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五章 喪失と、逃れられぬ願い
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風の音が絶えず聞こえていた。
風を切る音も、炎の音ももう聞こえない。
風の音と、誰かの荒い息づかいが五月蠅かった。
視界がゆがんでいる。
なぜ?
あたまのなかがぐちゃぐちゃでわからない。
時より、地面が近くなり転がる。
でも、視界は動き続けた。
動き続けることを義務づけられたかのように走る。
背中が、冷たかった。
何かが追ってきている――そんな気がした。
振り返る余裕はない。
それでも、足だけは勝手に速くなる。
イリスは気づかない。
正常ではない。
足は動いているのに、うまく走れている気がしない。
人形みたいだ、とどこかで思った。
自分がどんな顔をしているかわからない。
その代わり、手には羊皮紙が握りしめられている。
手は力が入りすぎて白を通り越して青くなっていた。
一緒に居たはずの商隊隊長の姿はなかった。
それどころか、商隊のメンバーは誰もいない。
荒野に独り、彼女は走り続ける。
遠くではまだ馬車が燃えた煙が上がっていた。
「あっ!」
何度目かの転倒。
転がり、起き上がり、そして走り出す。
どこへ向かっているかすらも、彼女にはわかっていない。
脇腹が痛くなってきた。
もうどれだけ走っただろう?
視界が少しはっきりしてきた。
顔の皮膚がなぜか引っ張られて痛い。
目の前に岩山が見えてきた。
このまま走れば岩山に衝突してしまう。
でも、どこへ行けばいい?
一瞬だけ走る速度が緩んだ。
そのときだった。
風を切る音が聞こえた。
そして左肩に衝撃が走った。
「あっ!?」
回転しながら倒れ込んだ。
頭を振りながら立ち上がろうとすると、左肩が燃えるように痛い。
「あぐっ」
うめき声だけが響いた。
痛みで体が動かない。
誰かが近づいたことすら、よくわからない。
何かが突きつけられた。
黒いなにか。
……人?
「渡せ」
なにを?
焦点が定まらない。
そして……
「うわ、なんだ!」
煙が視界を埋めた。
「げほっ」
突然のことにまともに煙を吸った。
息が……苦しい。
なんでだろう?
「はやくこっちに!」
腕をつかまれ、引っ張られる。
何が起きているの?
私はだれだろう?
もう何も考えたくない。
・
イリスはゆっくりと覚醒した。
目の前に広がるのは布の天井。
もちろん、彼女に見覚えはない。
イリスはよく状況を呑み込めず、立ち上がろうとした。
しかし、左肩の激痛で悲鳴を上げた。
「ん? 気がついたのか!」
男の声が響いた。
痛みを我慢し、視線を巡らす。
「大丈夫だ。矢尻は抜いている」
どこかで見たことある顔の若い男がいた。
誰だかは思い出せない。
「水飲めるか?」
そう言われ、カップを手渡される。
しかし、彼女はきょとんとしたまま、視線をカップに移し、再び若い男を見た。
「あんた、よく無事だったな」
「おぉ、気づいたんだな」
もう一人別の声が聞こえた。
男は二人いるのがわかった。
イリスは口をパクパクさせている。
その瞬間、彼女は驚き自分の喉に手を当てた。
自分が声を出せないことに彼女は驚き、うろたえた。
声を出そうとしても、喉が引きつったまま動かなかった。
「ショックで声がでないのか……無理もない」
男がそう言い、イリスの近くに寄り添った。
「ここは安全だ。外は見張らせているから、安心してくれていい」
「あんただけでも生き残ってよかった。なぁ」
「あぁ、あの惨状……戦争ってこえぇんだな」
若い男がぶるっと震えながら言った。
イリスはきょとんとした。
二人が何を言っているのか理解していないようだった。
「あんた、イリスさんだよな? 本当に大丈夫か?」
若い男の言葉で、ようやく彼女は視線が合うかのように表情を変えた。
「商隊隊長は、残念だったな」
「おい!」
若い男が叱責された。
イリスはゆっくりと若い男……解放された若い冒険者を見た。
彼女は震える。
