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前編
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シマッタ。
私は顔を背けてしまった。
そんな私の顔を見たヴィセは分かりやすくクスッと笑う。
「そんなに俺に興味が?」
フザケタ様子に私は、腹立ちを覚えるのではなく安堵する。
「まさか。 私ばかりが話し過ぎたと思ったのよ。 ただ、それだけですわ。 少し……疲れたの……」
これは本当で、私は肩をすくめて見せた。
定期的にこの場に潜ってはいるものの、何時もはもっと戦闘を得意とする者を伴い、私はルカの背に乗せてもらっている。 今日は違う……何時もは絶対に通らない場所でルカは何時でも戦えるようにしているため、私は自分で歩いていた。
精霊の加護のお陰で、痛みを伴うような怪我は直ぐに治るけれど疲れだけは別……。
私は小さく息を吐いた。
伏せて背もたれになっているルカに私は完全に身体を預け、キノコ鍋が煮えるのを待った。
いつの間にか、ヴィセは黙りながら調理中のローズに声をかけ、料理の説明をうける。
『俺の、俺の魚……大事に食べてくれよな……』
ヴィセの肩に足をかけ、頭に手を置き身を預けながらオッズは嘆く。
空気が穏やかなものに変わった。
優しいと表現するのが似合う香りにホッとしながら私はルカの毛並みを撫でる。 ゴロゴロとなる振動に身を任せればいつの間にか眠ってしまっていた。
ぼそぼそと語る声が夢心地な中で聞こえる。
少し休んだ方が良いだろうと、寝ずの番はどうするか? そんな会話をしている。 そんな声すら心地よくて、私はキュっとルカに抱き着き、大きなルカの肉球付きの手は私を抱え込むように抱き寄せていた。
心地よい。
使命も役目も放棄して……私は、私だけになる。
そんな瞬間。
お日様のように、大地のように、水の中のように……そこにただあるだけで幸福で心地よい瞬間。 コレを邪まだとか言われれば腹が立ったけれど、ラスティと婚姻の誓をしていない状態で誰と共に居たいのか? と、問われたなら……今のラスティを知ってしまった今なら、私は……ルカを選ぶだろう。
私が好きだったラスティは幻。
側に居なかったからこその憧れ。
私の幸福はラスティに無い……。
夢の中で私はそんな事を考えていた。
やがて私は目を覚ます。
「起きたんですね」
「ごめんなさい。つい、うとうとしてしまって。 早く戻りたいですよね」
「いえいえ、これはこれで得難い経験ですから。 それより、なかなか美味しかったですよ。 温めなおしますね」
そう言ってヴィセは我が家特製の魔導コンロを使いこなし、きのこ鍋を温めなおしてくれる。
「良く、眠っていましたね」
「丁度良い感じなんです」
私は笑いながらルカを撫でた。
「なんで世間は、こういう素敵な人達を恐れ嫌うのでしょうね」
私はルカを撫で、その背に頬を寄せる。
「それは……きっと怖いからだと思いますよ。 人と同じように暮らしていても気まぐれに命を奪う事ができる。 一部の者がそう思う事が伝染し、全体をそういう風に思うのではないでしょうか? 人の思いには感染能力があるのですよ。 それに……彼等は人の姿を……」
「そうね……」
私は続く言葉を止めさせるように、慌てた様子で同意した。
人の心を持っている事を知らなければ、彼等は人の姿をした獣であると思うだろう。 屋敷で働く者達を見れば、そっちの誤解の方が多いような気がする……だから、とめさせたのだ。
黙って私は鍋を食べはじめる。
ルカもローズも私が起きた時に一緒に目を覚ましていたようだけど、眠ったふりを続けている。
「俺が、何故、旅をしているか……聞いてもらえますか? 少し考えていたんです。 この広い世界を私一人で探すより、彼女の存在を気にかけてくれる人がいるほうがいいでしょうからね」
