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改革
20.魔法薬 02
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色々と支援を受けている以上、機嫌を損ねるのは得策ではないと言うのは私でもわかる。 今の話の流れでは、主に喧嘩を売ってきているのはヴァルナ殿下の従兄なのだから何を言われても言い返せるわけがない。
「はん、見た目はいいかもしれないが、娼婦の娘と聞けば見た目だけの女なのだろう。 未来の魔法士長としての地位が約束されている俺が何故嫉妬しなければならない!! このようなサルの国の娘など、興味の欠片もあるものか!!」
と言うが、レックス国の者は、ノッカラ国の者の容姿を好む傾向があるのだから負け惜しみでしかない。
「う~ん、それ間違い。 私の母は、娼婦ではないわ。 殿下、殿下、これ……試したい術式があるのだけど」
「流石、私の婚約者殿だ」
殿下は両手を開き、大げさに驚き、大げさに喜んで見せる。
「はん、気まぐれに婚約した娼婦の娘の、世間的評価を回復させようと、俺達の出す成果を横取りするつもりなんだろうが、そうはいかないからな」
なんて言い出す魔法王子を無視して殿下は、私を腕の中に閉じ込めるように抱きしめて見せる。
「それで、試してみたい事と言うのは?」
視線が集まる。
「そんなに難しい事ではないわ」
難しくない。 それでも国ごとで魔法に求めるものは違うから、彼等には気づかないのだろう。 もし、術式を自ら構築できる魔法薬師がいたなら、問題は簡単に解決できただろう。
他国の自然魔力含有量10~20。
ノッカラ(5年前)の自然魔力含有量0。
魔力脈に穴をあけた後に、20を超え植物に影響が出始め、30を超え動物に影響が出始め、40を超え赤ん坊が死に始めた。
そして、魔法薬師の命を使った封じによって、3まで下がった。
「ようするに、5個の畑の魔力を1か所に集める術式を土中に埋め込めば、4個の魔力0の属性がつかない畑を昔と同じように作り出し、4か所から集めた10~20レベルの魔力量を持つ畑には、自家食用の食糧を作ればいいと思うの」
人差し指を立てた。
「馬鹿か!! 他に含まれた魔力を集めるなど、出来る訳なかろう」
「この国では、ソレは出来て当たり前なんだな」
術式の発展は、国ごとによって違う。
ノッカラ国では魔力を持たず、魔法を使えない者が殆ど。 だからこそ、魔法付与と言う技術が研究された。 魔力薬の研究が行われた。
魔力薬、それは私の魔力量が目の前の殿下の従兄よりも多い理由。 私が幼少期から飲ませられていた魔力薬は、他国から仕入れた魔石から魔力を抽出しミルクに付与する事で作られていた。
今のノッカラの魔力を説明するとこんな感じ。
魔力量3と言うのは、人にも動植物にも殆ど影響を与えない魔力量だけど、魔力を帯びれば土は土の属性を帯び、草は草の属性を帯びる。 他にも、石は石だし、火は火、水は水。
一応、魔力を抜いて属性を抜いて、付与しなおす事はできるけれど、それでは魔法薬としての定着が悪くなり、魔法薬の効果が徐々に低下するような代物になる。
魔法薬師達は、魔法の性質を定め方向性をつけて力を付与していた。 微量の魔力を帯びる事で、薬草に通常の効果属性がついた事で価値が下がった。
例えば、止血・止痛効果、冷え性・腹痛・鼻血・吐血等への対策を持つ薬草Yがある。
以前であれば、その薬草に止血の効果の術式を書き込み、魔力を付与、定着をさせれば、止血の効果に特化した魔法薬が作る事が出来た訳。
えっと、こんな感じ。
現在のノッカラ 止血効果3 止痛効果3 冷え性・腹痛・鼻血・吐血対策効果3
レックス国 止血効果10 止痛効果10 冷え性・腹痛・鼻血・吐血対策効果各10
5年前ノッカラ(付与なし) 止血効果1、以下略
5年前ノッカラ(付与なし) 止血効果100、残り1
