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2章 ドラゴンステーキを求めて
2章ー3 幼女ーNEW!!
しおりを挟む家の中を内覧し終えると、僕は非常に満足した気持ちになった。
最後に紹介された家は外観も日本にいた頃に見た家に似ているし、その中も慣れ親しんだものが多かった。
例えば、和室にお風呂に土足禁止のルールなどがそれだ。
そしてこれらのことが僕の日本を懐かしむ気持ちを満たしてくれた。
もうここ以外には考えられない。僕は先に案内された2件のことを自分の頭から完全に追い出してしまう。
さらに言えばその値段が魅力に輪をかける。。1か月分の家賃でまるっと家が買えてしまうのだ。途中あまりに昂奮し、そしてここに住む生活を妄想してこの家がなぜ格安だったかの理由を忘れかけたのだが
「それで。あぁ、原因はこれか・・・・・・」
「おにぃちゃん? あれだれぇ?」
人影を見つけたエレナは相変わらず可愛らしく聞くいてくる。
とりあえず普通じゃないようなので、【鑑定】をダウンロードして使ってみる。
”名前:ハルカ 種族:??? 性別:女 年齢:???歳
LV:85 HP:6896 MP2657
スキル:???????????
加護:異世界の神の加護
STR:1701 DEF:1604 INT:1842 MND:1913 SPD:1923”
「でてけ、ここは私のおうちだぞ」
見た目8歳ぐらいだろうか、黒髪黒目の少女、いや幼女が僕の前に達そう声を上げる。いや、正確に言うなら僕の頭に直接呼びかけているのだ。
「出ていかないなら、痛いことしてやる」
見た目幼女な奴にそんなこと言われても普通ならなんも怖くないのだが、この子は普通ではない。だってその体が少し透けて後ろの景色が見えてるのだから。所謂お化けってやつか。
それにあのステータス。
以前出会った勇者よりも強い。それに気になることが満載過ぎてなにから突っ込んだらいいのか。
黒髪の幼女が僕に向かい襲い来る。宙を浮いての突進のため少し躱しにくいが、そこは圧倒的ステータス差、魔力さで補いあっさりと躱す。
「んにゅ~、かわすなぁ~!!」
地団駄を踏みそう叫ぶ幼女ハルカ。
「躱すなぁって言われてもね?」
「おねえちゃん、ちょっとあたまよわいの!? エレナそれがおかしいのわかりゅよ!」
「あ、あんた、大人でしょ!? 大人なら余裕をもってど~んと構えてなさいよ。それとそこのエルフ幼女、うるさいわよ!!」
などと無茶苦茶何ことを言う幼女ハルカに毒舌なエレナ。
ってエレナさん? どこでそんな言葉を覚えたの!? 女の子なんだからきれいな言葉遣いをして欲しい。それにハルカさん、あなたも口悪いし、それに自分も十分に幼女でしょうが!!
って突っ込むこと多すぎ、疲れたよ僕は。
う、うん? あれ? もしかしてこの幽霊のハルカさんには言葉は通じるのかな。
それなら。僕はこの幼女を見た疑問に思ったことがあるので、試してみることにした。
「開け?」
「ご、ごま? いきなりなによ!!」
ハルカの先までの攻撃的な意思が弱くなった気がしたので僕はさらに続ける。
「1富士、2鷹、さん?」
「なずび!? 何言って・・・。っえ。まさか!!!」
驚いたような表情をしたハルカを見た僕はニヤリとし、最後のダメ押しを。
「隣の家の塀は?」
「かっこいい~って、これはおやじギャグってやつ? あなた一体何歳よ?」
僕の年齢に関しては一度忘れて欲しい。それに乗っかった君もそれなりだよね?(笑)
まぁ、とりあえずどうやらハルカはわかってくれたみたいでなによりだ。
今更だが、わかってくれたからよかったけどハルカが見た目の通りの年齢ならわからないかもしれなかったよね。いっそ普通に≪日本≫ってワードをだしたほうがよかったかな?
「そう、こんななりをしてるけど僕は列記とした日本人だよ」
「う、嘘。その外見・・・。でも・・・。もしかして転生者!?」
う~ん、神様にって話はめんどくさいからとりあえず転生者ということにしておいて話を進める。
「そ、そうなのね。もしかしてチート持ちだったりする?」
そういう話に詳しいのか、転生者=チート持ちと結びつけるハルカ。
「まぁ、それなりにはね。いったいどうして?」
「細かい話は後でするけど、私は祝福とやらでここから出られないし死ねない存在になっちゃったのよね。闇魔法の奥義か禁術であればこの祝福を打ち消せるらしいんだけど、そんなものの使い手を見つけるのはほぼ不可能なのよ」
細かい話を後でって言ったのに話はまだ進みそうだ・・・。
要はその祝福を解除すればいいんだろ? とりあえずスマホ出して、検索、検索!!
「・・・でね、って聞いてる? まぁ、いいわ。それで結局はその奥義以上の魔法を使える異世界の勇者を待っていたわけよ、数百年もね。あぁー大変だったし、つまんなかった」
あっ、あった。
「たぶんその願いを叶えてあげることができると思うけど、その前に一つだけ聞かせて欲しいことがある」
「な、なによ?」
僕の真剣な顔に一瞬たじろぎ唾を飲むハルカ。
「これまでここの住人を脅してたらしいけどなんでなんだい?」
「そんなの当たり前でしょ!? あなたは自分の家に勝ってに入られたら怒るでしょ? 見ず知らずの他人といっしょに暮らせるの? ここは私の家なの、昔からずっと。ただ、私が亡くなったあと(肉体が滅びた後)は私の物って認めてくれなくて――」
「ごめん、ちょっと厳しく聞いちゃったかな。でもそういうことなら任せて。僕が解決してあげるよ」
僕の言葉を聞くと先まで怒りで興奮してたのが嘘のように、今度はうれしさで興奮している。
「それじゃぁ、早速始めようか!
**********************
ハルカとの掛け合いを一部改訂しました。
3/21 19:00
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