけど」
そこで言葉を切って奏輔はまっすぐに悠花を見た。
「今日一日で、俺的にはすごい勉強になることいっぱいあったし。出来ることなら悠花さんともっと一緒にやってみたい。だからお願いします! ……無理にとは言わんけど」
そう言って奏輔は、テーブルに額をぶつけそうな勢いでがっと頭を下げた。
無理を言わないとは言ってるわりに、圧がすごい。
意志薄弱で、典型的なNOと言えない日本人の悠花にとって、この圧を跳ねのけてまで断固として断るのは至難の業だった。
もともと何がなんでも出来ない、物理的な理由はないのだから余計に。
それに本当のところを言うと奏輔の申し出はかなり嬉しかった。
百貨店の仕事を辞めるまでの経緯や、こちらへ帰ってからの母の態度で、元来あまり高くない自己肯定感が地の底まで低下しきっていたところにさっきの言葉は素直に嬉しい。
ただ嬉しいというのではなくて、砂漠で干からびそうになっていたところに一杯の水を差しだされたような、そんな救われた感がある。
「あのー……」
奏輔がぱっと顔を上げる。
そのクールな顔立ちに似合わない熱量でこっちをみつめてくる黒い瞳に向かって、悠花はおずおずと頭を下げた。
「私で良かったら、その……次の人が見つかるまでの間だったら」
「やった! ダメもとで言ってみて良かった!!」
奏輔は椅子からぴょんっと立ち上がって喜んだ。
まさに飛び上がって喜ぶといった感じ。
ほんとに感情表現のストレートな人だ。なんだかこっちの方が照れてしまう。
「じゃあ、改めてよろしくお願いしますっ」
「こ、こちらこそ。よろしくお願いします。……あまり、お役に立てるか分かりませんが」
奏輔が顔を上げて悠花を見た。
「あのさ。それって東京風なん?」
「え、それって?」
「だから、その『私なんかで良かったらー』とか『お役に立てるか分かりませんがー』とか。そういう風に言うのあっちじゃ常識なんかなーと思って」
「と、東京風というか日本ではわりと一般的な『謙遜』というやつなのではないかと思うのですが……」
言ってから「しまった」と思ったが遅かった。
「なーんや。謙遜なん? 本心では別にそんなん思うてへんてこと?」
「え、ええっとですね。いえ、決して本心で思ってもないことを言ってるわけではないんですけど、その、なんていうか社交マナーというか、会話の潤滑油的なものというか……」
焦っている悠花をよそに奏輔さんは屈託のない笑い声をあげた。
「なーんや。悠花さん、やたらとそうやって自分サゲるようなこと言うからさー。過去によっぽど何かあって自己評価下がりまくりだとか、それとも元来めっちゃネガティブだとかそういうのなのかと思ってちょっと心配になってさー。謙遜でそんなん思うてへんのやったら良かった!」
なにげに心の地雷を二、三発踏み抜かれたような気が……。
そうだ。ここで働くっていうことはこの人のこういう良く言えば無邪気、悪く言えば無神経な発言に常に晒されなきゃいけないってことなんだよね。心が折れないといいけど。
「あ、そうだ!」
ふいに奏輔が席を立って奥に入って行った。
短期バイトとはいえ、一応雇用契約書みたいなものを書くのかな、と思って待っていると、戻ってきた奏輔の手にはガラス製の器を二つ載せたトレーがあった。
「はい。これ。良かったらどうぞ」
奏輔がコトン、と私の前のテーブルにそれを置くと透明の葉っぱの形をした可愛い器の上で、半円形をした抹茶色のかたまりが、ふるんと揺れた。
「これって……」
「そう。まだ試作品やけど。抹茶の葛プリン」
「良かったら食べてみて」
「え、いいんですか?」
「良くなかったら出さへんけど」
「そ、そうですよね。では遠慮なくいただきます」
「お口に合うか分かりませんが……とか俺は言わへんで。絶対うまい、はず!」
きっぱりと言い切られて苦笑しながらスプーンをとった。スプーンを入れようとして、意外なほどの弾力に少し驚いた。
見た目と名前からそれこそ「プリン」のような柔らかさを予想していたから。
ひと匙すくって口に入れてみる。その瞬間、ふわっと抹茶の香りが口のなかに広がった。
「美味しい~」
