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第4章 生産無双へ!
8話 中級ダンジョン攻略前③
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ケンジはマイに罰をあたえる了承を得てから庭の大石を見に行くと大石は斜めに切り裂かれ、まるで柔らかい物を斬ったように綺麗な断面を露わにし上の部分はずれ落ちたのがわかり落ちた衝撃で粉々に崩れていたのだった。
それを見たケンジは愕然としあの大岩がこんなにも綺麗な断面で斬ることが出来るのかと驚くのだった。
「ケンちゃん・・・どう凄いでしょ?あの大きな岩がこんなになったんだよ。これでどんな魔物が来ても大丈夫だと思わない?」
「ああ・・・お前の馬鹿さ加減もよくわかったよ。」
「ケンちゃんたらひど~~~い!」
「ひど~~~いじゃないよ!試し切りとか剣の訓練ならギルドの訓練場があるんだからそっちを使え!」
「だって・・・」
「だってじゃない!もし人に当たったらどうするんだよ。それにこの場所はティアナ、フィアナが畑でよくいる場所だし何かあったら責任が取れるのか?もうこれは罰を過激にするしかないな。覚悟しておけよ!」
「か、過激ってなに?ねえ、ケンちゃん・・・ごめんてば・・・ねえ・・・」
ケンジはクククと笑いながら屋敷に戻り、そのあとをマイは半泣き状態で後を追うのだった。
そして一方、こちらはユリアとティアナ、フィアナの3人でお風呂の水を汲み入れて頑張っているのだった。
「ユリアは今までどんな生活をしてきたの?」
「ええ・・・わたしは一般的の奴隷生活と言ったらわかりますか?」
「うん・・・わかるよ・・・私達、双子なんだけどご主人様に買われるまでどん底だったんだよ・・・凄く暗い世界で何の希望もなかった・・・」
「わたしも、前の主人に気に入られ買われたのですが・・・前の主人は生理的に無理だったの・・・だから夜の奉仕が苦痛で死んでしまいたかったわ・・・」
「そ・・・そうなんだ・・・」ティアナとフィアナはそうゆう経験がなかったため想像し顔が真っ赤になってしまった。
「でも、ご主人様のところに来れて良かったと思うよ。これからは平民より良い暮らしができるよ。」
「それなのですが、本当にそうなのですか?ちょっと信じられなくて・・・」
「うんうん、私達も最初そうだったよ。」
「ん・・・そうだった・・・」
「でも、ご飯も奴隷食じゃないし、お肉もいっぱい食べることできるよ。」
「そうなんだ・・・」
ユリアはそう聞くがどうしても信じられなくて首を傾げるしかなかったのだ。
「それに明日からご主人様は居ないから入れないけど、今日はお風呂に入れるよ。とっても気持ちいいよ。」
「ん・・・疲れが吹っ飛ぶ・・・とても楽しみ。」
「でも、なんでご主人様がいるときしかはいれないの?話を聞く限りじゃご主人様が居ない時でも入ってもいいと言いそうだけど・・・」
「ああ、それはね、このお湯を沸かす魔道具なんだけどご主人様にしか使えないんだよ。起動するには魔法使いが二人以上の魔法力がいるんだよ。」
「じゃ、魔法を使える人二人でやってもだめなの?」
「なんか、宮廷魔術師クラスの人が二人以上じゃないと魔法力が足りないらしいよ。」
「ん・・・だから私達じゃ・・・お湯が沸かせない・・・残念・・・」
「そっか・・・まあ、元々奴隷がご主人様の物をいない間に使うのは失礼だし使う事はできないわね。」
「まあ、本当なら今日もご主人様の後に入るのだって失礼で入ったらダメなんだけどご主人様の好意に甘えさせてもらっているんだよね。」
「ほんと・・・私達は幸運・・・」
「あの、それでもう一つ聞きたいんだけどいいかな?」
「わかる事ならなんでもいいよ。なに?」
「貴方達みたいな若い子に聞くのはちょっとはばかれるんだけど・・・夜の奉仕はどうしたらいいの?やっぱり順番?」
二人はユリアの質問にぼっと顔から火が出るのだった。
「「ユリア!いきなり何を聞いてくるのよ!」」
「ご、ごめんなさい・・・わたしは前の主人の性奴隷のようなものだったから気になってしまって・・・」
「えーっと、そうだよね。気になってもしょうがないよね・・・」
