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再会

第3話 もっと見せて

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「は……泣いてんの、旭陽ィ。はは、ハハッ! その顔、俺が想像してたよりずっとイイ……はあ、うまそ……な、もっと泣いて?」
「はっ、ぁ゛ッ、ぁくっ、は、あっ! あ……きっら、く、ぅし、……っ」

 くるしい? 苦しいだって!

 いつも旭陽に訴えるばかりだった言葉を耳触りの最高に良い声に訴えられて、つい高揚のあまり爪で尿道口をぐりぐりと掻き回した。
 可能な限り奥に押し付けて、旭陽の中に俺も白濁を吐き出した。

「ィ゛はあああーーーー! ぁ゛っ、ひぐッ、ぃアアァァ! ひィい゛っァっあ、ぁ゛、あ゛ッ」

 切羽詰った悲鳴が甘く鼓膜を擽った。がくがくと痙攣する四肢に巻き付いた鎖が、重苦しい金属の音を響かせている。
 ぶし、と僅かな隙間から微量の精液が噴き出して、旭陽が動かせない四肢の代わりに自由な顔を振り乱した。
 柔らかな黒糸が褐色の頬を叩いて、強く瞑っている目尻から雫が飛び散った。

 ああ、勿体ない。旭陽の、初めて見る涙なのに。

「ダメだって、旭陽……全部、俺にくれないと」

 目尻に舌を押し付ければ、驚いたように瞳が開かれた。
 過ぎた快感の苦痛でどろどろに蕩けた瞳に舌を伸ばせば、すぐに目が閉じそうになる。
 咄嗟に雄を可愛がっているのとは逆の手で瞼を抑え、目を閉じられないようにして舌を這わせた。

 無理やり開かせている黄金の中に、俺の薄茶色の髪と瞳が映っている。涙できらきらと光って見える眼球に舌を押し付け、べろりと舐め上げた。
 痛いのか気持ち悪いのか、動かせない両足が俺の下で暴れたそうな気配を見せた。僅かに膝が浮いては、足首の重みにまた床へ戻っている。
 こら、と嗜めるつもりで腰を突き上げれば、がつんと奥にぶつかる感触とともにナカが痙攣した。

「イ゛ぅッあっ、あ゛ッゥ、ンん゛ぅうう……っ!」
 綺麗な黄金に舌を這わせながら、目の縁から止め処なく溢れ出す涙に吸い付く。
 痙攣する瞼を抑える指は、目を傷付けないように可能な限り優しく。もう片方の指も狭い場所を傷付けないことだけ気を付けながら、こっちは加減する必要もないかと更に小さな孔を掻き回した。

「ア゛ッ、ぅッ、ぁああうっ! ンぁあッ! ひア゛ッぁっぅ、うぐっぁ、ああああッ!」

 ぷし、ぶしゅ、と僅かな隙間から精液を噴き出しながら、悲鳴を上げて褐色の体が身悶える。
 さっきから旭陽が暴れる所為で鎖の音が煩い。多分わざとじゃなく、もう自分で体をコントロールできてないんだろうけど。

 はあ、涙も美味い……逆の目の瞼を押さえ、そっちの瞳に舌を這わせる。
 急に放り出されたほうの目は、涙が止まらないまま瞼を痙攣させている。俺の唾液もあの流れてる中に含まれてるんだな……
 はは、視界がぼやけてるのか? 頼りなさそうに視線をうろうろさせてるの、すっごいクる。

「ッッつア、ぁ゛ぐう……っ」

 興奮する度、素直な俺は突っ込んでいるモノをデカくする。
 俺自身は勿論大柄な男の腕よりも太いペニスが何度も膨らんで更に質量を増していくものだから、それを飲み込まされている旭陽はもう息も絶え絶えだ。
 ひゅうひゅうと喉を鳴らしながらどうにか呼吸している姿は痛ましいが、旭陽自身の精液や汗に塗れた下肢が添えられれば頭が沸騰するほどの興奮にすり替わっていく。

 腹の中を他人の熱で一杯にされるの、不安だし苦しいし気持ち悪いよなあ。でも止める必要はないはずだ。
 痛くて屈辱的な以上に、熱くて気持ちヨくて堪んないだろ?

 甘い眼球から舌を離して、太腿を下から支える。
 自分じゃ重くて動かせない様子の片足を人外の力で無理矢理持ち上げて、内腿に唇を押し付けた。
 じゅっ、と吸い上げれば朱い花が咲く。
「っ ァ」
 茫洋と虚空を漂っていた旭陽の視線が、急速に焦点を結ぶ。

 向けられた視線の中に直前まではなかった僅かな恐怖を見付けて、跳ね上がった興奮から旭陽のナカにまた出してしまった。
 お前、おッまえ、それは逆効果ってやつだ!

「っあ、ぁあっ! ぅっ、ぁ、あぁうっ……っ」

 俺の前触れのない射精に、持ち上げた足が激しく痙攣しているのが掌に伝わってくる。
 もう出されただけでも感じてるのか、旭陽。またドライでイった?

 なのに思考能力もまだ手放してないんだな。
 やっぱりこいつは頭の出来が違うわ。いや、この場合は精神力かな。
 ここまでどろどろにされて、まだ俺が何をしようとしてるのか、そうされたら自分がどうなるのか、瞬時に判断できてるんだから。

 そんなこと考えられるなら、まだ余裕あるってことだよな?
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