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04.でも、断るしかないじゃないですか
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逃亡。
カイン殿下の婚約者として、愛されていなくても、愛していなくても逃亡などありえない。
カイン殿下の持つ地位と権力、そして女神の加護により、カイン殿下には例え王様だって逆らえない。 だけど、王様は私の有用性を知り、村から連れ出し、殿下の婚約者としての地位を私に与えた。 それだけ、私と言う存在を重視してくれている。 理解しているからこそ、地下牢でも快適に過ごせるよう、気遣いがなされていた。
5日ぶりに戻った作業所兼自室。 試験中の植物が生き残っているのだって、私の所に度々お茶と菓子を持って遊びに来ていたイザベラが、何らかの手配をしてくれていたのだと思う。
王様とイザベラ。 私に配慮をしてくれる人達を思えば、王位につくと言うことは、人と同じではいけないのだろうと思う。 それは、前世も現世も、植物とばかり戯れている私にだって分かる。
カイン殿下の影響下にあっても私を重視している人がいるのだ。
そして、生きるための救いとなっている人達は、旅商人さんの言葉に応じる事が出来ない理由にもなる。 高い地位にある人間が、私に価値を認めている以上、逃げました、そうですか、で終わる訳がない。
嬉しいけど、迷惑をかけてしまいます。
相手の強引な態度に、責任を全て押し付け、ソレでも逃げたいのだと遠まわしにいうような、誘い受けのような返事をしていいわけなんかない。
「普通、そこは、嫌いでなければ、ではなく、好きならって言うものでは?」
完全な拒否もできず、受け入れることなどできるはずもなく、訳の分からない誤魔化しをしてしまう。 ダメだ私……。
「好きを理由にすると、断る条件を増やしてしまいますから」
肩をすくめ困ったように笑われれば、冗談だったのかと安堵と寂しさが胸をよぎった。 そんな胸の内を見透かされていたように旅商人さんは言う。
「それに、側にいてくれるなら、好きになってもらえるように努力ができます」
「そんな価値なんて……」
「リエルさんの価値を決めるのは、リエルさんではありません。 後ろ、失礼しますね」
優しい声の主が、私の髪に再び触れた。 その瞬間濡れた髪が渇き、旅商人さんは長い私の髪を束ねだす。 そして、上手く束ね留める事が出来ずに何度もやり直している。
「私が」
「いえ、させてください」
何度かの挑戦の末に髪を無事アップにしおえて、満足そうに旅商人さんは言う。
「出来ましたよ! 可愛い、髪留めはピンクがいいかな? 空の色がいいかな……紫も良く似愛想ですよね」
「ぁ、私は……」
「背中洗いますから、熱かったり、痛かったりしたら言ってくださいね」
言葉が遮られた。
そんな気がした。
薄い手ぬぐいを縫い合わせたような風呂着は、首のところで紐で結び固定しただけのもの。 タオル越しに大きな手が私の背を優しく撫でてくる。 それがとても心地よくて、ドキドキして恋だと勘違いしそうになる。 そんな私の気も知らず、オズオズと不安そうな声で旅商人さんは話しかけてきた。
「私はこの国の人間ではありませんし、それに……」
流されないうちに断らないと……迷惑をかけるからなんて、理由は理由にならない。 多分、ここに来た時点で、旅商人さんは迷惑なんて覚悟済なのでしょう。
戸惑ったように手が止まる。
「それに?」
思わず聞き返してしまう。
「リエルさんの家族は、アナタを売ったお金で安定した国に逃げています。 なので、家族を案じる必要もありません」
「ぁ……」
聞きたくなかった残酷な現実。
「だから、私と一緒に行きましょう?」
耳元に優しく囁かれた。 私が振り返れば旅商人さんの口元が困ったように、だけど、明らかに微笑んでいた。
「わ、私は、ここを離れません!!」
「どうしてですか? こんな酷い扱いをされているのに。 さぁ、後ろを向いて、まだ途中です」
「私は、カイン殿下の婚約者です」
「婚約者の1人でしょ? それも……彼が率先して、アナタをこんな酷い目にあわせている。 肩、痛くありません?」
言われて、少し前にぶつけた肩を隠すように、自分の身体を抱きかかえようとすれば、その手は避けられ、アザの残る腕が取られ口づけられた。
「なっ!!」
腕をつかむ手は優しいけれど、逃れられず。 口づけた先を舐められ、甘く噛まれれば、ゾワリと身体が震え、泣きたくなる。
「はい綺麗になりましたよ。 私、魔法が使えるんです」
さっきと同じセリフ。
消えた傷。
振り向いた先に見えた、微笑む口元。
なのに、なぜか怖かった。 それは、どこか道化師めいて見えて……目元が隠されているから余計に、彼の意図が分からず困惑する。
「それに結構強いんです。 だから、リエルさんが心配するようなことは何もありません」
背中を温かな湯が流れる。
彼の気配が近い。
彼が怖い……。
喉が渇く。
「それに、ココに出入りできるほどのコネも金もあります。 何が問題だと言うんですか……」
怯え、戸惑い、そんな彼の声に焦りが混ざる。
どんな言葉なら、彼に通じるのか?
