91 / 92
最終章『結末』
第九十話『離愁のベゼ』
しおりを挟む
森のほとんどが焼け焦げていた。
かつて、英雄アーサーと魔王ウルティマが戦ったこの奇跡の島。
この島の空では、僕とホアイダが居た。
ホアイダは今にも死にそうで、魔法一つ放つ体力もない。
そんな無気力なホアイダの首に、ゆっくりと僕の手が伸びる。
「ああああぁぁ!」
しかし、ホアイダは最後の悪足掻きで僕の首を掴み、背後に回り、両腕両足を使って僕の首を締めようとする。
「さっき言ったはずだ。今この状態は不死身だと。能力も魔法も無駄」
「かはぁ!?」
ホアイダの右手をへし折り、後ろを振り返る。
「待っていました……この清々しい程の油断と隙を」
「え?」
何が起きたか分からなかった。
目の前で、ホアイダがニコッと笑ったかと思えば、その顔が僕のゼロ距離にあった。
顔と頭を掴まれ、強引に唇を奪われている。
唇と唇が重なり、深く長いキスを交わしている。
なぜこんな無意味なことをしているのか理解出来ないし、頭がイカれたのかと思うくらい不思議な雰囲気だった。
そして、力が抜けたかのように、背中の羽根が元の服に変わり、神の力を使用していたベゼの顔がマレフィクスの顔に変わった。
まるで、全ての能力が解除されたかのようだった。
「何してんだお前……」
慌ててホアイダの頬を叩いた。
僕とホアイダは、空から地上へと自由落下して行く。
「いでっ!?何でだ?羽根が消えた!?顔も戻ってる!?ホアイダお前!一体何を……何をしたんだ!」
能力が一つも発動出来なかった。
服が羽根に変わらないし、マレフィクスの顔がベゼの顔にならない。
おまけに魔法も放てない……僕は激しく動揺した。
そして、地に着地した僕とホアイダは、海辺の近くでお互いに座り込んだ。
僕もホアイダも、高い場所から落ちたから足が骨折している。
「離愁のベゼです」
「は?」
「悲しい別れのキスって意味です。離愁の意味も、ベゼの意味も、マレフィクスが教えてくれたのですよ。馬の乗り方だって、船の操縦の仕方も、全部貴方が教えてくれた」
「んなこと聞いてない!何をしたのか聞いたんだ!!」
ホアイダの表情は、まさしく離愁の表情だった。
別れを悲しむかのような、そんな虚しい表情だ。
「私の能力……ないと嘘をついていましたが、本当はあるのです。それは相手から能力と魔法を奪う能力……その発動条件がキスをすることなのです」
「なっ……まっ、まさかヴェンディの能力を身に付けていたのは!?」
「そう、私の能力で奪ったから」
僕の体に鳥肌が立った。
僕にとって有り得ないことが起きている。
「嘘だ!!だって僕はあの時!君が僕の城に五人の男と来た時!君の記憶を見て謎を確認した!ヴェンディが魔法で君に能力と魔法を受け継がせたって記憶にあった!記憶が嘘をつくものか!」
生まれてこんなに動揺したのは初めてだった。
目が揺らぎ、体が震えている。
僕は確かに、ホアイダの記憶を見た時、ホアイダの能力がないことと、ヴェンディがホアイダに能力と魔法を受け継がせたのを確認した。
記憶が嘘をつく訳ないから、ホアイダが能力を持っている訳ない……はずなのに……なぜなんだ……。
「貴方が最初に殺した老人ヘルヴォル、彼の能力は記憶を操る能力。私がヴェンディの能力を使えば、貴方が謎を確認する為記憶を見るのは必然的……だからヘルヴォルさんの能力で私の記憶を操り、謎を漏らさないようにしていたのです。貴方が私の記憶を見終えるのを確認し、能力を解除すれば……いくらでも貴方にキスをするチャンスは訪れる」
しかし、ホアイダの説明で全ての謎が解ける。
謎が溶けて理解していても、体が納得してくれない。
――この僕が、こんなちっぽけなガキの罠にハマるなんて有り得ない……有り得ないんだ!
「そんな……あの時から既に仕込んでいたなんて……僕の能力は!魔法は!どうなるんだ!!」
「私が死ねば、能力も魔法も取り戻せます」
ホアイダは一丁の拳銃を僕の元へ投げた。
ホアイダの左手にも、もう一丁の拳銃がある。
「銃?」
「貴方が13歳の誕生日にくれた二丁拳銃……これで決着を付けましょう」
ホアイダはそう言って拳銃を手から離した。
僕もホアイダも、手の届く所に拳銃が転がる。
「能力も魔法も使いません……正々堂々と勝負して勝つことに意味があるのです。もし貴方が勝てば、能力も魔法も戻ります。貴方が拳銃を手に取ったその時が、試合開始の合図です」
さっきまでの動揺が不思議と吹き飛んだ。
この場に及んで正々堂々なんて甘いことを言う……これだから正義と言うものは生ぬるく哀れなんだ。
ホアイダを殺せば能力と魔法が僕の元に帰ってくる……このことは真実だ。
ホアイダの目には嘘はない。
能力や魔法を使わないことも真実……ガチの真剣勝負。
これで負けるのは絶対に嫌だ。
必ず僕が先にホアイダの眉間に球を当てる。
「どうしました?怖気付いたのですか?」
息を切らして傷だらけのホアイダが、冷静に僕に向けて視線を送る。
僕の反応を長々と待ってくれている。
「ホアイダ、僕、初めて人とキスをした。それで分かったんだ……人を想う素晴らしさ、愛情の素晴らしさ……言いずらいんだけど、僕は君が好きかもしれない!嘘じゃない!本当だ!キスで目が覚めた!僕は、君の言う通り弱虫だ。ずっと愛情や友情と言った人間らしい感情が欲しかったんだ。僕が間違っていたよ!罪は償えないのは分かってる!だからせめて、君の、君の手で僕を殺してくれ!」
――フフっ……名演技だ。
涙を流し、これでもかってくらい切ない表情を浮かべる。
――元映画監督の僕は、ハリウッドスター以上に演技が上手いの。優しいホアイダなら、この改心した演技で動揺するはずだ。
僕の思った通り、僕の表情を見たホアイダは切なそうにし、ゆっくりと瞼を閉じた。
――バカめ!この隙を待っていたぜ!
僕は右手で素早く銃を取り、ホアイダに向ける。
しかしらホアイダは僕よりも早く拳銃を手に取って構え、引き金を引いた。
弾丸は僕の眉間に当たり、脳を貫通した。
* * *
走馬灯と言うやつか?
僕は前世の死因を思い出していた。
確か……そう、脳の癌ガンだ。
けど、今は脳に銃ガンの弾が入っている。
ハハッ、渾身の親父ギャグだけど引くほどつまんないね。
「残念、ホアイダ、僕は完全なる悪魔……完全なる存在となった」
僕は脳に弾丸を食らっていて尚、余裕で生きていた。
「な……ぜ?」
「それはこの果実……この果実を食べたから」
右手に持っている白いりんごのような果実を、ホアイダに見せ付けた。
その果実は一口かじられている。
「この果実はヴェンディを病気で死なせまいと思い作っていた果実なんだ。残念ながらヴェンディの死までは間に合わなかったけど……今この場で君に披露できた」
「国の研究で作った果実……ですか」
「そう、この果実はウルティマの血が組み込まれてる。分かりやすく言う、これを食べた者はどの魔物をも超える最強の体を手にし、不老不死を得る。つまり、君は僕を殺せない……これは絶対だ」
ホアイダは目を震わせ僅かに涙を流した。
きっと、絶望してしまったのだろう。
そして、僕は残りの果実を指で摘み、果実を丸呑みする。
額の傷が一瞬にして治り、骨折した足も治った。
今この場から、僕は完全なる不老不死、永遠を生きるこの世界の悪役となった。
「残念だよホアイダ、今から君を殺さないとならないなんて……せっかく新たな正義にさせてやったのに」
ゆっくりと立ち上がり、ホアイダの元まで足を運ぶ。
ホアイダは下を向いて涙を流し、抵抗する気が見えない。
「顔を上げて笑いな」
