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七章 蜃気楼都市小閑編
ほんの幕間 もう一人の相棒
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「やべえ……なんだありゃあ」
星も見えぬ夜。
そこかしこに気配が蠢く夜。
喰って食われての夜。
力を求める者たちの夜。
俺の好きな時間だ。
ヒューマンどもの目ならこの闇はまさしく漆黒、恐怖の対象なんだろう。
灯りをともし、交代で人を立たせて夜明けを待つ。
なのにあの女、美味そうなカニをあっという間に仕留めてみせたハク。
あいつはこの闇に乗じて群れを離れた。
気になるじゃねえか。
俺もまたこっそり、熟睡しておられやがりますご主人の傍を離れる。
本来の契約関係にあるテイマーと魔獣ってのならこんな事すりゃ俺の動きはご主人にバレるんだろうなあ。
魔力の消費云々ってのもあるんだろうなあ。
だが俺のご主人は今んとこポンコツの四流だ。
はっきり言っちまえば俺が好き勝手やれる関係ってやつだ。
てめえの魔力で賄う気でいれば特にご主人の負担にならんように行動するなんてのも楽勝だ。
されど……されどだ。
あんなのでもご主人な訳だ。
となれば気になる。
テイミングギルドって名前とあの女の存在感。
ハク=モクレン。
アレからはご主人と同じテイマーの匂いがわずかにしやがる。
本人の戦闘能力も知識もご主人とは段違いで、いちいち動きに華もありやがる。
正直俺もあっちが俺のご主人だってんなら文句なんぞ何一つねえんだが。
多分……今の俺がガチでやっても良い勝負……いやそういうのは粋じゃねえか。
ハクは俺より強い。
だから、旦那とは違う意味で強烈に名前を刻み込まれた女の謎の行動がやけに気になった。
そしてこそこそ尾行した先で見ちまったもんが、とんでもなかった。
ちなみに俺はガタイこそでけえが静かに、しなやかに動くのも得意だったりする。
ま、森に生きる野生の必須スキルってやつだな。
「……困っちゃうなあ、寿命が長いのはともかく、ここまで忠誠心も高いだなんて。もう十分だよって言っても……君も聞いてはくれないんだよねぇ?」
ハク=モクレンの言葉だ。
昼間とは打って変わった、なんつうか年季の入った声音だ。
「もうスキルの呪縛も強制力も無いんだ。私はアズさんほど大勢を抱え続ける覚悟もない半端者だっていうのに、本当にもう……」
仕草で応じるのは、俺よりも遥かにでけえ白い大蛇。
最初に目にした時は竜かと疑ったほど。
動いてはいやがるのに、無音。
気配さえ凝視していねえと見失いそうになる、明らかな格上。
この蛇野郎……ボスより強え。
そうかよ旦那、これが荒野ってとこか。
思ってるほど退屈はしないんじゃないかな、旦那が何の気なしに呟いた言葉の意味がようやくわかったぜ。
「出会った時は、必死に腕に絡まるので精一杯だったのに。今や君みたいな大きな孫を持つ一族のボスって訳だ。荒野で勢力圏を保つのもそう楽な事じゃないのに、私とのほんのつまらない口約束を今でも頑なに……ね」
ハクが従える魔獣はこの蛇、だろうな。
バレッタが一生頑張った所でハクの影すら踏む事はねえんじゃねえかな。
こいつらの間にスキルによる契約や強制なんて野暮なもんはねえ。
朋友と書いてトモと読む。
或いは血こそ繋がらずとも兄弟の契りを交わす。
もしくは騎士が主君に捧げる終生の忠義。
……やべえな、そいつぁ良いじゃねえか。
熱い。
たとえ最初は契約や支配からくる関係であろうとも、だ。
共に戦って共に過ごしてやがて相棒になってよ。
……。
やれやれ。
俺もいずれはあのご主人にあの蛇野郎が抱いてるような敬意や親愛の情なぞ抱く事が出来るのかね。
……ちっ。
理想的な関係にあるテイマーと魔獣の姿を盗み見る俺が急にみじめになってきやがった。
もう一時間にもなろうってのに何の反応もよこさねえ、多分爆睡してるんだろうあのご主人もまったく、しょうがねえ。
まだ始まってもいないのは確か、とビルが言ってやがったな。
ああその通りだ。
こんなもの見せられたら納得するほかねえ。
俺とご主人の関係はまだただ出会っただけのそれに過ぎねえ。
当面はきっちりレベルをあげてもらってクラスを上げてもらう。
そして俺の名前を! まともなもんに変えてもらう!
名付けなんぞ正直最近まで何も考えちゃこなかったがよ、いざ名前を得るとなると色々考えるもんだ。
孫六とかよ、兼光なんてのも良いよな。
それに……そうだカブトなんてのも捨て難いな。
いや……それだとティアラに被るもんがあるか?
ならもう一捻りいるか。
来た道を気配を殺しながら戻る。
途中俺を飯にしようとでも思ったのか魔物やら魔獣やらが襲い掛かってくるが優しく静かに返り討ちにする。
夜に群れで動くような連中は大概大した強さじゃねえ。
昼でもお構いなしに群れずに動くのが一番やべえんだ。
あの巨躯で気配さえ目の前にいてもなお気配が殆どしねえようなあの白蛇みてえなのだな。
旦那だろ、ハクだろ、あの白蛇だろ……ボスもか。
俺の最強ランキングどんだけ更新されるんじゃろうなあ。
そう、名前じゃ。
カブトだけだとティアラが男の子になったとか言われそうな気がする。
なら俺の赤い闘気に因むのはどうじゃろ。
レッドキャップ?
赤ヘル?
赤カブト?
どれもピンとこねえ。
まあいいか。ビルなんぞは意外とこれで名前付けのセンスが良い。
その時になったら助言を求めるのも悪くない。
「代替わりしてまで共にあろうとする魔獣か。良いじゃねえかハク。あんたはそれだけのテイマーだったって訳だ。うちのポンコツご主人、がっつり鍛えてやってくれ。いつか俺が今を振り返った時に、笑い話になるようによぉ」
俺を最前線で戦わせておいてデコルテラインがどうのこうのと言い出す今の有様じゃあよ。
未来に十の道があるとしても、多分八つか九つはバレッタを食い殺してる予感がするからよ。
少なくとも可能性という意味でテイマーの凄さだけは見る事が出来た俺は、ご主人の姿を視認すると思わず漏れたため息に苦笑を混ぜ込みつつ、座り込み目を閉じた。
星も見えぬ夜。
そこかしこに気配が蠢く夜。
喰って食われての夜。
力を求める者たちの夜。
俺の好きな時間だ。
ヒューマンどもの目ならこの闇はまさしく漆黒、恐怖の対象なんだろう。
灯りをともし、交代で人を立たせて夜明けを待つ。
なのにあの女、美味そうなカニをあっという間に仕留めてみせたハク。
あいつはこの闇に乗じて群れを離れた。
気になるじゃねえか。
俺もまたこっそり、熟睡しておられやがりますご主人の傍を離れる。
本来の契約関係にあるテイマーと魔獣ってのならこんな事すりゃ俺の動きはご主人にバレるんだろうなあ。
魔力の消費云々ってのもあるんだろうなあ。
だが俺のご主人は今んとこポンコツの四流だ。
はっきり言っちまえば俺が好き勝手やれる関係ってやつだ。
てめえの魔力で賄う気でいれば特にご主人の負担にならんように行動するなんてのも楽勝だ。
されど……されどだ。
あんなのでもご主人な訳だ。
となれば気になる。
テイミングギルドって名前とあの女の存在感。
ハク=モクレン。
アレからはご主人と同じテイマーの匂いがわずかにしやがる。
本人の戦闘能力も知識もご主人とは段違いで、いちいち動きに華もありやがる。
正直俺もあっちが俺のご主人だってんなら文句なんぞ何一つねえんだが。
多分……今の俺がガチでやっても良い勝負……いやそういうのは粋じゃねえか。
ハクは俺より強い。
だから、旦那とは違う意味で強烈に名前を刻み込まれた女の謎の行動がやけに気になった。