頭を小刻みに振り、ぼろぼろと涙した。
そうやって、ようやく彼女は自分に課せられた――あの遺言を思い出した。
それは同時に、最愛の人との別れも意味していた。
ひとしきり泣いた後、彼女は冒険者達から自分がどうやって助けられたのかを聞いた。
ここは追っ手から振り切った後に仮設したテントの中だった。
イリスは声が出なかった。
初めての戦争。
家族との二回目の別れ、目の前での同胞の死と呪い。
それを一身に受け、彼女の心は崩壊しかけていた。
・
どれだけ時が流れただろう。
外が再び暗くなっていた。
冒険者達はイリスを気遣って、一緒に過ごしてくれている。
しかし、彼女には彼らの優しさを感じることができなかった。
イリスの手には血でぬれた羊皮紙があった。
冒険者達が預かってくれていたのを渡してくれたのだ。
彼女はそれをずっと握りしめていた。
冒険者の三人は深入りする気がないようで、その羊皮紙がなにかを聞こうとはしなかった。
彼らはただ、イリスとハイドラから受けた恩を返そうとしただけに過ぎない。
だから彼女をほったらかすことはしなかった。
「今戻ったぞ」
その声にイリスは視線だけをテントの入り口へと向けた。
偵察に出ていた一人が戻ってきたようだった。
「ようやく帝国軍が引き上げていったぞ」
「やっとかよ。丸一日ねばりやがって……」
若い冒険者が悪態をつく。
彼は暇で暇でという雰囲気を隠さずにいた。
この状況をだんだん面倒と思ってきているようだった。
また明るくなり、そして暗くなる。
遠くにあった激痛が、鈍い痛みへと変わっていた。
イリスは簡易ベッドの上で人形のように座っていた。
何か冒険者達がリアクションすれば、反応はしてくれる。
意識がないわけでもない。
食事を出せば、子供のようだがなんとか片手で食べてくれる。
が、相も変わらず声はでない状態だった。
暗い室内。
外からの風がイリスの鼻腔をくすぐった。
特に考えていない。
が、そのにおいに誘われるように彼女は立ち上がり、ゆっくりと歩いた。
歩くと全身が軋むが、彼女は気にもとめなかった。
テントの中は二人の冒険者が寝ており、軽いいびきが聞こえていた。
二人の冒険者の間を歩き、彼女は光に誘われる蛾のようにふらふらと外へと出た。
あの夜と同じ、満点の空がそこにあった。
その光景がイリスの心を揺さぶる。
「あぅ」
微かに声が出たが、それだけだった。
その声に反応する者が居た。
「あ、あんた! 大丈夫なのか?」
外で見張りしていた冒険者だった。
イリスはその声に反応せずに歩き出そうとした。
「お、おい! どこ行くっていうんだ。まさか、戦場跡じゃないだろうな!?」
右肩をがしっとつかまれ、物理的にイリスは動きを止められた。
その時点でようやく、焦点が合っていない瞳で冒険者を捉えた。
「冷たい。体が冷えすぎだ」
見れば、イリスは寒い夜だというのに薄手の服装な上に靴すら履いていなかった。
「どうした?」
テントの中から寝ていたはずの冒険者達が出てきた。
それを見て、見張りの者が安堵したように息を吐いていた。
三人に連れられ、イリスはテントの中へと戻され、上着を羽織らされた。
「イリスさん。戦場跡にいこうとしたのかい?」
問われたが、彼女は何もリアクションを取らなかった。
「やれやれ、その体じゃたどり着けんよ。まぁたどり着けても、もうハゲワシどもが屍肉を漁っているだろうよ」
「おい! そんな言い方ないだろ」
「事実だ。それに俺は見てきたんだ。遺体はみんな燃やされちまって、誰が誰かなんて判別がつかなくなってたよ」
「うっ」
「ハイドラの旦那は……残念だったな」
沈痛な面持ちで目撃談を語る冒険者は言った。
そのとき、それまで反応がなかったイリスの瞳に一瞬光が宿った。
そして壊れた人形のように、ぎこちなく冒険者を見るとわなわなと震えだした。
「お、おい」
「――――――――――――っ!」
叫びにならない声だった。
イリスが心を閉ざした瞬間だった。
風を切る音も、炎の音ももう聞こえない。
風の音と、誰かの荒い息づかいが五月蠅かった。
視界がゆがんでいる。
なぜ?
