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03.快楽都市『デショワ』
24.加護と呪い 06
人としての正気を取り戻したからと、その肌の感触を、血の味を、熱を、手放せるだろうか? ユーグは対価としてではなく、情欲でラシェルを欲していた。
甘く耐えるように零れる声を聞きたいと思った。
甘い香りに溺れたいと思った。
激しい快楽を奪いあい与えあいたいと思わずにいられなかった。
「ラシェル……愛している」
ザラリとした獣の舌は、白い肌を舐め削る。 血を求めてではない、あくまでもラシェルの快楽を煽る事を目的に甘く牙をあて、舌で舐め、身体が甘く震えれば、意地悪く良いところを避け、そして執拗に責めた。
甘い吐息と声は漏れ、呼吸は熱く荒くなる。
柔らかな唇は甘く濡れ、快楽と言う熱に白い肌が仄かに赤らみ、逸る鼓動と共に身体が揺れ、白い肌に舌を這わせれば、快楽に身を捩り、柔らかな胸が誘うように揺れ動く様子にユーグは唾液を飲み込んだ。
息がとまりそうだ……。
諦めようと思っていた。
自分とは幸せになれないだろうから、他の人と幸せになって欲しい。 そう告げるつもりだった。
だけど……愛している。
健気な心持など欠片も持てそうにない。
他の男に奪われるぐらいなら、その男をかみ殺してやろう。 そんなどす黒い感情までが湧き出てきて……、ダメなのにと狂いそうになる。
唇を衝動のままに舐めれば、口内を犯そうとすれば、強引な手段等欠片も取る必要が無く快楽を求めて唇が開かれた。 快楽を味わうように舌が蠢めき求めあう。 薬のせいだと分かっていてもコレが愛だと錯覚したくなる。 抱きしめる事が出来ないのが切なかった。
「好きだ……愛しているよラシェル……」
切なく甘く伝える声は掠れていた。 伸ばされる腕が優しく抱きしめてくれる幸福に、欲情を覚える自分が醜く覚えた。 獣の姿が……自分の心なのだと思えば、その浅ましさに許してくれと訴えたくなる。
呪いが積もり重なり限界が来ても、獣の姿に変化するまで、人の意識が飛ぶまで多少の余地があるように、人の身体に戻るまでの僅かな間に過ぎない。 本当はもう、彼女に触れる必要はない事をユーグは知っていた。
例え、快楽に身を捩り、涙を流し、求められても……、ソレを利用し奪う事は卑怯者の所業だろう……。
卑怯……。
舌先を絡め、唾液を舐めとれば、ラシェルの甘い声がユーグの脳を刺激する。 自分の知るラシェルは、こんなにも甘く快楽を求める事はない。
ごめんなさい……。
ラシェル、君の覚悟を利用しようとする俺を嫌いにならないで……心の中で懇願し、頭を上げれば、潤んだ瞳が見つめてくる。 頬を摺り寄せれば、愛おしさと抑えの効かぬ欲情にユーグは息を飲んだ。
伸ばされる腕も薬のせいだと思えば空しいが、だからと言って拒めるはずない。 白い肌が熱を帯び、欲情と言う薄紅色に花開き、うっすらと滲む汗はユーグを誘うように香っている。
「愛している」
甘く切なく囁きながら、甘い肌に舌を這わせれば、愛らしい吐息と共に見悶えていた。 国王陛下に定められた婚約者でありながら、甘く乱れるラシェルの姿を目にする日が来るなんて考えても居なかった。
「カワイイ……」
溢れ出る愛おしさに、丁寧に丁寧に肌を舐めた。
「んっ、もっと……」
「もっと、どうすればいい?」
柔らかな胸を口に含み、固くなった先端を中心に舌先で大きくねぶった。 両手を使えない不便を補うように尻尾を使い、太腿をなでていく。
「ぁっ、んっ……、気持ちいいのもっと……」
脳を刺激する声に、先端を刺激し吸い、甘く牙をあてた。 大きな肉球のある前足で反対側の胸を押しつけ、不器用に撫でてみれば、潤んだ瞳が擽ったいのだと笑い身を捩る。
なんだか恰好つかなくて……だけれど、侮られまいと虚勢を張っていた戦場の自分よりも、余程自分らしい……。
ユーグは、胸への刺激をおさめ、ザラリとした舌をお腹へと降ろしていった。 どれほど冷静であろうとしても、欲情した雌の香りに耐えられるはずもない。 両足の間に顔を埋め、濡れ溢れた蜜へと舌を伸ばす。
ざわりと体内を駆け抜ける電気のような衝動。 もう1度、もう1度と、理性を失ったように舌を這わせた。 加護を得ると同時に暴走したあの日から、薄暗く渦巻いていた重い枷が、身を覆う鎖が、緩み、朽ちていくような気がした。
もっと、もっと……。
薄く大きな舌を、蜜を産み溢れさせる肉の裂け目へと舌を入れた。 ぴちゃぴちゃと音を立て舐め、肉の内側を舐めていく。
「ぁ、っ、そんな、ま、まって……」
ラシェルの唇から漏れる制止の声はどこまでも甘く、だからこそ理性を奪うのだと心の中で言い訳を繰り返し、
「ラシェル、可愛い人、もっと俺を感じて、乱れて、甘い声を聞かせて」
赤くはれた敏感な蕾を肉球でそっと触れてみた。
「ぁぅっ!」
ビクンと身体が跳ね、溢れ出る蜜を味わった。
撫でて押して、つまんで……、自分の姿が人のものに戻っている事に気づき、上体を起こし濡れた口周りを舐め、手元で拭いとる。
見つめ合う視線は絡まり……。
揺らめく瞳にユーグは笑いかける。
