88 / 107
番外編
4
しおりを挟む
「ッぁ、う……っは、んあ……ッ」
「あっ、さひ……手、もう、ッ」
跳ね上がった顎に唾液が伝い、俺の痕が幾重にも重なっている喉元を流れ落ちていく。
勿体ない。
旭陽の体液は全部俺のものなのに。
絶頂に震えている旭陽へ、全力で力を抑えている腕を揺らして拘束を解くよう要求する。
「ん……ぁ、あ……っ」
顎を反らしていた男が、ゆっくりと顔を戻していく。
まだ絶頂感は深く尾を引いているはずだ。
それでも、唇を震わせながら旭陽が薄く笑った。
だあめ、と薄い唇が声なく囁く。
「ッあさ……っ、く!」
制止を重ねようとして、ずるずると引き抜かれていく快感に声が上擦る。
俺の腹部に両手を突いて、旭陽が腰を持ち上げていく。
「っひ、ぃっア、あ……ッ!」
緩慢な速度でも、亀頭までしか挿っていなかったため抜き終わるまでにそこまでの時間は要さない。
抜ける。
そう思った瞬間、またずぷずぷと飲み込まれていった。
「ッウ、く、っあさ、ひ……ッ」
「っンぁうッ! っぁ、ひっぅ――ッ!」
腰から全身に痺れが広がり、喉が勝手に上下する。
切羽詰まった呻き声が溢れたが、聞き慣れた嬌声に紛れて殆ど掻き消された。
「ッぁ、きっぃ……っ!」
開いたまま閉じられないらしい唇から、ぱたぱたと唾液が滴っている。
俺の腹の上で、涙と混ざって水滴の跡を増やした。
「っ旭陽……ッ!」
「ッぁ、あ……ッんぅう! ッァ、んぁっ! ッぁ、ひっ、ア……ッ、っ!」
腰がゆっくりと降りていって、太すぎる茎まで幾らか飲み込む。
またずるずると摩擦を生みながら引き抜いていき、さっきよりも深くまで咥え込む。
緩慢な動きの抜き差しが繰り返され、旭陽の腰が動く度に俺は雄を膨らませた。
焦れったくなる遅い動きでも、執拗に絡み付いてくる襞と隘路のうねりは堪らなく気持ち良い。
それに、旭陽が自分で俺を挿入して腰を動かしている。
視覚の暴力だけで達するには十分だ。
何度も視界が眩み、熱い場所へ精を流し込む。
俺が出す度に旭陽が腰を跳ね上げ、抜けた分以上の深さを飲み込んでいく。
「ッは、ぁっき、ィうう……ッ!」
「っく……! ッぁ、さひ、――は、っ……奥、突きたい、ッ!」
宙に浮いている腰を支える四肢は、普段の力強さが嘘のように頼りなく震えている。
大きくなっていく震えを視界の端に捕らえながら、腕のことも忘れて唸るように叫んでいた。
頭の中からはもう細かいことが吹き飛んで、旭陽を怒らせてしまったことだけが残っている。
だから、無理やりは、だめだ。
悲しい眼をさせたくはないから。
でも気持ち良くしてやりたい。
もっと、いつもみたいにイキ狂って意識が吹き飛ぶほどに。
懇願の声音になった俺の訴えに、半ば閉じられていた黄金が開いた。
「ンッ……っ、ぁ、ふ……ッ」
はくりと唇が空ぶる。
腹の上の手が拳を作り、ぎゅうと強く瞼を閉じた。拍子に新たな涙が零れ落ちる。
こくこくと、小さくも確かな首肯が返ってきた。
頭が上下するのを見た瞬間、ぐっと腰を突き上げる。
「ひッっぁッあ゛あーッ!」
前のめりになってきていた体が跳ね上がり、背筋が弓なりに仰け反る。
衝撃で浮いた腰が、自重で更に深く俺を飲み込んだ。
「ッヒィ゛ぅうっ! あっぁうウッ! かっ……!」
倒れ込みそうなほど仰け反った褐色の裸体が、びしゃびしゃと精液を噴き上げながら全身を痙攣させている。
「ッく……!」
一気に最奥まで咥え込まれた俺も、強く壁へ押し付けながら濁流のような量を吐き出した。
「ッぁあ゛んアッ! ひっ、――ィ゛ぅう゛……ッ!」
がくがくと身を震わせて、旭陽がまた後ろを締め付けてきた。