彼を傷つけることなく……と言うのは、傷つきたくない私のエゴ、都合がよすぎるのでしょうか?
「殿下は……加護を複数もっていますから」
「……でも、彼はリエルさんを必要としていない」
「なら……いらないって捨てられるまで待ってください!」
逃げられるのと、捨てたのが消えるのでは意味が違う。 殿下は無駄にプライドが高いから。
「それとも、捨てられた私では価値がありませんか?」
「そんなことは!! なら、ずっと、彼が捨てる事はなかったら? 私にずっと待っていろと言うんですか!! 本当は……こんな生活をしていても、王族の地位が惜しいんじゃないですか……ぁ……」
勢いのまま言ってしまってから旅商人さんは、しまったとでも言うように明らかに慌てていた。
「そう……」
かもしれません。 と、また曖昧な逃げ道を作ろうとしてしまい、慌てて口を閉ざす。
「……分かりました。 では、1つだけお願いを聞いてください」
「……」
「無茶はいいませんよ」
私は振り返ることはできなかったけど、声は寂しそうだった。
「アナタが子供の頃、お嫁に行くときに着たいドレスって、私に絵をかいて教えてくれたドレスがあるでしょう? それを、作らせたんです。 せっかく作らせたものだから、ソレをもらってください……」
旅商人さんは、明らかに質量を無視して懐から布袋に包まれた大きな荷物を出して、私の側に置いて去って行った。
彼が去ったあと……いつ温めたのかわからないけれど、大きな桶に残された水が温かくて……なんだかとても悲しかった。
旅商人が歩いていく先は、他国からの客人用に準備された建物の群れの方向。
そこには旅商人を待つ人影。
月あかりに浮かぶ人影は、ゆったりとしたローブを頭からかぶっているが、背の高さと肩幅、厚みのある身体つきから男性だと分かる。
「玉砕してきたか?」
声はカラカウように笑っていた。
「煩いですね……王族なんて嫌いです。 生まれなんて頑張ってみたところで、どうにもならないじゃないですか……」
ローブ姿の男は、旅商人の肩を叩いた。
「さぁ、仕事の時間だ。 人が待っている」
「アナタには情緒と言うものがないんですか……」
旅商人の拗ねた口ぶりに、意地悪く男は返す。
「暇じゃないんでね」
「はぁ……」
旅商人は深い溜息をつき、次の瞬間には自信のない弱弱しい気配が消え失せていた。
「対価は、払っていただきますよ」
「わかってる」
カイン殿下の婚約者として、愛されていなくても、愛していなくても逃亡などありえない。
カイン殿下の持つ地位と権力、そして女神の加護により、カイン殿下には例え王様だって逆らえない。 だけど、王様は私の有用性を知り、村から連れ出し、殿下の婚約者としての地位を私に与えた。 それだけ、私と言う存在を重視してくれている。 理解しているからこそ、地下牢でも快適に過ごせるよう、気遣いがなされていた。
5日ぶりに戻った作業所兼自室。 試験中の植物が生き残っているのだって、私の所に度々お茶と菓子を持って遊びに来ていたイザベラが、何らかの手配をしてくれていたのだと思う。
王様とイザベラ。 私に配慮をしてくれる人達を思えば、王位につくと言うことは、人と同じではいけないのだろうと思う。 それは、前世も現世も、植物とばかり戯れている私にだって分かる。
カイン殿下の影響下にあっても私を重視している人がいるのだ。
そして、生きるための救いとなっている人達は、旅商人さんの言葉に応じる事が出来ない理由にもなる。 高い地位にある人間が、私に価値を認めている以上、逃げました、そうですか、で終わる訳がない。
嬉しいけど、迷惑をかけてしまいます。
相手の強引な態度に、責任を全て押し付け、ソレでも逃げたいのだと遠まわしにいうような、誘い受けのような返事をしていいわけなんかない。
「普通、そこは、嫌いでなければ、ではなく、好きならって言うものでは?」
完全な拒否もできず、受け入れることなどできるはずもなく、訳の分からない誤魔化しをしてしまう。 ダメだ私……。
「好きを理由にすると、断る条件を増やしてしまいますから」
肩をすくめ困ったように笑われれば、冗談だったのかと安堵と寂しさが胸をよぎった。 そんな胸の内を見透かされていたように旅商人さんは言う。
「それに、側にいてくれるなら、好きになってもらえるように努力ができます」
「そんな価値なんて……」
「リエルさんの価値を決めるのは、リエルさんではありません。 後ろ、失礼しますね」
優しい声の主が、私の髪に再び触れた。 その瞬間濡れた髪が渇き、旅商人さんは長い私の髪を束ねだす。 そして、上手く束ね留める事が出来ずに何度もやり直している。
「私が」
「いえ、させてください」
何度かの挑戦の末に髪を無事アップにしおえて、満足そうに旅商人さんは言う。
「出来ましたよ! 可愛い、髪留めはピンクがいいかな? 空の色がいいかな……紫も良く似愛想ですよね」
