39 / 68
氷の大陸編
緋の日
しおりを挟む
白日。
それは金河系の中心に位置する恒星のことである。
(注:プラチナムとは、シャムスの周囲を公転する惑星(グラースを含む)と微粒子、さらに白日活動が環境の全てを決定する主要因となる空間から構成される領域を指す)
シャムスから放たれる光線は、シャムスを取り巻く惑星に生命の息吹きを与えている。
そして、安らぎと温もりで生物を包み込む。
シャムスは自身の重力により、周囲の惑星を引き寄せる。
シャムスを中心に惑星は周回するのだ。
そして十年に一度、シャムスの重力が弱まる日が訪れる。
その日、惑星は白日周回軌道から大きく外れ、シャムスとの距離が開いてしまう。
すると、シャムスから放たれるラディウスは、波長の長い赤い光しか到達できないのだ。
グラースでは、赤い光のみになったこの日、安らぎと温もりの光から解放された魔物は、活性化し本能を剥き出しに凶暴化、そして原因不明の大量発生をするのだ。
世界は赤い光に包まれ、血が必ず流れる。
いつしかその様相からか、この日を緋の日と呼ぶようになった。
━━━王都魔法学校 図書室所蔵 『世界の異常気象 影響と対策』より一部抜粋━━━
┼┼┼
「…これは……すごい。 ほんとに赤い…」
扉を開け、外に飛び出したカーラは見たこともないその景色に驚きを隠せなかった。
真っ赤に染まった日とそこから降り注ぐ光は、今が昼なのか夕暮れなのか、時間の感覚を狂わしてしまう光景を作り出していた。
「…あれ? 何だか体中がポカポカとする……」
カーラはまるでお酒でも飲んだかのように体の中から熱いものが込み上げてきた。
これがスカーレットデスペアの影響であるのだが、カーラには初めての感覚で理解ができていなかった。
「なんだか変な感じがするけど…、私も急いで広場へ向かわなくちゃ!」
┼┼┼
「皆の衆、見ての通り今日はスカーレットデスペアだぎゃ。 既に日は赤く染まり時間はあまりない! まずは報告をするだぎゃ!」
「サン、ゲンよ! どうなっているのかえ? どうなっているのか現状を言うのじゃ! 」
広場で高台に乗り、大声を張り上げているこの二人は村長と鬼ばばである。
その鬼ばばに呼ばれたサンと、それにゲンと呼ばれた鬼族の青年は、高台を取り囲む村人達の間を割るようにして、最前列へと出てきた。
ネグロは最後尾から耳を傾けている。
「ゲン、まず自分から…。 ━━村長っ!ばば様っ! おじき達がいつもの狩場で大量の魔物に遭遇しました! すぐに俺達はこっちへ戻った為、おじき達の安否、並びに他の村々の状況はわかりません!」
「うむ。 それは仕方ないだぎゃ。 して、その魔物はなんだぎゃ?数は?」
すると、それに答えたのはサンに目配せをしたゲンだった。
顔色はあまりよくない。
「ホワイトファングとアイスコングが合わせて千はいたかと……そ、それにクリスタルバーグ━━」
「せ、千じゃと!? それにクリスタルバーグかえ!?」
「お、終わりだぎゃ……千でも絶望的なのに、クリスタルバーグが一体いるなんて……」
「━━あ、あの! クリスタルバーグは五体確認しております!!」
「な、な、なんじゃとっ! 五体……なんてこと……ほ、他にも確認できているのかえ?」
静まり返っていた村人達だが、少しずつざわざわとし始めた。
ゲンの言葉の意味が浸透し、動揺が広がっていく。
「━━フ、フィンブルガルドが……」
「なっ━━ごほっごほっ」
衝撃の事実にむせ返す鬼ばば。
表情は驚愕と絶望が入り雑じった顔をしている。
「なんでだぎゃ!!なんでだぎゃ!!…なんでフィンブルガルドもいるんだぎゃ……くっ……」
「……本当に確認したのかえ? 急いでたし、見間違いではないのかえ? サン、ゲンよ」
二人を見下ろす鬼ばば。
二人は顔を見合わせ、意志疎通を図る。
言われてみれば、確かにしっかりと確認したわけではないし、恐怖と焦りでそう錯覚してしまったのかもしれないと二人は思えてきたのだった。
「確かに言われてみれば……違ったかもしれません」
サンは額の汗を拭いながらそう告げた。
寒いはずなのに、全身の汗が全く引いていかなかった。
それだけ、急いでここまできたのだろう。
隣のゲンも汗を拭い、少しだけ、ほんの少しだけ安堵したように息を吐いたのだった。
「うむ、そうじゃろうて。 フィンブルガルドなんて居るわけないかえ」
「皆のもの、現状は厳しい状況、絶望的であるとも言えるだぎゃ。 しかし、これまでも何とか我々は乗り越えてきたっ! だから諦めず力を合わせて、敵を倒すだぎゃ!」
村長の力説に、村の一部は少しながら元気を取り戻していった。
これまでも危機を何度も乗り越えてきたと、今回も大丈夫だと、自分達を奮い立たせるのは、年齢を重ねた鬼族の老人達である。
それに引き換え、若い連中は未知なる恐怖にカタカタと震えていた。
それもそのはず、ここにいるほとんどの若者がその数の大群を相手にした経験がないからであった。
「では、女子供は身を隠し、男供は数名を村に残し、既に交戦していると思われる狩場へ移動。 サン、ゲンはそれぞれ他種族の村へ行き、連携をとるのじゃ。 三ツ目族、巨人族、単眼族と力を合わせないと勝てん! 急ぐのじゃ!」
『はい!』
わらわらと集まっていた村の衆は行動を開始した。
蜘蛛の子散らすように散り散りになっていく。
「 ━━さて、タツ坊よ、我らもいくかえ? 」
「だぎゃ、よっちゃン。 次世代の子供達のためにも頑張るだぎゃ。 ……よっちゃン死なんでくれよ」
「わしゃー、まだ死ねん。 カーラの子の顔を見るまではダメだえ。 ひょっひょっひょっ」
二人は高台から降りると、笑い合いながら狩場へと移動することにした。
┼┼┼
「━━くっ! さすがにキツいな! 」
「ああ、 これは数の暴力だな。 うじゃうじゃと出てきやがって! この後に控えている奴等はちと、まずいな……」
そう言いながら、ホワイトファングの頭を赤い果物を握り潰すかのように、次々と破壊していく十数名の鬼族の男達。
鬼族は腕力と握力に特化した種族である。
ホワイトファングくらいなら遅れをとることはないが、それでも限りはある。
一人あたりが数十体と相手をすれば、さすがに疲労も見えてくる。
それに一度に相手をするのも限度があるのだ。
ホワイトファングは集団で連携とって攻撃をしてくるから、一対一ではなく対多数という形になる。
幸いにして、鬼族に死者はまだ一名もでていないが、それも時間の問題だろう。
体には目に見えて傷が増えていく。
足が速く、先陣を切ったホワイトファングを相手にしている男達。
今は何とか持ちこたえているが、後ろからゆっくりと歩みを進めるアイスコングの群れを相手にする体力はあまり残されていなかった。
それは金河系の中心に位置する恒星のことである。
(注:プラチナムとは、シャムスの周囲を公転する惑星(グラースを含む)と微粒子、さらに白日活動が環境の全てを決定する主要因となる空間から構成される領域を指す)
シャムスから放たれる光線は、シャムスを取り巻く惑星に生命の息吹きを与えている。
そして、安らぎと温もりで生物を包み込む。
シャムスは自身の重力により、周囲の惑星を引き寄せる。
シャムスを中心に惑星は周回するのだ。
そして十年に一度、シャムスの重力が弱まる日が訪れる。
その日、惑星は白日周回軌道から大きく外れ、シャムスとの距離が開いてしまう。
すると、シャムスから放たれるラディウスは、波長の長い赤い光しか到達できないのだ。
グラースでは、赤い光のみになったこの日、安らぎと温もりの光から解放された魔物は、活性化し本能を剥き出しに凶暴化、そして原因不明の大量発生をするのだ。
世界は赤い光に包まれ、血が必ず流れる。
いつしかその様相からか、この日を緋の日と呼ぶようになった。
━━━王都魔法学校 図書室所蔵 『世界の異常気象 影響と対策』より一部抜粋━━━
┼┼┼
「…これは……すごい。 ほんとに赤い…」
扉を開け、外に飛び出したカーラは見たこともないその景色に驚きを隠せなかった。
真っ赤に染まった日とそこから降り注ぐ光は、今が昼なのか夕暮れなのか、時間の感覚を狂わしてしまう光景を作り出していた。
「…あれ? 何だか体中がポカポカとする……」
カーラはまるでお酒でも飲んだかのように体の中から熱いものが込み上げてきた。
これがスカーレットデスペアの影響であるのだが、カーラには初めての感覚で理解ができていなかった。
「なんだか変な感じがするけど…、私も急いで広場へ向かわなくちゃ!」
┼┼┼
「皆の衆、見ての通り今日はスカーレットデスペアだぎゃ。 既に日は赤く染まり時間はあまりない! まずは報告をするだぎゃ!」
「サン、ゲンよ! どうなっているのかえ? どうなっているのか現状を言うのじゃ! 」
広場で高台に乗り、大声を張り上げているこの二人は村長と鬼ばばである。
その鬼ばばに呼ばれたサンと、それにゲンと呼ばれた鬼族の青年は、高台を取り囲む村人達の間を割るようにして、最前列へと出てきた。
ネグロは最後尾から耳を傾けている。
「ゲン、まず自分から…。 ━━村長っ!ばば様っ! おじき達がいつもの狩場で大量の魔物に遭遇しました! すぐに俺達はこっちへ戻った為、おじき達の安否、並びに他の村々の状況はわかりません!」
「うむ。 それは仕方ないだぎゃ。 して、その魔物はなんだぎゃ?数は?」
すると、それに答えたのはサンに目配せをしたゲンだった。
顔色はあまりよくない。
「ホワイトファングとアイスコングが合わせて千はいたかと……そ、それにクリスタルバーグ━━」
「せ、千じゃと!? それにクリスタルバーグかえ!?」
「お、終わりだぎゃ……千でも絶望的なのに、クリスタルバーグが一体いるなんて……」
「━━あ、あの! クリスタルバーグは五体確認しております!!」
「な、な、なんじゃとっ! 五体……なんてこと……ほ、他にも確認できているのかえ?」
静まり返っていた村人達だが、少しずつざわざわとし始めた。
ゲンの言葉の意味が浸透し、動揺が広がっていく。
「━━フ、フィンブルガルドが……」
「なっ━━ごほっごほっ」
衝撃の事実にむせ返す鬼ばば。
表情は驚愕と絶望が入り雑じった顔をしている。
「なんでだぎゃ!!なんでだぎゃ!!…なんでフィンブルガルドもいるんだぎゃ……くっ……」
「……本当に確認したのかえ? 急いでたし、見間違いではないのかえ? サン、ゲンよ」
二人を見下ろす鬼ばば。
二人は顔を見合わせ、意志疎通を図る。
言われてみれば、確かにしっかりと確認したわけではないし、恐怖と焦りでそう錯覚してしまったのかもしれないと二人は思えてきたのだった。
「確かに言われてみれば……違ったかもしれません」
サンは額の汗を拭いながらそう告げた。
寒いはずなのに、全身の汗が全く引いていかなかった。
それだけ、急いでここまできたのだろう。
隣のゲンも汗を拭い、少しだけ、ほんの少しだけ安堵したように息を吐いたのだった。
「うむ、そうじゃろうて。 フィンブルガルドなんて居るわけないかえ」
「皆のもの、現状は厳しい状況、絶望的であるとも言えるだぎゃ。 しかし、これまでも何とか我々は乗り越えてきたっ! だから諦めず力を合わせて、敵を倒すだぎゃ!」
村長の力説に、村の一部は少しながら元気を取り戻していった。
これまでも危機を何度も乗り越えてきたと、今回も大丈夫だと、自分達を奮い立たせるのは、年齢を重ねた鬼族の老人達である。
それに引き換え、若い連中は未知なる恐怖にカタカタと震えていた。
それもそのはず、ここにいるほとんどの若者がその数の大群を相手にした経験がないからであった。
「では、女子供は身を隠し、男供は数名を村に残し、既に交戦していると思われる狩場へ移動。 サン、ゲンはそれぞれ他種族の村へ行き、連携をとるのじゃ。 三ツ目族、巨人族、単眼族と力を合わせないと勝てん! 急ぐのじゃ!」
『はい!』
わらわらと集まっていた村の衆は行動を開始した。
蜘蛛の子散らすように散り散りになっていく。
「 ━━さて、タツ坊よ、我らもいくかえ? 」
「だぎゃ、よっちゃン。 次世代の子供達のためにも頑張るだぎゃ。 ……よっちゃン死なんでくれよ」
「わしゃー、まだ死ねん。 カーラの子の顔を見るまではダメだえ。 ひょっひょっひょっ」
二人は高台から降りると、笑い合いながら狩場へと移動することにした。
┼┼┼
「━━くっ! さすがにキツいな! 」
「ああ、 これは数の暴力だな。 うじゃうじゃと出てきやがって! この後に控えている奴等はちと、まずいな……」
そう言いながら、ホワイトファングの頭を赤い果物を握り潰すかのように、次々と破壊していく十数名の鬼族の男達。
鬼族は腕力と握力に特化した種族である。
ホワイトファングくらいなら遅れをとることはないが、それでも限りはある。
一人あたりが数十体と相手をすれば、さすがに疲労も見えてくる。
それに一度に相手をするのも限度があるのだ。
ホワイトファングは集団で連携とって攻撃をしてくるから、一対一ではなく対多数という形になる。
幸いにして、鬼族に死者はまだ一名もでていないが、それも時間の問題だろう。
体には目に見えて傷が増えていく。
足が速く、先陣を切ったホワイトファングを相手にしている男達。
今は何とか持ちこたえているが、後ろからゆっくりと歩みを進めるアイスコングの群れを相手にする体力はあまり残されていなかった。
0
あなたにおすすめの小説
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件
エース皇命
ファンタジー
前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。
しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。
悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。
ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる