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第3章 新しい研磨
18話 シルフォードとの面会
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何回目かの村の訪問の時、ようやく村に家が建ち始めていた。ハウスで建てた家は便利の良いモノではなく、この世界で平民が生活しているような設備の家だった。
これは、カエデ達がこの村で苦労のする事の無い様に、生活水準を同じにする為である。ヒロトシが水洗便所のような家を建てた場合、その生活が普通になるとここでの生活が苦労することになるからだ。
「ようやく1軒目の家が建ったな」
「主!俺達は頑張ったぜ!」
「ああ!よくやったぞ。この調子で家を建てていってくれ!」
「「「「「はい!」」」」」
「あ!ご主人様。来ていらしたのですね」
「お前達もご苦労様」
護衛メンバーも、今ではレベルも上がりこの周辺にやって来る魔物程度なら、直接討伐をできるようになっていた。つまり、城壁から矢で射る事ではなく、ソードで討伐するということだ。
ミランダ達も、冒険者ならBランクになっていても、遜色ないほどの実力を身に着けてきていると言う事だ。しかし、Bランクの魔物を護衛メンバー全員で討伐するので、ヒロトシからすればまだまだであったが、魔物の死亡確認が出来るようになったのは功績が大きかった。
「ご主人様、これを見てください。ラージベアの肉ですよ」
貴重なタンパク源である肉が、自分達で調達できるようになり、魔物の素材が手に入るのだ。ここの魔物は最低でもBランクの魔物であり、とんでもない収穫があるのだ。
そして、ヒロトシは魔の森に入り、サトウキビを収穫しミトンの町に帰るのが当たり前になっていた。
「ヒロトシ様、本当にありがとうございます」
「カエデさん、ここの生活はどうだい?」
「問題なく生活できそうです」
「そうか。なら良かったよ。今回はミランダ達を一時帰還させることにするからよろしく頼むね」
「いえ、こちらがお世話になるので、こちらこそよろしくお願いします」
「またタンパク源がいつも取れるようになるのは、こいつ等が成長してからになるが我慢して欲しい」
そういって、ヒロトシはこの村に新しく派遣する護衛メンバーやメイド達を連れてきていたのだった。
「それじゃお前達はここを守ってほしい!」
「「「「「はい!」」」」」
「ミルデンス。お前には迷惑をかけるが、引き続きよろしく頼むぞ」
「主君!わかっています。この者達をしっかり教育しますので安心して下さい」
ヒロトシは、ミルデンスと大工のスキルを持つ棟梁達には引き続きここに残ってもらう様にお願いしたのだった。
ミルデンスは、ここで修業をすることでとんでもない実力をつけ始めていた。その為、ミランダ達と交代した護衛メンバー達を見てくれることをかってでてくれたのだ。
ヒロトシも、ここにミルデンスが残ってくれることであんしんした。そして、大工の棟梁達も家を建てる事が出来ると言って嬉しそうだった。さすが、ドワーフ達であり魔の森の材木を使える事が嬉しいようだ。
「お前達は本当に交代しなくてもいいのか?」
「儂等は主に購入してもらい幸せですぜ。まさかこんな木材が使えるとは思いもしなかった。奴隷になった時は絶望したが、まさか家を建てる事ができるとはな」
「そうか。お前達がやる気を出してくれて俺も嬉しいよありがとな」
「何を言っているんだ。ワシ達こそ感謝してもしきれねえよ」
「「「「主、本当にありがとな」」」」
「ああ!じゃあ、引き続きよろしく頼む」
「「「「「任せてくだせえ!」」」」」
こうして、この村での生活を一ヶ月終えたメンバー達は、久しぶりのミトンの町へ帰還したのだった。護衛メンバーやメイド達は久しぶりのミトンの町に笑顔を見せていて、セバス達に笑顔で迎えられていた。
そして、ヒロトシは領主であるシルフォードの屋敷に呼ばれていた。
「ヒロトシ君、忙しい中来てくれてありがとう」
「それで今日はどうかいたしましたか?」
