ハイエルフの幼女は異世界をまったりと過ごしていく ~それを助ける過保護な転移者~

まぁ

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1章 異世界トラバース

1章ー4 ARMS

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 さて、さっき師匠はメモがどうやらって言ってたよね。それを確認しよう。

 僕は師匠の言葉を思い出す。

 ”「詳細は後でメモ渡すから確認してくれ。それじゃ、転移させるぞ」”

 後でってどうゆうことですかい、師匠!! と、ここにいない人に何を言っても無駄だだよね。僕はあきらめてとりあえず服のポケットを漁ってみると、記憶にない1枚の紙を見つけた。
 

 ”ツッコミも終わってこの手紙を見てくれてるはずであろう、クロノに状況を簡単に説明しておこう。
 まず、渡したスキルについてだね。スキル名は

 【アカシックレコードマスタースキル Akashic Records Master Skills】 ARMS アームズだ。

 アカシックレコードに記録されたスキルをすべて使うことができる。逆に言えば、歴史上使ったものがいないスキルは使えないということだけどね。

 使い方は、わかりやすいようにしておいたから、とりあえず手に魔力を纏ってスキル名を言ってごらん、そしたら発動するからさ。

 まぁ、こんなものを使わないで、早く【神威】を真の意味で使いこなしてくれることを祈ってるよ。ちなみに【神威】を極めると神界に転移できるようになるから、時折試してみな。

 さてさて、それじゃこんなもんかね。

 あ、あと言い忘れたけど。神界は精神体の世界だから、クロノが修行した成果。あれ肉体的にはなんも成長してないから(笑) ステータス見てびっくりするかもね(笑)

 それじゃ、ほんとにこれで終わりだね。異世界生活を満喫してくれよ。

 PS 森をそのまままっすぐ抜ければ街道にでるよ。 
   あとスキル【無限収納】にいろいろ入れておいた。使ってくれ。                      
                                             オーディン”


 スキルのことはわかったしステータスも大体想像がついた。けど肝心の最後の因縁あるやつとやらの情報がない。気にならないと言えばウソだが、今の僕は満足してるし、特に積極的に関わりたいとも思わないけど。

 まぁ、この辺りは落ち着いたら考えよ。

 まずは、ステータスの確認をすることに。

 「ステータスオープン」

 ”名前:クロノ  種族:人間  性別:男  年齢:16歳
 LV:1  HP:23  MP:∞  
 スキル:ARMS
 STR:6  DEF:6 INT:5  MND:6 SPD:7” 

 魔力以外は普通の一般人のステータスだね。あと、【神威】はスキルではないので表記されない。

 次にスキルだね。僕は右手に魔力を集中させ、

 「アームズ」

 僕がスキル名を叫ぶと、右手になにやら光が集まる。光が集まり手元が見えなくなる。

 うん? 手になにやら感触がする。こ、これは?

 光が消え、手元を確認するとそこにはスマホ? があった。えっ、どういうことですか、師匠。

 とりあえず、僕はそのスマホ? を操作してみることにする。

 えっと、電源は入ってるからとりえず画面をスワイプする。表示された画面はスマホそのままだ。そして、唯一あったアイコンをタップすると検索画面のようなものになる。そこには『調べたいスキルの内容を入力してください』とあった。

 試しに僕は、”道案内 索敵”と入力すると、いくつかのスキルがまるでアプリストアみたいに紹介されている。そのなかの一つのアプリダウンロード画面に行き試しに落としてみる。

 すぐにダウンロードが終わり、ホーム画面に【マップ】と書かれたアイコンが表示された。僕は、それをタップする。

 僕が表示されたいくつか質問みたいなものに答え、最後にMPを支払うとスキルが発動した。
 
 ふむふむ、どうやら師匠の言った通りこのまままっすぐ行くと街道に出てすぐ近くにファースという都市があるみたいだ。そして幸いにも道中に敵対生物はいない。

 僕はひとまず【マップ】を頼りにファースを目指す。ゆっくり泊まれる場所にまずは行きたい。話はそれからだ。

 道中僕は師匠の言った【無限収納】をダウンロードした。そこにはお金と装備とアイテムが揃っていた。

 ありがとう師匠!! これはリアルに助かる。

 そして、その後もいくつかダウンロードしてみてわかったことがある。このARMS、求めているスキルが使えるのは助かるのだが、ダウンロード済みのスキルでも実行する度にいちいち画面を何回かタップしないといけない。なので、日常で使うのは問題ないけど、激しく動いていたり、急いでいる時は使い勝手が悪い。

 もちろん、運転中もダメだよ(笑) 車があればだけど、この世界に。

 ダウンロードしたスキル、長いのでアプリと呼ぶけど、基本的にアプリは使い捨てでホーム画面に10までストックしておくことができた。継続系のスキルは解除するとなくなるしくみだ。

 僕はとりあえず【マップ】と【無限収納】の他にバカげたMPを隠すために【隠蔽】を常駐させる。あとは不測の事態に備えて、【光魔法】【水魔法】など、回復系統のスキルを保存する。

 また、このスマホ、僕の手を離れると消えるらしく、その間はスキルは使えない。なのでスキルを使う際は基本的には身に着けていないとだめだ。

 と、検証をしつつ歩いているとどうやらファースの街へ着いたみたいだ。門の前に衛兵さんがいる。

 「止まれ、身分証の提示を頼む」

 「えっと、田舎から出てきましたので、身分証を持っていません」

 「ふむ、おおかた冒険者になりに来たとかそんなところか?」

 不審に思われることもなく話が進む。

 「そうですね。田舎の生活の飽きてしまって。一攫千金目指して冒険者になりにきました」

 「はっはっはっは。お前さんみたいな小僧は多いからな、夢を追いかえるのはいいが、さめることない夢を見ないように気をつけな」

 「もちろんです。それで、僕はどうしたらいいですか?」

 「金はもってるか? 持っているなら金貨1枚を預かり金としてもらう。ちゃんと冒険者ギルドに登録してカードを発行してもらったらまたここにこい。そしたらこの金は戻ってくる」

 「わかりました」

 僕はポケットに手を入れ、先に【無限収納】からとりだしておいた金貨を1枚取り出し衛兵さんに渡す。ついでにお勧めの宿屋を聞いておいた。スマホを使いながらではないと【無限収納】が使えなかったので最低限必要になりそうなものは出しておいたのだ。

 冒険者ギルドは【マップ】で確認できるけど、いい宿はさがせないからね。

 「確かに。最後にこの水晶に手をかざしてくれ。大丈夫だと思うが決まりなんでな」

 僕は犯罪歴を確認す水晶に手をかざす。と、水晶が青く光った。

 「よし、大丈夫だな。それじゃ、改めてようこそ、ファースの街へ」

 僕は門を後に紹介してもらった宿を目指し歩く。
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