「えーっと・・・あたし達はまだ奉仕はしたことないよ・・・」
「ん・・・前にご主人様の寝所に行ったことあったんだけど・・・まだ早いってご主人様に怒られた・・・」
「そ・・・そうなんだ・・・」
「「うん・・・」」
「だけど、奉仕やりたくなければやらなくてもいいとおもうよ。」
「ユリアがご主人様に奉仕しなくてもご主人様はおこらない・・・」
「だけどそうゆう訳にはいかないような感じはしますね・・・」
「でも、奉仕をしてるのはシスティナ、プリム、オリヴィアの3人だけだとおもうよ。」
「ん・・・他の奴隷はしてないはず・・・」
「そうなんだ・・・」
「ユリア、ご主人様のところに今日潜り込もうとするのはやめておいた方がいいよ・・・」
「え?わたし・・・顔に出てた?」
「うん・・・わかりやすい・・・」
「でも、なんで?今日はダメなの?」
「ご主人様明日からダンジョンに行くでしょ?だから・・・」
「ああ・・・そうか・・・」
「それと忠告だけど・・・帰って来た日の夜は絶対に潜り込んだらだめだよ。」
「ああ、その日はマイ様が相手をなさるのですね?」
「ちが・・・う・・・マイさんは結婚までそうゆう事しないとご主人様と約束してるから・・・違う理由がある・・・」
「え?そうなの?」
「うん・・・ご主人様の奉仕になれてからじゃないと旅から帰ってきたときの奉仕をした場合・・・ユリアたぶん死んじゃうと思う・・・」
「ええええ~~~~!死んじゃうってどうゆうこと?」
「ご主人様・・・まだ若いから・・・」フィリアは耳まで真っ赤になり後の方が聞こえなくなった。
「まだ若いから?なに?」
「まだ若いから旅から帰ると溜まっているので歯止めがきかないから、たぶんユリアは気絶するくらいはげしくされるよ・・・」
「えええ!」
「何でそんなことがわかるの?」
「だって・・・いつもそう・・・旅から帰ってきたときはシスティナ、プリム、オリヴィアの3人で奉仕に向かうの・・・」
「そして、奉仕している間3人の叫び声ドアの外に聞こえるんだよ・・・」
「・・・・・・・」
「そして、朝3人は気絶したまま昼まで起きれなくて一日腰砕けで歩けないのよ。」
「ご主人様ってそんな激しくなさるのですか?」
「そうみたい・・・」
「でも、3人はもうご主人様以外満足できないとか言ってるけどね・・・」
「なんか・・・中毒みたいだね・・・」
「まあ、なににせよ・・・ご主人様の相手をするなら覚悟をした方がいいみたいだよ。」
そんな風に女子トークしていたらセバスがやってきて、いつまで喋っている手を動かしなさいと叱ってきたのだった。
「「「ごめんなさ~~~い!」」」
3人は口に手をやり一目散に水汲みを再開させるのだった。
「ったく・・・」セバスは両手を広げやれやれといった雰囲気で次の仕事をやる為歩き出した。
そんな話をしたにもかかわらずユリアもケンジの相手をすることになるのを今はまだ知らない。
そして、この3人はオリヴィア、システィナ、プリムは戦闘力を上げる訓練をしていたのだった。
プリム達はマイの騒動を目の前で見ていたので、ケンジの作ってくれた装備を使わず木槍等、練習用で訓練していたのだった。
プリムたちも戦闘力は上がっていて練習用の装備でも迫力ある戦闘になっていたのだった。
プリムが3連突きを繰り出してもシスティナは冷静に盾で受け流し無駄のない動きだった。そこにオリヴィアの魔法が炸裂するのだ。タイミングよくヒールが発動しシスティナのHPは元にもどるのである。
ダンジョンのフィールドエリア以外は前衛が3人ぐらいしか並べない事がよくあるし、こういった連携はすごく重要になってくるのである。
最近ではギルが先行し、魔物が見えるとアクロバットで後方に下がりシスティナが前衛に立ち魔物の攻撃を全て受け流し、その後ろからプリムが攻撃するとゆうのがセオリーになっているのだ。
ある程度確認し休憩しているときシスティナが提案しだした。
「ねえ、みんな・・・提案があるんだけどいいかな?」
「「ん?なに?」」
「ダンジョンから帰ってきた夜の事なんだけど・・・」
「「あああ・・・」」
「今回も私達どうなっちゃうんだろうね・・・」
「でも、ご主人様すごいし満足させてもらえるし、わたしはいいかな。」
「でね、提案なんだけどもう一人増やして4人で奉仕してみない?」
「「なるほど!」」
「それはいい考えね!ご主人様の体力を人数を増やして分散させるのね。」
「そうゆうこと。」
「で、誰を誘うの?」
「新しく入ったユリアなんか経験豊富そうだしどうかなとおもうの。」
「それはいいアイデアね。」
「ユリアも早くここの環境になれることだしご主人様に気に入られる事になるし一石二鳥だよね。」
3人はまだケンジの性欲がどれほどのものか理解していなかったことを後悔することになるのであった。分散といっていたが人数が増えれば増えるほどケンジは燃え上がる体質で根っからのハーレム体質なのである。
ケンジ自身はそんなことないと思っているのだがこれからどれだけ増えることになるのか想像していないだけであった。
そして、ギルは大部屋に鍵付きの高品質のチェスト(箱)を何個か並べ、鍵解除の練習を繰り返していたのだった。
この練習はダンジョン内の宝箱の罠発見解除のスキルを上げるためのものであり、すきるはグランドマスター(100.00)なのだが勘が鈍らないためにも空いた時間はこうして練習をしているのである。
「主の役に立つ為にも失敗は許されないからな・・・」と独り言を呟くギルであった。
そこに、マードックが一人部屋に入ってきてギルに話しかけてくるのだった。
「なあ、ギル、ちょっと聞きたいんだがいいか?」
「なにがききたいんだ?」
「俺達、主の為に戦闘力を上げているだろ?次は主の言う3次職だろ?」
「ああ、そうだな。」
「これってどうなるとなることが出来るんだったけ?」
「マードック・・・忘れてしまったのか?」
「ああ、まだ先の事だからと思っていたんだけど、わりかし早く2次職になれてしまったんで自分でもびっくりしていてちゃんと聞いてなかったんだよ・・・」
「マードックはアタックダンサーで主要スキルはダンスと双剣術だろ?」
「ああ、そうだな!」
「そのどちらかをレジェンダリーに上げなきゃ話にならん!そして職業レベルを61にした時初めて派生すると言ってたなあ。」
「じゃ、ギルも同じ感じなのか?」
「ああ、そうだな!俺の場合は主要スキルの短剣術、罠発見解除のどちらかがレジェンダリー(120.00)になり、職業レベルが61以上にならないといけないな。」
「じゃあ、中級ダンジョンのボスを倒したとき、パワースクロールがでたら主はスクロールをくれるのかな?」
「ああ、そうじゃないと3次職になることが出来ないからな。くれると思うぞ。」
「そっか~~~よかったぜ!」
マードックはそこのところが心配でギルに聞いていたようだった。マードックはマードックで真剣にこれからの事を考えているようだった。
「ところでギルはなにをやっているんだ?解除のスキルはグランドマスターなんだろ?」
「ああ、グランドマスターだからって練習を怠れば勘が鈍り失敗する恐れがあるからな。」
「へええ・・・なるほどなあ。」
「俺が宝箱で失敗したら、毒針程度の罠だったら俺だけが犠牲になるからまだいいが、テレポーターだったり魔物召喚だったりしたらみんなが犠牲になるから気が抜けないんだよ。」
「ああ・・・たしかに主を巻き込んだ罠が発動したら目も当てられないもんな。」
「だから腕が鈍らないように練習していたんだ。」
「俺も頑張らないとな・・・だがそんな気の利いたことが俺にはできないからなあ・・・魔物を倒すぐらいしかできないからな・・・どうしたらいいとおもう?」
「マードック何を言っているんだ。お前にはお前しかできない事を沢山やっているじゃないか。たぶん奴隷の中で一番親しく接しているのはお前なんだぞ。」
「え?・・・」
「なんだ?気づいていなかったのか?主はお前の言葉遣いや友達のように接してくれる態度を嬉しく思うって日頃から言っているしな。」
「それに戦闘のことだって適材適所があってだな、俺は斥侯担当だがお前はバッファー兼アタッカーだ!俺にはそんな真似どう転んでも出来んからな。もっと胸を張って頑張ればいいんだよ。」
マードックはギルのアドバイスを聞き、主が自分の事をそんな風に評価してくれてると知り嬉しくなって笑顔になり涙が出そうになる。
「お?なんだ?マードック泣いているのか?」
「う、うるせ~!ギルがいきなり変な事言うからだろ。」
