月が導く異世界道中

あずみ 圭

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二章 ロッツガルド邂逅編

ライムの受難

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単行本六巻収録箇所のダイジェストその1になります。
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 暗くかび臭い檻の中で目を覚ました。
 報告書の出だしはこれでいくかな……。
 俺はさっきまで閉じ込められていた牢屋から脱出し、一緒に監禁されていた学園の司書とともに古い建物を探索している。
 脱出じゃない、探索だ。
 クズノハ商会の従業員兼諜報員兼準戦闘員、ライム=ラテとして今現在任務遂行中だからだ。
 ……まだ、任務失敗じゃねえ。
 挽回してみせるさ。
 人身売買と人体実験の両方を強く臭わせる情報の詳細を調査する。
 それが魔族からもたらされた情報ってのが若干気に入らねえが、任務自体にはまったく不満はなかった。
 少し前までの俺なら亜人の売買やら人体実験なんぞ別に気にもしなかったろうし、首を突っ込みもしなかっただろう。
 被害者は己の力が足りなかったからその結末に辿り着いただけだと、同情心すら持たなかったと思う。
 だが、今は違う。
 理想を追う、って事を教えられた。
 本来は現実に押し潰されるだけの甘っちょろい考えを、実現しかねない程の力の存在を教えられた。
 世間にすれて鈍っていた心に、強烈な光を焼き付けられた。
 旦那、ライドウという若すぎる商会の主とその従者だという人々にだ。
 だから、見過ごせる訳がない。
 まだ五体が動くのに、諦められる訳がない。
 確かに俺は負けた。
 任務の途中で遭遇したとんでもなく強い男に。
 あの……頭にこびりついて離れねえ、奴の涼しく自信に満ちた目。
 旦那とはまた違う種類の余裕を感じさせる男だった。
 細身なのに素手で俺の刀を止めて見せ。
 攻撃と防御と回避、刀と魔術を駆使して畳みかける巴の姐さんと亜空に教わった戦術も、僅かに目を細めただけで対応されてしまった。
 結局、逃げる事も出来ずに皮一枚斬っただけで俺は……。

「ライムさん、聞いていますか?」

「あ、悪ぃ。なんだい?」

「本当に、貴方を襲ったあの青年はここにはいないんですね?」

「……ああ、今の所は間違いねえよ」

「でも、やっぱりここはまず脱出を一番に考えるのが得策だと思うのですけど?」

「あんな化け物の事は気にするだけ無駄ってもんだ。この辺にいようといなくとも、あれに目をつけられたら正直お手上げだからな。なら今のうちにやれる事はやっておくのが一番だ」

「でもここにどれだけの戦力があるのかもわからないのに!」

 でも、でもとまったく五月蠅い女だ。

「この建物に今いる奴の気配は二十程度で、その全員を同時に相手にしてもあんたを抱えた俺一人で十分やれる。全員をやる前に念話だけでも回復させられれば応援も呼べる。この状況じゃ司書のあんたよりも俺の方がまともな判断を下せるのは明らかだ。付いてきたのなら信じな」

「う……。念話、ですか。クズノハ商会では通信も担当しているんですか貴方は」

「念話はウチの店員なら全員使える。ただの必須技能だ」

 念話で隣町と通信できればそれだけで結構裕福なレベルで一生職には困らないってのも、まあ事実だけどな。
 パーティ内の数キロの通信が出来るだけでも中堅の冒険者パーティじゃ重宝されることもあるしよ。

「……」

 ま、絶句してかどうかは知らんが黙ってくれた。
 ありがたい。
 で……。
 俺は念話の邪魔をしていそうな魔術師か装置がどこに存在するか大体の目星をつけた。
 三カ所か。
 そんなに離れてもいないし、多分第一候補で当たりだという自信もそれなりにある。
 他の二カ所は無関係か、関係していても第一候補にあるだろう装置の補強ってとこか。
 ならそれを破壊するか無効化すれば念話の妨害は多分止まる、と思う。
 いつもよりヘマをさせられたことで怒りで気が立っているからか、それとも良い感じで集中できているからか、索敵や探索の調子が良い。
 それに体も妙に動いてくれる。
 ここにいる連中を膾にするくらいは誇張じゃなく楽勝でやれそうだ。
 “だから”そこは後でいい。
 まず目指すべきは別の場所だ。

「ん。ふふ、屑ってなあ、遠くまで臭うもんだな」

「え?」

 人の気配を避け、しばらく無言で進んでいたが、思わず鼻が動いて、声が出た。
 ツィーゲで長く冒険者をしてきたから感じるものか、どうも俺は外道の気配が臭うようになった。
 同類の臭いだと、自虐してもいたが……。

「エヴァさん、ちょいとここにいな。動かなきゃ誰に見つかっても破れない程度の障壁を残してく」

「な、ライムさん、貴方は!」

「俺は、あそこに用がある」

 人差し指を口に当てて司書の声量を注意しつつ、通路の角、その先を示唆する。
 あそこに人の気配がある。
 それも大分かたまっていやがる。
 実験をしているのか、それとも人身売買の取引場所か。
 おそらくは前者だろうな。
 この司書には少々刺激が強そうだ。
 戦闘になるだろうから置いていくに限る。
 取り上げられた俺の武器もあそこだから人数がどうだろうといかないといけないのは決まってるしな。

「こんなところで一人にされても!」

 やれやれ。
 音を抑える魔術を使ってるからまだいいが、どうして女ってのはこう状況を見ない奴が多いのか。

「十分もかからんから。さっきも言ったがあんたはここで座ってればいい。何なら寝ててもいい」

 ……どうせ、ここの連中をまともな形で済ませるつもりはないんだからな。
 この司書を見た警備員や傭兵がいたところで特に問題ねえ。

「ねっ!? 寝れますかこんなところで!」

「はっ。その意気だよ、ちょいと待ってるだけだ。びびんな、じゃあな」

 エルドワの兄さん方が作った腕輪に変じる剣を右手に確認し、俺は角から飛び出した。
 当然、扉の前で周囲を警戒していた二人の男が俺に気付く。
 そして奴らは無言で剣を抜こうとするが、遅い。
 一人目の男が剣を抜き放つ前に首を飛ばさない程度に片手で切り裂き、そのまま剣を振り上げた二人目の正面に立ち、両手持ちに変えてそいつを脳天から真っ二つにする。
 二人から派手に血が噴き出す。
 返り血は勿論俺にもかかるが、気にしない。
 視界を遮らないならそれでいい。
 乱れてもいない息は整える必要もない。
 扉を蹴破る。
 
「……ちっ」

 目に飛び込んできた光景は俺の想像よりも五割増しで酷かった。
 何人かの亜人が生きたまま体を裂かれ、ナニカを移植され、そして……。
 少なくとも、誰もまともではいない。
 戻せそうな奴も、いねえ。
 たった一人だけ、被験者で俺を見た亜人がいた。
 そいつの目が訴えるのは、俺がツィーゲで何度も目にしたのと同じだった。
 もう望めぬ生よりも、死による終わりを渇望する絶望の光。
 ……くそが。
 屑どもが!
 
「やる事は明らかでも……冷静に……」

 基本を思いだそうと呟く。
 が……出来ねえ。

「やれねえわな。俺、未熟で良かったわ」

 全員。
 ここにいる全員を。
 救いとして、当然の因果として。
 殺しきる。
 体は動いていた。
 俺の相棒とも言える刀を調査していた連中を最初に三人ほど。
 それまでの剣を石っぽい材質の床に突き刺し、本来の武器に持ち替えて二人。
 動かず剣圧を放ってまた三人。
 真っ赤な液体で汚れていく部屋を気にせず、被験者であろう四人を眠らせていった。
 一人だけ俺を見た亜人の目を、最後に閉じてやった。
 それでも、一向に気は晴れない。
 当然だ。
 俺は、決して誰かを救えた訳じゃねえ。
 
「……はぁ」

 ため息が漏れる。
 一人、まだ殺してはいない白衣の女に近づいていく。

「ひ、人殺し!! どこの刺客か知らないけど、ここ、ここが何なのか、貴方か……貴方の上司は知っていてやってるんでしょうね!?」

 人殺し、が第一声か。
 いや言葉にならない悲鳴は聞いた覚えもあるから厳密には違うか。
 どっちにしても、人殺し、って言葉がこれほど心に響かねえのも珍しいやな。

「これから教えてもらうさ。あんたにな」

 識さん仕込みの催眠、自白を促す術を仕込んでいく。
 相手の精神を考慮しなければさほど時間は必要としない。
 逆にいえば……相手を考慮すればあまり使わない手だ。
 一応司書が無事か、気配を確かめる。
 よし、問題なしか。
 警備も特に慌ただしい様子はない。
 苦労なく全滅させられそうだ。
 念話の回復まで……五分、ってとこか。
 言葉も無く、聞かれた事に答えていた女の反応が鈍くなってきた。
 識さんなら倍の時間はもたせるんだろうが、俺はまだまだだな。
 聞きたい事はあらかた聞けたから別に構わんが。
 涙と鼻水と涎。
 どこを見ているかわからない目で壁にもたれ、浅くはない傷を痛がりもせず、それらを垂れ流す女。
 俺はそれを一瞥して部屋を出ると司書と合流、すべきことをして念話を復旧、旦那の元へ戻った。
 何故か復旧した念話でライドウの旦那からドラゴンの事を聞かれたのと、識さんの機嫌が妙に悪かったのが謎だ。





◇◆◇◆◇◆◇◆





 ……。
 俺はもう何度書き直したかわからない報告書と机で戦っていた。
 先日拉致された時の報告書だ。
 口頭での報告と、その後すぐに提出した報告書は、旦那はともかく識さんと巴の姐さんから却下されて再提出を命じられた。
 
「若は良いと言われた以上義務ではない。お前の報告義務は果たされておる。が、今後の事を考えて識にきちんと添削してもらうとよかろう」

「良い機会だ。お前は今後口頭のみでの報告では済まぬ事、若様への口頭での報告が出来ぬ事、するまでもない事も数多く手がける事になる。報告書程度はまともに作ってもらえなくては困る」

 お二人に言われた言葉はもっともだ。
 苦手だからと誰かに任せていい事じゃない。
 大体、俺は巴の姐さんの右腕になるのが目標だ。
 今後姐さんの手下として働く人数は増えはすれど減らないだろう。
 だとするなら、俺が姐さんと旦那の近くに居続けようと思うのなら、俺は上を目指さねえとな。
 つまり、自分のことをこなすのはもちろん、より上の視点を身につけ、実践し、部下を育てられるようになる必要がある。
 旦那はあれで実力主義の方だ。
 古参だからとわざわざ地位を用意なさるとは思えない。
 ……まだ何となくの予感に過ぎねえが、最近旦那が学園で教え始めた生徒の中にも、どうにも俺に近い意味でクズノハ商会に興味をもっている奴がいるように思える。
 奨学生としてロッツガルド学園を卒業するような奴なら少なくとも素質は俺よりも上だろうし、淡々と命じられた仕事をこなすだけじゃ、そいつらにじゃなくともじきに誰かに抜かれて、使われる側になっちまうわな。
 使われるのは、できれば旦那と姐さん達にだけがいい。
 その為にゃまだまだ頑張れる事はあるってことだな。

「しかし……まさかアレが上位竜とはなあ……。そりゃ今の俺じゃ届かねえわ」

 忘れもしない敗北の相手。
 まさかそれが一生でお目にかかることすら普通はない上位竜とは。
 つくづく旦那の元にいると退屈しねえ。
 聞いたことのない名前、万色のルトだったか。
 旦那曰く、上位竜の頂点だとか。
 むしろよく生きてた、俺。
 偉いぞ、俺。
 要点を箇条書きにしながら重要な項目をわかりやすく。
 報告書を作成しながら俺は自分を褒めた。
 上位竜といえば俺が知ってる数匹でさえ、どれも詩人が歌うようなエピソードを当たり前のように持っている連中だ。
 リミア王国の湖に棲む『瀑布』と呼ばれる水竜は、リミアの王族と契約を交わしかつては決して肥沃ではなかった王国の土地を世界に名だたる豊かな大地に変え、今も条件を満たした者が訪れればあらゆる病を癒やす奇跡を与えているとか。
 遙か北の地、火を噴く輝く山に棲む『紅璃』は、一夜にして世界のあらゆる場所に飛来する尋常ではない速度を誇る飛竜であり、その口から放たれるブレスは大昔に流れ星を砕いたとか。
 ローレル連邦の東の端にある迷宮都市の地下に広がる大迷宮は、実は『夜纏』と呼ばれる陸竜の住まいであり、今も成長し続けている迷宮の最下層にはその竜が太古の宝とともに存在しているとか。
 ツィーゲから広がる世界の果てにも、場所柄上位竜が一匹くらいいるんじゃないかと言われてたが……その真相はまあ置いておくとして。

「だが頂点なのに、冒険者ギルドにまつわる竜ってのは一体なんなんだ? 事務仕事の竜? いや、でも旦那も姐さんも嘘を言うような方じゃねえしなあ」

 大昔からある冒険者ギルドの設立にまつわる竜ってのがルトらしい。
 詳しくは教えてもらえなかったが、そうなると俺たちにとっては大恩人みたいな竜でもある。
 冒険者ギルドのおかげで、どんな最下層の奴も、一応は夢ってやつを見られる訳だからな。
 この間その竜(が人の形をした奴)が正面から商会を訪れ、旦那達となにやら話をしていった。
 俺もマーキングの能力を付与された相棒の刀のおかげでその気配を察して、旦那の元に駆けつけたんだが、力不足から同席を却下されちまった。
 後で正体を教えてもらってまあ納得はしてるが……実のところやっぱり悔しい。
 巴の姐さんは、ルトが来てからしばらくは浮かない顔をしてらっしゃる日が続いたが、その理由は教えて下さらなかった。
 旦那も苦笑するだけ。
 知るべき場所にいない、ってのもやっぱり悔しいもんだ。
 んなわけで。
 こうして机に向かってしても、外回りをしていても、ついルトの事を考えちまう。
 これから学園都市は夏休みに入る。
 そうなると多少商会も暇になる。
 俺にとっては自分自身のステップアップと、部下の育成に使える時間が増えるんだが……。
 商会の接客については正直皆それなりにこなせている。
 元々ロッツガルドに派遣されるのはエルドワにしても森鬼にしても、かなり出来る奴ばっかりだ。
 情報収集の役割で部下として旦那から預かったアクアとエリスについては、旦那から直々に育てるというよりもやり過ぎないように監視して欲しいと頼まれてもいる。
 大体、あの二人については森鬼が全員受けている別の意味で愉快な、参加するなら命がけの覚悟を必要とする特殊キャンプで現在も鍛えられている最中だ。
 つまり後者は現状あまり必要なく、前者の自分自身の実力向上こそが重要で。
 俺の場合は荒野辺りで自主鍛錬、あとは巴の姐さんに時間を割いてもらって鍛えてもらうのが理想かね……。
 あ。
 夏休みといやあ……。
 脳裏に二人の女が浮かぶ。
 付き合ってる女って訳じゃない。
 レンブラントの娘二人だった。
 夏休み、旦那が講義をしてる生徒たちは夏期講習を旦那に頼んだ。
 旦那は渋々ながらお受けになったが、レンブラント姉妹については休みの後半は実家に帰るようにと言われていた。
 識さんから聞いた限り、あの二人は今自分の力の鍛え方について、なにやら悩みを持っているらしい。
 俺は以前、あの二人、いやレンブラント一家に対して相当な非道を働いた。
 その件はもう、旦那達によって上手く解決され、俺自身もパトリック=レンブラントに許しを得た。
 つまり一件落着してる。
 が……。

「多分、機会をくれたんだよな、旦那」

 俺自身と、ロッツガルド学園は何の関係もない。
 当然、旦那の講師としての仕事にもノータッチだ。
 識さんが本来必要が無いレンブラント姉妹についての情報を俺に話してくれたのは偶然じゃないはずだ。
 俺がまだ胸に痞えさせているのを察して……多分旦那と識さんが気を利かせてくれたんだろうな。
 学生達はレベル上げの為に向かった場所で亜竜に見事に自信を打ち砕かれたとか。
 その時はエリスが旦那に言われてこっそり尾行していたおかげで負傷はなかったようだが、学生達はこれまで以上に真剣に毎日を過ごしているらしい。
 今日という一日を、毎日集中して生きる。
 口で言うのは簡単だが、誰もが出来る事じゃない。
 それを十代という素晴らしい成長時期にやれている旦那の生徒達が少々羨ましくもある。
 見ていて無茶とも言える行動も多々ある連中だけどな。
 ツィーゲに帰っている間、多分同じく無茶をするだろう姉妹について、俺が何かしてやっても構わないぞと。
 そういうことなんだろう。
 荒野も近いし、移動も問題ない。
 夏休みはツィーゲ付近での活動も多い。
 ったく、敵わねえ。
 俺が抱えている色々な課題に、本当に最適な道ってやつじゃねえか。
 シフ=レンブラントにユーノ=レンブラント。
 罪滅ぼしが終わるとは思ってねえが。
 せめて他の連中に遅れをとらねえように。
 お節介を焼かせてもらうか。

 
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