思わず、ため息のような感嘆の声が洩れる。
「な、な、そやろ?」
奏輔は得意げに言うと満足そうに自分もスプーンをとり上げた。
そこで初めて、悠花が一口目を口に入れるのを固唾をのむようにしてじっと見守っていたことに気がついた。
「お世辞やったらいらんし」
「お世辞じゃないですよー。本当に美味しい。これ、なんでこんなに抹茶の香りがするんですか?」
「企業秘密や」
奏輔は、ふふんと得意げに笑った。
本当に子供みたい。
二人は向かい合って、そのプリンを食べた。
葛プリンっていうからには葛粉が入ってるんだろうけど、基本的に卵と砂糖と牛乳で作るプリンにどうやって、抹茶や葛粉を混ぜてるんだろう。
プレーンな普通のプリンすら、作ったことのない悠花にはまったく未知の領域である。
ものすごく滑らかでぷるんぷるんで美味しい! ということだけはよーく分かったけど。
抹茶の香りとつるんとした舌触り、そして優しくて上品な甘みが仕事の疲れを癒してくれるみたい。
「あー、幸せ」
思わず呟くと、奏輔がおかしそうに笑ったので私は赤くなった。
「な、なんで笑うんですか」
「いやあ、なんやプリンひとつで幸せ~って大袈裟な人やなあって」
「大袈裟なんかじゃないですよ。本当に美味しいですもん。なんか、私、今このプリン食べてたら、美味しいものを美味しい~って思って食べられるのってすごい幸せなことだなあってなんかつくづく思っちゃって」
「まあ、それはそやな。人間、飯食って美味いと思えるうちが花や。飯が美味いと思えんようになったらしまいやな、ってじいちゃんもよく言うとったわ」
「お祖父さんってここのお店をやってみえた……」
「そう俺の和菓子の師匠。じいちゃんの大福と羊羹はちょっと有名で、遠くから買いに来てくれるお客さんも仰山おったんやで」
羊羹……という言葉に促されるようにして一つの記憶が蘇ってきた。
「栗蒸し羊羹……」
「え?」
「その、お祖父さんのお店って栗蒸し羊羹って置いてありましたか?」
「ああ。置いてたけど」
「小さい頃、祖母のうちに遊びに来るとよく出してくれてたんです。大きな黄色い栗がいっぱい入った栗の羊羹。私、それが大好きで、祖母の家に遊びに行って、それを出して貰うといつも嬉しくて……」
奏輔は嬉しそうに目を細めた。
「ああ。千鳥さんは祖父ちゃんの店のお得意さんだったんよ。お茶席に使う和菓子とかもよく注文してくれとった」
「そうだったんですね」
あの懐かしい栗蒸し羊羹を作ってくれていた人のお孫さんのお店で自分が今、バイトをすることになったなんて、なんだかすごく不思議な気持ちだった。
それは奏輔さんも同じだったらしく、
「そうかー。悠花さんは祖父ちゃんの栗蒸し羊羹食べとってくれたんやなー」
と感慨深げに呟いている。
「うちの店でも秋になったら栗蒸し羊羹メニューに出すからさ。是非、食べてみてよ」
「わ、本当ですか。嬉しい」
「祖父ちゃんの味を知っとる人に俺の羊羹がどれくらい先代に近づけとるか見極めて貰うチャンスやな」
「えっ」
そんなことを言われると味覚にも記憶力にもあまり自信がないので不安になってしまう。
ただ、「栗がほくほくして美味しかった」っていうことくらいしか覚えていないし。
そんな悠花の心配には気づかない奏輔さんは、最後の一口のプリンを平らげて嬉しそうに言った。
「とりあえず今日は祖父ちゃんの仏壇に報告しとくわ。祖父ちゃん羊羹のファンだった女の子が俺の店手伝ってくれることになったんやでーって。喜ぶと思うわ」
そうか……。お祖父さんの和菓子屋さんのあった場所で今、奏輔さんがこのお店をやっているっていうことは、ひょっとしたらそうなのかな、とは思っていたけどお祖父さんはもうお亡くなりになっていたみたいだ。
ご愁傷さまです、なんてお祖父さんと面識もない自分がいきなり言うのも失礼な気がして悠花は黙って頭を下げた。
「あの、本当に美味しくて、秋に祖母の家に来るのがいつも楽しみだったって、そうお伝え下さい」
「うん。ありがとう」
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