研磨職人!異世界に渡り、色んなものを磨き魔法スキルと合わせて、幸せに暮らす。

本条蒼依

文字の大きさ
292 / 347
第7章 新たな進化

28話 デーモン集団

しおりを挟む
 聖騎士団団長は、この悪魔が悪魔種族の中でも、下級種族のレサーデーモンと聞き愕然とした。

「ギャハハハハハハハハ!弱い!弱いなぁ!」

「ぐっ・・・・・・こんなはずじゃ」

「「「「「「「ぐわぁ!」」」」」」」

 聖騎士団団長は、冷静に頭を冷やした。

「皆すまない!私が冷静にならないといけなかった!隊列を組み直すのだ!」

「「「「「はい!」」」」」

「そうそう!弱い下等生物は群れないといけないんだよ!ギャハハハハハ!」

「そうやって馬鹿にするがいい!目にものを見せてやる」

「期待しているぜ」

 隊列を組んだ聖騎士団は、レサーデーモンに突進した。

「「「「「セイントブレイク!」」」」」

 聖騎士団は隊列を組み、一人一人が聖属性の魔力を武器に込めた。そして、クレリック神聖隊は聖騎士団に聖属性の防御魔法を唱えた。

 聖騎士団は聖属性の塊となって、レサーデーモンに突進する集団技セイントブレイクを発動させた。

「ぐっ!なかなかやるじゃねぇか!しかし、その程度でこの俺様が・・・・・・」

 セイントブレイクを発動した聖騎士団と、レサーデーモンはその場で力比べをしているように力が均衡して身動きできなかった。

「ふっ!安心するのはまだ早い!第二隊列!」

「「「「「「「おう!」」」」」」」

 聖騎士団は、団長の号令で団長と中心に周りを回り出した。

「セイントスクリュードライバー!」

「ぐががががががががが!」

 聖騎士団が回転して、竜巻のようになり、レサーデーモンに攻撃した。回転をして一人一人の聖騎士が聖属性の攻撃を打ち込むのだ。

 この攻撃に、レサーデーモンは耐えきれずぶっ飛んでしまった。

「ぐはっ!」

 レサーデーモンは、聖騎士団の攻撃に耐えきれず現世から消滅してしまった。

「どうだ!聖騎士団の力を思い知ったか!」

 すると、その様子を見ていた教皇が、余裕の笑みを浮かべ、手をたたいた。

「ほう!なかなかやるではないか!」

「何を余裕ぶっている!後は貴様だけだ!」

「はぁあ!訳のわからないことを」

「訳がわからないのは貴様だ教皇!」

 聖騎士団団長は、大聖堂の奥へと踏み出した。

「団長、危ない!」

 すると、大聖堂の影から悪魔が顔を覗かせて、攻撃を仕掛けてきた。

「ほう!本日の最優秀賞はその騎士だの」

 団長に襲いかかった悪魔の攻撃を、剣で弾き飛ばした。そして、大聖堂の中には消滅してしまったレサーデーモンだけではなく、数多くのデーモンがいた。

「ワハハハハハ!お前達にこのデーモン集団を相手にできるかな?」

「はっ!先ほどのデーモンと同様始末してやる!」

「そううまく行くとよいのう?」

「皆の力を合わせれば敵はいない!」
「「「「「「「「おう!」」」」」」」」

 聖騎士団団長は、またセイントスクリュードライバーを、デーモンに仕掛けた。しかし、今度は聖騎士団が吹き飛んだ。

「「「「「ぐわぁ!」」」」」

 統率された聖騎士団の隊列が、バラバラになってしまった。

「な、なぜ?」

「ワハハハハハ!聖騎士団!お前達が相手にできるのは、所詮下級デーモンのみだ」

「な、なんだと・・・・・・こいつ等は中級デーモンか?」

「これでハッキリした!天地が引っくり返ろうと、己らに我は倒せぬ!」

 そう宣言した教皇の姿は、禍々しい姿に変貌してしまった。

「我はアークデーモン!お前達聖騎士団におくれなどとらぬ!ワハハハハハハハハハハハ!」

「アーク・・・・・・デーモンだと!」
「団長!いったいどうなっているのですか?」
「このままでは、聖教国が・・・・・・」

「まだ寝ぼけた事を申すか?聖教国等滅亡し、今日この時から悪魔年歴元年だ!」

「おいおい!お前こそ何を寝ぼけた事を言っているんだ?」

 聖騎士団の後方から聞こえてきたのは、ヒロトシの声だった。

「貴様は!」

「はぁあ・・・・・・結局、俺達が出張るしかないのか?」

 ヒロトシは、できたら聖騎士団達に討伐してもらい、自分達は討伐した後、教会の改装で役に立てばいいと思っていた。
 そうすれば、経験値も入らないし進化する事もないと思っていた。

「しょうがない・・・・・・日本は諦めるか。ミルデンス、アイリーン!お前達はデーモンを頼む!クレリック神聖隊と聖女様は、聖騎士団達を頼みまました!」 

「主君!雑魚デーモンは任せてください!お前達いくぞ!」

「「「「「「おお!」」」」」」


 ヒロトシは、てきぱき指示を出していた。ミルデンス達、ヒロトシの護衛メンバーは大聖堂に飛び込んだ。

「アイリーン、お前は左を!ミランダ右側を頼む」

「「任せて!」」
 
 アイリーンとミランダの、剣技は短剣術だ。二人は目にも止まらない速さで、デーモンの後ろを取りバックスタッブ、クリティカルブロウを決めて、一撃でデーモンを始末していった。

「「「「「「ぎゃああああああ!」」」」」」

 辺りはデーモンの断末魔が聞こえ、元の世界へと帰って消滅していく。 
 
「なんだと?」

 ミルデンスは、ヒロトシの通路を確保する為に、前方に立ちふさがるデーモンを始末していた。

「スラッシュ!」

 ミルデンスが、剣気を飛ばすと複数のデーモンの体は真っ二つに切り裂いた。

「なんなんだ!あの奴隷達は・・・・・・」
「団長!私達は夢でもみているのでしょうか?」
「「「「「・・・・・・」」」」」

 聖騎士団達は、クレリック神聖隊に回復され、ヒロトシ達の戦いに呆気にとられていた。
 それも当然であり、聖騎士団が束でかかっても弾き返されたのに、奴隷が3人でデーモンを瞬殺していたからだ。
 
しおりを挟む
感想 91

あなたにおすすめの小説

間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。 間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。 多分不具合だとおもう。 召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。 そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます ◇ 四巻が販売されました! 今日から四巻の範囲がレンタルとなります 書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます 追加場面もあります よろしくお願いします! 一応191話で終わりとなります 最後まで見ていただきありがとうございました コミカライズもスタートしています 毎月最初の金曜日に更新です お楽しみください!

完結 シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣

織部
ファンタジー
 ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。  背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。  母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。  セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。  彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。  セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。 「セラ、ウミ」 「ええ、そうよ。海」 ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します! カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜

あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」 貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。 しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった! 失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する! 辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。 これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!

【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-

ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。 困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。 はい、ご注文は? 調味料、それとも武器ですか? カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。 村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。 いずれは世界へ通じる道を繋げるために。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...