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始まりの異世界
やっぱり楽園ってあったんだ...
しおりを挟む村長が慌てて出ていけば、俺は立ち上がった。
なんでかというと...もしかしたら現れたモンスターってのは、この前会ったスライム娼年なのではないかと感じたからだ。
この世界のモンスターについてはよく知らないけど、あんないやらしいスライムならば何度でも会いたくなるってのが男ってもんだろっ。
...とりあえず、ニーナは眠ってるし......村長の家に残して行っても大丈夫かな...?
別に危ない場所でもないし、というか村長の家なんだからある意味一番安全な場所だろうし...
毛布を掛けた後、起こさないように、静かに村長宅を後にし、村長を追いかけた。
幸いにも、モンスターが現れたってことで、騒がしかったので道に迷うことはなかった。
そして、目的地の場所に到着すると...
「あっ...あぁっ...♡」
「おぅぅッ...ぁぁッ♡ひぎぃぃぃッ...あッあッあッあッあッ..!!!♡♡」
「...ッ...らッ...らめぇぇッ!?♡♡そんな太いのッ♡♡♡いッいぐいぐぅぅぅぅぅッ!♡」
そこに広がるのは楽園の光景......げふんげふんッ...!!
何人もの男女のショタエルフ達が、スライムらしき液体に犯されている光景だった。
...イヤ、タッテナイヨ?
コレハセイリゲンショウダカラネ?
俺が必死に頭なの中を真っ白にしている中、村長はモンスターと距離を保ちながら警戒していたエルフ達と合流していた。
「あっ、村長っ!!来てくださったんですねッ!」
「うむ......状況はどうなっておる?」
「...現状の通り...突然現れたスライムに3人捕まりました......媚薬蜜で撃退しようとしたんですが.....」
媚薬蜜?
...もしかして、ニーナが逃げる時にスライム娼年に使ってたあれか...?
「...なるほどの...うまく避けておるわけか...」
地面を見れば、確かに何度か蜜をばらまいた痕跡があった。
おおかた、蜜をぶっかけて弱まったところをたたくなり、味方を救出する也の予定だったんだろうな。
...そりゃぁ...あんな絶頂モードになれば煮るなり焼くなり好き放題だからな...
でも、相手もそれを警戒してかなかなかうまくいっていない感じか...
「......どうしたものか...」
「...村長」
「ん...あっお主ッ...来てしまったのかッ」
「...何かお手伝いできることあるかと思って...」
本心では、あのスライム娼年に出会えるかもと思って来たのは秘密です...はい...
でも、困ってるわけだし...なんとかなるなら手助けしたいしなっ...
「...気持ちは嬉しいがのぅ......」
流石にこの状況では...と苦い表情を浮かべる村長。
...そりゃ...凄腕の剣士でもないしな...
俺が出ていったって、すぐに捕まるのが関の山...ん?
「...あっ、そうだッ。俺の香だったか?、モンスターに対して効果抜群なんだろっ、おびき寄せれたりしないのかっ?」
「......可能性はあるじゃろうが...いやでもっ」
「...このまま硬直状態を続けても意味ないっしょっ......とりあえず、あのスライムの近くを走ってみるから、後は頼みましたよっ」
「あっ!こらお主ッ!!」
俺は足に力を込めて一気に走り出す。
特に何かしているわけじゃないが、俺自体がスライムたちにとってごちそうに見えるのなら、絶対無視はされないはずだ。
予想は的中し、俺が捕まっているエルフ達の近くを通り過ぎると、何かを見つけたかのように俺を追ってきた。
「っ...!!...できるだけ遠くにッ」
背後からどんどん近寄ってきているスライムたちを引き連れて俺は森の中に駆け込んでいくのであった。
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