「ぁ、私は……」
「背中洗いますから、熱かったり、痛かったりしたら言ってくださいね」
言葉が遮られた。
そんな気がした。
薄い手ぬぐいを縫い合わせたような風呂着は、首のところで紐で結び固定しただけのもの。 タオル越しに大きな手が私の背を優しく撫でてくる。 それがとても心地よくて、ドキドキして恋だと勘違いしそうになる。 そんな私の気も知らず、オズオズと不安そうな声で旅商人さんは話しかけてきた。
「私はこの国の人間ではありませんし、それに……」
流されないうちに断らないと……迷惑をかけるからなんて、理由は理由にならない。 多分、ここに来た時点で、旅商人さんは迷惑なんて覚悟済なのでしょう。
戸惑ったように手が止まる。
「それに?」
思わず聞き返してしまう。
「リエルさんの家族は、アナタを売ったお金で安定した国に逃げています。 なので、家族を案じる必要もありません」
「ぁ……」
聞きたくなかった残酷な現実。
「だから、私と一緒に行きましょう?」
耳元に優しく囁かれた。 私が振り返れば旅商人さんの口元が困ったように、だけど、明らかに微笑んでいた。
「わ、私は、ここを離れません!!」
「どうしてですか? こんな酷い扱いをされているのに。 さぁ、後ろを向いて、まだ途中です」
「私は、カイン殿下の婚約者です」
「婚約者の1人でしょ? それも……彼が率先して、アナタをこんな酷い目にあわせている。 肩、痛くありません?」
言われて、少し前にぶつけた肩を隠すように、自分の身体を抱きかかえようとすれば、その手は避けられ、アザの残る腕が取られ口づけられた。
「なっ!!」
腕をつかむ手は優しいけれど、逃れられず。 口づけた先を舐められ、甘く噛まれれば、ゾワリと身体が震え、泣きたくなる。
「はい綺麗になりましたよ。 私、魔法が使えるんです」
さっきと同じセリフ。
消えた傷。
振り向いた先に見えた、微笑む口元。
なのに、なぜか怖かった。 それは、どこか道化師めいて見えて……目元が隠されているから余計に、彼の意図が分からず困惑する。
「それに結構強いんです。 だから、リエルさんが心配するようなことは何もありません」
背中を温かな湯が流れる。
彼の気配が近い。
彼が怖い……。
喉が渇く。
「それに、ココに出入りできるほどのコネも金もあります。 何が問題だと言うんですか……」
怯え、戸惑い、そんな彼の声に焦りが混ざる。
どんな言葉なら、彼に通じるのか?
彼を傷つけることなく……と言うのは、傷つきたくない私のエゴ、都合がよすぎるのでしょうか?
「殿下は……加護を複数もっていますから」
「……でも、彼はリエルさんを必要としていない」
「なら……いらないって捨てられるまで待ってください!」
逃げられるのと、捨てたのが消えるのでは意味が違う。 殿下は無駄にプライドが高いから。
「それとも、捨てられた私では価値がありませんか?」
「そんなことは!! なら、ずっと、彼が捨てる事はなかったら? 私にずっと待っていろと言うんですか!! 本当は……こんな生活をしていても、王族の地位が惜しいんじゃないですか……ぁ……」
勢いのまま言ってしまってから旅商人さんは、しまったとでも言うように明らかに慌てていた。
「そう……」
かもしれません。 と、また曖昧な逃げ道を作ろうとしてしまい、慌てて口を閉ざす。
「……分かりました。 では、1つだけお願いを聞いてください」
「……」
「無茶はいいませんよ」
私は振り返ることはできなかったけど、声は寂しそうだった。
「アナタが子供の頃、お嫁に行くときに着たいドレスって、私に絵をかいて教えてくれたドレスがあるでしょう? それを、作らせたんです。 せっかく作らせたものだから、ソレをもらってください……」
旅商人さんは、明らかに質量を無視して懐から布袋に包まれた大きな荷物を出して、私の側に置いて去って行った。
彼が去ったあと……いつ温めたのかわからないけれど、大きな桶に残された水が温かくて……なんだかとても悲しかった。
旅商人が歩いていく先は、他国からの客人用に準備された建物の群れの方向。
そこには旅商人を待つ人影。
月あかりに浮かぶ人影は、ゆったりとしたローブを頭からかぶっているが、背の高さと肩幅、厚みのある身体つきから男性だと分かる。
「玉砕してきたか?」
声はカラカウように笑っていた。
「煩いですね……王族なんて嫌いです。 生まれなんて頑張ってみたところで、どうにもならないじゃないですか……」
ローブ姿の男は、旅商人の肩を叩いた。
「さぁ、仕事の時間だ。 人が待っている」
「アナタには情緒と言うものがないんですか……」
旅商人の拗ねた口ぶりに、意地悪く男は返す。
「暇じゃないんでね」
「はぁ……」
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