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新章 皐月編
黒胡椒
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サクサク作れるので畑や家、囲いも作った。
家の作り方なんかは特に凄かった。
生やした木にカナヅチをコツンと当てると家になった。私にも何がどうなったのかわからないけど家になったんだ。説明を求められても困る、神様に聞いて。
とりあえずは開拓しているように見えるのでこれで神様に怒られたりはしないだろう。
適当そうな神様だから大丈夫だと思うけどね。
午前中には町に戻っていた。
お昼ご飯を食べる為だ。
昨日の串焼きはハズレだった。と思う。
お高い宿屋でもそんなに美味しくなかったから、あの串焼きも美味しい方だったりして。
それだと自炊した方が良いかもしれない。
今回の食事をでそれを決めよう。
今から行く食堂はギルドの受付嬢から聞いた所なので、そこがダメなら諦めて自炊だな。
☆
食堂へ着き注文をした。オススメの物を頼んだ。
結果は駄目だった。コックさんが頑張っているのはわかるけど味付けが塩だけなのは、やはり味気ない。でもここのコックさんなら調味料があれば美味しくなりそうだった。
胡椒を作って町に卸してみよう。
私達は再び開拓地へ戻った。胡椒を作る為だ。
畑で胡椒は作れた。確か黒胡椒は完熟前の実を乾燥させすり潰せば良いんだっけ?
開拓神ツールにあったウチワを使ったら1仰ぎで乾燥した。何これ怖い。
他には香草類も作ってみた。と言っても知ってる香草なんてバジルとセロリ、パセリくらいだけど。ニンニクと生姜もあった方が良いかな?
収穫はアリスにも手伝ってもらった。
数はそんなに作っていない、∞収納に入れたら増やせるし。
アリスが持っていた皮袋を借りて増やした。
増やした皮袋に胡椒、香草、薬味を種類ごとに入れてまた∞収納に入れた。これは販売用だ。
今気がついたけど、∞収納の加工機能で胡椒の乾燥が出来た。加工前、加工後がそれぞれ∞個になった。
携帯食としてリンゴも作った。
町の料理が美味しくないので生で食べられる果物や野菜をいくつか作っておこう。後でね。
また町へ向かう。なんか今日は行ったり来たりしてるな。アリスの体力が無いので休み休み町へ行く。リンゴが気に入ったようで、向かいながら食べていた。
今回は商業ギルドへ向かう。直接お店に卸に行って良いのかわからないからね。
商業ギルドは冒険者ギルドと比べて小綺麗な感じで、制服も高級感があった。
「・・・親御さんの付き添いですかな?随分変わった服装ですが。」
子供では利用できないのだろうか?だったら直接食堂に胡椒を卸すかな。
「食堂に商品を卸したいのですが、商業ギルドの許可は必要ですか?」
「野菜を買ってもらう等でしたら必要ありませんね。ギルドの許可が必要なのは、店を構えたり屋台を出す時になります。個人で家や店に品物を売りに行くのは自由です。」
「なるほど、ありがとうございます。」
「いえ、確認しにくるのは個人的に好感が持てますね。勝手に店を出す人も居るので。・・・所で何を売るのですか?」
「胡椒ですね。」
「ちょ!ちょっと待ってください!こ、胡椒ですって?!」
「はい、胡椒です。えっと・・・これですね。」
私は背負っていた胡椒入りの皮袋を受付の机に乗せた。
「こんなに・・・お、お嬢さん!これを当ギルドに売ってください!胡椒はこの大陸では取れない貴重な香辛料なのです!」
「え、良いけど。あ、私皐月です。」
「ありがとうございます!!サツキ様!!早速契約書を作りますので少々お待ちを!!」
受付のオジさんは凄い勢いで羊皮紙みたいなヤツに契約内容を書いていった。
契約書の内容を見ると、オジさんの名前と私の名前、正式な取引である事、買取価格は黒胡椒100グラム金貨1枚。・・・金貨1枚?!
金貨1枚100万円くらい?嘘でしょ?
胡椒は大体3キロくらいあった。
3000グラム、金貨300枚?