あたまのなかがぐちゃぐちゃでわからない。
時より、地面が近くなり転がる。
でも、視界は動き続けた。
動き続けることを義務づけられたかのように走る。
背中が、冷たかった。
何かが追ってきている――そんな気がした。
振り返る余裕はない。
それでも、足だけは勝手に速くなる。
イリスは気づかない。
正常ではない。
足は動いているのに、うまく走れている気がしない。
人形みたいだ、とどこかで思った。
自分がどんな顔をしているかわからない。
その代わり、手には羊皮紙が握りしめられている。
手は力が入りすぎて白を通り越して青くなっていた。
一緒に居たはずの商隊隊長の姿はなかった。
それどころか、商隊のメンバーは誰もいない。
荒野に独り、彼女は走り続ける。
遠くではまだ馬車が燃えた煙が上がっていた。
「あっ!」
何度目かの転倒。
転がり、起き上がり、そして走り出す。
どこへ向かっているかすらも、彼女にはわかっていない。
脇腹が痛くなってきた。
もうどれだけ走っただろう?
視界が少しはっきりしてきた。
顔の皮膚がなぜか引っ張られて痛い。
目の前に岩山が見えてきた。
このまま走れば岩山に衝突してしまう。
でも、どこへ行けばいい?
一瞬だけ走る速度が緩んだ。
そのときだった。
風を切る音が聞こえた。
そして左肩に衝撃が走った。
「あっ!?」
回転しながら倒れ込んだ。
頭を振りながら立ち上がろうとすると、左肩が燃えるように痛い。
「あぐっ」
うめき声だけが響いた。
痛みで体が動かない。
誰かが近づいたことすら、よくわからない。
何かが突きつけられた。
黒いなにか。
……人?
「渡せ」
なにを?
焦点が定まらない。
そして……
「うわ、なんだ!」
煙が視界を埋めた。
「げほっ」
突然のことにまともに煙を吸った。
息が……苦しい。
なんでだろう?
「はやくこっちに!」
腕をつかまれ、引っ張られる。
何が起きているの?
私はだれだろう?
もう何も考えたくない。
・
イリスはゆっくりと覚醒した。
目の前に広がるのは布の天井。
もちろん、彼女に見覚えはない。
イリスはよく状況を呑み込めず、立ち上がろうとした。
しかし、左肩の激痛で悲鳴を上げた。
「ん? 気がついたのか!」
男の声が響いた。
痛みを我慢し、視線を巡らす。
「大丈夫だ。矢尻は抜いている」
どこかで見たことある顔の若い男がいた。
誰だかは思い出せない。
「水飲めるか?」
そう言われ、カップを手渡される。
しかし、彼女はきょとんとしたまま、視線をカップに移し、再び若い男を見た。
「あんた、よく無事だったな」
「おぉ、気づいたんだな」
もう一人別の声が聞こえた。
男は二人いるのがわかった。
イリスは口をパクパクさせている。
その瞬間、彼女は驚き自分の喉に手を当てた。
自分が声を出せないことに彼女は驚き、うろたえた。
声を出そうとしても、喉が引きつったまま動かなかった。
「ショックで声がでないのか……無理もない」
男がそう言い、イリスの近くに寄り添った。
「ここは安全だ。外は見張らせているから、安心してくれていい」
「あんただけでも生き残ってよかった。なぁ」
「あぁ、あの惨状……戦争ってこえぇんだな」
若い男がぶるっと震えながら言った。
イリスはきょとんとした。
二人が何を言っているのか理解していないようだった。
「あんた、イリスさんだよな? 本当に大丈夫か?」
若い男の言葉で、ようやく彼女は視線が合うかのように表情を変えた。
「商隊隊長は、残念だったな」
「おい!」
若い男が叱責された。
イリスはゆっくりと若い男……解放された若い冒険者を見た。
彼女は震える。
頭を小刻みに振り、ぼろぼろと涙した。
そうやって、ようやく彼女は自分に課せられた――あの遺言を思い出した。
それは同時に、最愛の人との別れも意味していた。
