浮気されたけど特になんとも思ってません!!

みず

文字の大きさ
2 / 30

第2話 気晴らしにいくか

しおりを挟む
「たけ、とりあえず俺の近くに寄るなよ。じゃ」

手を上げて、少し離れようとすると、たけが俺の服を掴んできた。

「おまっ、なんでだよ!!」

おい、掴むな。俺のお気に入りの服なんだぞ。

「だってスウェットのやつと一緒に居たくないから・・・あ、そうだ!!ゲーセンに着いたら、メダルゲームでもやって、たまたま隣同士になったみたいな感じにしよう!!とりあえず、俺が先に行ってるから、少ししてからメダルゲームの場所まで来てね。宜しく!!」

今度こそ、たけを置いて行こうとするが、またしても俺の服を掴んできた。

「おい、おい~それって一緒に遊んでるって言うのかな?昇くん?」

たけの頬がぴくぴく動いている。ここらへんにしておこう。

「ごめん、ごめん。冗談だって」

「たくっ、も~冗談も程々にしろよな、じゃあ、あそこのゲーセンに行くか」

「おっけー」

久しぶりにたけと遊べて俺はテンションが上ってるのかもしれない。
いつも遊びに誘ってくれてたんだけど、彩花のことがあって毎日のように忙しくしてたから遊ぶ余裕が無くていつも断っていた。
だけど、これからは彩花のことは気にせず、好きにすることにする。

* * *

ゲーセンに着いた俺達は、早速メダルゲームをやることにした。

「なんで本当にしょっぱなメダルゲームなんだよ~」

たけは不満そうだ。

「だってメダルゲームコスパいいじゃん。下手すれば、何時間も遊べるぞ。俺達学生の味方だぞ。メダルゲームは」

「まぁ確かにそうだけども・・・俺はもっと別のやつレースゲームとかシューティングゲームとかパンチングマシーンとかやりたかったんだけど」

へぇ~この店にパンチングマシーンとかあるんだ。なんだかんだゲーセンでパンチングマシーンみたこと無いかも。

「じゃあ、最後にパンチングマシーンで勝負しない?」

「おっ、いいな。じゃあ、パンチングマシーンで負けたほうが、次に行くカフェでおごるってのはどうだ?」

「それでいこう、じゃあ、まずはメダルゲームやろうか」

「結局メダルゲームかよ。まぁいいけど、次は違うゲームやろうな」

早速お金をメダルに換金して、メダルゲームを始めた。

今俺達は、メダルを入れて、メダルを落とすゲームをしている。
最初はメダルを落とすタイミングを間違えて、メダルをだいぶ無駄にしてしまったが、現状はプラマイゼロくらいまで立て直してきた。
貯めてきたメダルが一気に落ちると嬉しくなる。

「たけ、あれ見てみ。あのおじいさん、凄すぎるぞ。メダルの量が半端ない。あれはプロかもしれない」

「マジだ。あれはお金でメダルを買ったんじゃなさそうだ!!あの無駄のないメダルさばきが凄いな」

たけは俺の適当なノリに付き合ってくれる。
しかし、あのおじいさん、本当に凄いな。メダルを入れる箱が5つくらいある。常連さんなのかもしれないな。

「俺達もあの師匠の背中を見て、学ぼう」

「お、おう、そうだな!!」

たけは、少し困惑気味だが、俺は変なテンションで今日は過ごすぞ。

* * *

最初の500円で一時間くらいメダルゲームが出来たので、俺達は大満足だ。
途中ボーナスタイム?みたいのが始まって大量のメダルをゲット出来た時は、今日はメダル無くならないかなって思ったけど、最後の方は、全然メダルが落ちなくて敢え無くメダルが尽きてしまった。久しぶりに楽しかったな。と余韻に浸っていると。

「おい、そこのじじい、そのメダル俺達に分けてくれないか」

「な、なんだ。お前達は、そこでメダルを買えばいいだろう」

「はぁ、言うことを聞かないと殴るぞ」

高校生の不良達があのおじいさんに因縁をつけてるみたいだ。
全く気分良く遊んでたのに最悪だ。

「たけ、店員を呼んできてくれ、俺がなんとかしてみる」

「よし、分かった。無茶はするなよ」

「了解。じゃ、よろしく」

相手は3人か。特に殴り合いみたいなのにはならないと良いけど。

「すみません。どうしましたか?」

「なんだ、お前は、このじじいの知り合いか?」

「いえいえ、なんかこのおじいさんが貯めたメダルを奪おうとしている犯罪者が見えたのでちょっと注意しにきたんですよ。だめですよ。人のものを取っちゃ。子供の頃習わなかったんですか?」

俺に注意を向けるために煽り口調で話した。

「てめぇ、喧嘩売ってんのか?」

下っ端ぽいやつが俺の腹をめがけてを殴りかかってきた。
とりあえず、正当防衛にするためにパンチを受けることにした。

うっ、うぅ?

「どうだ?俺のパンチは痛いだろう?金だけ置いてどっか行けよ」
「だな。今日はラッキーだな」

あれ?特に痛く無いんだけど。少しくらい痛いのを覚悟してたんだけど全然痛く無かった。

「あれ?なんかしました?」

「あ、こいつ俺達を舐めてるわ。ちょっと、表出ろや」

不良のリーダー?がイキってきた。

「え、嫌ですけど」

「あ?じゃあ力ずくで・・・」

「おい、ごら!!てめぇら、うちの店でなにやってるんだ!!どうなるか分かってるやってるんだよな?」

この店の店長?が来てくれた。
店長はだいぶ強面だ。店の制服を着ているが、体のムキムキを隠せていない。子供が見たら多分泣くぞ。昔やんちゃしてた感が出まくってる。

「なんかやべぇやつがきた。逃げるぞ。今度会ったら覚えとけよ!!」

不良達は、アニメとかでよく聞くセリフを言いながら店から出ていった。

====================
ここまで読んで頂きありがとうございます。

次話、本日の18時頃、更新します。

良かったら「お気に入り登録」「感想」を頂ければ、書くモチベーションが上がりますので、宜しくお願いします。
コメントも頂けると嬉しいです。できるだけ返信しようかと思ってます。
ただし、あまり強い言葉ですと、コメントを消すかもですのでご了承ください。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

冤罪で退学になったけど、そっちの方が幸せだった

シリアス
恋愛
冤罪で退学になったけど、そっちの方が幸せだった

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

幼馴染の許嫁

山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。 彼は、私の許嫁だ。 ___あの日までは その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった 連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった 連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった 女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース 誰が見ても、愛らしいと思う子だった。 それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡 どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服 どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう 「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」 可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる 「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」 例のってことは、前から私のことを話していたのか。 それだけでも、ショックだった。 その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした 「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」 頭を殴られた感覚だった。 いや、それ以上だったかもしれない。 「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」 受け入れたくない。 けど、これが連の本心なんだ。 受け入れるしかない 一つだけ、わかったことがある 私は、連に 「許嫁、やめますっ」 選ばれなかったんだ… 八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。

龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜

クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。 生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。 母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。 そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。 それから〜18年後 約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。 アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。 いざ〜龍国へ出発した。 あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね?? 確か双子だったよね? もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜! 物語に登場する人物達の視点です。

少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。

昼寝部
キャラ文芸
 俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。  その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。  とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。  まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。  これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。

処理中です...