白金貨3枚と大金貨4枚、金貨6枚になった。端数は切り上げだった。
こんなに高値の物をこの量買って大丈夫なのか聞くと、大陸を南下すると都があり、そこで売れば買値の4倍で売れるそうだ。
更に高いのか。
ギルドに売った分は多分全部都行きになりそうだから食堂には直接卸そう。
家の作り方なんかは特に凄かった。
生やした木にカナヅチをコツンと当てると家になった。私にも何がどうなったのかわからないけど家になったんだ。説明を求められても困る、神様に聞いて。
とりあえずは開拓しているように見えるのでこれで神様に怒られたりはしないだろう。
適当そうな神様だから大丈夫だと思うけどね。
午前中には町に戻っていた。
お昼ご飯を食べる為だ。
昨日の串焼きはハズレだった。と思う。
お高い宿屋でもそんなに美味しくなかったから、あの串焼きも美味しい方だったりして。
それだと自炊した方が良いかもしれない。
今回の食事をでそれを決めよう。
今から行く食堂はギルドの受付嬢から聞いた所なので、そこがダメなら諦めて自炊だな。
☆
食堂へ着き注文をした。オススメの物を頼んだ。
結果は駄目だった。コックさんが頑張っているのはわかるけど味付けが塩だけなのは、やはり味気ない。でもここのコックさんなら調味料があれば美味しくなりそうだった。
胡椒を作って町に卸してみよう。
私達は再び開拓地へ戻った。胡椒を作る為だ。
畑で胡椒は作れた。確か黒胡椒は完熟前の実を乾燥させすり潰せば良いんだっけ?
開拓神ツールにあったウチワを使ったら1仰ぎで乾燥した。何これ怖い。
他には香草類も作ってみた。と言っても知ってる香草なんてバジルとセロリ、パセリくらいだけど。ニンニクと生姜もあった方が良いかな?
収穫はアリスにも手伝ってもらった。
数はそんなに作っていない、∞収納に入れたら増やせるし。
アリスが持っていた皮袋を借りて増やした。
増やした皮袋に胡椒、香草、薬味を種類ごとに入れてまた∞収納に入れた。これは販売用だ。
今気がついたけど、∞収納の加工機能で胡椒の乾燥が出来た。加工前、加工後がそれぞれ∞個になった。
携帯食としてリンゴも作った。
町の料理が美味しくないので生で食べられる果物や野菜をいくつか作っておこう。後でね。
また町へ向かう。なんか今日は行ったり来たりしてるな。アリスの体力が無いので休み休み町へ行く。リンゴが気に入ったようで、向かいながら食べていた。
今回は商業ギルドへ向かう。直接お店に卸に行って良いのかわからないからね。
商業ギルドは冒険者ギルドと比べて小綺麗な感じで、制服も高級感があった。
「・・・親御さんの付き添いですかな?随分変わった服装ですが。」
子供では利用できないのだろうか?だったら直接食堂に胡椒を卸すかな。
「食堂に商品を卸したいのですが、商業ギルドの許可は必要ですか?」
「野菜を買ってもらう等でしたら必要ありませんね。ギルドの許可が必要なのは、店を構えたり屋台を出す時になります。個人で家や店に品物を売りに行くのは自由です。」
「なるほど、ありがとうございます。」
「いえ、確認しにくるのは個人的に好感が持てますね。勝手に店を出す人も居るので。・・・所で何を売るのですか?」
「胡椒ですね。」
「ちょ!ちょっと待ってください!こ、胡椒ですって?!」
「はい、胡椒です。えっと・・・これですね。」
私は背負っていた胡椒入りの皮袋を受付の机に乗せた。
「こんなに・・・お、お嬢さん!これを当ギルドに売ってください!胡椒はこの大陸では取れない貴重な香辛料なのです!」
「え、良いけど。あ、私皐月です。」
「ありがとうございます!!サツキ様!!早速契約書を作りますので少々お待ちを!!」
受付のオジさんは凄い勢いで羊皮紙みたいなヤツに契約内容を書いていった。
契約書の内容を見ると、オジさんの名前と私の名前、正式な取引である事、買取価格は黒胡椒100グラム金貨1枚。・・・金貨1枚?!
金貨1枚100万円くらい?嘘でしょ?
胡椒は大体3キロくらいあった。
3000グラム、金貨300枚?
白金貨3枚と大金貨4枚、金貨6枚になった。端数は切り上げだった。
こんなに高値の物をこの量買って大丈夫なのか聞くと、大陸を南下すると都があり、そこで売れば買値の4倍で売れるそうだ。
更に高いのか。
ギルドに売った分は多分全部都行きになりそうだから食堂には直接卸そう。
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