ヴィセの伏せた顔から瞳は見えなかったけれど、僅かに笑う様子を見れば……探す相手との関係性は想像がつかず、想像がつかない相手であることの意味を考えれば……聞かない方が良いのかもしれないと。
怖くて、怖いからこそ興味がわいた。
「あなたは、貴族出身よね?」
「分かりますか?」
「ルカなんかはどれほど礼儀作法を学ばせても、どこか粗暴ですもの」
クスクスと笑いながら言えば、ルカの耳がパタパタと不服そうに動き、ローズとオッズは笑うのを堪えてピクピクと動いている。
『余計なお世話だ……』
「あら、寝たふりは止めたの?」
『ふんっ、お上品でなくて悪かったな』
「あら、ルカはルカのままで素敵ですよ」
よしよしと頭を撫でれば、不服そうに大きく息をついた。
『それで、どんな奴を探しているんだ?』
そのまま、話を流すのも悪くないかもしれない。 そう思っていたのに……と、私は鍋を作った後のスープに口をつけた。
「中央大陸にあるホウラクと言う国を知っていますか?」
「大国ですよね」
「大国になったと言った方が正しいですね。 そのホウラクに25年前一人の王女が生まれました。 とても美しく、そして男勝りの猛々しさを持った少女でありながらも匂い立つ程に女を感じさせる人でした。 武を好む父王に他の兄弟よりも愛され、王位を約束するほどに特別な存在でした。」
その声は囁くように抑えられてはいたけれど、重く……そこにあるのは愛……ではなく、恨みのように感じた。
そして、同時に私の脳裏にはカミラが思い浮かび、美しく武を好むと言うだけでは……と、心の中で否定し……そして否定しきれなかった。
そんな私の顔を、ヴィセはジッと見ている。
「ぇっと……」
「何を考えていたのですか? 誰かを思い浮かべていませんでしたか?」
「そうね……話の続きを伺って良いかしら?」
「えぇ、彼女は人を愛していました。 大陸の豊かな国を治めていたホウラクは周辺国から何時も狙われており、彼女は何時だって率先して戦に出て民を守っていたのです」
「とても、強かったのね」
「えぇ、強くて、そして……美しかった。 戦い血を浴びている時さえ、彼女は美しかったのです。 敵の大将すら見惚れ、降伏を望むほどに。 それはカリスマと呼ぶのに相応しいでしょう」
ヴィセの語る女性像に不穏な様子は無い。 むしろ猛々しくも神々しい。
なのに、どうしてもカミラを想像してしまうのだ。 忠誠心の強い使用人を除けば……みんな彼女に心酔していた。 魅了と言うほどまで正気を失っている訳ではなく、あぁ、この人達ならきっかけさえあればこういう行動をしてもオカシクないな……そう言う範囲で彼女を慕って見せていた。
気づけばヴィセは私の顔をジッと見て、言葉を止めていた。 その表情はとても真剣で、上辺ばかりの微笑みが切れた彼は……危うい魅力を……私は感じ取る。
「な、に……」
「あなたは随分と、真剣に聞いてくれるのですね……嬉しいです」
頬に伸ばされる手は、中性的な彼の見た目とは違い大きくてゴツゴツとしていた。 粗野な手が私に触れそうになって……そして、大きく肉球のある手が、ヴィセの手を叩き落とした。
『爪を、引っ込めていた事に感謝するんだな』
「これは、随分と手厳しい護衛ですね」
『続きを』
「えぇ、私も彼女に憧れ戦場に出た者の1人でした。 より強くあろうと……彼女を守れるようにと、そう考える者は決して少なくはありませんでしたが、彼女は私を特別だと言ってくれたのです」
「特別」
「そう……私達が知り合った時、私達はもう大人でしたから。 えぇ、そう言う事です」
「そう……」
「顔を赤くして、可愛らしい方です」
「そういうのは要りません!!」
私は慌てる。
「彼女の肌はとても美しく滑らかだった」
思い出したかのように、ヴィセの手はその王女に触れていただろう手を卑猥に再現しはじめ、彼がどれほどその女性を崇拝していたか……彼女の腕1本すら淫らに美しいと感じているのが……分かった。
なんだか、恥ずかしいわ……。
私は顔を背けてしまった。
そんな私の顔を見たヴィセは分かりやすくクスッと笑う。
「そんなに俺に興味が?」
フザケタ様子に私は、腹立ちを覚えるのではなく安堵する。
「まさか。 私ばかりが話し過ぎたと思ったのよ。 ただ、それだけですわ。 少し……疲れたの……」
これは本当で、私は肩をすくめて見せた。
定期的にこの場に潜ってはいるものの、何時もはもっと戦闘を得意とする者を伴い、私はルカの背に乗せてもらっている。 今日は違う……何時もは絶対に通らない場所でルカは何時でも戦えるようにしているため、私は自分で歩いていた。
精霊の加護のお陰で、痛みを伴うような怪我は直ぐに治るけれど疲れだけは別……。
私は小さく息を吐いた。
伏せて背もたれになっているルカに私は完全に身体を預け、キノコ鍋が煮えるのを待った。
いつの間にか、ヴィセは黙りながら調理中のローズに声をかけ、料理の説明をうける。
『俺の、俺の魚……大事に食べてくれよな……』
ヴィセの肩に足をかけ、頭に手を置き身を預けながらオッズは嘆く。
空気が穏やかなものに変わった。
優しいと表現するのが似合う香りにホッとしながら私はルカの毛並みを撫でる。 ゴロゴロとなる振動に身を任せればいつの間にか眠ってしまっていた。
ぼそぼそと語る声が夢心地な中で聞こえる。
少し休んだ方が良いだろうと、寝ずの番はどうするか? そんな会話をしている。 そんな声すら心地よくて、私はキュっとルカに抱き着き、大きなルカの肉球付きの手は私を抱え込むように抱き寄せていた。
心地よい。
使命も役目も放棄して……私は、私だけになる。
そんな瞬間。
お日様のように、大地のように、水の中のように……そこにただあるだけで幸福で心地よい瞬間。 コレを邪まだとか言われれば腹が立ったけれど、ラスティと婚姻の誓をしていない状態で誰と共に居たいのか? と、問われたなら……今のラスティを知ってしまった今なら、私は……ルカを選ぶだろう。
私が好きだったラスティは幻。
側に居なかったからこその憧れ。
私の幸福はラスティに無い……。
夢の中で私はそんな事を考えていた。
やがて私は目を覚ます。
「起きたんですね」
「ごめんなさい。つい、うとうとしてしまって。 早く戻りたいですよね」
「いえいえ、これはこれで得難い経験ですから。 それより、なかなか美味しかったですよ。 温めなおしますね」
そう言ってヴィセは我が家特製の魔導コンロを使いこなし、きのこ鍋を温めなおしてくれる。
「良く、眠っていましたね」
「丁度良い感じなんです」
私は笑いながらルカを撫でた。
「なんで世間は、こういう素敵な人達を恐れ嫌うのでしょうね」
私はルカを撫で、その背に頬を寄せる。
「それは……きっと怖いからだと思いますよ。 人と同じように暮らしていても気まぐれに命を奪う事ができる。 一部の者がそう思う事が伝染し、全体をそういう風に思うのではないでしょうか? 人の思いには感染能力があるのですよ。 それに……彼等は人の姿を……」
「そうね……」
私は続く言葉を止めさせるように、慌てた様子で同意した。
人の心を持っている事を知らなければ、彼等は人の姿をした獣であると思うだろう。 屋敷で働く者達を見れば、そっちの誤解の方が多いような気がする……だから、とめさせたのだ。
黙って私は鍋を食べはじめる。
ルカもローズも私が起きた時に一緒に目を覚ましていたようだけど、眠ったふりを続けている。
「俺が、何故、旅をしているか……聞いてもらえますか? 少し考えていたんです。 この広い世界を私一人で探すより、彼女の存在を気にかけてくれる人がいるほうがいいでしょうからね」
ヴィセの伏せた顔から瞳は見えなかったけれど、僅かに笑う様子を見れば……探す相手との関係性は想像がつかず、想像がつかない相手であることの意味を考えれば……聞かない方が良いのかもしれないと。