ひとしきり泣いた後、彼女は冒険者達から自分がどうやって助けられたのかを聞いた。
ここは追っ手から振り切った後に仮設したテントの中だった。
イリスは声が出なかった。
初めての戦争。
家族との二回目の別れ、目の前での同胞の死と呪い。
それを一身に受け、彼女の心は崩壊しかけていた。
・
どれだけ時が流れただろう。
外が再び暗くなっていた。
冒険者達はイリスを気遣って、一緒に過ごしてくれている。
しかし、彼女には彼らの優しさを感じることができなかった。
イリスの手には血でぬれた羊皮紙があった。
冒険者達が預かってくれていたのを渡してくれたのだ。
彼女はそれをずっと握りしめていた。
冒険者の三人は深入りする気がないようで、その羊皮紙がなにかを聞こうとはしなかった。
彼らはただ、イリスとハイドラから受けた恩を返そうとしただけに過ぎない。
だから彼女をほったらかすことはしなかった。
「今戻ったぞ」
その声にイリスは視線だけをテントの入り口へと向けた。
偵察に出ていた一人が戻ってきたようだった。
「ようやく帝国軍が引き上げていったぞ」
「やっとかよ。丸一日ねばりやがって……」
若い冒険者が悪態をつく。
彼は暇で暇でという雰囲気を隠さずにいた。
この状況をだんだん面倒と思ってきているようだった。
また明るくなり、そして暗くなる。
遠くにあった激痛が、鈍い痛みへと変わっていた。
イリスは簡易ベッドの上で人形のように座っていた。
何か冒険者達がリアクションすれば、反応はしてくれる。
意識がないわけでもない。
食事を出せば、子供のようだがなんとか片手で食べてくれる。
が、相も変わらず声はでない状態だった。
暗い室内。
外からの風がイリスの鼻腔をくすぐった。
特に考えていない。
が、そのにおいに誘われるように彼女は立ち上がり、ゆっくりと歩いた。
歩くと全身が軋むが、彼女は気にもとめなかった。
テントの中は二人の冒険者が寝ており、軽いいびきが聞こえていた。
二人の冒険者の間を歩き、彼女は光に誘われる蛾のようにふらふらと外へと出た。
あの夜と同じ、満点の空がそこにあった。
その光景がイリスの心を揺さぶる。
「あぅ」
微かに声が出たが、それだけだった。
その声に反応する者が居た。
「あ、あんた! 大丈夫なのか?」
外で見張りしていた冒険者だった。
イリスはその声に反応せずに歩き出そうとした。
「お、おい! どこ行くっていうんだ。まさか、戦場跡じゃないだろうな!?」
右肩をがしっとつかまれ、物理的にイリスは動きを止められた。
その時点でようやく、焦点が合っていない瞳で冒険者を捉えた。
「冷たい。体が冷えすぎだ」
見れば、イリスは寒い夜だというのに薄手の服装な上に靴すら履いていなかった。
「どうした?」
テントの中から寝ていたはずの冒険者達が出てきた。
それを見て、見張りの者が安堵したように息を吐いていた。
三人に連れられ、イリスはテントの中へと戻され、上着を羽織らされた。
「イリスさん。戦場跡にいこうとしたのかい?」
問われたが、彼女は何もリアクションを取らなかった。
「やれやれ、その体じゃたどり着けんよ。まぁたどり着けても、もうハゲワシどもが屍肉を漁っているだろうよ」
「おい! そんな言い方ないだろ」
「事実だ。それに俺は見てきたんだ。遺体はみんな燃やされちまって、誰が誰かなんて判別がつかなくなってたよ」
「うっ」
「ハイドラの旦那は……残念だったな」
沈痛な面持ちで目撃談を語る冒険者は言った。
そのとき、それまで反応がなかったイリスの瞳に一瞬光が宿った。
そして壊れた人形のように、ぎこちなく冒険者を見るとわなわなと震えだした。
「お、おい」
「――――――――――――っ!」
叫びにならない声だった。
イリスが心を閉ざした瞬間だった。
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