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9.不吉な予言
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クラウン公爵家主催『エリザベートちゃんを聖女にしようぜ会』の会合が始まりました。
会の名前はジョゼフィーヌお姉様が決めました。
皆、『…………』と思いましたが、我が家にお姉様に逆らえる人はいません。
メンバーはお姉様、お父様、お母様、弟ニール(赤ちゃん)、クルト、セバスチャン、私です。
「次は東のオスト湖でタコ退治よ!」
とジョゼフィーヌお姉様が言いました。
「湖にタコがいるんですか?ジョゼフィーヌお嬢様」
クルトは不思議そうです。確かにタコは海にいるような気がします。
「知らないわ。あのぶりっ子イモ女が言ってただけだもの」
「うむうむ、フレドリック殿下と我が家の天使エリザベートと我が家の新鋭クルトが相手ならタコなど一ひねりだろう。頑張って行ってきなさい」
とお父様はちょっと自慢げです。
「危なくはないの?心配だわ」
とお母様は心配そうです。
「ばぶー」
「大丈夫ですわ、お母様。危ないのはフレドリック殿下です」
とジョゼフィーヌお姉様が言いました。
「えっ、お姉様、フレドリック殿下は危ないのですか?」
「そうよ、殿下、タコにやられて死にそうになってー」
「えっ!」
「ぶりっ子イモ女の癒やしの力で治ったらしいわ」
「ええっ!?」
「それであのぶりっ子は聖女に覚醒したそうよ」
「それ、殿下は行かない方がいいんじゃあないですかね?」
とクルトが言いました。私もそう思います。
「どうせ治るんだから大丈夫よー」
お姉様は気楽に言います。
「でもでも心配です……」
「あ、なに?心配なら回復魔法使いも一緒に行けばいいじゃない。それでも心配っていうならエリリンが回復魔法使いこなせばいいのよ」
「ううっ」
回復魔法は使えるようになりましたが、実際の戦闘で回復魔法を使ったことは数えるほどしかありません。フレドリック殿下もクルトも強いし、護衛のデュモンド卿達も付き添っているため怪我はほとんどしないのです。
だから実戦で本当に役に立つかというとあんまり自信ないです。
支援魔法は得意ですよ。
「とにかく、タコ退治しないとエリリンは聖女になれないのよ。タコ倒しなさい、タコ」
とお姉様は言いました。
しばらく平穏な日々が続いていたのに大変なことになりました。
『エリザベートちゃん以下略会』がお開きになって、私はクルトとヒソヒソ話をしました。
「クルト」
「何でしょう、エリザベートお嬢様」
「お姉様はああ言いましたが、オスト湖に行くのは止めましょう」
「そうですね、殿下の御身に万が一のことがあったら大変です」
「はい……」
フレドリック殿下が怪我するのなんて絶対嫌です。
でも意外なところでオスト湖行きは決まってしまうのです。
その日、私とクルトは王宮のフレドリック殿下の執務室に呼ばれました。
私とクルトの二人を指名して呼び出す理由は、一つしかありません。
嫌な予感がします。
フレドリック殿下はおっしゃいました。
「東のオスト湖という湖は知っているかい?実はあの湖の湖底には神殿があるんだ」
『やっぱり……』
「東で魔物が増えているそうだ。神殿の内部に入り、聖句の状態を確認する。聖句が消えていた場合に備えてリーザには修復を頼みたい」
クルトがあわてて言いました。
「あの、僭越ながら申し上げます。フレドリック殿下はお忙しいですし、今回は別の王族の方にお任せするのはいかがでしょうか?」
フレドリック殿下は急にクルトがそんなことを言い出したので不思議そうです。
「なんだ、クルト?その湖の神殿は、一年に一度だけ姿を現すそうだ。一年に一度、わずかな時間しかチャンスがない。失敗するわけにはいかないから、今までの実績があるリーザに是非とも頼みたい」
「は、はい。私は喜んで参りますけど、あのフレドリック様は……」
「リーザが行くなら私も当然行くよ。リーザを守るのは私の役目だからね」
「いえ、あの、危ないかも知れませんし……」
「危ないなら尚のこと、私は行くよ。この命にかえてリーザを守るよ」
『ど、どうしましょう!』
「しっ、死んじゃ嫌ですー!フレドリック様」
つい泣いてしまいました。
「死なないよ。死なないから、落ち着いて、リーザ」
「そうです、ご安心下され、エリザベート様。そこまでクルトとエリザベート様が言うなら今回は回復魔法使いも同行しましょう。湖の神殿が姿を現すのは七ヶ月後、その間殿下もなお一層剣に励まれるとよろしい」
