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話し合い
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私が毛糸を選んでいると、鬼たち数人が部屋に入ってきた。そういえば、昨日紹介するとかいってたな。
入ってきた鬼たちは5人でそれぞれ違うがかなりの美形揃いだった。
私は見惚れてしまい、ポーっとなってしまった。
だ、だめだ。しっかりしなくては。
「メス、ハナシヲスル」
ーーそして話を聞いた
元々は、数百人のいる鬼の集落にいた。だが、今ここに住んでいる6人の鬼は、集落を追い出された。
追い出された理由は、言葉を話し会話をしていたからだ。
普通の鬼は単語は少しは知ってはいるが会話らしい会話はしない。
それを気味悪く思われて追い出されたらしい。
追い出された6人は住みかをここに作り住むようになった。
6人の鬼たちの名前も教えてくれた。
6人は、それぞれ髪の色で呼びあっているそうだ。
まずは、最初に出会った黒髪のクロ、次に会った赤い髪のアカ、部屋に入ってきた時に爽やかな笑顔で笑いかけてきた白銀の髪のシロ、穏やかそうな印象を受ける青色の髪のアオ、こちらを興味津々に見てくる一番若そうな金髪のキイ、体の一番大きな緑色の髪のミドリ。
私の名前も彼らに教えた。私の名前は色だ。シキって呼んでといってみた。
ーー案外、結構話せるかも。鬼はモンスター扱いだから、朝から晩まで何十人、もしくは何百人にやられ続け放題の生活が待っているんじゃあないかとびくびくしてた。
もし、そうなったらガチャから出てきたスキルで逃げようと思っていた。
ーーこれなら、ここに住まわせて貰えそうだ
私はここに住んでもいいかと聞いてみた。鬼のリーダーらしいクロは、勿論構わないと了承してくれた。
だが、このままでは話は終わらなかった。
クロが、
「オマエハ、コワレニクイ、メスダ」
「ダカラ、ダイジニ、アツカウ」
「ありがとう。えっと、これからよろしくお願いします」
「ジャア、イマカラ、ハジメルゾ」
……なにを、、?
アオ以外の鬼たちがじりじりと私に近づいてくる。アオだけは顔を背けている。
「ま、待って!えっと、なんで近づいてくるの?」
「……?チカヅカナイト、セイコウガ、デキナイダロウ」
せいこう?性交か。ど、どうしよう。とりあえずやり過ごさなければ。いきなり複数プレイはキツすぎるもの。
「ま、まだ話があった!あの、せ、性交は、一人ずつにしたい。あと、私は人間だから性交するまでに時間が欲しい」
「……ニゲタイノカ?」
「逃げないよ。貴方たちのことをきちんと知ってからそういことがしたいの」
「……ハツジョウ、シタイッテ、コトカ?」
「ーー発情!?……う、うん……鬼流にいうとそうだね。私がしたくなったらして欲しい。それまでは止めて欲しい」
鬼としたら不服だろうな。私が意味の分からないことを言っているように思っていると思う。
でも、やられ続ける生活はキツい。もし、だめなら、逃げよう。
「……だめ、かな?」
クロや、回りにいる鬼たちを見つめる。
鬼たちは、集まり少し私から離れてこそこそと話し合いをし始めた。
話し合いが終わったのか、クロが私に話しかけてくる。
「オマエノ、ハナシヲ、ウケイレル」
「良かった。ありがとう」
「じゃあ、改めてよろしくね」
「アア」
そうして、私と鬼たちの生活は始まった。
おまけ
鬼たちの話し合い
「シキハ、ハツジョウ、シテカラ、シタイラシイ」
「メスッテ、ハツジョウ、スルンダネ。シラナカッタ」
「ボクモ」
「オレモ」
「シキハ、ハツジョウ、シヤスイ、メスダ」
「ナメテヤレバ、ハツジョウスル」
「アト、キスガ、スキダ」
「キス?」
「ナンダソレ」
「クチトクチヲ、アワセルンダ」
「キモチイイゾ、オレハ、スキダ」
「クロバッカリ、ズルイ」
「オレモシタイ」
「ボクモ」
「……シキハコワレニクイ、メスダ、ミナデ、ダイジニ、シテイコウ」
「「ワカッタ」」
入ってきた鬼たちは5人でそれぞれ違うがかなりの美形揃いだった。
私は見惚れてしまい、ポーっとなってしまった。
だ、だめだ。しっかりしなくては。
「メス、ハナシヲスル」
ーーそして話を聞いた
元々は、数百人のいる鬼の集落にいた。だが、今ここに住んでいる6人の鬼は、集落を追い出された。
追い出された理由は、言葉を話し会話をしていたからだ。
普通の鬼は単語は少しは知ってはいるが会話らしい会話はしない。
それを気味悪く思われて追い出されたらしい。
追い出された6人は住みかをここに作り住むようになった。
6人の鬼たちの名前も教えてくれた。
6人は、それぞれ髪の色で呼びあっているそうだ。
まずは、最初に出会った黒髪のクロ、次に会った赤い髪のアカ、部屋に入ってきた時に爽やかな笑顔で笑いかけてきた白銀の髪のシロ、穏やかそうな印象を受ける青色の髪のアオ、こちらを興味津々に見てくる一番若そうな金髪のキイ、体の一番大きな緑色の髪のミドリ。
私の名前も彼らに教えた。私の名前は色だ。シキって呼んでといってみた。
ーー案外、結構話せるかも。鬼はモンスター扱いだから、朝から晩まで何十人、もしくは何百人にやられ続け放題の生活が待っているんじゃあないかとびくびくしてた。
もし、そうなったらガチャから出てきたスキルで逃げようと思っていた。
ーーこれなら、ここに住まわせて貰えそうだ
私はここに住んでもいいかと聞いてみた。鬼のリーダーらしいクロは、勿論構わないと了承してくれた。
だが、このままでは話は終わらなかった。
クロが、
「オマエハ、コワレニクイ、メスダ」
「ダカラ、ダイジニ、アツカウ」
「ありがとう。えっと、これからよろしくお願いします」
「ジャア、イマカラ、ハジメルゾ」
……なにを、、?
アオ以外の鬼たちがじりじりと私に近づいてくる。アオだけは顔を背けている。
「ま、待って!えっと、なんで近づいてくるの?」
「……?チカヅカナイト、セイコウガ、デキナイダロウ」
せいこう?性交か。ど、どうしよう。とりあえずやり過ごさなければ。いきなり複数プレイはキツすぎるもの。
「ま、まだ話があった!あの、せ、性交は、一人ずつにしたい。あと、私は人間だから性交するまでに時間が欲しい」
「……ニゲタイノカ?」
「逃げないよ。貴方たちのことをきちんと知ってからそういことがしたいの」
「……ハツジョウ、シタイッテ、コトカ?」
「ーー発情!?……う、うん……鬼流にいうとそうだね。私がしたくなったらして欲しい。それまでは止めて欲しい」
鬼としたら不服だろうな。私が意味の分からないことを言っているように思っていると思う。
でも、やられ続ける生活はキツい。もし、だめなら、逃げよう。
「……だめ、かな?」
クロや、回りにいる鬼たちを見つめる。
鬼たちは、集まり少し私から離れてこそこそと話し合いをし始めた。
話し合いが終わったのか、クロが私に話しかけてくる。
「オマエノ、ハナシヲ、ウケイレル」
「良かった。ありがとう」
「じゃあ、改めてよろしくね」
「アア」
そうして、私と鬼たちの生活は始まった。
おまけ
鬼たちの話し合い
「シキハ、ハツジョウ、シテカラ、シタイラシイ」
「メスッテ、ハツジョウ、スルンダネ。シラナカッタ」
「ボクモ」
「オレモ」
「シキハ、ハツジョウ、シヤスイ、メスダ」
「ナメテヤレバ、ハツジョウスル」
「アト、キスガ、スキダ」
「キス?」
「ナンダソレ」
「クチトクチヲ、アワセルンダ」
「キモチイイゾ、オレハ、スキダ」
「クロバッカリ、ズルイ」
「オレモシタイ」
「ボクモ」
「……シキハコワレニクイ、メスダ、ミナデ、ダイジニ、シテイコウ」
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