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七章『悪の国編』
第七十六話『死の手間の幸せ』
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*(マレフィクス視点)*
ヴェンディが後一年も生きれない事実を知り、僕は僕なりに今後のことを考えて行動していた。
取り敢えず、ヴェンディの病気を治す努力はする。
だが、妙な期待はしないで、ヴェンディが死んでしまうことを前提として行動していく。
「どう?」
「やはり薬や手術で治すのは難しいです」
国の医療部隊に、肺がんを治す薬や手術の研究をさせていた。
だが、やはりレベル4になった状態の肺がんを治すのは難しいらしい。
この世界は、ただでさえ医療技術が発展してないから尚更だ。
「もう一つの方は?」
「時間さえあれば作ることが出来ます。マレフィクス様から頂いたウルティマの血がそれを可能にしてるので」
「ヴェンディの死には間に合う?」
「難しいです」
「そう、なら死ぬ気で頑張って」
ヴェンディの病気を治す可能性はまだある。
だが、部下の言い分的にも直感的にも恐らく間に合わない。
ヴェンディが病死する前に、僕がヴェンディを殺さなくてはならない。
どう殺そうか迷いはするが、今までの思い出とヴェンディの性格を利用し、飛び切りに美しくて儚い死を作りたい。
今のとこ、卒業式に大都市メディウムを壊す予定だ。
その時に、ヴェンディを殺そうと考えている。
そう考えていたのだが、
「とういうことで、ヴェンディは捜索願いが出てるので何か知ってる人は先生に教えて下さい」
ヴェンディが行方不明らしい。
噂では家出したとか聞いたが、噂は当てにならない。
能力番号33『遠くの出来事を知る能力』で、ヴェンディの家を見てもヴェンディ本人は居ない。
かと言って、ヴェンディの居場所が分からない僕には、ヴェンディの生存確認が出来ない。
と思っていたが、その日の夜、ベゼとして街を襲ったらセイヴァーが来たから、死んだ訳ではない。
本人に直接聞くと、両親に正体がバレたらしい。
だから、家出して世界中を転々と回ってるらしい。
生きてるなら学校来なくても、問題はない。
どうせ、あと半年もしないで学校が終わるし。
「ホアイダ、ヴェンディのこと心配じゃないの?」
「え?心配に決まってるじゃないですか」
「そう、にしては晴れた表情だね。まるで恋する乙女の表情だよ」
「何ですかそれ……」
ヴェンディが行方不明と言うのに、ここ最近のホアイダは幸せそうだ。
これは僕の憶測が入っているが、恐らくヴェンディはホアイダの家に居るだろう。
僕に世界中を転々と回ってると言ったのは、完全に嘘だ。
ホアイダは母親が死に、父親が病院で寝たきりだから、ホアイダの家はヴェンディを匿うのにはちょうど良い場所だ。
「あれ?ズボンじゃない?」
それに、ヴェンディが行方不明になり始めてからホアイダの制服が男物から女物になった。
ネクタイがリボンになり、ズボンがスカートになった。
トイレも前までは公共のトイレを使っていたが、女子トイレを使うようになった。
「スカートにしました」
「あら?なんでなの?」
「心の性別が決まったので……今日から女の子として生きます」
「ふ~ん……それは良かったね」
ホアイダの性別が女の子に決まった。
つまり、女の子になるきっかけや理由があったということ。
恐らくヴェンディだ。
ヴェンディとの生活が、ホアイダの性別を決めてくれたのだろう。
そうなると、ホアイダがヴェンディに好意を持ち始めたと
考えるべきだ。
数ヶ月前のヴェンディが聞いたら、飛び跳ねて喜ぶだろう。
「な、何です?」
「いや、ヴェンディと上手くいくと良いね」
僕はニコッ笑う。
「ヴェンディは行方不明ですよ?」
かまをかけたが、引っかからなかった。
「戻って来たらの話。ホアイダはヴェンディが好きでしょ?」
「そんなこと……あります」
「あら、意外と正直だね」
「ヘヘッ」
ホアイダは頬を赤くして笑う。