ホアイダの頬を触り、顔を上げさせる。
そして、ニコッと笑ってホアイダの頭を撫でる。
「今から思い出に浸り、死んでいこう」
かつて、英雄アーサーと魔王ウルティマが戦ったこの奇跡の島。
この島の空では、僕とホアイダが居た。
ホアイダは今にも死にそうで、魔法一つ放つ体力もない。
そんな無気力なホアイダの首に、ゆっくりと僕の手が伸びる。
「ああああぁぁ!」
しかし、ホアイダは最後の悪足掻きで僕の首を掴み、背後に回り、両腕両足を使って僕の首を締めようとする。
「さっき言ったはずだ。今この状態は不死身だと。能力も魔法も無駄」
「かはぁ!?」
ホアイダの右手をへし折り、後ろを振り返る。
「待っていました……この清々しい程の油断と隙を」
「え?」
何が起きたか分からなかった。
目の前で、ホアイダがニコッと笑ったかと思えば、その顔が僕のゼロ距離にあった。
顔と頭を掴まれ、強引に唇を奪われている。
唇と唇が重なり、深く長いキスを交わしている。
なぜこんな無意味なことをしているのか理解出来ないし、頭がイカれたのかと思うくらい不思議な雰囲気だった。
そして、力が抜けたかのように、背中の羽根が元の服に変わり、神の力を使用していたベゼの顔がマレフィクスの顔に変わった。
まるで、全ての能力が解除されたかのようだった。
「何してんだお前……」
慌ててホアイダの頬を叩いた。
僕とホアイダは、空から地上へと自由落下して行く。
「いでっ!?何でだ?羽根が消えた!?顔も戻ってる!?ホアイダお前!一体何を……何をしたんだ!」
能力が一つも発動出来なかった。
服が羽根に変わらないし、マレフィクスの顔がベゼの顔にならない。
おまけに魔法も放てない……僕は激しく動揺した。
そして、地に着地した僕とホアイダは、海辺の近くでお互いに座り込んだ。
僕もホアイダも、高い場所から落ちたから足が骨折している。
「離愁のベゼです」
「は?」
「悲しい別れのキスって意味です。離愁の意味も、ベゼの意味も、マレフィクスが教えてくれたのですよ。馬の乗り方だって、船の操縦の仕方も、全部貴方が教えてくれた」
「んなこと聞いてない!何をしたのか聞いたんだ!!」
ホアイダの表情は、まさしく離愁の表情だった。
別れを悲しむかのような、そんな虚しい表情だ。
「私の能力……ないと嘘をついていましたが、本当はあるのです。それは相手から能力と魔法を奪う能力……その発動条件がキスをすることなのです」
「なっ……まっ、まさかヴェンディの能力を身に付けていたのは!?」
「そう、私の能力で奪ったから」
僕の体に鳥肌が立った。
僕にとって有り得ないことが起きている。
「嘘だ!!だって僕はあの時!君が僕の城に五人の男と来た時!君の記憶を見て謎を確認した!ヴェンディが魔法で君に能力と魔法を受け継がせたって記憶にあった!記憶が嘘をつくものか!」
生まれてこんなに動揺したのは初めてだった。
目が揺らぎ、体が震えている。
僕は確かに、ホアイダの記憶を見た時、ホアイダの能力がないことと、ヴェンディがホアイダに能力と魔法を受け継がせたのを確認した。
記憶が嘘をつく訳ないから、ホアイダが能力を持っている訳ない……はずなのに……なぜなんだ……。
「貴方が最初に殺した老人ヘルヴォル、彼の能力は記憶を操る能力。私がヴェンディの能力を使えば、貴方が謎を確認する為記憶を見るのは必然的……だからヘルヴォルさんの能力で私の記憶を操り、謎を漏らさないようにしていたのです。貴方が私の記憶を見終えるのを確認し、能力を解除すれば……いくらでも貴方にキスをするチャンスは訪れる」
しかし、ホアイダの説明で全ての謎が解ける。
謎が溶けて理解していても、体が納得してくれない。
――この僕が、こんなちっぽけなガキの罠にハマるなんて有り得ない……有り得ないんだ!
