【R18】親の因果が子に報い【完結】

諜報と暗殺を生業とするダンベール公爵家の当主ユーグは、加護を持たず、微弱の魔力しか持たない場末の酒場で踊る踊り子を母に持つ。

その未熟な魔力を補うべく、次代の当主のために選ばれた婚約者は、生まれつき膨大な魔力持つ子爵令嬢『ラシェル・バシュレ』だった。

完璧な当主を求めるために、婚約を義務づけられたラシェルとユーグ。

正妻である公爵夫人に育てられたラシェル。
そして産みの母である愛妾マロリーに育てられたユーグ。

「覚えておきなさいラシェル。 公爵夫人って言うものはね愛されないものなの」 そう呪いのように繰り返し語られ育てられたラシェル。

次期公爵に足りぬ力を責められ、毎日のように死に瀕した特訓を課せられ、ラシェルだけを心のよりどころにしていたユーグ。

それぞれの思いに強い齟齬がある事を知らないまま、2人は戦争によって引き離された。

そして、5年の時が過ぎた。
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