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62.寵児達は神の偶像として存在する(☆)
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チュッ、チュッと軽く口づけ会う。
奪いあうのではなく、触れるだけの軽いもの。
戯れ。
それは、初心な少年少女のような触れあい。
少しくすぐったいが、そのくすぐったさが心地よく、膝の上に上がりやすくするようにと、太ももをぺちぺちと叩けば、クスッと笑いながら投げ出した足の片方が組まれた。 柔らかな表情、穏やかな微笑み、それは私が闇に求めた安らぎにとても近い。
私のために作られた両足の隙間に、身体を横向きに潜り込む。
チュッとアゴの下に口づけ、照れ笑う。
「仕事はすぐに?」
見上げたまま尋ねれば、額に口づけられた。
「シバラクは諜報部隊に任せますよ。 生憎と私は調査が不得手ですので」
そう会話しながらも、胸の膨らみを持ちあげるように触れてくる。 敏感な部分を触れず肌や肉の感触を楽しむように、ゼルの細く長い指が肌を滑り、お腹を撫で、太ももを撫でる。
「忙しすぎるから分業は大事よね」
「それは、リエルにも言えると思いますよ」
太ももを撫でる手の逆手で髪を撫で、頬を撫で、手のひらを取られたから、口づけされて、舐められて、そんな想像をしていた。 だけど……普通に手の平をモミモミマッサージされはじめる。 いや、気持ちいいですけど。
「前よりは平気。 忙しくないよ」
「レギーナ、滅ぼしてきますか?」
何処までも穏やかにシャレにならない事を言ってのける。
「もう、関係ないから必要ない」
甘えるように身体を寄せる。
「そう」
手首をとられ口づけられる。 じっとゼルの瞳を見れば、彼の瞳が何?と穏やかに語り、私は首を横に振る。 微笑みあうことはなくお互いを見つめあった。 お互いが引き寄せられるように口づける。
人と完全に隔絶された存在だったゼルは変化した。
それって……。
「聖女様は凛としてとても美しい方よね。 もし、美しい衣装に身を包んだ聖女様が突然に目の前に現れたら、きっと女神だと勘違いしてしまうわ」
きっと、今のゼルもそう、彼の美貌、その表情に穏やかさが加わる事で、人が求める、理想とする、人によって都合が良い闇の代行者、この国の偶像になるような気がしてならない。
「中身は、ちょっとアレですけどね」
ゼルが聖女を茶化すように小さく笑う。
聖女と言うと、慈悲深く、救いを与える者と考える人もいるけれど、聖女様に求められている聖女像は傲慢で横柄。 人は聖女様が〇〇だからと、逃げ口上に使い、彼女は人に限りなく近い偶像。 そして、それを気にする様子もない。
それでも、聖女様は家族の前でだけは母となる。
「私は、好きだなぁ聖女様」
「嫉妬すると言っているのに、わざわざそうい事を伝えますか? いけない子だ」
もし、以前の彼の前でこんなことを口にすれば、私か、私が好意を向ける相手に危害を加えることをしたでしょう。 実際、少し前、調理場ではなく王様の執務室で料理をするようになったのも、過剰なゼルの嫉妬が原因だった。
だから、私は王様と聖女様は別としても、ゼルを優先するようにしていた。
でも、今は嫉妬すると言いながら、狂気を表にすることはない。 ただ、私にその気持ちを伝えるだけ。
「ゼルは、私のママになりたいの?」
首を傾げて、じっと見つめれば、彼は苦笑した。
「それは……遠慮したいですね。 私は……」
言葉を止めたゼルは、考え込んだようだった。 それでも、マッサージはムニムニと続けられている。
「どうしたの?」
「好きですよ。 愛しています。 私にとってアナタは大切な宝物です」
愛の言葉を並べられているのに、なぜか誤魔化されているような気になって、ゼルの頬をつまめば、不満が声に現れた。
「なんですか?」
「何を考えているのですか?」
「……なんてことはありません。 アナタを閉じ込めるための綺麗な箱庭が欲しいなと」
綺麗な綺麗な表情で、ゼルは微笑み語る。
あぁ……ゼルはゼルだったか……なんて、私は苦笑する。
「小さな島でも手に入れて、一年中花の咲き乱れる大地で、リエルはそこで穏やかで楽しく神使達と暮らし、私の帰りを待っていてくれる。 そういう生活に憧れます」
ウットリとゼルは語る。
食べてずっと一緒だねとか、遺体を側に置いて、愛を語られるよりは人に近寄ったのでしょうか? 私はゼルの髪を撫でた。
「なんですか?」
ゼルが不思議そうに私を見て、私は彼の手から逃れ抱きしめる。
「私は、誰かの苦労の元で一人楽をするのは、好きではありません」
「一応、その場合神使の世話と言うか、神様の相手と言う仕事は付きまとうと思いますよ?」
「そういう問題なのかしら? むしろゼルの仕事先に一緒についていくってのはどうかしら?」
「ぇ? 嫌ですよ」
そういいながら、反対側の手を取られ、マッサージが継続された。
「ずっと、私と一緒に居たい訳ではないのですね」
チュッと軽い口づけ。
「そんな訳ありませんが、仕事中は危険ですから」
「ゼルがいるのに危険なの?」
「そうですねぇ……早く仕事を終わらせようと、全力で国ごと破壊したりするかもしれませんよ?」
冗談とも言えない冗談を彼は微笑み告げるから、私は肩をすくめた。
「おとなしく、お留守番をしてます」
「いい子にしていたら、お土産を手に入れてきましょう。 何が欲しいですか?」
「生産系の神様!」
無茶を承知でいってみた。
「それは……難しいですね……」
「信仰者の問題?」
「……真面目に言っています?」
ゼルの呆れた声。
「えぇ、もし生産系の神使が来てくれたなら、私も食品改良とかできるようになるでしょう? もっと、美味しいものを皆で食べることが出来るわ」
「まぁ……確かに」
シバラクゼルは考え込み、
「明日でも陛下に相談してみましょう」
そう言いながら軽く私の身体がベッドの上にうつぶせに寝かせられた。
「何するの?」
「だから、マッサージですよ」
足の裏がもみほぐされ、ふくらはぎは血行を促すように撫で上げられ、ツボを押されれば痛みにうめいた。 柔らかいだけの太ももだと自分で思っていたが、少し、ほんの少し力を入れられただけでも痛くて、涙目で辞めてくれと訴える羽目になる。
「んっ、やぁ、もういい、痛い」
「ですが、痛くなるほどに触れていませんよ。 ほんの少し身体に触れているだけです。 痛いと言うのは、あまり状態が良くないと言うことだと習いました。 我慢してください」
誰に習ったの?!
ゼルは説明しながら、私に枕を抱きかかえさせる。
「ぁ、やっ、そこ、ダメ」
「……エッチな声は禁止です。 我慢できなくなりますから。
その声が、既にお腹の奥に響くのですが……と言える訳なく、私は涙ぐんだ瞳でゼルを見る。
「痛い事を辞めてくれればいいと思います」
涙があふれる目元に、ゼルは口づけてくる。
「でも……実は痛いのも、嫌いじゃないのでは?」
「そんな訳ないでしょうが」
「ひゃぁん」
両足の間を割るように割れ目の中に指をいれ撫でられる。
「ほら、濡れているじゃありませんか」
濡れるゼルの手が私に向けられた。
「こんなにエッチな蜜を溢れさせておきながら、本当に辞めて欲しいんですか?」
「それは、えっと、マッサージが気持ちよすぎたんだよ」
頬が熱い。
最近のゼルは美麗さに迫力を増し、人々は今も変わらず彼に恐怖しているが、羨望のまなざしや、彼を欲求の対象として見る者も増えている。 食われたい捕らわれたいと陶酔し、膝をつく者すらいる。 破滅思考だなぁ……とか思いながら、そんな人々を冷ややかに私は見ていたけれど。
甘く迫られれば、私だって同じ穴の狢だ。
「では、つづけましょうか?」
太ももの付け根の内側が、指で押された。
ぁっ、
痛み? 快楽? 私の身体が緊張で硬くなる。
「怖い事などしませんよ。 安心してください」
