マシュマロ系令嬢は悪役令嬢にはなれない

きみいち

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婚約者はマシュマロ系令嬢の夢を見るか

4.

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「あら、エマは?」
「ハンスといっしょにオペラ座に向かった」
「まあ、楽しそう」
「ベルもそちらがよかったか?」
「わたしはシモン様とご一緒なら、どこでもいいです」
「そ、そうか」

 昇降機エレベーターが最上階に停まった。
 昇降機の扉を開けたすぐの目の前にある扉を鍵で開け、マリアベルを中へと案内する。

「こちらは?」
「私の執務室だ」
「ホテルですよね?」
「ああ、仕事用に年間を通して借りているんだ。屋敷を持つと管理が大変だからな」
「そうだったのですか」

 王都には宰相位である父の屋敷もあるが、父はほぼ王城で寝泊まりしているし、母はとうの昔に亡くなっているので、シモンが屋敷に帰る理由も必要もない。

 学園を卒業すれば、シモンは成人と見なされるので屋敷を持つ予定でいる。
 もちろんマリアベルとの愛の巣だ。

「シモン様はここでお仕事をされているのですね」

 マリアベルは感慨深げに、部屋を中をゆっくりと見て回っている。
 1日1度は掃除が入るので、室内はきれいに整えられているし、重要書類などは金庫に入れてあるので、いつ誰が来ても迎えることが出来た。

 自分の仕事場を心ゆくまで見せてはやりたいところだけれど、それよりも早くイチャイチャしたい。なにしろ時間は限られているのである。

「……ベル」

 そっと肩を抱き寄せるとマリアベルがシモンを見上げた。

 ――ここまで来て断られたら泣くぞ!

「どうかしましたか?」
「……ベルとこの間の続きがしたいのだが、よいだろうか?」
「もちろんです」
「ベルーっ!!」

 シモンはふかふかなマリアベルの身体を抱きしめた。
 マリアベルのやわらかい身体から、バニラのような甘い香りがする。やや変態じみているがたっぷり吸い込んで、日頃の疲れを癒す。

 寝室へとマリアベルを誘ったシモンは、ベッドの上に正座してマリアベルと向かい合う。
 童貞だけれども、ベッドのお作法なら何度もリハーサルを終えている。脳内でだけど!!

 ――今日はぜったい最後までする!! そう、心に誓った。

 マリアベルのワンピースを脱がし、白い下着シュミーズを肩から落とすと、実にけしからんおっぱいが目の前に現れる。
 とても大きいのにまったく垂れてはおらず、形もボールのようにまるい。

「はあ……ベル。ステキだ……」
「シモンさまっ、ああんっ!」

 大きなふたつのふくらみを下からすくい上げ、つん、と尖った頂きに吸い付くと、マリアベルは声をあげた。そのままベッドへと押し倒し、上になったシモンはシャツを脱ぐ。

 シモンはマリアベルにおおいかぶさり肌を合わせた。
 よく手入れされたマリアベルの肌は、なめらかでさわり心地がいい。許されるならずっと撫でて過ごしたいほどだ。
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