「この一ヶ月、ヒロトシ君はどこに出かけているんだい?それが気になってだね……いや、それが悪いと言っている訳じゃないんだよ?帰ってきたら高ランクの魔物の素材を売りに出してくれて、ミトンの町に利益を落してくれているんだからね」
「はあ……」
「それはいいんだが、魔物の素材の量が気になってだね。危険な場所に行っているんじゃないかと……」
シルフォードは気になって、兵士に後を追わせたがトラックに追いつけるはずがなく、それも魔の森の方角に向かっていると言う事しか分からなかったのだ。
「まあ、危険な場所と言ったら正解ですね」
「本当に大丈夫なのかね?魔の森といったら、その周辺にすら普通の人間は近づけない場所なんだよ?」
「だけど、国王のローベルグ様から頂いた土地は、その魔の森の目と鼻の先なんですよ」
「まさか、そんな危険な土地に出向いているのかい?」
「そうですね」
「何の為に?ここで生活をしていたらいいじゃないか?」
「何と言ったらいいか……いずれシルフォード様には説明しようと思っていたんですが、ちょっと事情が出来まして……」
「その事情とは何だい?今更、私に隠し事はないだろ?それに、そんな場所に行きヒロトシ君に何かあっては……」
「まあ、待ってください!俺があの自分の土地に行っているのは人助けみたいなものなんですよ」
ヒロトシは、説明を続けた。そうしないと、シルフォードは納得しないと思ったからだ。
「少し前にですね。闇ギルドの人間がこの町に潜入したのです」
「や、闇ギルドの人間がだと?それでどうしたのだ?」
「その闇ギルドの人間を保護しました」
「なっ!何を言っておるのだ?気でもふれてしまったのか?」
ヒロトシは、思った通りの反応をしたシルフォードに笑顔になった。
「やっぱりそう思いますよね」
「何を笑っているんだね。本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ。その闇ギルドの人間は闇ギルドから逃げてきた子供達なんです。シルフォード様も知っている通り闇ギルドを抜けると言う事は命を狙われると言う事です」
「ああ!それは知っている。そんなものに首を突っ込む事なんて自殺行為だ」
「それは俺も分かっています。最初俺は闇ギルドの間者だと思ったぐらいでした。しかし、その子供達は幼いころに誘拐された子供達で、闇ギルドでは不遇の扱いだというのが分かりました」
「子供達には申し訳ないとは思うが、その事にヒロトシ君には何の関係もないじゃないか」
「まあ、そうでしょうね」
「だったらなんでそんなことに首を突っ込むのだ?今すぐそんな事から手を引くんだ」
「シルフォード様がそんな事言われるなんて少し残念ですね。あれだけ孤児院や平民達に目を掛けていらっしゃるのに……」
「ちょっと待ちたまえ!それとこれとは別物ではないか。いいかい?このままではヒロトシ君が、闇ギルドから付け狙われる事になるんだよ?わたしはそちらの方が心配だ」
「しかし、この町で保護している訳ではないんですよ?この町で保護すれば、闇ギルドは㋪が逃亡者を匿っていると噂を流しかねません」
「しかし、その逃亡者を救った所で君に何のメリットがあると言うのだね?」
「多分これが上手く行けば、闇ギルドは衰退する可能性があります」
「闇ギルドが衰退だと⁉そんな事が……」
ヒロトシの説明にシルフォードは驚愕したのだった。
「今まで、闇ギルドからの逃亡は殆ど成功しなくて、諦めている節があります」
「それは当たり前だ!逃亡者は一生アサシンに狙われ続けるんだ。そんな人生とてもじゃないが耐えられん」
「ですが、逃亡者は現れました。それがどんな意味を持つと思いますか?」
「まさか、君は……そういう人間がこれか続出するとでも言いたいのか?」
「まさにその通りです」
「馬鹿な!君はそういう人間を保護していくと言うのかね?今はどこで保護しているのか知らんが、人数が増えたらどうするつもりだね!そんなバカな事は止めるんだ!」
「闇ギルドの中も今までとは違う常識が出ていると言う事ですよ。まあ、俺も全員を助けるつもりはないですよ。基本闇ギルドの人間は百害あって一利なしです」
「その通りだ!あ奴らはどうしようもない組織の人間だ。助ける価値などひとつもない」
「しかし、今回俺を頼って来た人間は少し違ったんですよ。要は闇ギルドの次世代を担う人間で、訓練中の子供達です」
「そ、それは……」
「シルフォード様、もしこの情報が闇ギルドに流れたらどうなると思いますか?」
「えっ?どうなるって……」
「わかりませんか?闇ギルドでは次世代の人間が育たなくなるんですよ」
「しかし、そんなに上手く行くとは……」
「えぇ。それも分かっています。だから、闇ギルドの勢力が弱まると言ったんです」
「だが、ヒロトシ君がそんな事をしなくても……」
「いえ……俺はもう、闇ギルドは何とかしたいと思っているんですよ」
シルフォードは、ヒロトシの言葉に絶句した。いくら強いといっても、ヒロトシ個人が闇ギルドをなんとかしたいと言ったのだ。
そして、ヒロトシは信じられない事も言ったのだった。これから半年から1年以内に、ミトンの町は闇ギルドからもう一度攻められると言うのである。
「ば、馬鹿な!どこからそのような情報が!」
「情報はありません。しかし、シルフォード様を北の森から救った時、ある人物がいませんでした」
「ある人物だと?」
「シルフォード様は、あのスタンピードをどう思いましたか?」
「あのことは恐怖としか……ヒロトシ君が、この町にいて良かったと思うよ」
「そうではなく、闇ギルドがあのような大量のアンデットを率いていたと思いですか?」
「だが、あれはエルダーリッチとリッチロードが……それに、あの上級アンデットはヒロトシ君が討伐したと聞いているよ」
「そうです!あのような上級アンデットを使役したネクロマンサーがいなかったのですよ」
「あっ……まさか、君はそのネクロマンサーが、またこの町に攻めてくると言うのかね?」
「その通りです。しかし、それは俺がいなくともどうって事ないでしょう」
「はぁあ⁉ヒロトシ君がいないとどうしようもないだろう!」
「いえ、その準備はしていますので安心してください。多分、魔道砲も必要ないと思いますよ」
「馬鹿な!あのようなスタンピードが起こって、今度はヒロトシ君はおろか魔道砲も要らないと言うのかね?」
「ええ!」
ヒロトシは、自信満々に言いのけたのだった。
これは、カエデ達がこの村で苦労のする事の無い様に、生活水準を同じにする為である。ヒロトシが水洗便所のような家を建てた場合、その生活が普通になるとここでの生活が苦労することになるからだ。
「ようやく1軒目の家が建ったな」
「主!俺達は頑張ったぜ!」
「ああ!よくやったぞ。この調子で家を建てていってくれ!」
「「「「「はい!」」」」」
「あ!ご主人様。来ていらしたのですね」
「お前達もご苦労様」
護衛メンバーも、今ではレベルも上がりこの周辺にやって来る魔物程度なら、直接討伐をできるようになっていた。つまり、城壁から矢で射る事ではなく、ソードで討伐するということだ。
ミランダ達も、冒険者ならBランクになっていても、遜色ないほどの実力を身に着けてきていると言う事だ。しかし、Bランクの魔物を護衛メンバー全員で討伐するので、ヒロトシからすればまだまだであったが、魔物の死亡確認が出来るようになったのは功績が大きかった。
「ご主人様、これを見てください。ラージベアの肉ですよ」
貴重なタンパク源である肉が、自分達で調達できるようになり、魔物の素材が手に入るのだ。ここの魔物は最低でもBランクの魔物であり、とんでもない収穫があるのだ。
そして、ヒロトシは魔の森に入り、サトウキビを収穫しミトンの町に帰るのが当たり前になっていた。
「ヒロトシ様、本当にありがとうございます」
「カエデさん、ここの生活はどうだい?」
「問題なく生活できそうです」
「そうか。なら良かったよ。今回はミランダ達を一時帰還させることにするからよろしく頼むね」
「いえ、こちらがお世話になるので、こちらこそよろしくお願いします」
「またタンパク源がいつも取れるようになるのは、こいつ等が成長してからになるが我慢して欲しい」
そういって、ヒロトシはこの村に新しく派遣する護衛メンバーやメイド達を連れてきていたのだった。
「それじゃお前達はここを守ってほしい!」
「「「「「はい!」」」」」
「ミルデンス。お前には迷惑をかけるが、引き続きよろしく頼むぞ」
「主君!わかっています。この者達をしっかり教育しますので安心して下さい」
ヒロトシは、ミルデンスと大工のスキルを持つ棟梁達には引き続きここに残ってもらう様にお願いしたのだった。
ミルデンスは、ここで修業をすることでとんでもない実力をつけ始めていた。その為、ミランダ達と交代した護衛メンバー達を見てくれることをかってでてくれたのだ。
ヒロトシも、ここにミルデンスが残ってくれることであんしんした。そして、大工の棟梁達も家を建てる事が出来ると言って嬉しそうだった。さすが、ドワーフ達であり魔の森の材木を使える事が嬉しいようだ。
「お前達は本当に交代しなくてもいいのか?」
「儂等は主に購入してもらい幸せですぜ。まさかこんな木材が使えるとは思いもしなかった。奴隷になった時は絶望したが、まさか家を建てる事ができるとはな」
「そうか。お前達がやる気を出してくれて俺も嬉しいよありがとな」
「何を言っているんだ。ワシ達こそ感謝してもしきれねえよ」
「「「「主、本当にありがとな」」」」
「ああ!じゃあ、引き続きよろしく頼む」
「「「「「任せてくだせえ!」」」」」
こうして、この村での生活を一ヶ月終えたメンバー達は、久しぶりのミトンの町へ帰還したのだった。護衛メンバーやメイド達は久しぶりのミトンの町に笑顔を見せていて、セバス達に笑顔で迎えられていた。
そして、ヒロトシは領主であるシルフォードの屋敷に呼ばれていた。
「ヒロトシ君、忙しい中来てくれてありがとう」
「それで今日はどうかいたしましたか?」
「この一ヶ月、ヒロトシ君はどこに出かけているんだい?それが気になってだね……いや、それが悪いと言っている訳じゃないんだよ?帰ってきたら高ランクの魔物の素材を売りに出してくれて、ミトンの町に利益を落してくれているんだからね」
「はあ……」
「それはいいんだが、魔物の素材の量が気になってだね。危険な場所に行っているんじゃないかと……」
シルフォードは気になって、兵士に後を追わせたがトラックに追いつけるはずがなく、それも魔の森の方角に向かっていると言う事しか分からなかったのだ。
「まあ、危険な場所と言ったら正解ですね」
「本当に大丈夫なのかね?魔の森といったら、その周辺にすら普通の人間は近づけない場所なんだよ?」
「だけど、国王のローベルグ様から頂いた土地は、その魔の森の目と鼻の先なんですよ」
「まさか、そんな危険な土地に出向いているのかい?」
「そうですね」
「何の為に?ここで生活をしていたらいいじゃないか?」
「何と言ったらいいか……いずれシルフォード様には説明しようと思っていたんですが、ちょっと事情が出来まして……」
「その事情とは何だい?今更、私に隠し事はないだろ?それに、そんな場所に行きヒロトシ君に何かあっては……」
「まあ、待ってください!俺があの自分の土地に行っているのは人助けみたいなものなんですよ」
ヒロトシは、説明を続けた。そうしないと、シルフォードは納得しないと思ったからだ。
「少し前にですね。闇ギルドの人間がこの町に潜入したのです」
「や、闇ギルドの人間がだと?それでどうしたのだ?」
「その闇ギルドの人間を保護しました」
「なっ!何を言っておるのだ?気でもふれてしまったのか?」
ヒロトシは、思った通りの反応をしたシルフォードに笑顔になった。
「やっぱりそう思いますよね」
「何を笑っているんだね。本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ。その闇ギルドの人間は闇ギルドから逃げてきた子供達なんです。シルフォード様も知っている通り闇ギルドを抜けると言う事は命を狙われると言う事です」
「ああ!それは知っている。そんなものに首を突っ込む事なんて自殺行為だ」
「それは俺も分かっています。最初俺は闇ギルドの間者だと思ったぐらいでした。しかし、その子供達は幼いころに誘拐された子供達で、闇ギルドでは不遇の扱いだというのが分かりました」
「子供達には申し訳ないとは思うが、その事にヒロトシ君には何の関係もないじゃないか」
「まあ、そうでしょうね」
「だったらなんでそんなことに首を突っ込むのだ?今すぐそんな事から手を引くんだ」
「シルフォード様がそんな事言われるなんて少し残念ですね。あれだけ孤児院や平民達に目を掛けていらっしゃるのに……」
「ちょっと待ちたまえ!それとこれとは別物ではないか。いいかい?このままではヒロトシ君が、闇ギルドから付け狙われる事になるんだよ?わたしはそちらの方が心配だ」
「しかし、この町で保護している訳ではないんですよ?この町で保護すれば、闇ギルドは㋪が逃亡者を匿っていると噂を流しかねません」
「しかし、その逃亡者を救った所で君に何のメリットがあると言うのだね?」
「多分これが上手く行けば、闇ギルドは衰退する可能性があります」
「闇ギルドが衰退だと⁉そんな事が……」
ヒロトシの説明にシルフォードは驚愕したのだった。
「今まで、闇ギルドからの逃亡は殆ど成功しなくて、諦めている節があります」
「それは当たり前だ!逃亡者は一生アサシンに狙われ続けるんだ。そんな人生とてもじゃないが耐えられん」
「ですが、逃亡者は現れました。それがどんな意味を持つと思いますか?」
「まさか、君は……そういう人間がこれか続出するとでも言いたいのか?」
「まさにその通りです」
「馬鹿な!君はそういう人間を保護していくと言うのかね?今はどこで保護しているのか知らんが、人数が増えたらどうするつもりだね!そんなバカな事は止めるんだ!」
「闇ギルドの中も今までとは違う常識が出ていると言う事ですよ。まあ、俺も全員を助けるつもりはないですよ。基本闇ギルドの人間は百害あって一利なしです」
「その通りだ!あ奴らはどうしようもない組織の人間だ。助ける価値などひとつもない」
「しかし、今回俺を頼って来た人間は少し違ったんですよ。要は闇ギルドの次世代を担う人間で、訓練中の子供達です」
「そ、それは……」
「シルフォード様、もしこの情報が闇ギルドに流れたらどうなると思いますか?」
「えっ?どうなるって……」
「わかりませんか?闇ギルドでは次世代の人間が育たなくなるんですよ」
「しかし、そんなに上手く行くとは……」
「えぇ。それも分かっています。だから、闇ギルドの勢力が弱まると言ったんです」
「だが、ヒロトシ君がそんな事をしなくても……」
「いえ……俺はもう、闇ギルドは何とかしたいと思っているんですよ」
シルフォードは、ヒロトシの言葉に絶句した。いくら強いといっても、ヒロトシ個人が闇ギルドをなんとかしたいと言ったのだ。
そして、ヒロトシは信じられない事も言ったのだった。これから半年から1年以内に、ミトンの町は闇ギルドからもう一度攻められると言うのである。
「ば、馬鹿な!どこからそのような情報が!」
「情報はありません。しかし、シルフォード様を北の森から救った時、ある人物がいませんでした」
「ある人物だと?」
「シルフォード様は、あのスタンピードをどう思いましたか?」
「あのことは恐怖としか……ヒロトシ君が、この町にいて良かったと思うよ」
「そうではなく、闇ギルドがあのような大量のアンデットを率いていたと思いですか?」
「だが、あれはエルダーリッチとリッチロードが……それに、あの上級アンデットはヒロトシ君が討伐したと聞いているよ」
「そうです!あのような上級アンデットを使役したネクロマンサーがいなかったのですよ」
「あっ……まさか、君はそのネクロマンサーが、またこの町に攻めてくると言うのかね?」
「その通りです。しかし、それは俺がいなくともどうって事ないでしょう」
「はぁあ⁉ヒロトシ君がいないとどうしようもないだろう!」
「いえ、その準備はしていますので安心してください。多分、魔道砲も必要ないと思いますよ」
「馬鹿な!あのようなスタンピードが起こって、今度はヒロトシ君はおろか魔道砲も要らないと言うのかね?」
「ええ!」
ヒロトシは、自信満々に言いのけたのだった。
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