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30.ツガイ
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カイル様が獣の姿を見せたあの日、布団の中に隠れた私に対してカイル様は何かを求めるような事も無く、人の姿に戻る気配と共に静かに部屋を去って行こうとした。
それがとても切なくて、胸が痛くて……。
「カイル様!!」
私の声に振り返る彼は、泣いているかのように思えて驚き、それは星と月の光の加減での錯覚……気のせい……だった……と思う。
「どうした?」
「あの、私は……獣の姿を拒否したわけではなくて、とても綺麗だと、思いました」
「それで?」
去ろうとしたカイル様が戻って来て、もう一度ベッドに腰を下ろした。
「それを好きというのなら、好きだと思います」
頬に手が触れ、思わず目を閉ざした。
柔らかな笑いが手を頬を通じて伝わって来る。
「大丈夫。 今は、まだ……」
何をと言う前に、頬に口づけられ……目を開けば既にカイル様は後ろ姿を見せていた。
目を覚まし普通におはようと挨拶をする。
食事を行い、余り無理をしないようにと言い含められた。
何も無かったかのように日々が戻るのかと思っていたけれど、昼食の時間になっても、オヤツの時間になっても、夕飯の時間になってもカイル様は戻って来る事は無かった。
それでも次の日は、朝の挨拶を行い、食事を行い、体調の様子を聞かれる。 毎日、わざわざ時間を作って愛に戻って来てくれていた日々を思えば……寂しいけれど……あんなの彼が与えられた役割を思えば特別な日々だったのだと、求め続ける者ではないのだと分かる。
いってらっしゃいませ。
ベアトリーチェさんや他の使用人達と共にカイル様を見送れば、使用人達はそれぞれの仕事へと戻って行く。
「大丈夫ですか? ルルワ様」
ベアトリーチェさんが聞いて来た。
「ぇ? 何か?」
「いえ、寂しそうに見えましたよ」
そう語るベアトリーチェさんは何処か嬉しそうで……凄く納得いかない。
そんなに顔に出ていたのかな? 気を付けないと……そう考えながら、寂しさがどれほど我侭なのかと自分に言い聞かせる。
「気のせいよ。 ところで……ベアトリーチェさんとマイルズさんは、ツガイなんですか?」
「あらあら」
ベアトリーチェさんが、照れ笑いと共に壁を殴ればべこっと壁が壊れ、別の意味をもつあらあらが連発される。
「違いますよ。 ツガイとは神から与えられた奇跡のようなものなのですから」
「でも、神から強制されなくても好きになるときは、好きになるでしょうし。 必要ないのではありませんか?」
「ツガイについての禁書……をマイルズが持っておりましたから、お持ちしましょうね」
「禁書は、読んではいけないから禁書なのでは?」
「ルルワ様にとっては害悪となる事はないでしょうから。 それにツガイに関して世間に出回っている噂の多くは間違いで、ソレこそ良いものではありませんからね」
そう言って、何処か憤っていた。
渡された書物の表紙には、ツガイと言う文字はない。 書かれていたタイトルは神の愛と言うもの。
神の奇跡であり、人の呪いである。
その魂が神に愛される事でその存在は精霊に近しい存在となり、長寿となる。 その肉体の違いにより子供が生まれる事は無くなり、その血統は終わりを迎える。 それが長く実例をもって説明されていた。
彼等を襲う死は、退屈と孤独。 ソレを憂いた神は獣としての本能を強め、自らを解放し生きる糧と出来るように。
本を読んでいる間、ベアトリーチェさんは側にいて刺繍をしていた。 それはどこまでも穏やかで心地よい雰囲気だった。
「子を残せないなら、子を残す本能も失われれば楽なのではありませんか? それに精霊レベルになると長寿になると、恋をすれば置き去りにされ寂しい思いもするでしょうし……。 神様も残酷だと思うの」
私がそう言えば、ベアトリーチェさんは笑った。
「ルルワ様はお子様ですね」
ベアトリーチェさんとマイルズさんの間には、私より年配のお子さんが居る。 なら、まぁ、子供だと言われても仕方がないのだけど、妙に楽しそうにするから少しばかり拗ねたい気分になってしまう。