「愛しているよ」
そっと頬に触れる手。
見下ろす金色の瞳は、獣の時以上に、獣だった。
甘く耐えるように零れる声を聞きたいと思った。
甘い香りに溺れたいと思った。
激しい快楽を奪いあい与えあいたいと思わずにいられなかった。
「ラシェル……愛している」
ザラリとした獣の舌は、白い肌を舐め削る。 血を求めてではない、あくまでもラシェルの快楽を煽る事を目的に甘く牙をあて、舌で舐め、身体が甘く震えれば、意地悪く良いところを避け、そして執拗に責めた。
甘い吐息と声は漏れ、呼吸は熱く荒くなる。
柔らかな唇は甘く濡れ、快楽と言う熱に白い肌が仄かに赤らみ、逸る鼓動と共に身体が揺れ、白い肌に舌を這わせれば、快楽に身を捩り、柔らかな胸が誘うように揺れ動く様子にユーグは唾液を飲み込んだ。
息がとまりそうだ……。
諦めようと思っていた。
自分とは幸せになれないだろうから、他の人と幸せになって欲しい。 そう告げるつもりだった。
だけど……愛している。
健気な心持など欠片も持てそうにない。
他の男に奪われるぐらいなら、その男をかみ殺してやろう。 そんなどす黒い感情までが湧き出てきて……、ダメなのにと狂いそうになる。
唇を衝動のままに舐めれば、口内を犯そうとすれば、強引な手段等欠片も取る必要が無く快楽を求めて唇が開かれた。 快楽を味わうように舌が蠢めき求めあう。 薬のせいだと分かっていてもコレが愛だと錯覚したくなる。 抱きしめる事が出来ないのが切なかった。
「好きだ……愛しているよラシェル……」
切なく甘く伝える声は掠れていた。 伸ばされる腕が優しく抱きしめてくれる幸福に、欲情を覚える自分が醜く覚えた。 獣の姿が……自分の心なのだと思えば、その浅ましさに許してくれと訴えたくなる。
呪いが積もり重なり限界が来ても、獣の姿に変化するまで、人の意識が飛ぶまで多少の余地があるように、人の身体に戻るまでの僅かな間に過ぎない。 本当はもう、彼女に触れる必要はない事をユーグは知っていた。
例え、快楽に身を捩り、涙を流し、求められても……、ソレを利用し奪う事は卑怯者の所業だろう……。
卑怯……。
舌先を絡め、唾液を舐めとれば、ラシェルの甘い声がユーグの脳を刺激する。 自分の知るラシェルは、こんなにも甘く快楽を求める事はない。
ごめんなさい……。
ラシェル、君の覚悟を利用しようとする俺を嫌いにならないで……心の中で懇願し、頭を上げれば、潤んだ瞳が見つめてくる。 頬を摺り寄せれば、愛おしさと抑えの効かぬ欲情にユーグは息を飲んだ。
伸ばされる腕も薬のせいだと思えば空しいが、だからと言って拒めるはずない。 白い肌が熱を帯び、欲情と言う薄紅色に花開き、うっすらと滲む汗はユーグを誘うように香っている。
「愛している」
甘く切なく囁きながら、甘い肌に舌を這わせれば、愛らしい吐息と共に見悶えていた。 国王陛下に定められた婚約者でありながら、甘く乱れるラシェルの姿を目にする日が来るなんて考えても居なかった。
「カワイイ……」
溢れ出る愛おしさに、丁寧に丁寧に肌を舐めた。
「んっ、もっと……」
「もっと、どうすればいい?」
柔らかな胸を口に含み、固くなった先端を中心に舌先で大きくねぶった。 両手を使えない不便を補うように尻尾を使い、太腿をなでていく。
「ぁっ、んっ……、気持ちいいのもっと……」
脳を刺激する声に、先端を刺激し吸い、甘く牙をあてた。 大きな肉球のある前足で反対側の胸を押しつけ、不器用に撫でてみれば、潤んだ瞳が擽ったいのだと笑い身を捩る。
なんだか恰好つかなくて……だけれど、侮られまいと虚勢を張っていた戦場の自分よりも、余程自分らしい……。
ユーグは、胸への刺激をおさめ、ザラリとした舌をお腹へと降ろしていった。 どれほど冷静であろうとしても、欲情した雌の香りに耐えられるはずもない。 両足の間に顔を埋め、濡れ溢れた蜜へと舌を伸ばす。
ざわりと体内を駆け抜ける電気のような衝動。 もう1度、もう1度と、理性を失ったように舌を這わせた。 加護を得ると同時に暴走したあの日から、薄暗く渦巻いていた重い枷が、身を覆う鎖が、緩み、朽ちていくような気がした。
もっと、もっと……。
薄く大きな舌を、蜜を産み溢れさせる肉の裂け目へと舌を入れた。 ぴちゃぴちゃと音を立て舐め、肉の内側を舐めていく。
「ぁ、っ、そんな、ま、まって……」
ラシェルの唇から漏れる制止の声はどこまでも甘く、だからこそ理性を奪うのだと心の中で言い訳を繰り返し、
「ラシェル、可愛い人、もっと俺を感じて、乱れて、甘い声を聞かせて」
赤くはれた敏感な蕾を肉球でそっと触れてみた。
「ぁぅっ!」
ビクンと身体が跳ね、溢れ出る蜜を味わった。
撫でて押して、つまんで……、自分の姿が人のものに戻っている事に気づき、上体を起こし濡れた口周りを舐め、手元で拭いとる。
見つめ合う視線は絡まり……。
揺らめく瞳にユーグは笑いかける。
「愛しているよ」
そっと頬に触れる手。
見下ろす金色の瞳は、獣の時以上に、獣だった。
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