怖くて、怖いからこそ興味がわいた。
「あなたは、貴族出身よね?」
「分かりますか?」
「ルカなんかはどれほど礼儀作法を学ばせても、どこか粗暴ですもの」
クスクスと笑いながら言えば、ルカの耳がパタパタと不服そうに動き、ローズとオッズは笑うのを堪えてピクピクと動いている。
『余計なお世話だ……』
「あら、寝たふりは止めたの?」
『ふんっ、お上品でなくて悪かったな』
「あら、ルカはルカのままで素敵ですよ」
よしよしと頭を撫でれば、不服そうに大きく息をついた。
『それで、どんな奴を探しているんだ?』
そのまま、話を流すのも悪くないかもしれない。 そう思っていたのに……と、私は鍋を作った後のスープに口をつけた。
「中央大陸にあるホウラクと言う国を知っていますか?」
「大国ですよね」
「大国になったと言った方が正しいですね。 そのホウラクに25年前一人の王女が生まれました。 とても美しく、そして男勝りの猛々しさを持った少女でありながらも匂い立つ程に女を感じさせる人でした。 武を好む父王に他の兄弟よりも愛され、王位を約束するほどに特別な存在でした。」
その声は囁くように抑えられてはいたけれど、重く……そこにあるのは愛……ではなく、恨みのように感じた。
そして、同時に私の脳裏にはカミラが思い浮かび、美しく武を好むと言うだけでは……と、心の中で否定し……そして否定しきれなかった。
そんな私の顔を、ヴィセはジッと見ている。
「ぇっと……」
「何を考えていたのですか? 誰かを思い浮かべていませんでしたか?」
「そうね……話の続きを伺って良いかしら?」
「えぇ、彼女は人を愛していました。 大陸の豊かな国を治めていたホウラクは周辺国から何時も狙われており、彼女は何時だって率先して戦に出て民を守っていたのです」
「とても、強かったのね」
「えぇ、強くて、そして……美しかった。 戦い血を浴びている時さえ、彼女は美しかったのです。 敵の大将すら見惚れ、降伏を望むほどに。 それはカリスマと呼ぶのに相応しいでしょう」
ヴィセの語る女性像に不穏な様子は無い。 むしろ猛々しくも神々しい。
なのに、どうしてもカミラを想像してしまうのだ。 忠誠心の強い使用人を除けば……みんな彼女に心酔していた。 魅了と言うほどまで正気を失っている訳ではなく、あぁ、この人達ならきっかけさえあればこういう行動をしてもオカシクないな……そう言う範囲で彼女を慕って見せていた。
気づけばヴィセは私の顔をジッと見て、言葉を止めていた。 その表情はとても真剣で、上辺ばかりの微笑みが切れた彼は……危うい魅力を……私は感じ取る。
「な、に……」
「あなたは随分と、真剣に聞いてくれるのですね……嬉しいです」
頬に伸ばされる手は、中性的な彼の見た目とは違い大きくてゴツゴツとしていた。 粗野な手が私に触れそうになって……そして、大きく肉球のある手が、ヴィセの手を叩き落とした。
『爪を、引っ込めていた事に感謝するんだな』
「これは、随分と手厳しい護衛ですね」
『続きを』
「えぇ、私も彼女に憧れ戦場に出た者の1人でした。 より強くあろうと……彼女を守れるようにと、そう考える者は決して少なくはありませんでしたが、彼女は私を特別だと言ってくれたのです」
「特別」
「そう……私達が知り合った時、私達はもう大人でしたから。 えぇ、そう言う事です」
「そう……」
「顔を赤くして、可愛らしい方です」
「そういうのは要りません!!」
私は慌てる。
「彼女の肌はとても美しく滑らかだった」
思い出したかのように、ヴィセの手はその王女に触れていただろう手を卑猥に再現しはじめ、彼がどれほどその女性を崇拝していたか……彼女の腕1本すら淫らに美しいと感じているのが……分かった。
なんだか、恥ずかしいわ……。
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