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52.妻恋し
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というわけで昼間からエッチすることになった。
ドキドキしつつ、寝室で待っていると、王子が来た。
「エルシー」
お風呂上がりの王子はシャツとズボンだけのラフな恰好だった。
王子は私を抱きしめて、「会いたかった」と囁く。
素直にそう言われるのは嬉しかった。
「私もです。お仕事、お疲れ様です」
「エルシー……」
「グレン様……」
何だかいい雰囲気でキスして、そのままベッドで……と思ったら、寝室のドアが叩かれる。
「王子、よろしいですか」
「何だ」
王子はシャツの襟を直しながら、ものすごく機嫌悪そうに立ち上がり、少しドアを開ける。
相手の姿は分からないが、声が聞こえる。
「軍部から呼び出しです。王子にご相談したいことがあるそうです」
王子はいらついた様子で答えた。
「後には出来ないのか」
「何でも竜に関することでご意見を求めたいとお帰りをお待ちしていたようです」
「……そうか。では行く」
「お支度がございましょう。三十分後にお迎えに上がります」
パタンとドアを締め。
「三十分……」
王子は絶望した様子で呟いた。
三十分ではエッチは無理だ。
「あの……グレン様、おちんちんにちゅーするやつだけしますか?」
「いや、いい……いや、して欲しいが、いいのか?」
王子はベッドで半身を起こす。
パンツ脱いで貰っておちんちんを撫でた。
お風呂上がりで王子は石鹸のいい匂いがした。
おちんちん撫でるのは割と好き。
見る間におっきくなる様は一大スペクタクルである。
ネムノキとかおじぎ草のようで面白い。
人間の体に他にこんな変なところがあるだろうか。いや、ない。
ちょっと私が上手になったのか、王子がエッチしたかったのか、撫で撫で開始してすぐに王子のあれは大きくなってきた。
「気持ちいいですか?」
手であれを撫でながらそう聞くとちょっと間があり、王子は答えた。
「自分が聞かれるのは恥ずかしいから嫌だと言うが、人には聞くんだな」
「あっ、そうですね。つい聞いちゃいますね」
「すまない。怒っているわけではないが、確かに聞かれると恥ずかしいものだな。……気持ちいい」
と王子は言った。
先端にちゅーすると王子はビクッとした。
気持ちいいのか、聞きたくなったが、先ほどの会話を思い出し、我慢した。
時間がないので一生懸命ペロペロしたが、そのうち王子がすごいことを言ってきた。
「すまないが、くわえて欲しい」
「これを?」
一応は私も子爵令嬢である。
大口開けて笑わないようにとか、食事の時もお口は小さく開くようにと躾けられてきた。
こんなでっかいもの口に頬張るなんてしたことない。
躊躇していると、王子があわてて言ってきた。
「嫌ならする必要はない。ただ、くわえて貰えるとそれはそれは気持ちが良いそうだ」
と王子は頬を赤らめた。
「……そうなんですか?」
「深くくわえると苦しいそうだから、浅く先の方だけくわえるだけでいい」
……苦しい?
それは嫌だな。
いや、そもそも、これ、入るのか?
と思ったが入れてみると、意外と入った。
「ああ、これは気持ちいい」
と王子が言った。
顔を見たい。
王子、頬染めるととっても可愛いがこの角度では見えない。
竿のところを撫で撫でして先端のところをくわえてペロペロしてると王子はイった。
ほっぺたちょっと赤いまま、王子は「くそ、なんで仕事なんかしないといかんのだ」と悪態を付きながら騎士様の制服に着替える。
私の額にキスして、王子は、
「夕飯までには戻る」
と言い残して出て行った。
だが、王子は夕方になっても戻らず、晩餐のちょっと前に使者が来て、先に食事をして欲しいと連絡してきた。
ご飯を食べ終えても王子はまだ戻らず、お風呂入って、待ってたけど来なくて、先に寝ていて欲しいと連絡があり、ベットの中に潜り込む。
***
「……グレン様?」
いつの間にか寝てしまったみたいで、後ろからそっと抱きしめられる感触で目が覚めた。
「起こしたか?」
振り返るとやっぱり王子で、ちょっと疲れた顔をしていた。
影のある感じでむしろ格好いい。
美形はすごい。
「お疲れですか?」
「いや、大したことはない。エルシーに悪いことをしていると思っただけだ」
「私に?」
「俺の都合で振り回している。お前に何かしてやりたいが、俺では気の利いたことが出来ん。欲しいものはないか?」
「いえ、欲しいものはあまり思いつきません……」
「ドレスとか宝石とかはどうだ?」
「ドレスもオネエ様がいっぱい作って下さってるし、宝石もいっぱいあります」
王太子妃達の宝石は王太子の所有物として離宮に残されている。
竜騎士である王太子に付き添う王太子妃は不自由な生活を送るため、こうした宝石は王室の所有物ではなく、王太子妃の無聊を慰めるものとして王太子妃の宝石箱にしまわれている。
王子はその全てを私に使えとくれた。
ドレスも王子妃に与えられた予算から出ている。王子に掛かる予算から分けて貰っているそうだ。突き詰めれば王子のものだ。
ものすごい贅沢させて貰っているのだが、王子は私に贅沢させている自覚はないようだ。
「では贈る物がない」
「別にいらないですよ」
「……何か欲しがってくれ」
王子は何故か辛そうに私に囁いた。
「俺も兄上もお前の無欲が恐ろしいのだ。お前の歓心を買おうにもお前は何にも興味を示そうとしない。俺はお前を留めておく術がない」
何故、陛下がそこで出てくるのか?
それに私は無欲って程無欲ではない。
「美味しいご飯食べて、綺麗なドレス着て、楽しく暮らさせてもらってますから何もいらないんですよ。別に無欲ではないです。それより何だったんですか?グレン様、また出掛けるの?」
「いや、北西で野生の竜が不自然に集まったらしい。人を行かせて調査させることにした」
「じゃあ、明日は忙しくないですか?」
「ああ」
「なら、さっきの続きをしましょう。遠方から帰ると妻恋しいものってテレンス様が言ってました。グレン様、妻恋しいですか?」
「……妻恋しかった」
ちょっと元気出たみたいで、王子が笑う。
「ずっとエルシーのことを考えていた」
「本当ですか?」
ぎゅーっと王子が私を抱きしめる。
「本当だ」
確かに衣食住に不自由なく甘やかされて育った私に欲しいものはあまりない。
でも王子を見て、自分の欲しいものが分かった。
私は王子に笑っていて欲しい。
ドキドキしつつ、寝室で待っていると、王子が来た。
「エルシー」
お風呂上がりの王子はシャツとズボンだけのラフな恰好だった。
王子は私を抱きしめて、「会いたかった」と囁く。
素直にそう言われるのは嬉しかった。
「私もです。お仕事、お疲れ様です」
「エルシー……」
「グレン様……」
何だかいい雰囲気でキスして、そのままベッドで……と思ったら、寝室のドアが叩かれる。
「王子、よろしいですか」
「何だ」
王子はシャツの襟を直しながら、ものすごく機嫌悪そうに立ち上がり、少しドアを開ける。
相手の姿は分からないが、声が聞こえる。
「軍部から呼び出しです。王子にご相談したいことがあるそうです」
王子はいらついた様子で答えた。
「後には出来ないのか」
「何でも竜に関することでご意見を求めたいとお帰りをお待ちしていたようです」
「……そうか。では行く」
「お支度がございましょう。三十分後にお迎えに上がります」
パタンとドアを締め。
「三十分……」
王子は絶望した様子で呟いた。
三十分ではエッチは無理だ。
「あの……グレン様、おちんちんにちゅーするやつだけしますか?」
「いや、いい……いや、して欲しいが、いいのか?」
王子はベッドで半身を起こす。
パンツ脱いで貰っておちんちんを撫でた。
お風呂上がりで王子は石鹸のいい匂いがした。
おちんちん撫でるのは割と好き。
見る間におっきくなる様は一大スペクタクルである。
ネムノキとかおじぎ草のようで面白い。
人間の体に他にこんな変なところがあるだろうか。いや、ない。
ちょっと私が上手になったのか、王子がエッチしたかったのか、撫で撫で開始してすぐに王子のあれは大きくなってきた。
「気持ちいいですか?」
手であれを撫でながらそう聞くとちょっと間があり、王子は答えた。
「自分が聞かれるのは恥ずかしいから嫌だと言うが、人には聞くんだな」
「あっ、そうですね。つい聞いちゃいますね」
「すまない。怒っているわけではないが、確かに聞かれると恥ずかしいものだな。……気持ちいい」
と王子は言った。
先端にちゅーすると王子はビクッとした。
気持ちいいのか、聞きたくなったが、先ほどの会話を思い出し、我慢した。
時間がないので一生懸命ペロペロしたが、そのうち王子がすごいことを言ってきた。
「すまないが、くわえて欲しい」
「これを?」
一応は私も子爵令嬢である。
大口開けて笑わないようにとか、食事の時もお口は小さく開くようにと躾けられてきた。
こんなでっかいもの口に頬張るなんてしたことない。
躊躇していると、王子があわてて言ってきた。
「嫌ならする必要はない。ただ、くわえて貰えるとそれはそれは気持ちが良いそうだ」
と王子は頬を赤らめた。
「……そうなんですか?」
「深くくわえると苦しいそうだから、浅く先の方だけくわえるだけでいい」
……苦しい?