上体を倒し、私の耳もとで囁くゼルの手は、尻から腰、背を撫で、首の付け根を怪しく優しく撫でてきた。
既に私の身体は、マッサージをマッサージとして受け止められなくなってきていた。
奪いあうのではなく、触れるだけの軽いもの。
戯れ。
それは、初心な少年少女のような触れあい。
少しくすぐったいが、そのくすぐったさが心地よく、膝の上に上がりやすくするようにと、太ももをぺちぺちと叩けば、クスッと笑いながら投げ出した足の片方が組まれた。 柔らかな表情、穏やかな微笑み、それは私が闇に求めた安らぎにとても近い。
私のために作られた両足の隙間に、身体を横向きに潜り込む。
チュッとアゴの下に口づけ、照れ笑う。
「仕事はすぐに?」
見上げたまま尋ねれば、額に口づけられた。
「シバラクは諜報部隊に任せますよ。 生憎と私は調査が不得手ですので」
そう会話しながらも、胸の膨らみを持ちあげるように触れてくる。 敏感な部分を触れず肌や肉の感触を楽しむように、ゼルの細く長い指が肌を滑り、お腹を撫で、太ももを撫でる。
「忙しすぎるから分業は大事よね」
「それは、リエルにも言えると思いますよ」
太ももを撫でる手の逆手で髪を撫で、頬を撫で、手のひらを取られたから、口づけされて、舐められて、そんな想像をしていた。 だけど……普通に手の平をモミモミマッサージされはじめる。 いや、気持ちいいですけど。
「前よりは平気。 忙しくないよ」
「レギーナ、滅ぼしてきますか?」
何処までも穏やかにシャレにならない事を言ってのける。
「もう、関係ないから必要ない」
甘えるように身体を寄せる。
「そう」
手首をとられ口づけられる。 じっとゼルの瞳を見れば、彼の瞳が何?と穏やかに語り、私は首を横に振る。 微笑みあうことはなくお互いを見つめあった。 お互いが引き寄せられるように口づける。
人と完全に隔絶された存在だったゼルは変化した。
それって……。
「聖女様は凛としてとても美しい方よね。 もし、美しい衣装に身を包んだ聖女様が突然に目の前に現れたら、きっと女神だと勘違いしてしまうわ」
きっと、今のゼルもそう、彼の美貌、その表情に穏やかさが加わる事で、人が求める、理想とする、人によって都合が良い闇の代行者、この国の偶像になるような気がしてならない。
「中身は、ちょっとアレですけどね」
ゼルが聖女を茶化すように小さく笑う。
聖女と言うと、慈悲深く、救いを与える者と考える人もいるけれど、聖女様に求められている聖女像は傲慢で横柄。 人は聖女様が〇〇だからと、逃げ口上に使い、彼女は人に限りなく近い偶像。 そして、それを気にする様子もない。
それでも、聖女様は家族の前でだけは母となる。
「私は、好きだなぁ聖女様」
「嫉妬すると言っているのに、わざわざそうい事を伝えますか? いけない子だ」
もし、以前の彼の前でこんなことを口にすれば、私か、私が好意を向ける相手に危害を加えることをしたでしょう。 実際、少し前、調理場ではなく王様の執務室で料理をするようになったのも、過剰なゼルの嫉妬が原因だった。
だから、私は王様と聖女様は別としても、ゼルを優先するようにしていた。
でも、今は嫉妬すると言いながら、狂気を表にすることはない。 ただ、私にその気持ちを伝えるだけ。
「ゼルは、私のママになりたいの?」
首を傾げて、じっと見つめれば、彼は苦笑した。
「それは……遠慮したいですね。 私は……」
言葉を止めたゼルは、考え込んだようだった。 それでも、マッサージはムニムニと続けられている。
「どうしたの?」
「好きですよ。 愛しています。 私にとってアナタは大切な宝物です」
愛の言葉を並べられているのに、なぜか誤魔化されているような気になって、ゼルの頬をつまめば、不満が声に現れた。
「なんですか?」
「何を考えているのですか?」
「……なんてことはありません。 アナタを閉じ込めるための綺麗な箱庭が欲しいなと」
綺麗な綺麗な表情で、ゼルは微笑み語る。
あぁ……ゼルはゼルだったか……なんて、私は苦笑する。