で、この効果100を生み出すためには、魔力を込める必要もあるわけだ。 魔法薬師は魔力の移動と定着を当たり前のように行う。
だから、楽勝……なハズ。
「とりあえず、試してみなければ始まらない?」
「はん、見た目はいいかもしれないが、娼婦の娘と聞けば見た目だけの女なのだろう。 未来の魔法士長としての地位が約束されている俺が何故嫉妬しなければならない!! このようなサルの国の娘など、興味の欠片もあるものか!!」
と言うが、レックス国の者は、ノッカラ国の者の容姿を好む傾向があるのだから負け惜しみでしかない。
「う~ん、それ間違い。 私の母は、娼婦ではないわ。 殿下、殿下、これ……試したい術式があるのだけど」
「流石、私の婚約者殿だ」
殿下は両手を開き、大げさに驚き、大げさに喜んで見せる。
「はん、気まぐれに婚約した娼婦の娘の、世間的評価を回復させようと、俺達の出す成果を横取りするつもりなんだろうが、そうはいかないからな」
なんて言い出す魔法王子を無視して殿下は、私を腕の中に閉じ込めるように抱きしめて見せる。
「それで、試してみたい事と言うのは?」
視線が集まる。
「そんなに難しい事ではないわ」
難しくない。 それでも国ごとで魔法に求めるものは違うから、彼等には気づかないのだろう。 もし、術式を自ら構築できる魔法薬師がいたなら、問題は簡単に解決できただろう。
他国の自然魔力含有量10~20。
ノッカラ(5年前)の自然魔力含有量0。
魔力脈に穴をあけた後に、20を超え植物に影響が出始め、30を超え動物に影響が出始め、40を超え赤ん坊が死に始めた。
そして、魔法薬師の命を使った封じによって、3まで下がった。
「ようするに、5個の畑の魔力を1か所に集める術式を土中に埋め込めば、4個の魔力0の属性がつかない畑を昔と同じように作り出し、4か所から集めた10~20レベルの魔力量を持つ畑には、自家食用の食糧を作ればいいと思うの」
人差し指を立てた。
「馬鹿か!! 他に含まれた魔力を集めるなど、出来る訳なかろう」
「この国では、ソレは出来て当たり前なんだな」
術式の発展は、国ごとによって違う。
ノッカラ国では魔力を持たず、魔法を使えない者が殆ど。 だからこそ、魔法付与と言う技術が研究された。 魔力薬の研究が行われた。
魔力薬、それは私の魔力量が目の前の殿下の従兄よりも多い理由。 私が幼少期から飲ませられていた魔力薬は、他国から仕入れた魔石から魔力を抽出しミルクに付与する事で作られていた。
今のノッカラの魔力を説明するとこんな感じ。
魔力量3と言うのは、人にも動植物にも殆ど影響を与えない魔力量だけど、魔力を帯びれば土は土の属性を帯び、草は草の属性を帯びる。 他にも、石は石だし、火は火、水は水。
一応、魔力を抜いて属性を抜いて、付与しなおす事はできるけれど、それでは魔法薬としての定着が悪くなり、魔法薬の効果が徐々に低下するような代物になる。
魔法薬師達は、魔法の性質を定め方向性をつけて力を付与していた。 微量の魔力を帯びる事で、薬草に通常の効果属性がついた事で価値が下がった。
例えば、止血・止痛効果、冷え性・腹痛・鼻血・吐血等への対策を持つ薬草Yがある。
以前であれば、その薬草に止血の効果の術式を書き込み、魔力を付与、定着をさせれば、止血の効果に特化した魔法薬が作る事が出来た訳。
えっと、こんな感じ。
現在のノッカラ 止血効果3 止痛効果3 冷え性・腹痛・鼻血・吐血対策効果3
レックス国 止血効果10 止痛効果10 冷え性・腹痛・鼻血・吐血対策効果各10
5年前ノッカラ(付与なし) 止血効果1、以下略
5年前ノッカラ(付与なし) 止血効果100、残り1
で、この効果100を生み出すためには、魔力を込める必要もあるわけだ。 魔法薬師は魔力の移動と定着を当たり前のように行う。
だから、楽勝……なハズ。
「とりあえず、試してみなければ始まらない?」
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