【R18】王太子殿下が他国の将軍の婚約者を孕ませたからって、婚約者の私が責任を問われるのは間違ってはいませんか?【完結】

迷い人

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54.王様の命令と部下の妥協(☆)

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「んっ、ぁ……いや……ぁ、んんっ」

 リエルの甘い声が響き渡り、情欲を誘う甘い香りがあたりに漂う。

 闇に覆われた世界。

 感じるのは風と、身体を撫でる指先、ネットリと身体を舐める舌先。 私の身体を、存在を極限まで感じ取ろうとするように重ね合わされる身体は冷たい。

「ゼル、やめっ」

身体を抱きしめ密着させ、舌先で胸の先端を弄ぶように優しく舐められ、口づけられる。 両足の間に触れる彼の冷ややかな肌、膝なのだろう……撫でるように擦り付けられれば、与えられる快楽を喜ぶように溢れる熱い蜜が彼の冷たい肌を濡らし温める。

「こんなに感じているのに、本当に辞めて欲しいのですか?」

 触れあう身体を離されれば、不安を覚えゼルを捕まえようと私は手を伸ばしてしまう。

 違う、それよりも……目隠しにつかわれた布地を取り払おうことを優先しなければと、僅かに残された理性が訴える。 邪魔されると思った。 だけどゼルは邪魔をすることなく、胸に冷たい口づけを繰り返す。

「ぇ……」

「リエルは神力を無効化してしまいますからね。 手間はかかりますが、魔力で闇の布地を形成してみました。 リエルからは触れる事はできませんが、私には自由に扱えるのですよ?」

 ザワリと何かが身体を撫で走れば、柔らかな感触が身体中を撫でまわしているかのようだった。

「ああぁあああ」

 その感触に耐えようと、両手足に力が入る。

「怖い事はありません。 もっとリラックスしてください」

 右手を取られ、チュッと音を立て指先に口づけられた。

「疲れて、明日の仕事に差し支えてしまいますよ?」

「なぜ、こんな……」

「目隠しの事ですか? アナタと離れている間、考える事は後悔ばかりでした。 身勝手に欲望を押し付け奪い果ててしまった……。 次はちゃんと愛さなければ、それだけを考え過ごしていました」

「仕事していなさいよ」

「していましたとも、だから、退屈だったんです。 大丈夫、ちょっと過激なマッサージぐらいに考えて下さい」

 幾度となく口づけされた指先が、口に含まれぴちゃぴちゃと音がたてはじめる。 触れ合う肌が私の肌を撫で、熱くなる先から私の体温を奪っていく。 両手が、身体が、足が、拘束するようにゼルの体温とよく似た布地が撫で走っていく。

 んっ、ふぅ……ぁ、

 息が荒く追い詰められれば、刺激は抑えられ。 甘く浅い口づけが交わされ水が流し込まれ、唇が離された。

「もっと……」

「おや、喉が渇いていたんですか? 気づかずに申し訳ありません」

 そう語るゼルの声は、甘い吐息をまぜ、恍惚とした色香が溢れていた。

 ちゅっと触れる唇は冷たく、彼の舌先は私の唇を幾度も撫で、それが妙にじれったく感じて、私は舌を伸ばしゼルの舌を舐め絡める。 クスッと笑う音が聞こえた。 ユックリと口内に舌が差し入れられ、水が流し込まれ、私はそれを飲み込むが。

「ち、がう……の」

「何がですか?」

 カラカウように髪が撫でられる。

 塞がれた視界は、何も見えず、次にどこが触れられるか考えれば、私の肌は何時も以上に敏感になっていて、揺れる髪が肌を撫で触れる感触ですら快感を覚えてしまう。

「このままだとツライの……お願い……入れて」

「ダメですよ。 陛下の命令は絶対ですから。 だけど、可哀そうなので、もう少しスキンシップを楽しんだ後にちゃんといかせてあげますから」

 額に優しく口づけられる。

 抱き上げられて、抱きしめられて、冷たい肌が私の身体に触れて……ただ一か所だけ熱を持つ硬いものがお腹に押し付けられる。

「ゼルだってツライくせに」

「まぁ、それはそうですけど……ほら、私の場合は人を抱ける日が来るなんて想像もしていませんでしたから、我慢強いんですよ。 それに、入れなくてもリエルを感じる方法はありますし」

「私、おっぱい小さいよ?」

 わずかの間が開いた。 多分考えた事は伝わっていないが……説明する気もない。

「……小さな胸も好きですよ」

 ハッキリ小さいと言われるのは、それはソレで切ないものだ。

「少し、失礼しますね」

 身体が裏返され、四つん這いにされ、濡れた秘部がゼルの前に剥き出しになっているのが想像でき、逃げようとすれば、身体全体が拘束された。

「な、何を? ぇ?」

 閉ざされた両足の間に熱を持った硬いものが押し付けられ、押し入れられ、思わず足を広げようとすれば、ふくらはぎが閉ざされくるくると柔らかな布地の感触が私の両足を強引に閉ざしていく。

 太ももに感じる硬くて熱い感触が、ゆっくりとこすりつけられる。

「まぁ、こう言う方法もあるんですよ」

 どこで覚えたんだろう。 なんて考えたら、また嫉妬でオカシクなりそうだから……、蜜をからめ敏感になった蕾を刺激するゼル自身の欲望の感触に、快楽に、集中し、私は甘い、どこまでも甘いだけの、絶頂に意識を手離す。
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