とお髭の騎士のセーガン卿が言いました。
「うん、そうしよう」
とフレドリック殿下が言い、オスト湖行きは決まってしまいました。
二人でまたヒソヒソ反省会です。
「……どうしましょう」
「……どうしましょう」
クルトと私では止められません。
クルトはため息を吐きました。
「こうなっては仕方ありません。お嬢様、オスト湖に行きましょう」
「えっ、大丈夫でしょうか」
「全然、分かりませんが、誰かが東の神殿に行き、聖句を補修しなければなりません。僕らが出来るのは、フレドリック殿下がお怪我なさった時に備えて、回復魔法の修行をすることだけです。幸い七ヶ月の猶予があります」
「そっ、そうですね……」
それまで私やクルトがやってきた回復魔法の練習は軽度の怪我や病気の人を光魔法を使って治すことです。そうやって魔力を鍛えていきました。
救護院という病院に行って治します。
軽度の回復魔法十回で、重度の回復魔法一回分と言われています。
得られる経験値は少ないですが、一度に大量の魔力を消費するよりちょっとずつ消費する方が体力的には楽なのです。
ヒドい怪我や病気の人は、
「子供やご令嬢が見るものではありません」
とも言われてました。私も怖いのは嫌なので軽度の人を中心に診てました。
でもそんなこと言ってられないです。
いつも行っている救護院の院長様に重病の人の治療がしたいとお願いしました。
院長様は最初はお許し下さいませんでしたが、最後には聞き入れて下さいました。
「正直に言うとお申し入れはとてもありがたいです。回復魔法使いは貴重ですからね。ですが、ご無理はなさらずに」
ひどい怪我や重病の人はとても苦しそうです。
『怖いよぉ』
泣きそうになりましたが、怯んでいる場合ではありません。勇気を出して頑張ります。
沢山魔法を使うと体力を消耗します。
魔力は使えば使うほど強くなるそうです。騎士様曰く、筋肉と同じだそうです。
救護院に行くのは、週に三回、二時間くらいですが、終わった時はヘトヘトです。
「辛いですね、エリザベートお嬢様」
クルトもグッタリです。
「でも救える命があるのは素晴らしいことですね」
「そうですね」
七ヶ月のうちに私もクルトも回復魔法の腕を上げました。
きっと、大丈夫、です、よ、ね。
会の名前はジョゼフィーヌお姉様が決めました。
皆、『…………』と思いましたが、我が家にお姉様に逆らえる人はいません。
メンバーはお姉様、お父様、お母様、弟ニール(赤ちゃん)、クルト、セバスチャン、私です。
「次は東のオスト湖でタコ退治よ!」
とジョゼフィーヌお姉様が言いました。
「湖にタコがいるんですか?ジョゼフィーヌお嬢様」
クルトは不思議そうです。確かにタコは海にいるような気がします。
「知らないわ。あのぶりっ子イモ女が言ってただけだもの」
「うむうむ、フレドリック殿下と我が家の天使エリザベートと我が家の新鋭クルトが相手ならタコなど一ひねりだろう。頑張って行ってきなさい」
とお父様はちょっと自慢げです。
「危なくはないの?心配だわ」
とお母様は心配そうです。
「ばぶー」
「大丈夫ですわ、お母様。危ないのはフレドリック殿下です」
とジョゼフィーヌお姉様が言いました。
「えっ、お姉様、フレドリック殿下は危ないのですか?」
「そうよ、殿下、タコにやられて死にそうになってー」
「えっ!」
「ぶりっ子イモ女の癒やしの力で治ったらしいわ」
「ええっ!?」
「それであのぶりっ子は聖女に覚醒したそうよ」
「それ、殿下は行かない方がいいんじゃあないですかね?」
とクルトが言いました。私もそう思います。
「どうせ治るんだから大丈夫よー」
お姉様は気楽に言います。
「でもでも心配です……」
「あ、なに?心配なら回復魔法使いも一緒に行けばいいじゃない。それでも心配っていうならエリリンが回復魔法使いこなせばいいのよ」
「ううっ」
回復魔法は使えるようになりましたが、実際の戦闘で回復魔法を使ったことは数えるほどしかありません。フレドリック殿下もクルトも強いし、護衛のデュモンド卿達も付き添っているため怪我はほとんどしないのです。
だから実戦で本当に役に立つかというとあんまり自信ないです。
支援魔法は得意ですよ。
「とにかく、タコ退治しないとエリリンは聖女になれないのよ。タコ倒しなさい、タコ」
とお姉様は言いました。
しばらく平穏な日々が続いていたのに大変なことになりました。