*(ヴェンディ視点)*
ホアイダと暮らしてから一ヶ月経ち、十一月を迎えた。
パソコンや服など必要な物は家からこっそり持ってきたので、生活には困っていない。
ホアイダが学校に行ってる間は、俺もセイヴァーとして活動している。
学校がなくて、ずっとニートだから正直セイヴァーとしてもヴェンディとしても楽だ。
それに、ちょっと落ち込むようなことがあったら、天使のようなホアイダが慰めてくれる。
はっきり言う……幸せ過ぎる。
「ただいま」
「おかえり」
ホアイダが学校から帰って来た。
「マレフィクスは卒業まで私やヴェンディの両親を人質に取っているのですよね?」
ホアイダの正体は探偵ルーチェ。
お互いの正体が分かった今、俺達は二人でベゼの対策や情報を整理したりする。
「あぁ、けどマレフィクスの性格的に真剣勝負中に人質を殺すってことはない。奴のプライドが許さないんだ」
「なるほど……卒業しても人質を取らないとは限らない。それでも、卒業した後の方が真剣勝負はしやすいと言うことですね?」
「そゆこと」
ホアイダはソファに内股で座り、ポム吉を指でトントンとリズム良く叩き、深く考える。
「あの、これはヴェンディが知っているベゼの性格と私が知っているマレフィクスの性格を含めた憶測なんですけど……」
「うん」
「ヴェンディが言うには、ベゼは思い出を大切にしてる。思い出を作ってから殺すと言う行為に美学を持っている。それを踏まえて考えると、恐らく卒業式にこの都市を襲うかと……」
「可能性は?」
「半分……。けど、如何にもマレフィクスのしそうなことです」
「確かに……とにかくその可能性は高い。対策を考えておこう」
「えぇ」
ホアイダをルーチェといことに凄く納得した。
勉強こそ苦手だが、推理力は俺なんかと桁違いだ。
「おやすみなさい」
「うん、おやすみ」
幸せで罪悪感を誤魔化している俺に、たまに父や母の顔が過ぎる。
夢の中にも出てくるくらいだ。
俺のことを恨んでいて、嫌悪と憎悪の目で睨み付けられる。
父は言った……俺の思想は悪魔だと。
冷静になって考えてみると、その通りだなと思った。
人に善悪を付けて、身勝手に殺す。
でも、それが悪魔の思想だと分かってても、俺は続けなければならない。
もう後には引けないのだ。
「うぅ……あぁ……」
魘されて目が覚めた。
俺は怖くなってホアイダの部屋に行く。
部屋は暗くなっていて、ホアイダはベットで眠りに就いている。
「寝ちゃったよな……」
ホアイダの近くまで行き、寝ていることを確かめる。
俺は少し怖いながらも、再び自分の部屋に戻ろうとする。
「どうしました?」
すると、ホアイダがベットに入ったまま聞いてきた。
どうやら起きていたらしい。
「眠れなくて……」
「……良いですよ」
ホアイダは嫌な顔ひとつしないで布団をめくり、俺をベットの中に誘った。
俺はそれに甘えた。
「あの、このまま聞いて欲しいです」
お互い背を向けたまま横になっていると、ホアイダが小さな声で言った。
「一度ヴェンディを振っといて言うのもどうかと思ったのです」
凄く言いずらそうだった。
それでもホアイダは、勇気を持って俺に気持ちを伝えた。
「それでも、もうだめです……この気持ちが抑えられません。好きなんです……私と恋人になって下さい」
俺は耳を疑った。
確かに、俺は他の人達と比べホアイダと距離が近かった。
ハグしたり、添い寝も許される仲だったけど、それはホアイダが人との距離感が分からないから、ホアイダが優しいからだと思っていた。
聞き返したくなったが、俺は寝返りをし、心を落ち着かせてホアイダを抱き締めた。
「やったぁ!俺も大好き!喜んで付き合うよ!」
「……やったぁ、言っといて良かったです」
俺がニッと笑うと、ホアイダは泣いて喜んだ。
今日この時、今までで一番嬉しくて幸せな日かもしれない。
命が短いから神様が幸せをくれたのか、絶頂から絶望に落とす為に悪魔が幸せにしてくれたのか、それは分からない。
ただ一つ言えることは、親不孝者で人殺しの俺に訪れていいような幸せではない。
きっと、これからこの幸せに勝る不幸がやってくるのだろうと、内心不安になっていた。
ヴェンディが後一年も生きれない事実を知り、僕は僕なりに今後のことを考えて行動していた。
取り敢えず、ヴェンディの病気を治す努力はする。
だが、妙な期待はしないで、ヴェンディが死んでしまうことを前提として行動していく。
「どう?」
「やはり薬や手術で治すのは難しいです」
国の医療部隊に、肺がんを治す薬や手術の研究をさせていた。
だが、やはりレベル4になった状態の肺がんを治すのは難しいらしい。
この世界は、ただでさえ医療技術が発展してないから尚更だ。
「もう一つの方は?」
「時間さえあれば作ることが出来ます。マレフィクス様から頂いたウルティマの血がそれを可能にしてるので」
「ヴェンディの死には間に合う?」
「難しいです」
「そう、なら死ぬ気で頑張って」
ヴェンディの病気を治す可能性はまだある。
だが、部下の言い分的にも直感的にも恐らく間に合わない。
ヴェンディが病死する前に、僕がヴェンディを殺さなくてはならない。
どう殺そうか迷いはするが、今までの思い出とヴェンディの性格を利用し、飛び切りに美しくて儚い死を作りたい。
今のとこ、卒業式に大都市メディウムを壊す予定だ。
その時に、ヴェンディを殺そうと考えている。
そう考えていたのだが、
「とういうことで、ヴェンディは捜索願いが出てるので何か知ってる人は先生に教えて下さい」
ヴェンディが行方不明らしい。
噂では家出したとか聞いたが、噂は当てにならない。
能力番号33『遠くの出来事を知る能力』で、ヴェンディの家を見てもヴェンディ本人は居ない。
かと言って、ヴェンディの居場所が分からない僕には、ヴェンディの生存確認が出来ない。
と思っていたが、その日の夜、ベゼとして街を襲ったらセイヴァーが来たから、死んだ訳ではない。
本人に直接聞くと、両親に正体がバレたらしい。
だから、家出して世界中を転々と回ってるらしい。
生きてるなら学校来なくても、問題はない。
どうせ、あと半年もしないで学校が終わるし。
「ホアイダ、ヴェンディのこと心配じゃないの?」
「え?心配に決まってるじゃないですか」
「そう、にしては晴れた表情だね。まるで恋する乙女の表情だよ」
「何ですかそれ……」
ヴェンディが行方不明と言うのに、ここ最近のホアイダは幸せそうだ。
これは僕の憶測が入っているが、恐らくヴェンディはホアイダの家に居るだろう。
僕に世界中を転々と回ってると言ったのは、完全に嘘だ。
ホアイダは母親が死に、父親が病院で寝たきりだから、ホアイダの家はヴェンディを匿うのにはちょうど良い場所だ。
「あれ?ズボンじゃない?」
それに、ヴェンディが行方不明になり始めてからホアイダの制服が男物から女物になった。
ネクタイがリボンになり、ズボンがスカートになった。
トイレも前までは公共のトイレを使っていたが、女子トイレを使うようになった。
「スカートにしました」
「あら?なんでなの?」
「心の性別が決まったので……今日から女の子として生きます」
「ふ~ん……それは良かったね」
ホアイダの性別が女の子に決まった。
つまり、女の子になるきっかけや理由があったということ。
恐らくヴェンディだ。
ヴェンディとの生活が、ホアイダの性別を決めてくれたのだろう。
そうなると、ホアイダがヴェンディに好意を持ち始めたと
考えるべきだ。
数ヶ月前のヴェンディが聞いたら、飛び跳ねて喜ぶだろう。
「な、何です?」
「いや、ヴェンディと上手くいくと良いね」
僕はニコッ笑う。
「ヴェンディは行方不明ですよ?」
かまをかけたが、引っかからなかった。
「戻って来たらの話。ホアイダはヴェンディが好きでしょ?」
「そんなこと……あります」
「あら、意外と正直だね」
「ヘヘッ」
ホアイダは頬を赤くして笑う。
*(ヴェンディ視点)*
ホアイダと暮らしてから一ヶ月経ち、十一月を迎えた。
パソコンや服など必要な物は家からこっそり持ってきたので、生活には困っていない。
ホアイダが学校に行ってる間は、俺もセイヴァーとして活動している。
学校がなくて、ずっとニートだから正直セイヴァーとしてもヴェンディとしても楽だ。
それに、ちょっと落ち込むようなことがあったら、天使のようなホアイダが慰めてくれる。
はっきり言う……幸せ過ぎる。
「ただいま」
「おかえり」
ホアイダが学校から帰って来た。
「マレフィクスは卒業まで私やヴェンディの両親を人質に取っているのですよね?」
ホアイダの正体は探偵ルーチェ。
お互いの正体が分かった今、俺達は二人でベゼの対策や情報を整理したりする。
「あぁ、けどマレフィクスの性格的に真剣勝負中に人質を殺すってことはない。奴のプライドが許さないんだ」
「なるほど……卒業しても人質を取らないとは限らない。それでも、卒業した後の方が真剣勝負はしやすいと言うことですね?」
「そゆこと」
ホアイダはソファに内股で座り、ポム吉を指でトントンとリズム良く叩き、深く考える。
「あの、これはヴェンディが知っているベゼの性格と私が知っているマレフィクスの性格を含めた憶測なんですけど……」
「うん」
「ヴェンディが言うには、ベゼは思い出を大切にしてる。思い出を作ってから殺すと言う行為に美学を持っている。それを踏まえて考えると、恐らく卒業式にこの都市を襲うかと……」
「可能性は?」
「半分……。けど、如何にもマレフィクスのしそうなことです」
「確かに……とにかくその可能性は高い。対策を考えておこう」
「えぇ」
ホアイダをルーチェといことに凄く納得した。
勉強こそ苦手だが、推理力は俺なんかと桁違いだ。
「おやすみなさい」
「うん、おやすみ」
幸せで罪悪感を誤魔化している俺に、たまに父や母の顔が過ぎる。
夢の中にも出てくるくらいだ。
俺のことを恨んでいて、嫌悪と憎悪の目で睨み付けられる。
父は言った……俺の思想は悪魔だと。
冷静になって考えてみると、その通りだなと思った。
人に善悪を付けて、身勝手に殺す。
でも、それが悪魔の思想だと分かってても、俺は続けなければならない。
もう後には引けないのだ。
「うぅ……あぁ……」
魘されて目が覚めた。
俺は怖くなってホアイダの部屋に行く。
部屋は暗くなっていて、ホアイダはベットで眠りに就いている。
「寝ちゃったよな……」
ホアイダの近くまで行き、寝ていることを確かめる。
俺は少し怖いながらも、再び自分の部屋に戻ろうとする。
「どうしました?」
すると、ホアイダがベットに入ったまま聞いてきた。
どうやら起きていたらしい。
「眠れなくて……」
「……良いですよ」
ホアイダは嫌な顔ひとつしないで布団をめくり、俺をベットの中に誘った。
俺はそれに甘えた。
「あの、このまま聞いて欲しいです」
お互い背を向けたまま横になっていると、ホアイダが小さな声で言った。
「一度ヴェンディを振っといて言うのもどうかと思ったのです」
凄く言いずらそうだった。
それでもホアイダは、勇気を持って俺に気持ちを伝えた。
「それでも、もうだめです……この気持ちが抑えられません。好きなんです……私と恋人になって下さい」
俺は耳を疑った。
確かに、俺は他の人達と比べホアイダと距離が近かった。
ハグしたり、添い寝も許される仲だったけど、それはホアイダが人との距離感が分からないから、ホアイダが優しいからだと思っていた。
聞き返したくなったが、俺は寝返りをし、心を落ち着かせてホアイダを抱き締めた。
「やったぁ!俺も大好き!喜んで付き合うよ!」
「……やったぁ、言っといて良かったです」
俺がニッと笑うと、ホアイダは泣いて喜んだ。
今日この時、今までで一番嬉しくて幸せな日かもしれない。
命が短いから神様が幸せをくれたのか、絶頂から絶望に落とす為に悪魔が幸せにしてくれたのか、それは分からない。
ただ一つ言えることは、親不孝者で人殺しの俺に訪れていいような幸せではない。
きっと、これからこの幸せに勝る不幸がやってくるのだろうと、内心不安になっていた。
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