「そんな……あの時から既に仕込んでいたなんて……僕の能力は!魔法は!どうなるんだ!!」
「私が死ねば、能力も魔法も取り戻せます」
ホアイダは一丁の拳銃を僕の元へ投げた。
ホアイダの左手にも、もう一丁の拳銃がある。
「銃?」
「貴方が13歳の誕生日にくれた二丁拳銃……これで決着を付けましょう」
ホアイダはそう言って拳銃を手から離した。
僕もホアイダも、手の届く所に拳銃が転がる。
「能力も魔法も使いません……正々堂々と勝負して勝つことに意味があるのです。もし貴方が勝てば、能力も魔法も戻ります。貴方が拳銃を手に取ったその時が、試合開始の合図です」
さっきまでの動揺が不思議と吹き飛んだ。
この場に及んで正々堂々なんて甘いことを言う……これだから正義と言うものは生ぬるく哀れなんだ。
ホアイダを殺せば能力と魔法が僕の元に帰ってくる……このことは真実だ。
ホアイダの目には嘘はない。
能力や魔法を使わないことも真実……ガチの真剣勝負。
これで負けるのは絶対に嫌だ。
必ず僕が先にホアイダの眉間に球を当てる。
「どうしました?怖気付いたのですか?」
息を切らして傷だらけのホアイダが、冷静に僕に向けて視線を送る。
僕の反応を長々と待ってくれている。
「ホアイダ、僕、初めて人とキスをした。それで分かったんだ……人を想う素晴らしさ、愛情の素晴らしさ……言いずらいんだけど、僕は君が好きかもしれない!嘘じゃない!本当だ!キスで目が覚めた!僕は、君の言う通り弱虫だ。ずっと愛情や友情と言った人間らしい感情が欲しかったんだ。僕が間違っていたよ!罪は償えないのは分かってる!だからせめて、君の、君の手で僕を殺してくれ!」
――フフっ……名演技だ。
涙を流し、これでもかってくらい切ない表情を浮かべる。
――元映画監督の僕は、ハリウッドスター以上に演技が上手いの。優しいホアイダなら、この改心した演技で動揺するはずだ。
僕の思った通り、僕の表情を見たホアイダは切なそうにし、ゆっくりと瞼を閉じた。
――バカめ!この隙を待っていたぜ!
僕は右手で素早く銃を取り、ホアイダに向ける。
しかしらホアイダは僕よりも早く拳銃を手に取って構え、引き金を引いた。
弾丸は僕の眉間に当たり、脳を貫通した。
* * *
走馬灯と言うやつか?
僕は前世の死因を思い出していた。
確か……そう、脳の癌ガンだ。
けど、今は脳に銃ガンの弾が入っている。
ハハッ、渾身の親父ギャグだけど引くほどつまんないね。
「残念、ホアイダ、僕は完全なる悪魔……完全なる存在となった」
僕は脳に弾丸を食らっていて尚、余裕で生きていた。
「な……ぜ?」
「それはこの果実……この果実を食べたから」
右手に持っている白いりんごのような果実を、ホアイダに見せ付けた。
その果実は一口かじられている。
「この果実はヴェンディを病気で死なせまいと思い作っていた果実なんだ。残念ながらヴェンディの死までは間に合わなかったけど……今この場で君に披露できた」
「国の研究で作った果実……ですか」
「そう、この果実はウルティマの血が組み込まれてる。分かりやすく言う、これを食べた者はどの魔物をも超える最強の体を手にし、不老不死を得る。つまり、君は僕を殺せない……これは絶対だ」
ホアイダは目を震わせ僅かに涙を流した。
きっと、絶望してしまったのだろう。
そして、僕は残りの果実を指で摘み、果実を丸呑みする。
額の傷が一瞬にして治り、骨折した足も治った。
今この場から、僕は完全なる不老不死、永遠を生きるこの世界の悪役となった。
「残念だよホアイダ、今から君を殺さないとならないなんて……せっかく新たな正義にさせてやったのに」
ゆっくりと立ち上がり、ホアイダの元まで足を運ぶ。
ホアイダは下を向いて涙を流し、抵抗する気が見えない。
「顔を上げて笑いな」
ホアイダの頬を触り、顔を上げさせる。
そして、ニコッと笑ってホアイダの頭を撫でる。
「今から思い出に浸り、死んでいこう」
0
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる