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五章 ローレル迷宮編
サプライズ・ショー
何してんの。
僕の喉奥から出てくる筈のほんの短い言葉は、間抜けに開いた口から漏れる溜息にしかならなかった。
驚きで目も点になっている。
ここは千尋万来飯店、離れ。
僕らの宿。
『おかえりなさいませ♪』
妙にハイテンションな声の出迎え。
巴がいた。
澪がいた。
いろはちゃんがいた。
ハク=モクレンさんがいた。
チャイナドレスだった。
「ミズハに置いておりましたゴルゴンから服が完成したとの連絡がありましてな」
鮮やかな青色を身に纏った巴が衣装の説明をする。
ああ、ミズハの。
注文だけして後は亜空からミズハに人を置いてもらって完成待ちだったアレね。
でも見本はそんなにスリット深かったっけ?
何故にそんな楽し気に自分の姿を晒している。
「ん、足元が、少し……若様、この衣装、お好きですか?」
安定の黒だけどチャイナドレスの黒って中々見ない気もしますよ、の澪が僕の好みを聞いてくる。
好きかどうかって言われてもコスプレ趣味はあんまり、でして。
似合っているとは思う。
あー、じゃあ好きって事なのか。そういう事ね、完全に理解した。
「浴衣とも少し違いますが……これがチャイナですか。初めて着ました」
「ご相伴に預かってまーす♪」
いろはちゃんは水色だ。
あれかな、巴の青を意識したのかな。
というか、何故ここにいる。
今は刑部家で天地をひっくり返した大騒動、の最中だろう。
何故か下の丈が短いミニチャイナ仕様になってるのもどうしてなんだ。
けしからんでしょう。
ショウゲツさん……は見当たらない。
イズモ……もいないな。
ストッパー不在か!
男性陣どこに行った!?
そしてハクさんは……こちらもミニチャイナ仕様。
ついでに言えば一番コスプレ感満載。
具体的には露出多め。
でも見ていて特に思う所は無かったりする。
普段のダンサー姿の方が露出が多いから。
お腹とか、脇とか、背中とか。
隠れてる部分の方が多くて、むしろ普段よりも直視できる。
ご相伴って、そもそも巴と澪のサイズで作ってるのだろうに良く着られたなこの人。
「ん?」
この人がいるという事はだ。
いきなり四人のチャイナドレスが出て来て動転している僕だけどある事に気付く。
一人足りない。
「ギネビアさんもいる?」
「……いますよ、そのコスプレは流石にやりませんけどね」
おお、いた。
スッと襖を開けて登場したのは確かにギネビアさん。
ハクさんの相棒の人だ。
しかし神職の服ではない。
大正時代の女給……あったな、確か判事の正装だとか聞いた気がする。
矢羽根柄、シンプルながらセンスが良い。
巴か澪か、どっちのセレクトだろう。
「ええと、これは何事、でしょう?」
何やら色々とポーズをつけている巴。
爛々とこっちを見ている澪。
ちょこちょこ動き回りながら時折くるりと回るいろはちゃん。
明らかに服装とは会ってないリズムで軽やかにダンスな動きを見せるハクさん。
カオスである。
僕の中では昨夜に勝る混沌がここにある。
頭痛に耐える様子で佇むギネビアさんにとりあえず聞いてみる。
彼女も可愛らしい白のフリルエプロン装備なんだけど、一番正気に近い気がした。
「まあ、巴さんの仰った様にミズハにいるクズノハ商会の方から連絡が入りまして」
「ええ」
「膨大な衣装がこの部屋に運び込まれたのですよ」
「……」
ふむふむ。
ここまではネタでもなく完全に理解できている。
「後は、まあ貴方の所為でしょうねライドウ君」
「なぜに!?」
「だって貴方との念話の後、巴さんが暴走し始めたようですから」
「?」
「旦那様なのかご主人様なのかは知らないけれど、何やら沈んでいる様子の貴方を元気づけようとこの始末」
「……おおぅ」
「で運悪く訪ねてしまっていた私達も呑み込まれたと。まあ端的に言えばそんな所ですよ、ふぅ……」
オーバーマッシュなる、拳で語る司祭様らしいギネビアさんは疲れた様子で説明を終える。
ハクさんの方はかなりノリノリみたいだから、多分この二人の関係性というのは、まあそういう事なんだろう。
「お、お疲れ様です」
「ちなみに私は拳で語る司祭ではありませんが。せっかく貴方の為に慣れない服を着て盛り上げようとした彼女たちの気持ちには、きちんと向き合ってあげなさいね」
「あ、は、はい」
「あと、出来れば私とハクのは記憶から消しておいて頂戴。なんでこんなフリフリの女給やらにゃならんのよ、ホント」
あ。
六夜さんみたく僕らの関係の事をチクリと忠告してきたギネビアさんだが。
彼女もそういえば賢人らしい。
だからこの衣装の本来の用途を知っている訳だ。
そうだよね、恥ずかしいって気持ちになる人だっているよね。
むしろそれ普通だよね。
「若!」
巴が気合十分に僕を呼ぶ。
「ああ、どうした?」
「この後ばにーの方に着替えます故、是非そのまま風呂などご一緒にいかがかと! 外は冷たい雨、さぞお体も冷えましたでしょう!」
そうだった。
チャイナドレスは重罪者担当の看守の正装だっけか。
……じゃない!!
「言ってる事が無茶苦茶だぞ巴!? それに雨には打たれてないから! お風呂は夜で良いから!」
「何と、コレは湯浴み用の衣装ではないと!? むう、ハクよ。届いた衣装で風呂用のモノは無いのか? ウチの若は奥手でのう、多少隠れる程度で大分助かるんじゃが……」
何か急速に既成事実化しようとしてるけど僕は日常的にお前らと混浴してないでしょ!?
「もちろん見繕ってあるわよ巴っち! 物欲しげに見てるミオミオも安心して! 水着も何種類かあったからねー! えっとー」
……。
毅然と、しなきゃな。
弱気ってのはロクなもんを呼びこみゃしないみたいだから。
結構な衣装が宙を舞っている現状を虚ろに眺めながら僕は思った。
そして気付いた。
部屋の隅っこの方にライムとベレンとホクトもいたって事に。
意図的に気配を消して女性陣に巻き込まれないようにしている風に見える。
……ああ。
その気持ち。
超わかる。
「あったー!! ビキニ! ワンピ! セパレートー! でもこれはちょっと古いかなぁ、ねえビア! ホルターネックにパレオとかオシャレじゃない!?」
彼女たちがこっちに来たのは僕らより前って事だけど。
いつ頃の流行りが二人の旬になるんだろうな。
僕としてはロングパレオとか布面積が多くてよろしいけども。
「着る前提で話すんじゃありません! 大体巴さんや澪さんくらいスタイル抜群なら流行りなんぞ関係なくビキニ一択で良いんですよ、男なんてのは特に!!」
ろ、ろんぐぱれお……。
ギネビアさんが強烈に漢らしいんですが。
とりま、僕も隅っこにいこう。
皆と一緒に正座して嵐をやり過ごすんだ。
「えーじゃあ色はどうする? やっぱピンクは外せないとしてー」
「色なんて黒白赤時々紫。男受けに流行りなんてありま……ちょっとライドウ君」
ガシッと。
マジ力強く襟足を掴まれる。
直で。
強いです、ホント強いんですけど。
「あ、お邪魔しませんから」
「唯一の審査員が中座できると思ってるの? 観念なさい」
ニッコリ。
おい、知ってるか。
時に笑顔には仏が宿るんだぜ。
彼女の肩越しに仁王が見えるんですが。
「中座なんてそんな。ちょっと向こうから味噌と醤油の匂いがするなーなんて思っただけで……おい! せめて着替えは別室でやってくれー!」
ダメ、絶対!
「ハク! 最低限の風紀は守りなさいって! ちょ、真っ先にいろはちゃん隠してどうすんの、巴さんと澪さんを向こうに、おいいいハクー!」
「ひゃっはー、たーのしー!! こんだけ服に囲まれんの、いつぶりカナー!!」
あ、そこはいろはちゃんからで合って、いや間違い、あれ?
あの踊り子さんに僕はどんなだと思われてんですかね!?
至ってノーマルだよ! 多分。
「ほんの少しだった。ほんの少しだけ気持ちが沈んだままだったのは認めるとも。でもまさかこんな混沌を召喚する羽目になろうとは……どうしてこうなった!」
「おう澪、折角じゃ! お前のとこのアルケー、ほれミナト! あれも呼んでな写真も撮らせようではないか!」
「……良いですわね、それ」
澪も乗ってきました。
ええ。
結局この後サプライズショーは夕方前まで続き。
バニーにディーラー、ナースに白衣、メイドに着流し水着に浴衣。
キャリアウーマンに婦警さん、レースクィーンに女子高生。
めっちゃ見せつけられました。
ミナトは呼び出されるやレフ版持参でカメラマンしてホクトを助手にして八面六臂の大活躍。
そうなんだよな、ミナトによって再現された写真らしきものは亜空でも特に女性陣に大好評なんだ。
巴は何にでも興味を持つからともかく、澪やエマ、環も興味津々だった。
ライムはオスの目じゃど阿呆と巴に張り倒されつつ幸せそうで。
ベレンは中身よりも服、とゴルゴンと一緒になっていつの間にか衣装に夢中に。
こうして狂気の催しは全員に伝播していったのです。
合掌。
僕の喉奥から出てくる筈のほんの短い言葉は、間抜けに開いた口から漏れる溜息にしかならなかった。
驚きで目も点になっている。
ここは千尋万来飯店、離れ。
僕らの宿。
『おかえりなさいませ♪』
妙にハイテンションな声の出迎え。
巴がいた。
澪がいた。
いろはちゃんがいた。
ハク=モクレンさんがいた。
チャイナドレスだった。
「ミズハに置いておりましたゴルゴンから服が完成したとの連絡がありましてな」
鮮やかな青色を身に纏った巴が衣装の説明をする。
ああ、ミズハの。
注文だけして後は亜空からミズハに人を置いてもらって完成待ちだったアレね。
でも見本はそんなにスリット深かったっけ?
何故にそんな楽し気に自分の姿を晒している。
「ん、足元が、少し……若様、この衣装、お好きですか?」
安定の黒だけどチャイナドレスの黒って中々見ない気もしますよ、の澪が僕の好みを聞いてくる。
好きかどうかって言われてもコスプレ趣味はあんまり、でして。
似合っているとは思う。
あー、じゃあ好きって事なのか。そういう事ね、完全に理解した。
「浴衣とも少し違いますが……これがチャイナですか。初めて着ました」
「ご相伴に預かってまーす♪」
いろはちゃんは水色だ。
あれかな、巴の青を意識したのかな。
というか、何故ここにいる。
今は刑部家で天地をひっくり返した大騒動、の最中だろう。
何故か下の丈が短いミニチャイナ仕様になってるのもどうしてなんだ。
けしからんでしょう。
ショウゲツさん……は見当たらない。
イズモ……もいないな。
ストッパー不在か!
男性陣どこに行った!?
そしてハクさんは……こちらもミニチャイナ仕様。
ついでに言えば一番コスプレ感満載。
具体的には露出多め。
でも見ていて特に思う所は無かったりする。
普段のダンサー姿の方が露出が多いから。
お腹とか、脇とか、背中とか。
隠れてる部分の方が多くて、むしろ普段よりも直視できる。
ご相伴って、そもそも巴と澪のサイズで作ってるのだろうに良く着られたなこの人。
「ん?」
この人がいるという事はだ。
いきなり四人のチャイナドレスが出て来て動転している僕だけどある事に気付く。
一人足りない。
「ギネビアさんもいる?」
「……いますよ、そのコスプレは流石にやりませんけどね」
おお、いた。
スッと襖を開けて登場したのは確かにギネビアさん。
ハクさんの相棒の人だ。
しかし神職の服ではない。
大正時代の女給……あったな、確か判事の正装だとか聞いた気がする。
矢羽根柄、シンプルながらセンスが良い。
巴か澪か、どっちのセレクトだろう。
「ええと、これは何事、でしょう?」
何やら色々とポーズをつけている巴。
爛々とこっちを見ている澪。
ちょこちょこ動き回りながら時折くるりと回るいろはちゃん。
明らかに服装とは会ってないリズムで軽やかにダンスな動きを見せるハクさん。
カオスである。
僕の中では昨夜に勝る混沌がここにある。
頭痛に耐える様子で佇むギネビアさんにとりあえず聞いてみる。
彼女も可愛らしい白のフリルエプロン装備なんだけど、一番正気に近い気がした。
「まあ、巴さんの仰った様にミズハにいるクズノハ商会の方から連絡が入りまして」
「ええ」
「膨大な衣装がこの部屋に運び込まれたのですよ」
「……」
ふむふむ。
ここまではネタでもなく完全に理解できている。
「後は、まあ貴方の所為でしょうねライドウ君」
「なぜに!?」
「だって貴方との念話の後、巴さんが暴走し始めたようですから」
「?」
「旦那様なのかご主人様なのかは知らないけれど、何やら沈んでいる様子の貴方を元気づけようとこの始末」
「……おおぅ」
「で運悪く訪ねてしまっていた私達も呑み込まれたと。まあ端的に言えばそんな所ですよ、ふぅ……」
オーバーマッシュなる、拳で語る司祭様らしいギネビアさんは疲れた様子で説明を終える。
ハクさんの方はかなりノリノリみたいだから、多分この二人の関係性というのは、まあそういう事なんだろう。
「お、お疲れ様です」
「ちなみに私は拳で語る司祭ではありませんが。せっかく貴方の為に慣れない服を着て盛り上げようとした彼女たちの気持ちには、きちんと向き合ってあげなさいね」
「あ、は、はい」
「あと、出来れば私とハクのは記憶から消しておいて頂戴。なんでこんなフリフリの女給やらにゃならんのよ、ホント」
あ。
六夜さんみたく僕らの関係の事をチクリと忠告してきたギネビアさんだが。
彼女もそういえば賢人らしい。
だからこの衣装の本来の用途を知っている訳だ。
そうだよね、恥ずかしいって気持ちになる人だっているよね。
むしろそれ普通だよね。
「若!」
巴が気合十分に僕を呼ぶ。
「ああ、どうした?」
「この後ばにーの方に着替えます故、是非そのまま風呂などご一緒にいかがかと! 外は冷たい雨、さぞお体も冷えましたでしょう!」
そうだった。
チャイナドレスは重罪者担当の看守の正装だっけか。
……じゃない!!
「言ってる事が無茶苦茶だぞ巴!? それに雨には打たれてないから! お風呂は夜で良いから!」
「何と、コレは湯浴み用の衣装ではないと!? むう、ハクよ。届いた衣装で風呂用のモノは無いのか? ウチの若は奥手でのう、多少隠れる程度で大分助かるんじゃが……」
何か急速に既成事実化しようとしてるけど僕は日常的にお前らと混浴してないでしょ!?
「もちろん見繕ってあるわよ巴っち! 物欲しげに見てるミオミオも安心して! 水着も何種類かあったからねー! えっとー」
……。
毅然と、しなきゃな。
弱気ってのはロクなもんを呼びこみゃしないみたいだから。
結構な衣装が宙を舞っている現状を虚ろに眺めながら僕は思った。
そして気付いた。
部屋の隅っこの方にライムとベレンとホクトもいたって事に。
意図的に気配を消して女性陣に巻き込まれないようにしている風に見える。
……ああ。
その気持ち。
超わかる。
「あったー!! ビキニ! ワンピ! セパレートー! でもこれはちょっと古いかなぁ、ねえビア! ホルターネックにパレオとかオシャレじゃない!?」
彼女たちがこっちに来たのは僕らより前って事だけど。
いつ頃の流行りが二人の旬になるんだろうな。
僕としてはロングパレオとか布面積が多くてよろしいけども。
「着る前提で話すんじゃありません! 大体巴さんや澪さんくらいスタイル抜群なら流行りなんぞ関係なくビキニ一択で良いんですよ、男なんてのは特に!!」
ろ、ろんぐぱれお……。
ギネビアさんが強烈に漢らしいんですが。
とりま、僕も隅っこにいこう。
皆と一緒に正座して嵐をやり過ごすんだ。
「えーじゃあ色はどうする? やっぱピンクは外せないとしてー」
「色なんて黒白赤時々紫。男受けに流行りなんてありま……ちょっとライドウ君」
ガシッと。
マジ力強く襟足を掴まれる。
直で。
強いです、ホント強いんですけど。
「あ、お邪魔しませんから」
「唯一の審査員が中座できると思ってるの? 観念なさい」
ニッコリ。
おい、知ってるか。
時に笑顔には仏が宿るんだぜ。
彼女の肩越しに仁王が見えるんですが。
「中座なんてそんな。ちょっと向こうから味噌と醤油の匂いがするなーなんて思っただけで……おい! せめて着替えは別室でやってくれー!」
ダメ、絶対!
「ハク! 最低限の風紀は守りなさいって! ちょ、真っ先にいろはちゃん隠してどうすんの、巴さんと澪さんを向こうに、おいいいハクー!」
「ひゃっはー、たーのしー!! こんだけ服に囲まれんの、いつぶりカナー!!」
あ、そこはいろはちゃんからで合って、いや間違い、あれ?
あの踊り子さんに僕はどんなだと思われてんですかね!?
至ってノーマルだよ! 多分。
「ほんの少しだった。ほんの少しだけ気持ちが沈んだままだったのは認めるとも。でもまさかこんな混沌を召喚する羽目になろうとは……どうしてこうなった!」
「おう澪、折角じゃ! お前のとこのアルケー、ほれミナト! あれも呼んでな写真も撮らせようではないか!」
「……良いですわね、それ」
澪も乗ってきました。
ええ。
結局この後サプライズショーは夕方前まで続き。
バニーにディーラー、ナースに白衣、メイドに着流し水着に浴衣。
キャリアウーマンに婦警さん、レースクィーンに女子高生。
めっちゃ見せつけられました。
ミナトは呼び出されるやレフ版持参でカメラマンしてホクトを助手にして八面六臂の大活躍。
そうなんだよな、ミナトによって再現された写真らしきものは亜空でも特に女性陣に大好評なんだ。
巴は何にでも興味を持つからともかく、澪やエマ、環も興味津々だった。
ライムはオスの目じゃど阿呆と巴に張り倒されつつ幸せそうで。
ベレンは中身よりも服、とゴルゴンと一緒になっていつの間にか衣装に夢中に。
こうして狂気の催しは全員に伝播していったのです。
合掌。
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