「長く生きるからこそ、生きる意味が必要になってくるのですよ。 それが愛する人であったり快楽であったり、子孫の繁栄であったり」
「それは私にとっての魔術のようなもの?」
そう言えば私はまた笑われてしまうのだ。
「そうかもしれませんね」
「でも、ツガイなんて神様が強制する事なんてないと思うの」
「そうねぇ~。 例えるなら、坊ちゃま、ルルワ様、双方にお二人をとても大切に思っている神様がいるとしましょう。 神様が好きになる子はとても努力家であったり、純粋であったり、自慢のお子様たちで、幸せになって欲しいなぁ~と思う訳ですよ。 そこで、貴方の愛しい子であれば私の大切な子を幸せにしてくれると思うんですが、ツガイにしませんか? とする訳です。 ツガイと言う言葉を使うからルルワ様は抵抗されているのかもしれませんが、お見合いをして気に入れば婚約をする他の方となんら変わりありませんよ」
「そうかしら??」
「でも、ツガイは他の婚姻を無効にさせて、他の人を不幸にしたこともあると聞きますよ?」
「実際にはツガイは伝説級の出来事。 世間の噂になるほどの頻度で出現するものではありません。 それに強い獣人と言うと高い地位の方が多いです……と言うか自然と地位が高くなってしまいます。 神が後継人となっているツガイというのはやはり意味のある事だと思いますよ」
等と言われ、納得はしたけれど……この恋心を押し進めようと言う気分にはなかなか慣れないと言うもの。 そもそもカイル様は余り屋敷に戻られなくなっていたのですから……。
お話する機会がない。
だからと言って興味が失せる訳でも嫌いになる訳でもなくて……心の内は何処までも感情的に我侭に暴れ狂う。 ソレを制御しなければキャロルさんと同じだと……私は必死に我慢していた。
文句を言う関係ではないのに……不安と不満と文句ばかりが沸いてくる。
思いを抑えられないと言うのなら、その関係性をはっきりとするべきなのでしょうか?
そう思い彼が仕事で出向いている王宮に、ベアトリーチェさんと共に出向けば王宮内では美しい女性達が色めき立っていた。
魔術狂いの変人。
そう呼ばれていた自分が切なくなる華々しさが目の前に広がっていて。
「今回の発情期には、何名の女性をお召しあげられるのかしら?」
そう彼女達は語っていた。
それがとても切なくて、胸が痛くて……。
「カイル様!!」
私の声に振り返る彼は、泣いているかのように思えて驚き、それは星と月の光の加減での錯覚……気のせい……だった……と思う。
「どうした?」
「あの、私は……獣の姿を拒否したわけではなくて、とても綺麗だと、思いました」
「それで?」
去ろうとしたカイル様が戻って来て、もう一度ベッドに腰を下ろした。
「それを好きというのなら、好きだと思います」
頬に手が触れ、思わず目を閉ざした。
柔らかな笑いが手を頬を通じて伝わって来る。
「大丈夫。 今は、まだ……」
何をと言う前に、頬に口づけられ……目を開けば既にカイル様は後ろ姿を見せていた。
目を覚まし普通におはようと挨拶をする。
食事を行い、余り無理をしないようにと言い含められた。
何も無かったかのように日々が戻るのかと思っていたけれど、昼食の時間になっても、オヤツの時間になっても、夕飯の時間になってもカイル様は戻って来る事は無かった。
それでも次の日は、朝の挨拶を行い、食事を行い、体調の様子を聞かれる。 毎日、わざわざ時間を作って愛に戻って来てくれていた日々を思えば……寂しいけれど……あんなの彼が与えられた役割を思えば特別な日々だったのだと、求め続ける者ではないのだと分かる。
いってらっしゃいませ。
ベアトリーチェさんや他の使用人達と共にカイル様を見送れば、使用人達はそれぞれの仕事へと戻って行く。
「大丈夫ですか? ルルワ様」
ベアトリーチェさんが聞いて来た。
「ぇ? 何か?」
「いえ、寂しそうに見えましたよ」
そう語るベアトリーチェさんは何処か嬉しそうで……凄く納得いかない。
そんなに顔に出ていたのかな? 気を付けないと……そう考えながら、寂しさがどれほど我侭なのかと自分に言い聞かせる。
「気のせいよ。 ところで……ベアトリーチェさんとマイルズさんは、ツガイなんですか?」
「あらあら」
ベアトリーチェさんが、照れ笑いと共に壁を殴ればべこっと壁が壊れ、別の意味をもつあらあらが連発される。
「違いますよ。 ツガイとは神から与えられた奇跡のようなものなのですから」
「でも、神から強制されなくても好きになるときは、好きになるでしょうし。 必要ないのではありませんか?」
「ツガイについての禁書……をマイルズが持っておりましたから、お持ちしましょうね」
「禁書は、読んではいけないから禁書なのでは?」
「ルルワ様にとっては害悪となる事はないでしょうから。 それにツガイに関して世間に出回っている噂の多くは間違いで、ソレこそ良いものではありませんからね」
そう言って、何処か憤っていた。
渡された書物の表紙には、ツガイと言う文字はない。 書かれていたタイトルは神の愛と言うもの。
神の奇跡であり、人の呪いである。
その魂が神に愛される事でその存在は精霊に近しい存在となり、長寿となる。 その肉体の違いにより子供が生まれる事は無くなり、その血統は終わりを迎える。 それが長く実例をもって説明されていた。
彼等を襲う死は、退屈と孤独。 ソレを憂いた神は獣としての本能を強め、自らを解放し生きる糧と出来るように。
本を読んでいる間、ベアトリーチェさんは側にいて刺繍をしていた。 それはどこまでも穏やかで心地よい雰囲気だった。
「子を残せないなら、子を残す本能も失われれば楽なのではありませんか? それに精霊レベルになると長寿になると、恋をすれば置き去りにされ寂しい思いもするでしょうし……。 神様も残酷だと思うの」
私がそう言えば、ベアトリーチェさんは笑った。
「ルルワ様はお子様ですね」
ベアトリーチェさんとマイルズさんの間には、私より年配のお子さんが居る。 なら、まぁ、子供だと言われても仕方がないのだけど、妙に楽しそうにするから少しばかり拗ねたい気分になってしまう。
「長く生きるからこそ、生きる意味が必要になってくるのですよ。 それが愛する人であったり快楽であったり、子孫の繁栄であったり」
「それは私にとっての魔術のようなもの?」
そう言えば私はまた笑われてしまうのだ。
「そうかもしれませんね」
「でも、ツガイなんて神様が強制する事なんてないと思うの」
「そうねぇ~。 例えるなら、坊ちゃま、ルルワ様、双方にお二人をとても大切に思っている神様がいるとしましょう。 神様が好きになる子はとても努力家であったり、純粋であったり、自慢のお子様たちで、幸せになって欲しいなぁ~と思う訳ですよ。 そこで、貴方の愛しい子であれば私の大切な子を幸せにしてくれると思うんですが、ツガイにしませんか? とする訳です。 ツガイと言う言葉を使うからルルワ様は抵抗されているのかもしれませんが、お見合いをして気に入れば婚約をする他の方となんら変わりありませんよ」
「そうかしら??」
「でも、ツガイは他の婚姻を無効にさせて、他の人を不幸にしたこともあると聞きますよ?」
「実際にはツガイは伝説級の出来事。 世間の噂になるほどの頻度で出現するものではありません。 それに強い獣人と言うと高い地位の方が多いです……と言うか自然と地位が高くなってしまいます。 神が後継人となっているツガイというのはやはり意味のある事だと思いますよ」
等と言われ、納得はしたけれど……この恋心を押し進めようと言う気分にはなかなか慣れないと言うもの。 そもそもカイル様は余り屋敷に戻られなくなっていたのですから……。
お話する機会がない。
だからと言って興味が失せる訳でも嫌いになる訳でもなくて……心の内は何処までも感情的に我侭に暴れ狂う。 ソレを制御しなければキャロルさんと同じだと……私は必死に我慢していた。
文句を言う関係ではないのに……不安と不満と文句ばかりが沸いてくる。
思いを抑えられないと言うのなら、その関係性をはっきりとするべきなのでしょうか?
そう思い彼が仕事で出向いている王宮に、ベアトリーチェさんと共に出向けば王宮内では美しい女性達が色めき立っていた。
魔術狂いの変人。
そう呼ばれていた自分が切なくなる華々しさが目の前に広がっていて。
「今回の発情期には、何名の女性をお召しあげられるのかしら?」
そう彼女達は語っていた。
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