マードックは恥ずかしくなり部屋から出ていき外でダンスと双剣術の練習を繰り返すのだった。
「マードックがんばれよ。」それを部屋の窓から笑顔で微笑むギルがいたのだった。
それを見たケンジは愕然としあの大岩がこんなにも綺麗な断面で斬ることが出来るのかと驚くのだった。
「ケンちゃん・・・どう凄いでしょ?あの大きな岩がこんなになったんだよ。これでどんな魔物が来ても大丈夫だと思わない?」
「ああ・・・お前の馬鹿さ加減もよくわかったよ。」
「ケンちゃんたらひど~~~い!」
「ひど~~~いじゃないよ!試し切りとか剣の訓練ならギルドの訓練場があるんだからそっちを使え!」
「だって・・・」
「だってじゃない!もし人に当たったらどうするんだよ。それにこの場所はティアナ、フィアナが畑でよくいる場所だし何かあったら責任が取れるのか?もうこれは罰を過激にするしかないな。覚悟しておけよ!」
「か、過激ってなに?ねえ、ケンちゃん・・・ごめんてば・・・ねえ・・・」
ケンジはクククと笑いながら屋敷に戻り、そのあとをマイは半泣き状態で後を追うのだった。
そして一方、こちらはユリアとティアナ、フィアナの3人でお風呂の水を汲み入れて頑張っているのだった。
「ユリアは今までどんな生活をしてきたの?」
「ええ・・・わたしは一般的の奴隷生活と言ったらわかりますか?」
「うん・・・わかるよ・・・私達、双子なんだけどご主人様に買われるまでどん底だったんだよ・・・凄く暗い世界で何の希望もなかった・・・」
「わたしも、前の主人に気に入られ買われたのですが・・・前の主人は生理的に無理だったの・・・だから夜の奉仕が苦痛で死んでしまいたかったわ・・・」
「そ・・・そうなんだ・・・」ティアナとフィアナはそうゆう経験がなかったため想像し顔が真っ赤になってしまった。
「でも、ご主人様のところに来れて良かったと思うよ。これからは平民より良い暮らしができるよ。」
「それなのですが、本当にそうなのですか?ちょっと信じられなくて・・・」
「うんうん、私達も最初そうだったよ。」
「ん・・・そうだった・・・」
「でも、ご飯も奴隷食じゃないし、お肉もいっぱい食べることできるよ。」
「そうなんだ・・・」
ユリアはそう聞くがどうしても信じられなくて首を傾げるしかなかったのだ。
「それに明日からご主人様は居ないから入れないけど、今日はお風呂に入れるよ。とっても気持ちいいよ。」
「ん・・・疲れが吹っ飛ぶ・・・とても楽しみ。」
「でも、なんでご主人様がいるときしかはいれないの?話を聞く限りじゃご主人様が居ない時でも入ってもいいと言いそうだけど・・・」
「ああ、それはね、このお湯を沸かす魔道具なんだけどご主人様にしか使えないんだよ。起動するには魔法使いが二人以上の魔法力がいるんだよ。」
「じゃ、魔法を使える人二人でやってもだめなの?」
「なんか、宮廷魔術師クラスの人が二人以上じゃないと魔法力が足りないらしいよ。」
「ん・・・だから私達じゃ・・・お湯が沸かせない・・・残念・・・」
「そっか・・・まあ、元々奴隷がご主人様の物をいない間に使うのは失礼だし使う事はできないわね。」
「まあ、本当なら今日もご主人様の後に入るのだって失礼で入ったらダメなんだけどご主人様の好意に甘えさせてもらっているんだよね。」
「ほんと・・・私達は幸運・・・」
「あの、それでもう一つ聞きたいんだけどいいかな?」
「わかる事ならなんでもいいよ。なに?」
「貴方達みたいな若い子に聞くのはちょっとはばかれるんだけど・・・夜の奉仕はどうしたらいいの?やっぱり順番?」
二人はユリアの質問にぼっと顔から火が出るのだった。
「「ユリア!いきなり何を聞いてくるのよ!」」
「ご、ごめんなさい・・・わたしは前の主人の性奴隷のようなものだったから気になってしまって・・・」
「えーっと、そうだよね。気になってもしょうがないよね・・・」
「えーっと・・・あたし達はまだ奉仕はしたことないよ・・・」
「ん・・・前にご主人様の寝所に行ったことあったんだけど・・・まだ早いってご主人様に怒られた・・・」
「そ・・・そうなんだ・・・」
「「うん・・・」」
「だけど、奉仕やりたくなければやらなくてもいいとおもうよ。」
「ユリアがご主人様に奉仕しなくてもご主人様はおこらない・・・」
「だけどそうゆう訳にはいかないような感じはしますね・・・」
「でも、奉仕をしてるのはシスティナ、プリム、オリヴィアの3人だけだとおもうよ。」
「ん・・・他の奴隷はしてないはず・・・」
「そうなんだ・・・」
「ユリア、ご主人様のところに今日潜り込もうとするのはやめておいた方がいいよ・・・」
「え?わたし・・・顔に出てた?」
「うん・・・わかりやすい・・・」
「でも、なんで?今日はダメなの?」
「ご主人様明日からダンジョンに行くでしょ?だから・・・」
「ああ・・・そうか・・・」
「それと忠告だけど・・・帰って来た日の夜は絶対に潜り込んだらだめだよ。」
「ああ、その日はマイ様が相手をなさるのですね?」
「ちが・・・う・・・マイさんは結婚までそうゆう事しないとご主人様と約束してるから・・・違う理由がある・・・」
「え?そうなの?」
「うん・・・ご主人様の奉仕になれてからじゃないと旅から帰ってきたときの奉仕をした場合・・・ユリアたぶん死んじゃうと思う・・・」
「ええええ~~~~!死んじゃうってどうゆうこと?」
「ご主人様・・・まだ若いから・・・」フィリアは耳まで真っ赤になり後の方が聞こえなくなった。
「まだ若いから?なに?」
「まだ若いから旅から帰ると溜まっているので歯止めがきかないから、たぶんユリアは気絶するくらいはげしくされるよ・・・」
「えええ!」
「何でそんなことがわかるの?」
「だって・・・いつもそう・・・旅から帰ってきたときはシスティナ、プリム、オリヴィアの3人で奉仕に向かうの・・・」
「そして、奉仕している間3人の叫び声ドアの外に聞こえるんだよ・・・」
「・・・・・・・」
「そして、朝3人は気絶したまま昼まで起きれなくて一日腰砕けで歩けないのよ。」
「ご主人様ってそんな激しくなさるのですか?」
「そうみたい・・・」
「でも、3人はもうご主人様以外満足できないとか言ってるけどね・・・」
「なんか・・・中毒みたいだね・・・」
「まあ、なににせよ・・・ご主人様の相手をするなら覚悟をした方がいいみたいだよ。」
そんな風に女子トークしていたらセバスがやってきて、いつまで喋っている手を動かしなさいと叱ってきたのだった。
「「「ごめんなさ~~~い!」」」
3人は口に手をやり一目散に水汲みを再開させるのだった。
「ったく・・・」セバスは両手を広げやれやれといった雰囲気で次の仕事をやる為歩き出した。
そんな話をしたにもかかわらずユリアもケンジの相手をすることになるのを今はまだ知らない。
そして、この3人はオリヴィア、システィナ、プリムは戦闘力を上げる訓練をしていたのだった。
プリム達はマイの騒動を目の前で見ていたので、ケンジの作ってくれた装備を使わず木槍等、練習用で訓練していたのだった。
プリムたちも戦闘力は上がっていて練習用の装備でも迫力ある戦闘になっていたのだった。
プリムが3連突きを繰り出してもシスティナは冷静に盾で受け流し無駄のない動きだった。そこにオリヴィアの魔法が炸裂するのだ。タイミングよくヒールが発動しシスティナのHPは元にもどるのである。
ダンジョンのフィールドエリア以外は前衛が3人ぐらいしか並べない事がよくあるし、こういった連携はすごく重要になってくるのである。
最近ではギルが先行し、魔物が見えるとアクロバットで後方に下がりシスティナが前衛に立ち魔物の攻撃を全て受け流し、その後ろからプリムが攻撃するとゆうのがセオリーになっているのだ。
ある程度確認し休憩しているときシスティナが提案しだした。
「ねえ、みんな・・・提案があるんだけどいいかな?」
「「ん?なに?」」
「ダンジョンから帰ってきた夜の事なんだけど・・・」
「「あああ・・・」」
「今回も私達どうなっちゃうんだろうね・・・」
「でも、ご主人様すごいし満足させてもらえるし、わたしはいいかな。」
「でね、提案なんだけどもう一人増やして4人で奉仕してみない?」
「「なるほど!」」
「それはいい考えね!ご主人様の体力を人数を増やして分散させるのね。」
「そうゆうこと。」
「で、誰を誘うの?」
「新しく入ったユリアなんか経験豊富そうだしどうかなとおもうの。」
「それはいいアイデアね。」
「ユリアも早くここの環境になれることだしご主人様に気に入られる事になるし一石二鳥だよね。」
3人はまだケンジの性欲がどれほどのものか理解していなかったことを後悔することになるのであった。分散といっていたが人数が増えれば増えるほどケンジは燃え上がる体質で根っからのハーレム体質なのである。
ケンジ自身はそんなことないと思っているのだがこれからどれだけ増えることになるのか想像していないだけであった。
そして、ギルは大部屋に鍵付きの高品質のチェスト(箱)を何個か並べ、鍵解除の練習を繰り返していたのだった。
この練習はダンジョン内の宝箱の罠発見解除のスキルを上げるためのものであり、すきるはグランドマスター(100.00)なのだが勘が鈍らないためにも空いた時間はこうして練習をしているのである。
「主の役に立つ為にも失敗は許されないからな・・・」と独り言を呟くギルであった。
そこに、マードックが一人部屋に入ってきてギルに話しかけてくるのだった。
「なあ、ギル、ちょっと聞きたいんだがいいか?」
「なにがききたいんだ?」
「俺達、主の為に戦闘力を上げているだろ?次は主の言う3次職だろ?」
「ああ、そうだな。」
「これってどうなるとなることが出来るんだったけ?」
「マードック・・・忘れてしまったのか?」
「ああ、まだ先の事だからと思っていたんだけど、わりかし早く2次職になれてしまったんで自分でもびっくりしていてちゃんと聞いてなかったんだよ・・・」
「マードックはアタックダンサーで主要スキルはダンスと双剣術だろ?」
「ああ、そうだな!」
「そのどちらかをレジェンダリーに上げなきゃ話にならん!そして職業レベルを61にした時初めて派生すると言ってたなあ。」
「じゃ、ギルも同じ感じなのか?」
「ああ、そうだな!俺の場合は主要スキルの短剣術、罠発見解除のどちらかがレジェンダリー(120.00)になり、職業レベルが61以上にならないといけないな。」
「じゃあ、中級ダンジョンのボスを倒したとき、パワースクロールがでたら主はスクロールをくれるのかな?」
「ああ、そうじゃないと3次職になることが出来ないからな。くれると思うぞ。」
「そっか~~~よかったぜ!」
マードックはそこのところが心配でギルに聞いていたようだった。マードックはマードックで真剣にこれからの事を考えているようだった。
「ところでギルはなにをやっているんだ?解除のスキルはグランドマスターなんだろ?」
「ああ、グランドマスターだからって練習を怠れば勘が鈍り失敗する恐れがあるからな。」
「へええ・・・なるほどなあ。」
「俺が宝箱で失敗したら、毒針程度の罠だったら俺だけが犠牲になるからまだいいが、テレポーターだったり魔物召喚だったりしたらみんなが犠牲になるから気が抜けないんだよ。」
「ああ・・・たしかに主を巻き込んだ罠が発動したら目も当てられないもんな。」
「だから腕が鈍らないように練習していたんだ。」
「俺も頑張らないとな・・・だがそんな気の利いたことが俺にはできないからなあ・・・魔物を倒すぐらいしかできないからな・・・どうしたらいいとおもう?」
「マードック何を言っているんだ。お前にはお前しかできない事を沢山やっているじゃないか。たぶん奴隷の中で一番親しく接しているのはお前なんだぞ。」
「え?・・・」
「なんだ?気づいていなかったのか?主はお前の言葉遣いや友達のように接してくれる態度を嬉しく思うって日頃から言っているしな。」
「それに戦闘のことだって適材適所があってだな、俺は斥侯担当だがお前はバッファー兼アタッカーだ!俺にはそんな真似どう転んでも出来んからな。もっと胸を張って頑張ればいいんだよ。」
マードックはギルのアドバイスを聞き、主が自分の事をそんな風に評価してくれてると知り嬉しくなって笑顔になり涙が出そうになる。
「お?なんだ?マードック泣いているのか?」
「う、うるせ~!ギルがいきなり変な事言うからだろ。」
マードックは恥ずかしくなり部屋から出ていき外でダンスと双剣術の練習を繰り返すのだった。
「マードックがんばれよ。」それを部屋の窓から笑顔で微笑むギルがいたのだった。
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