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第2章 手帳
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「お客さん、食べ終わったばかりだよ」
「まだ近くにいるかもしれない」
届けなければ、と私は外へ向かおうとしました。
しかし、
「待って!」
後ろから女の子の声に呼び止められました。
「待ってほしいの。まだ私を渡さないで、持ち主にあかり堂に来るように言ってほしいの」
「まだ近くにいるかもしれない」
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「待って!」
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