それは嫌だな。
いや、そもそも、これ、入るのか?
と思ったが入れてみると、意外と入った。
「ああ、これは気持ちいい」
と王子が言った。
顔を見たい。
王子、頬染めるととっても可愛いがこの角度では見えない。
竿のところを撫で撫でして先端のところをくわえてペロペロしてると王子はイった。
ほっぺたちょっと赤いまま、王子は「くそ、なんで仕事なんかしないといかんのだ」と悪態を付きながら騎士様の制服に着替える。
私の額にキスして、王子は、
「夕飯までには戻る」
と言い残して出て行った。
だが、王子は夕方になっても戻らず、晩餐のちょっと前に使者が来て、先に食事をして欲しいと連絡してきた。
ご飯を食べ終えても王子はまだ戻らず、お風呂入って、待ってたけど来なくて、先に寝ていて欲しいと連絡があり、ベットの中に潜り込む。
***
「……グレン様?」
いつの間にか寝てしまったみたいで、後ろからそっと抱きしめられる感触で目が覚めた。
「起こしたか?」
振り返るとやっぱり王子で、ちょっと疲れた顔をしていた。
影のある感じでむしろ格好いい。
美形はすごい。
「お疲れですか?」
「いや、大したことはない。エルシーに悪いことをしていると思っただけだ」
「私に?」
「俺の都合で振り回している。お前に何かしてやりたいが、俺では気の利いたことが出来ん。欲しいものはないか?」
「いえ、欲しいものはあまり思いつきません……」
「ドレスとか宝石とかはどうだ?」
「ドレスもオネエ様がいっぱい作って下さってるし、宝石もいっぱいあります」
王太子妃達の宝石は王太子の所有物として離宮に残されている。
竜騎士である王太子に付き添う王太子妃は不自由な生活を送るため、こうした宝石は王室の所有物ではなく、王太子妃の無聊を慰めるものとして王太子妃の宝石箱にしまわれている。
王子はその全てを私に使えとくれた。
ドレスも王子妃に与えられた予算から出ている。王子に掛かる予算から分けて貰っているそうだ。突き詰めれば王子のものだ。
ものすごい贅沢させて貰っているのだが、王子は私に贅沢させている自覚はないようだ。
「では贈る物がない」
「別にいらないですよ」
「……何か欲しがってくれ」
王子は何故か辛そうに私に囁いた。
「俺も兄上もお前の無欲が恐ろしいのだ。お前の歓心を買おうにもお前は何にも興味を示そうとしない。俺はお前を留めておく術がない」
何故、陛下がそこで出てくるのか?
それに私は無欲って程無欲ではない。
「美味しいご飯食べて、綺麗なドレス着て、楽しく暮らさせてもらってますから何もいらないんですよ。別に無欲ではないです。それより何だったんですか?グレン様、また出掛けるの?」
「いや、北西で野生の竜が不自然に集まったらしい。人を行かせて調査させることにした」
「じゃあ、明日は忙しくないですか?」
「ああ」
「なら、さっきの続きをしましょう。遠方から帰ると妻恋しいものってテレンス様が言ってました。グレン様、妻恋しいですか?」
「……妻恋しかった」
ちょっと元気出たみたいで、王子が笑う。
「ずっとエルシーのことを考えていた」
「本当ですか?」
ぎゅーっと王子が私を抱きしめる。
「本当だ」
確かに衣食住に不自由なく甘やかされて育った私に欲しいものはあまりない。
でも王子を見て、自分の欲しいものが分かった。
私は王子に笑っていて欲しい。
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