もうすっかり癖付いてしまっている体は、俺が旭陽の射精につられて吐き出す度にいつも雄と雌の絶頂を同時に味わっている。
今にも砕けそうなほど揺れていた腕が、互いの汗でずるりと滑った。
「ッ――――!」
閉じられていた場所を、突き抜ける感覚があった。
急速に込み上げた激しい快感に、思わず唇を噛み締める。
「ッッ――~~~~っヒぁ゛あああ゛アアっ!」
鋭く息を飲む音がして、跨ってきている体が硬直する。
すぐに震えを大きくしていき、悲鳴に等しい嬌声が溢れ出した。
ぶしゃりと透明の体液が噴き出しては、白濁と共に互いの体を濡らしていく。
がくんと一層大きく揺れた体が、自分を支えきれなくなって胸元へ倒れ込んできた。
「ッひぅう゛っ! ッぁ゛、っひ、ぃ……ッ!」
倒れ込んだことで自ら振動を与えてしまった男が、また身を跳ねさせて深い絶頂に陥る。
結腸を抉じ開けて全て旭陽のナカに収まった陰茎が、耐える間もなく欲を迸らせた。
「っぁ゛ーッ! ッあ、ひゃぅ゛う――ッ! ぁ、ァッ、ッ゛……!」
毎日抉じ開けられても、いまだに旭陽は結腸を貫かれる快感に耐えきれない。
慣れられる類の強さではないのかもしれない。
ひゅうひゅうと細い音を立てている時は、次々襲いくる絶頂に追いつけずに呼吸が浅くなっている証拠だ。
今にも意識を飛ばしそうなのが伝わってくる。
旭陽が快感で気を失う瞬間に抱き締めてやれないなんて、耐えられない。
いつもならキスして互いの息を交わし合う。
旭陽の体は、キスしている時の酸欠はむしろ好む。
どれだけ苦しそうでも手加減はしてやれないから、せめて一番好きなことをしてやりたい。
でも今は、腕が動かせないから顔を引き寄せられない。
キスしたい気持ちと、旭陽の願いを破ってしまいたくない気持ちがぶつかり合う。
興奮とはまた違った意味で頭がくらくらしてきた。
「ッあさひ……!」
声を抑える余裕はもう消えていた。
怒号に近い声で呼ぶと、ガクガクと痙攣している体が微かに反応を示す。
「っ゛……ぁ、……ぅ……ッ」
僅かに身じろぎ、ゆっくりと俺の肩口に埋まっていた顔が動いた。
覆い被さられて完全に身を預けられていると、互いの胸板や腹部が密着して肌を押し付けあっている状態だ。
少し旭陽が動いただけで、筋肉に覆われた腹が内側から押し上げられているのが伝わってくる。
「っも、これ外していいだろ……!」
手枷を揺らして問えば、微かに旭陽が首を振る。
射干玉がふわりと頬を擽ってきた。
「ッ怒らせたのは、悪かったけど……! お前を抱き締めてやれないのは、ヤなんだよ!」
興奮と、不満と、腕の中にいつもの体温がない寂しさ。
色々な感情が重なり、声が荒くなってしまう。
すると、焦点を失いかけていた黄金が急速に鋭さを取り戻した。
「あっ、さひ……手、もう、ッ」
跳ね上がった顎に唾液が伝い、俺の痕が幾重にも重なっている喉元を流れ落ちていく。
勿体ない。
旭陽の体液は全部俺のものなのに。
絶頂に震えている旭陽へ、全力で力を抑えている腕を揺らして拘束を解くよう要求する。
「ん……ぁ、あ……っ」
顎を反らしていた男が、ゆっくりと顔を戻していく。
まだ絶頂感は深く尾を引いているはずだ。
それでも、唇を震わせながら旭陽が薄く笑った。
だあめ、と薄い唇が声なく囁く。
「ッあさ……っ、く!」
制止を重ねようとして、ずるずると引き抜かれていく快感に声が上擦る。
俺の腹部に両手を突いて、旭陽が腰を持ち上げていく。
「っひ、ぃっア、あ……ッ!」
緩慢な速度でも、亀頭までしか挿っていなかったため抜き終わるまでにそこまでの時間は要さない。
抜ける。
そう思った瞬間、またずぷずぷと飲み込まれていった。
「ッウ、く、っあさ、ひ……ッ」
「っンぁうッ! っぁ、ひっぅ――ッ!」
