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「実は……私はコウが逃げ出してしまった後に追い掛け『コウ、行くな』と呟いてしまったのだ。コウの向かった先の木々が変化を起こしたはずだ」
「そうだ、そうです。葉が急に茂ってきて、ちょっと暗くなって、蝙蝠の姿では飛べなくなってしまいました。だから人化して。それでも岩や根っこが多くて」
「コウを蔦で絡め動きを封じることもできた。『捕えろ』と命じたら実際そうなっていただろう。しかし私はそんなことなど望んでいない。コウの意思を無視するやり方はしたくなかった。一人にさせてやりたいと思ったのだ。この地は私が願うその機微までも掬い取ってしまう時がある。まさに至れり尽くせりだ」
「確かにそう聞くと、素直に喜んでばかりいては能天気すぎる気がします。うっかり何も言えなくなってしまいます」
.
こういうのを諸刃の剣と言うのではないだろうか。とても役に立つ道具だけど、良くも悪くもある。工場で覚えた難しい言葉は、こんな時を表すのかもしれない。
しみじみしているとある事を思い出す。
「あっ、あの、途中で何かの実が、これがふってきたのですが。それはもしかしたら、何が飲みたいって僕の願いを、地が聞いてくれたのでしょうか?」
コウは持っていた実をアスランに掲げるように差し出す。
「いや……違う。地が応えるのは龍である私の願いのみ。それは何があっても変わらぬ」
アスランは急にもぞもぞ落ち着きを失くし、どうしてかきまりが悪そうに崖を見上げ目をきょろきょろさせる。
「ではどうして実がタイミングよく落ちてきたのでしょう。とっても美味しくてとっても嬉しかったです……偶然でしょうか……ここに他の動物はいるのでしょうか」
「森に住まう生き物はいない。ここにいるのは私とコウの二人きりだ……だから、いや、つまり、あの……私が、お前のあとをつけていた。そろそろ咽でも渇いただろうと思った……つまりそう言うことだっ」
やけくそのようにアスランが言う。まるで子供のようだ。
つまりコウが迷っている時も近くにアスランがいて、その動向を見守っていてくれたことになる。
「では、アスラン様が僕の願いをたまたま耳にして、それを願ってくださったんですね」
「ああ、悪かった。後をつけたなんて、気持ち悪い、だろう……」
「いいえ、そんなことないです。ありがとうございました。これとっても美味しかったんです。こんなにおいしい物を食べたのは初めてです」
「そうか、それはよかった」
「アスラン様はやはりお優しい方です」
コウが実を抱えたまま笑う。
アスランのことを気持ち悪いと思うどころか感謝しているのだ。
「さあ、家に帰るか」
「……はい」
家に帰る。
何気ない言葉だが、ずっと家なしだったコウは胸がつまりそうになった。
「もう時間も遅い。疲れただろう?」
「僕は眠ったし、それほどでも。ところでですが、今は何時なんでしょう。アスラン様と別れてからどれくらいの時間が経っているのか、僕にはさっぱりわからないのです」
「そうだな……時間は?」
アスランさえ感覚で正確に時間を測るのは難しいのだろう。何しろここはコウが着てからずっと青天だ。
アスランが静かに語ると、強い風が吹き一方向へ流れ続ける。
それが何を示しているのかコウにはしばらくわからなっかたが、どうやら遠い天体の位置を表しているらしい。アスランは頷いている。
「今は夜中の二時頃だ。地上であれば草木も眠る時。さあ、私も疲れた、帰ろう」
「はい。帰りましょう。えっ……ええっ! アスラン様、おやめください!」
「耳元で叫ぶな」
コウが焦るのも仕方がない。
アスランがコウを軽々と持ち上げ横抱きにしたのだ。
コウがこんな風に人に抱かれるのは初めてだ。こぶのある腕にしっかりした胸板が体に触れる。アスランは力強くて自分が落ちる心配はない。
だけどこれはいいのだろうか。アスランは仕えるべき主でありコウはそれを補佐する使用人だ。
あってはならない事ではないのか。
「お前は気力だけで持ちこたえているだけで、本当は限界が来ているはずだ。ここへ来るだけでも負担は相当だったはず」
「その、通りかもしれません。ですがこれは……」
「では、お前がちまちま歩く後ろを、私がまた追えばいいのか」
「そんな、それは絶対にだめですっ。アスラン様にそのようなことはさせられません」
「よくわかっているじゃないか。つまり、お前は大人しくしているしかない。心配ないすぐに着く。さて、家までの最短の道を示してもらおう」
アスランの声の後、少しの間もなく目の前の景色が変わっていく。
ん、森が……割れたあぁあ!
うそうそ、嘘だぁ。
ズザザザザ……ザザァ。
普段は触れ合わない葉がこすれ合い嵐の時のように揺れ、土に隠れていたはずの根が盛り上がり生き物のようにうねる。
ゴフフォフ。
一斉に重なる音が低く重く響く。地は揺れていないのに、木も岩も大移動を始めた。
根がなくなった部分は平らにならされ、人が一人通れる道が手前から順に奥へと作られていく。
すごい、すごいっ。
ぎゅっとアスランの胸元のシャツを握ってしまう。片方に持ったままの実も壊れそうなほど抱える。
瞬きをすることも忘れ、瞳が乾いても見開いたままの瞼が降りてこない。
行くべき道が完成して音がとまっても、コウは力を弱めることができなかった。
「奇跡のようです……」
そのまま口を空け、それでも実を離さずにいるコウの横顔を笑い、コウの主は歩き出す。
この道を行けば家に通じる、それは分かっていると言うのに……アスランは踏み出すのを留まる。辺りが眩しすぎるのだ。
これは何の気紛れか?
アスランの足先を天からのスポットライトが照らす。もともと十分に明るいのだが……
埃はないはずの宙を何かが光を反射し細かくキラキラと輝く。まるで祝福のように。
これは、水か?
触れるとしっとりと心地よい。
私は舞台俳優ではないぞ……
アスランはこの光景に、しばし呆れて沈黙した。
私はここまで命じたつもりはないのだが……いや、私をも自覚しない心を読んだのか。面倒な……
何しろ、腕の中にはコウがいる。
コウは宙にあるキラキラに触れようとそっと手を差し出す。少し怯えているのだが好奇心には勝てないのだ。
いつまでも見つけていられる。
ほんの少しの時間でアスランはコウに心を傾けていた。
コウは不幸だ。そして真っ直ぐだ。そして少しばかり好みの顔をしている。しかしそんな条件にはまる人間は国に幾らでもいる。
ではなぜ。
出会ったのがこの場だから、それも影響したのかもしれない。
何よりコウから漂う匂いが好ましい。
コウの入っていた包みを開ける前から、なぜか中身が気になって仕方なかった。
ロミーが包みを置いてすぐに発ってしまったのは、アスランに対して気まずい所があるからだとすぐにわかった。だからしばらく荷物は外に放置しておくつもりだったのに、決意をすぐに壊して家の外に出てしまった。
水の小さな粒子に触れようとするコウからは、なぜだか甘い匂いがする。
汚いなりをしているはずのコウが近くにいると、食欲減退どころか、この世に生を受けてからこれまでなかったはずの飢えが湧いてくる。
腹が減るのだ。
「コウ……お前はやはり美味そうだ……」
怖がらせてしまうとはわかっているのに出てしまう。やはりコウはおおいに驚いたようだ。
「ええっ、食べてはだめです。僕は皮と骨だけでお肉がありませんから、美味しくないです。きっとダシにもなりません。だったら、もう少し後で、大きく太ってから食べた方が、絶対にいいです……よ?」
「そうか……確かにコウは軽い。もっと沢山食べて丸々とするといい。私はその時まで、コウが美味しくなるまで待てばいいのだな」
「それはそれで困るのです……世の中には蝙蝠肉より美味しい物は沢山あるはずで……あの、アスラン様……よだれが出ています」
コウはアスランの発した言葉に震えながらも、自分のシャツの袖口でアスランの口元を拭う。
自分の汚れた服で美しいお顔を拭いてしまったことを後悔するのだが、アスランは嫌な顔をしなかった。むしろ喜んでいる。
龍であるアスランと蝙蝠であるコウには大きな力の差がある。それは人化していても隠しようもない脅威としてコウのアンテナが反応して危険を発して揺れる。
それにアスランの言う『食べる』は、比喩でも何でもなさそうだ。
その小さな震えはアスランにも伝わっていた。だからコウを怯えさせないように、そして自分に言い聞かせるように言う。
「安心しろ、コウ。私はまだ、お前を食べない」
「まだ……それはいずれは食べるって意味で……ずっと、食べないでいてくださると、嬉しいのですが……」
「うむ、努力はする。しかし未来のことは確約できない。何しろコウからは美味そうな匂いがする」
アスランはコウを食べたい。
きっと骨ばっていて思うほど美味しくはないのだろう。それに食べてはコウが死んでしまう。いなくなってしまう。それはわかっているのだが、どうしても口に出さずにはいられなかった。
「コウ……食べたい……」
「……ひっ!」
頭上でアスランが鼻をすんすんとさせているのがわかり、その度にコウはビクリと体を震わせる。
食べたい、ビクッ。
香りが強くなった、ビクッ。
齧ってもいいだろうか、ビクッ。
その繰り返しで光の道を進んだ。
「そうだ、そうです。葉が急に茂ってきて、ちょっと暗くなって、蝙蝠の姿では飛べなくなってしまいました。だから人化して。それでも岩や根っこが多くて」
「コウを蔦で絡め動きを封じることもできた。『捕えろ』と命じたら実際そうなっていただろう。しかし私はそんなことなど望んでいない。コウの意思を無視するやり方はしたくなかった。一人にさせてやりたいと思ったのだ。この地は私が願うその機微までも掬い取ってしまう時がある。まさに至れり尽くせりだ」
「確かにそう聞くと、素直に喜んでばかりいては能天気すぎる気がします。うっかり何も言えなくなってしまいます」
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こういうのを諸刃の剣と言うのではないだろうか。とても役に立つ道具だけど、良くも悪くもある。工場で覚えた難しい言葉は、こんな時を表すのかもしれない。
しみじみしているとある事を思い出す。
「あっ、あの、途中で何かの実が、これがふってきたのですが。それはもしかしたら、何が飲みたいって僕の願いを、地が聞いてくれたのでしょうか?」
コウは持っていた実をアスランに掲げるように差し出す。
「いや……違う。地が応えるのは龍である私の願いのみ。それは何があっても変わらぬ」
アスランは急にもぞもぞ落ち着きを失くし、どうしてかきまりが悪そうに崖を見上げ目をきょろきょろさせる。
「ではどうして実がタイミングよく落ちてきたのでしょう。とっても美味しくてとっても嬉しかったです……偶然でしょうか……ここに他の動物はいるのでしょうか」
「森に住まう生き物はいない。ここにいるのは私とコウの二人きりだ……だから、いや、つまり、あの……私が、お前のあとをつけていた。そろそろ咽でも渇いただろうと思った……つまりそう言うことだっ」
やけくそのようにアスランが言う。まるで子供のようだ。
つまりコウが迷っている時も近くにアスランがいて、その動向を見守っていてくれたことになる。
「では、アスラン様が僕の願いをたまたま耳にして、それを願ってくださったんですね」
「ああ、悪かった。後をつけたなんて、気持ち悪い、だろう……」
「いいえ、そんなことないです。ありがとうございました。これとっても美味しかったんです。こんなにおいしい物を食べたのは初めてです」
「そうか、それはよかった」
「アスラン様はやはりお優しい方です」
コウが実を抱えたまま笑う。
アスランのことを気持ち悪いと思うどころか感謝しているのだ。
「さあ、家に帰るか」
「……はい」
家に帰る。
何気ない言葉だが、ずっと家なしだったコウは胸がつまりそうになった。
「もう時間も遅い。疲れただろう?」
「僕は眠ったし、それほどでも。ところでですが、今は何時なんでしょう。アスラン様と別れてからどれくらいの時間が経っているのか、僕にはさっぱりわからないのです」
「そうだな……時間は?」
アスランさえ感覚で正確に時間を測るのは難しいのだろう。何しろここはコウが着てからずっと青天だ。
アスランが静かに語ると、強い風が吹き一方向へ流れ続ける。
それが何を示しているのかコウにはしばらくわからなっかたが、どうやら遠い天体の位置を表しているらしい。アスランは頷いている。
「今は夜中の二時頃だ。地上であれば草木も眠る時。さあ、私も疲れた、帰ろう」
「はい。帰りましょう。えっ……ええっ! アスラン様、おやめください!」
「耳元で叫ぶな」
コウが焦るのも仕方がない。
アスランがコウを軽々と持ち上げ横抱きにしたのだ。
コウがこんな風に人に抱かれるのは初めてだ。こぶのある腕にしっかりした胸板が体に触れる。アスランは力強くて自分が落ちる心配はない。
だけどこれはいいのだろうか。アスランは仕えるべき主でありコウはそれを補佐する使用人だ。
あってはならない事ではないのか。
「お前は気力だけで持ちこたえているだけで、本当は限界が来ているはずだ。ここへ来るだけでも負担は相当だったはず」
「その、通りかもしれません。ですがこれは……」
「では、お前がちまちま歩く後ろを、私がまた追えばいいのか」
「そんな、それは絶対にだめですっ。アスラン様にそのようなことはさせられません」
「よくわかっているじゃないか。つまり、お前は大人しくしているしかない。心配ないすぐに着く。さて、家までの最短の道を示してもらおう」
アスランの声の後、少しの間もなく目の前の景色が変わっていく。
ん、森が……割れたあぁあ!
うそうそ、嘘だぁ。
ズザザザザ……ザザァ。
普段は触れ合わない葉がこすれ合い嵐の時のように揺れ、土に隠れていたはずの根が盛り上がり生き物のようにうねる。
ゴフフォフ。
一斉に重なる音が低く重く響く。地は揺れていないのに、木も岩も大移動を始めた。
根がなくなった部分は平らにならされ、人が一人通れる道が手前から順に奥へと作られていく。
すごい、すごいっ。
ぎゅっとアスランの胸元のシャツを握ってしまう。片方に持ったままの実も壊れそうなほど抱える。
瞬きをすることも忘れ、瞳が乾いても見開いたままの瞼が降りてこない。
行くべき道が完成して音がとまっても、コウは力を弱めることができなかった。
「奇跡のようです……」
そのまま口を空け、それでも実を離さずにいるコウの横顔を笑い、コウの主は歩き出す。
この道を行けば家に通じる、それは分かっていると言うのに……アスランは踏み出すのを留まる。辺りが眩しすぎるのだ。
これは何の気紛れか?
アスランの足先を天からのスポットライトが照らす。もともと十分に明るいのだが……
埃はないはずの宙を何かが光を反射し細かくキラキラと輝く。まるで祝福のように。
これは、水か?
触れるとしっとりと心地よい。
私は舞台俳優ではないぞ……
アスランはこの光景に、しばし呆れて沈黙した。
私はここまで命じたつもりはないのだが……いや、私をも自覚しない心を読んだのか。面倒な……
何しろ、腕の中にはコウがいる。
コウは宙にあるキラキラに触れようとそっと手を差し出す。少し怯えているのだが好奇心には勝てないのだ。
いつまでも見つけていられる。
ほんの少しの時間でアスランはコウに心を傾けていた。
コウは不幸だ。そして真っ直ぐだ。そして少しばかり好みの顔をしている。しかしそんな条件にはまる人間は国に幾らでもいる。
ではなぜ。
出会ったのがこの場だから、それも影響したのかもしれない。
何よりコウから漂う匂いが好ましい。
コウの入っていた包みを開ける前から、なぜか中身が気になって仕方なかった。
ロミーが包みを置いてすぐに発ってしまったのは、アスランに対して気まずい所があるからだとすぐにわかった。だからしばらく荷物は外に放置しておくつもりだったのに、決意をすぐに壊して家の外に出てしまった。
水の小さな粒子に触れようとするコウからは、なぜだか甘い匂いがする。
汚いなりをしているはずのコウが近くにいると、食欲減退どころか、この世に生を受けてからこれまでなかったはずの飢えが湧いてくる。
腹が減るのだ。
「コウ……お前はやはり美味そうだ……」
怖がらせてしまうとはわかっているのに出てしまう。やはりコウはおおいに驚いたようだ。
「ええっ、食べてはだめです。僕は皮と骨だけでお肉がありませんから、美味しくないです。きっとダシにもなりません。だったら、もう少し後で、大きく太ってから食べた方が、絶対にいいです……よ?」
「そうか……確かにコウは軽い。もっと沢山食べて丸々とするといい。私はその時まで、コウが美味しくなるまで待てばいいのだな」
「それはそれで困るのです……世の中には蝙蝠肉より美味しい物は沢山あるはずで……あの、アスラン様……よだれが出ています」
コウはアスランの発した言葉に震えながらも、自分のシャツの袖口でアスランの口元を拭う。
自分の汚れた服で美しいお顔を拭いてしまったことを後悔するのだが、アスランは嫌な顔をしなかった。むしろ喜んでいる。
龍であるアスランと蝙蝠であるコウには大きな力の差がある。それは人化していても隠しようもない脅威としてコウのアンテナが反応して危険を発して揺れる。
それにアスランの言う『食べる』は、比喩でも何でもなさそうだ。
その小さな震えはアスランにも伝わっていた。だからコウを怯えさせないように、そして自分に言い聞かせるように言う。
「安心しろ、コウ。私はまだ、お前を食べない」
「まだ……それはいずれは食べるって意味で……ずっと、食べないでいてくださると、嬉しいのですが……」
「うむ、努力はする。しかし未来のことは確約できない。何しろコウからは美味そうな匂いがする」
アスランはコウを食べたい。
きっと骨ばっていて思うほど美味しくはないのだろう。それに食べてはコウが死んでしまう。いなくなってしまう。それはわかっているのだが、どうしても口に出さずにはいられなかった。
「コウ……食べたい……」
「……ひっ!」
頭上でアスランが鼻をすんすんとさせているのがわかり、その度にコウはビクリと体を震わせる。
食べたい、ビクッ。
香りが強くなった、ビクッ。
齧ってもいいだろうか、ビクッ。
その繰り返しで光の道を進んだ。
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