Aliceの異世界物語

クソ人生を変えるボタン

 (いきなりだが、『人生楽しんでますか？』
今の私のクソ人生は、きっと生き地獄と同じような気がする。
おっと、自己紹介をしておこう。)

名前︰嶽 愛莉澄(たけ ありす)
歳︰17
誕生日︰不明
血液型︰AB
趣味・特技︰人の観察
                        偽り
                        運動(みんなにはひ・み・つ)
身長︰163
容姿︰顔かわいい(超)
           モデルと普通の間の体型
           黒髪・ロング・二重
頭の良さ︰普通より上

過去話
どこで生まれたのか、知らない。
親がどこにいるのか、知らない。
いや、知りたくもない。
赤ちゃんの頃、交番の前に捨ていたらしい。
汚い毛布と、私をダンボールに入れて…
ダンボールには、[嶽 愛莉澄]と書かれていたらしい。
今は養子にとって貰っているが最近、不倫が発覚して多分私の居場所がなくなってしまうだろう。
だが、今更本当の親を探す気にもなれない。
会ったら殺してしまうだろう。
この事実を知った時からか上手く笑えない。

(まぁ、こんなところだ…あと言い忘れていたけどカースト制度は一番下。
虐められてはないが、友達も少ない。
いるよ！いるからね！
恋なんて当然したことない。
本当に、人生がつまらない。
この世界ごと消えてしまえばいいのに…)

キーンコーンカーンコーン 
キーンコーンカーンコーン

｢あっ、やべっ｣

(ノート書いてないんだけど。
どうしよう。
友達いないし。

まっ、いっか。)

バックに、適当に詰め込んで愛莉澄は帰路につく。

(あーぁ、暇すぎるー。)

(あれっ、なんだ！
ボタンがあるぞ！
ボタンの上になんかある…)

[このボタンを押せば世界が滅ぶよ]

(何。これ。えっ。)



(馬鹿らしい。早く帰ってゲームしよっと。)

？？？『本当にぃーいいのぉー？』

｢誰？！｣

？？？『僕は後悔すると思うよぉー。』

｢だから、誰って!!｣

(……あれっ、声しなくなった。)

(どうしよう。押さないと後悔するのか。
押したら、世界が滅ぶ…)


～一時間後～


私は、生きているが死んでいる。
生きている必要せいがない。
どうせ、こんな人生だ。
ふっ、来世に期待しよう。



私は、もういらない。
こんな世界。


ポチッ

愛莉澄は躊躇いながらもボタンを押した。





？？？『どうなるのか？楽しみだねぇー。』