腰から全身に痺れが広がり、喉が勝手に上下する。
切羽詰まった呻き声が溢れたが、聞き慣れた嬌声に紛れて殆ど掻き消された。
「ッぁ、きっぃ……っ!」
開いたまま閉じられないらしい唇から、ぱたぱたと唾液が滴っている。
俺の腹の上で、涙と混ざって水滴の跡を増やした。
「っ旭陽……ッ!」
「ッぁ、あ……ッんぅう! ッァ、んぁっ! ッぁ、ひっ、ア……ッ、っ!」
腰がゆっくりと降りていって、太すぎる茎まで幾らか飲み込む。
またずるずると摩擦を生みながら引き抜いていき、さっきよりも深くまで咥え込む。
緩慢な動きの抜き差しが繰り返され、旭陽の腰が動く度に俺は雄を膨らませた。
焦れったくなる遅い動きでも、執拗に絡み付いてくる襞と隘路のうねりは堪らなく気持ち良い。
それに、旭陽が自分で俺を挿入して腰を動かしている。
視覚の暴力だけで達するには十分だ。
何度も視界が眩み、熱い場所へ精を流し込む。
俺が出す度に旭陽が腰を跳ね上げ、抜けた分以上の深さを飲み込んでいく。
「ッは、ぁっき、ィうう……ッ!」
「っく……! ッぁ、さひ、――は、っ……奥、突きたい、ッ!」
宙に浮いている腰を支える四肢は、普段の力強さが嘘のように頼りなく震えている。
大きくなっていく震えを視界の端に捕らえながら、腕のことも忘れて唸るように叫んでいた。
頭の中からはもう細かいことが吹き飛んで、旭陽を怒らせてしまったことだけが残っている。
だから、無理やりは、だめだ。
悲しい眼をさせたくはないから。
でも気持ち良くしてやりたい。
もっと、いつもみたいにイキ狂って意識が吹き飛ぶほどに。
懇願の声音になった俺の訴えに、半ば閉じられていた黄金が開いた。
「ンッ……っ、ぁ、ふ……ッ」
はくりと唇が空ぶる。
腹の上の手が拳を作り、ぎゅうと強く瞼を閉じた。拍子に新たな涙が零れ落ちる。
こくこくと、小さくも確かな首肯が返ってきた。
頭が上下するのを見た瞬間、ぐっと腰を突き上げる。
「ひッっぁッあ゛あーッ!」
前のめりになってきていた体が跳ね上がり、背筋が弓なりに仰け反る。
衝撃で浮いた腰が、自重で更に深く俺を飲み込んだ。
「ッヒィ゛ぅうっ! あっぁうウッ! かっ……!」
倒れ込みそうなほど仰け反った褐色の裸体が、びしゃびしゃと精液を噴き上げながら全身を痙攣させている。
「ッく……!」
一気に最奥まで咥え込まれた俺も、強く壁へ押し付けながら濁流のような量を吐き出した。
「ッぁあ゛んアッ! ひっ、――ィ゛ぅう゛……ッ!」
がくがくと身を震わせて、旭陽がまた後ろを締め付けてきた。
もうすっかり癖付いてしまっている体は、俺が旭陽の射精につられて吐き出す度にいつも雄と雌の絶頂を同時に味わっている。
今にも砕けそうなほど揺れていた腕が、互いの汗でずるりと滑った。
「ッ――――!」
閉じられていた場所を、突き抜ける感覚があった。
急速に込み上げた激しい快感に、思わず唇を噛み締める。
「ッッ――~~~~っヒぁ゛あああ゛アアっ!」
鋭く息を飲む音がして、跨ってきている体が硬直する。
すぐに震えを大きくしていき、悲鳴に等しい嬌声が溢れ出した。
ぶしゃりと透明の体液が噴き出しては、白濁と共に互いの体を濡らしていく。
がくんと一層大きく揺れた体が、自分を支えきれなくなって胸元へ倒れ込んできた。
「ッひぅう゛っ! ッぁ゛、っひ、ぃ……ッ!」
倒れ込んだことで自ら振動を与えてしまった男が、また身を跳ねさせて深い絶頂に陥る。
結腸を抉じ開けて全て旭陽のナカに収まった陰茎が、耐える間もなく欲を迸らせた。
「っぁ゛ーッ! ッあ、ひゃぅ゛う――ッ! ぁ、ァッ、ッ゛……!」
毎日抉じ開けられても、いまだに旭陽は結腸を貫かれる快感に耐えきれない。
慣れられる類の強さではないのかもしれない。
ひゅうひゅうと細い音を立てている時は、次々襲いくる絶頂に追いつけずに呼吸が浅くなっている証拠だ。
今にも意識を飛ばしそうなのが伝わってくる。
旭陽が快感で気を失う瞬間に抱き締めてやれないなんて、耐えられない。
いつもならキスして互いの息を交わし合う。
旭陽の体は、キスしている時の酸欠はむしろ好む。
どれだけ苦しそうでも手加減はしてやれないから、せめて一番好きなことをしてやりたい。
でも今は、腕が動かせないから顔を引き寄せられない。
キスしたい気持ちと、旭陽の願いを破ってしまいたくない気持ちがぶつかり合う。
興奮とはまた違った意味で頭がくらくらしてきた。
「ッあさひ……!」
声を抑える余裕はもう消えていた。
怒号に近い声で呼ぶと、ガクガクと痙攣している体が微かに反応を示す。
「っ゛……ぁ、……ぅ……ッ」
僅かに身じろぎ、ゆっくりと俺の肩口に埋まっていた顔が動いた。
覆い被さられて完全に身を預けられていると、互いの胸板や腹部が密着して肌を押し付けあっている状態だ。
少し旭陽が動いただけで、筋肉に覆われた腹が内側から押し上げられているのが伝わってくる。
「っも、これ外していいだろ……!」
手枷を揺らして問えば、微かに旭陽が首を振る。
射干玉がふわりと頬を擽ってきた。
「ッ怒らせたのは、悪かったけど……! お前を抱き締めてやれないのは、ヤなんだよ!」
興奮と、不満と、腕の中にいつもの体温がない寂しさ。
色々な感情が重なり、声が荒くなってしまう。
すると、焦点を失いかけていた黄金が急速に鋭さを取り戻した。
0
あなたにおすすめの小説
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
弟勇者と保護した魔王に狙われているので家出します。
あじ/Jio
BL
父親に殴られた時、俺は前世を思い出した。
だが、前世を思い出したところで、俺が腹違いの弟を嫌うことに変わりはない。
よくある漫画や小説のように、断罪されるのを回避するために、弟と仲良くする気は毛頭なかった。
弟は600年の眠りから醒めた魔王を退治する英雄だ。
そして俺は、そんな弟に嫉妬して何かと邪魔をしようとするモブ悪役。
どうせ互いに相容れない存在だと、大嫌いな弟から離れて辺境の地で過ごしていた幼少期。
俺は眠りから醒めたばかりの魔王を見つけた。
そして時が過ぎた今、なぜか弟と魔王に執着されてケツ穴を狙われている。
◎1話完結型になります
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
【完結】白豚王子に転生したら、前世の恋人が敵国の皇帝となって病んでました
志麻友紀
BL
「聖女アンジェラよ。お前との婚約は破棄だ!」
そう叫んだとたん、白豚王子ことリシェリード・オ・ルラ・ラルランドの前世の記憶とそして聖女の仮面を被った“魔女”によって破滅する未来が視えた。
その三ヶ月後、民の怒声のなか、リシェリードは処刑台に引き出されていた。
罪人をあらわす顔を覆うずた袋が取り払われたとき、人々は大きくどよめいた。
無様に太っていた白豚王子は、ほっそりとした白鳥のような美少年になっていたのだ。
そして、リシェリードは宣言する。
「この死刑執行は中止だ!」
その瞬間、空に雷鳴がとどろき、処刑台は粉々となった。
白豚王子様が前世の記憶を思い出した上に、白鳥王子へと転身して無双するお話です。ざまぁエンドはなしよwハッピーエンドです。
ムーンライトノベルズさんにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる