7 / 27
よんぴーって何のこと?【凌】03
しおりを挟む
聞きなれない言葉に首を傾げる。
その僕の反応を見て、志乃くんも同じように首を傾げた。
「あれー? 凌ちゃん、それも聞いてない? ―――ふーん……ま、いいけど」
「え、っと……その、よんぴーって?」
「よし! 二人とも待ってるだろうし。もう出よっか」
「あの、志乃くん……?」
「ほーら、行くよ」
気になることを言われた気がするのに、強引なまでにはぐらかされてしまった。入ってきたときと同じように、ぐいっと腕を引かれて浴室から連れ出される。
何だか納得できないけど、それ以上聞いても教えてくれなさそうな雰囲気に、僕はしぶしぶ脱衣所でバスタオルを手に取る。ふと違和感に気がついた。
「……あれ? 僕の服……」
ここで脱いだはずの服がなくなっていた。
確かにバスタオルの下に置いておいたはずなのに。なくなっているのは服だけじゃない。下着も全部消えていた。
「シュウか颯斗くんが洗濯するのに持ってってくれたんじゃないの?」
「……で、でも、それだと僕の着るものが」
「ああ、それならいいの。こっちこっち」
まだ拭き残しもあるのに……手に持っていたバスタオルを強引に奪い取られる。志乃くんはそれを無造作に、ぽいっと脱衣カゴに向かって投げた。
全裸で何も持たないまま、今度は入ってきたのとは反対側の扉の方へと腕を引かれる。ここに来てから、ずっと志乃くんに腕を引かれてばかりだ。
「待って……ねぇ、こっちって?」
「いいからいいからー」
ぺたぺたと裸足のまま、廊下を歩く。
すぐに辿り着いた扉を、志乃くんは躊躇うことなく大きく開いた。
「二人とも、おまたせー!」
「…………え?」
開かれた扉の向こうは、巨大なベッドが置かれたベッドルームだった。
まさかこんな部屋に繋がっているとは思っていなかった僕は、またしても扉の前で硬直する。
しかも、そこには颯斗と秋也がいた。
「なんで、二人とも……」
二人はベッドの上にいた。
一つの大きなベッドに見えたそれは、よく見ると二つのダブルベッドがぴったりと並べられているものだった。右側のベッドに秋也、左側のベッドに颯斗がそれぞれ寝そべっている。しかも、二人とも裸だ。
お風呂上がりだった僕と志乃くんも裸。
男四人が同じ部屋……しかもベッドルームで全員裸なんて、一体何がどうなっているんだろう。
僕は完全に混乱していた。
「シュウたちもシャワー浴びたの?」
「ああ」
志乃くんはこの状況にも特に驚いている様子はない。これが当たり前かのように、秋也が寝そべっている右側のベッドの方へと近づいていく。
そのまま腕を引かれて、秋也の腕の中へと抱き寄せられていた。
その僕の反応を見て、志乃くんも同じように首を傾げた。
「あれー? 凌ちゃん、それも聞いてない? ―――ふーん……ま、いいけど」
「え、っと……その、よんぴーって?」
「よし! 二人とも待ってるだろうし。もう出よっか」
「あの、志乃くん……?」
「ほーら、行くよ」
気になることを言われた気がするのに、強引なまでにはぐらかされてしまった。入ってきたときと同じように、ぐいっと腕を引かれて浴室から連れ出される。
何だか納得できないけど、それ以上聞いても教えてくれなさそうな雰囲気に、僕はしぶしぶ脱衣所でバスタオルを手に取る。ふと違和感に気がついた。
「……あれ? 僕の服……」
ここで脱いだはずの服がなくなっていた。
確かにバスタオルの下に置いておいたはずなのに。なくなっているのは服だけじゃない。下着も全部消えていた。
「シュウか颯斗くんが洗濯するのに持ってってくれたんじゃないの?」
「……で、でも、それだと僕の着るものが」
「ああ、それならいいの。こっちこっち」
まだ拭き残しもあるのに……手に持っていたバスタオルを強引に奪い取られる。志乃くんはそれを無造作に、ぽいっと脱衣カゴに向かって投げた。
全裸で何も持たないまま、今度は入ってきたのとは反対側の扉の方へと腕を引かれる。ここに来てから、ずっと志乃くんに腕を引かれてばかりだ。
「待って……ねぇ、こっちって?」
「いいからいいからー」
ぺたぺたと裸足のまま、廊下を歩く。
すぐに辿り着いた扉を、志乃くんは躊躇うことなく大きく開いた。
「二人とも、おまたせー!」
「…………え?」
開かれた扉の向こうは、巨大なベッドが置かれたベッドルームだった。
まさかこんな部屋に繋がっているとは思っていなかった僕は、またしても扉の前で硬直する。
しかも、そこには颯斗と秋也がいた。
「なんで、二人とも……」
二人はベッドの上にいた。
一つの大きなベッドに見えたそれは、よく見ると二つのダブルベッドがぴったりと並べられているものだった。右側のベッドに秋也、左側のベッドに颯斗がそれぞれ寝そべっている。しかも、二人とも裸だ。
お風呂上がりだった僕と志乃くんも裸。
男四人が同じ部屋……しかもベッドルームで全員裸なんて、一体何がどうなっているんだろう。
僕は完全に混乱していた。
「シュウたちもシャワー浴びたの?」
「ああ」
志乃くんはこの状況にも特に驚いている様子はない。これが当たり前かのように、秋也が寝そべっている右側のベッドの方へと近づいていく。
そのまま腕を引かれて、秋也の腕の中へと抱き寄せられていた。
41
あなたにおすすめの小説
壁乳
リリーブルー
BL
ご来店ありがとうございます。ここは、壁越しに、触れ合える店。
最初は乳首から。指名を繰り返すと、徐々に、エリアが拡大していきます。
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。
じれじれラブコメディー。
4年ぶりに続きを書きました!更新していくのでよろしくお願いします。
(挿絵byリリーブルー)
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる