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3章 コトナ、未来の学園とアバター冒険者編

精霊の役割と花子

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火の精霊王アカ
水の精霊王アオ
土の精霊王キイロ
風の精霊王ソラ
光の精霊王シロ
闇の精霊王クロ

風の精霊王はソラにした、世界樹のミドリがいるので少し変化球な名前になった。

各精霊王の元に仕える精霊達は世界樹から産まれる仕組みを作る。

精霊の仕事は魔法の管理だ。
ファーストの魔法は拡張性を持たせているので、工夫やバグで魔王を生み出したり勇者を生み出したり出来る。
その分暴発する事もあるので、精霊が管理すれば安定化する様になる。
安定するからミスからバグみたいな魔法が生まれる事も無くなってしまうけど仕方ないね。

ファースト人が作った魔王を生み出す魔法も超不安定だったから後からミドリが安定させるための処置をした。勇者魔法も同じく。
面白ければバグを採用する変な運営である。



「コトナ精霊ってもう作ったの?」
どうやら花子には辺りに大量にフワフワしている精霊が見えないらしい。

「もう作ったよ。花子には見えてないみたいだけど。」

「えー!?私聖女なのに見えないの?」
とても残念そうな花子。

「聖女って言ってもジョブだからね、魔力視が出来ないと見えないんじゃないかな。あと霊感とかかな?」

「魔法視ってどうやるの?精霊見たいんだけど!!」
魔力視は生まれつきで得られるスキルの一つで後天的に覚えるには結構な修行が必要である。
その為修行で会得しようとする人は少ない。

教えるのは面倒なので【創造】で【魔力視】を作り花子に付与する。

「わっ!!見えた!可愛い!!あ、あの大きいのが精霊王かしら?」
はしゃぐ花子、パンツ見えてるよ。

『主様、あの女性は主様のご友人でしょうか?』
光の精霊王シロが話しかけてきた。

「うーん、花子は友達というよりは・・・ペットかな?」

『なるほど、ハナコ様に私の加護を与えたいのですが宜しいですか?』
シロは花子が気に入ったのかな?

「良いよ」

そう私が言うとシロはふわっと花子の所に飛んで行った。



「精霊王様から加護が貰えるなんてまるで物語の主人公みたいだわ!」

シロの加護の効果は、光&聖魔法の強化、低燃費、ステータスが大幅上昇。
あとは下級の光精霊を使役できる。

「花子、そろそろお昼御飯にしよう。」
私はプライベートルームへの扉を作り開く。
転移しても良いけど扉で入る方が花子が自由に出入り出来るので扉にした。

「亜空間の部屋?こんな事も出来るのね!私も欲しい!」

「流石に同じ能力は無理だけど、似た様なのなら良いよ、今度ね。」

亜空間に自分の部屋を作り、入り口を作れるスキルなら出来ない事もない。
アレンジ出来ない様な制約を付ければ安全だろうからね。


さて、昼ごはんは何にしようかな、パスタかピザかグラタン辺りが食べたい。

花子に聞いたらピザが食べたいと言ったのでピザにした。

シンプルなミックスピザだ。

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