「小さな島でも手に入れて、一年中花の咲き乱れる大地で、リエルはそこで穏やかで楽しく神使達と暮らし、私の帰りを待っていてくれる。 そういう生活に憧れます」
ウットリとゼルは語る。
食べてずっと一緒だねとか、遺体を側に置いて、愛を語られるよりは人に近寄ったのでしょうか? 私はゼルの髪を撫でた。
「なんですか?」
ゼルが不思議そうに私を見て、私は彼の手から逃れ抱きしめる。
「私は、誰かの苦労の元で一人楽をするのは、好きではありません」
「一応、その場合神使の世話と言うか、神様の相手と言う仕事は付きまとうと思いますよ?」
「そういう問題なのかしら? むしろゼルの仕事先に一緒についていくってのはどうかしら?」
「ぇ? 嫌ですよ」
そういいながら、反対側の手を取られ、マッサージが継続された。
「ずっと、私と一緒に居たい訳ではないのですね」
チュッと軽い口づけ。
「そんな訳ありませんが、仕事中は危険ですから」
「ゼルがいるのに危険なの?」
「そうですねぇ……早く仕事を終わらせようと、全力で国ごと破壊したりするかもしれませんよ?」
冗談とも言えない冗談を彼は微笑み告げるから、私は肩をすくめた。
「おとなしく、お留守番をしてます」
「いい子にしていたら、お土産を手に入れてきましょう。 何が欲しいですか?」
「生産系の神様!」
無茶を承知でいってみた。
「それは……難しいですね……」
「信仰者の問題?」
「……真面目に言っています?」
ゼルの呆れた声。
「えぇ、もし生産系の神使が来てくれたなら、私も食品改良とかできるようになるでしょう? もっと、美味しいものを皆で食べることが出来るわ」
「まぁ……確かに」
シバラクゼルは考え込み、
「明日でも陛下に相談してみましょう」
そう言いながら軽く私の身体がベッドの上にうつぶせに寝かせられた。
「何するの?」
「だから、マッサージですよ」
足の裏がもみほぐされ、ふくらはぎは血行を促すように撫で上げられ、ツボを押されれば痛みにうめいた。 柔らかいだけの太ももだと自分で思っていたが、少し、ほんの少し力を入れられただけでも痛くて、涙目で辞めてくれと訴える羽目になる。
「んっ、やぁ、もういい、痛い」
「ですが、痛くなるほどに触れていませんよ。 ほんの少し身体に触れているだけです。 痛いと言うのは、あまり状態が良くないと言うことだと習いました。 我慢してください」
誰に習ったの?!
ゼルは説明しながら、私に枕を抱きかかえさせる。
「ぁ、やっ、そこ、ダメ」
「……エッチな声は禁止です。 我慢できなくなりますから。
その声が、既にお腹の奥に響くのですが……と言える訳なく、私は涙ぐんだ瞳でゼルを見る。
「痛い事を辞めてくれればいいと思います」
涙があふれる目元に、ゼルは口づけてくる。
「でも……実は痛いのも、嫌いじゃないのでは?」
「そんな訳ないでしょうが」
「ひゃぁん」
両足の間を割るように割れ目の中に指をいれ撫でられる。
「ほら、濡れているじゃありませんか」
濡れるゼルの手が私に向けられた。
「こんなにエッチな蜜を溢れさせておきながら、本当に辞めて欲しいんですか?」
「それは、えっと、マッサージが気持ちよすぎたんだよ」
頬が熱い。
最近のゼルは美麗さに迫力を増し、人々は今も変わらず彼に恐怖しているが、羨望のまなざしや、彼を欲求の対象として見る者も増えている。 食われたい捕らわれたいと陶酔し、膝をつく者すらいる。 破滅思考だなぁ……とか思いながら、そんな人々を冷ややかに私は見ていたけれど。
甘く迫られれば、私だって同じ穴の狢だ。
「では、つづけましょうか?」
太ももの付け根の内側が、指で押された。
ぁっ、
痛み? 快楽? 私の身体が緊張で硬くなる。
「怖い事などしませんよ。 安心してください」
上体を倒し、私の耳もとで囁くゼルの手は、尻から腰、背を撫で、首の付け根を怪しく優しく撫でてきた。
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