『エリザベートちゃん以下略会』がお開きになって、私はクルトとヒソヒソ話をしました。
「クルト」
「何でしょう、エリザベートお嬢様」
「お姉様はああ言いましたが、オスト湖に行くのは止めましょう」
「そうですね、殿下の御身に万が一のことがあったら大変です」
「はい……」
フレドリック殿下が怪我するのなんて絶対嫌です。
でも意外なところでオスト湖行きは決まってしまうのです。
その日、私とクルトは王宮のフレドリック殿下の執務室に呼ばれました。
私とクルトの二人を指名して呼び出す理由は、一つしかありません。
嫌な予感がします。
フレドリック殿下はおっしゃいました。
「東のオスト湖という湖は知っているかい?実はあの湖の湖底には神殿があるんだ」
『やっぱり……』
「東で魔物が増えているそうだ。神殿の内部に入り、聖句の状態を確認する。聖句が消えていた場合に備えてリーザには修復を頼みたい」
クルトがあわてて言いました。
「あの、僭越ながら申し上げます。フレドリック殿下はお忙しいですし、今回は別の王族の方にお任せするのはいかがでしょうか?」
フレドリック殿下は急にクルトがそんなことを言い出したので不思議そうです。
「なんだ、クルト?その湖の神殿は、一年に一度だけ姿を現すそうだ。一年に一度、わずかな時間しかチャンスがない。失敗するわけにはいかないから、今までの実績があるリーザに是非とも頼みたい」
「は、はい。私は喜んで参りますけど、あのフレドリック様は……」
「リーザが行くなら私も当然行くよ。リーザを守るのは私の役目だからね」
「いえ、あの、危ないかも知れませんし……」
「危ないなら尚のこと、私は行くよ。この命にかえてリーザを守るよ」
『ど、どうしましょう!』
「しっ、死んじゃ嫌ですー!フレドリック様」
つい泣いてしまいました。
「死なないよ。死なないから、落ち着いて、リーザ」
「そうです、ご安心下され、エリザベート様。そこまでクルトとエリザベート様が言うなら今回は回復魔法使いも同行しましょう。湖の神殿が姿を現すのは七ヶ月後、その間殿下もなお一層剣に励まれるとよろしい」
とお髭の騎士のセーガン卿が言いました。
「うん、そうしよう」
とフレドリック殿下が言い、オスト湖行きは決まってしまいました。
二人でまたヒソヒソ反省会です。
「……どうしましょう」
「……どうしましょう」
クルトと私では止められません。
クルトはため息を吐きました。
「こうなっては仕方ありません。お嬢様、オスト湖に行きましょう」
「えっ、大丈夫でしょうか」
「全然、分かりませんが、誰かが東の神殿に行き、聖句を補修しなければなりません。僕らが出来るのは、フレドリック殿下がお怪我なさった時に備えて、回復魔法の修行をすることだけです。幸い七ヶ月の猶予があります」
「そっ、そうですね……」
それまで私やクルトがやってきた回復魔法の練習は軽度の怪我や病気の人を光魔法を使って治すことです。そうやって魔力を鍛えていきました。
救護院という病院に行って治します。
軽度の回復魔法十回で、重度の回復魔法一回分と言われています。
得られる経験値は少ないですが、一度に大量の魔力を消費するよりちょっとずつ消費する方が体力的には楽なのです。
ヒドい怪我や病気の人は、
「子供やご令嬢が見るものではありません」
とも言われてました。私も怖いのは嫌なので軽度の人を中心に診てました。
でもそんなこと言ってられないです。
いつも行っている救護院の院長様に重病の人の治療がしたいとお願いしました。
院長様は最初はお許し下さいませんでしたが、最後には聞き入れて下さいました。
「正直に言うとお申し入れはとてもありがたいです。回復魔法使いは貴重ですからね。ですが、ご無理はなさらずに」
ひどい怪我や重病の人はとても苦しそうです。
『怖いよぉ』
泣きそうになりましたが、怯んでいる場合ではありません。勇気を出して頑張ります。
沢山魔法を使うと体力を消耗します。
魔力は使えば使うほど強くなるそうです。騎士様曰く、筋肉と同じだそうです。
救護院に行くのは、週に三回、二時間くらいですが、終わった時はヘトヘトです。
「辛いですね、エリザベートお嬢様」
クルトもグッタリです。
「でも救える命があるのは素晴らしいことですね」
「そうですね」
七ヶ月のうちに私もクルトも回復魔法の腕を上げました。
きっと、大丈夫、です、よ、ね。
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