そしてこそこそ尾行した先で見ちまったもんが、とんでもなかった。
ちなみに俺はガタイこそでけえが静かに、しなやかに動くのも得意だったりする。
ま、森に生きる野生の必須スキルってやつだな。
「……困っちゃうなあ、寿命が長いのはともかく、ここまで忠誠心も高いだなんて。もう十分だよって言っても……君も聞いてはくれないんだよねぇ?」
ハク=モクレンの言葉だ。
昼間とは打って変わった、なんつうか年季の入った声音だ。
「もうスキルの呪縛も強制力も無いんだ。私はアズさんほど大勢を抱え続ける覚悟もない半端者だっていうのに、本当にもう……」
仕草で応じるのは、俺よりも遥かにでけえ白い大蛇。
最初に目にした時は竜かと疑ったほど。
動いてはいやがるのに、無音。
気配さえ凝視していねえと見失いそうになる、明らかな格上。
この蛇野郎……ボスより強え。
そうかよ旦那、これが荒野ってとこか。
思ってるほど退屈はしないんじゃないかな、旦那が何の気なしに呟いた言葉の意味がようやくわかったぜ。
「出会った時は、必死に腕に絡まるので精一杯だったのに。今や君みたいな大きな孫を持つ一族のボスって訳だ。荒野で勢力圏を保つのもそう楽な事じゃないのに、私とのほんのつまらない口約束を今でも頑なに……ね」
ハクが従える魔獣はこの蛇、だろうな。
バレッタが一生頑張った所でハクの影すら踏む事はねえんじゃねえかな。
こいつらの間にスキルによる契約や強制なんて野暮なもんはねえ。
朋友と書いてトモと読む。
或いは血こそ繋がらずとも兄弟の契りを交わす。
もしくは騎士が主君に捧げる終生の忠義。
……やべえな、そいつぁ良いじゃねえか。
熱い。
たとえ最初は契約や支配からくる関係であろうとも、だ。
共に戦って共に過ごしてやがて相棒になってよ。
……。
やれやれ。
俺もいずれはあのご主人にあの蛇野郎が抱いてるような敬意や親愛の情なぞ抱く事が出来るのかね。
……ちっ。
理想的な関係にあるテイマーと魔獣の姿を盗み見る俺が急にみじめになってきやがった。
もう一時間にもなろうってのに何の反応もよこさねえ、多分爆睡してるんだろうあのご主人もまったく、しょうがねえ。
まだ始まってもいないのは確か、とビルが言ってやがったな。
ああその通りだ。
こんなもの見せられたら納得するほかねえ。
俺とご主人の関係はまだただ出会っただけのそれに過ぎねえ。
当面はきっちりレベルをあげてもらってクラスを上げてもらう。
そして俺の名前を! まともなもんに変えてもらう!
名付けなんぞ正直最近まで何も考えちゃこなかったがよ、いざ名前を得るとなると色々考えるもんだ。
孫六とかよ、兼光なんてのも良いよな。
それに……そうだカブトなんてのも捨て難いな。
いや……それだとティアラに被るもんがあるか?
ならもう一捻りいるか。
来た道を気配を殺しながら戻る。
途中俺を飯にしようとでも思ったのか魔物やら魔獣やらが襲い掛かってくるが優しく静かに返り討ちにする。
夜に群れで動くような連中は大概大した強さじゃねえ。
昼でもお構いなしに群れずに動くのが一番やべえんだ。
あの巨躯で気配さえ目の前にいてもなお気配が殆どしねえようなあの白蛇みてえなのだな。
旦那だろ、ハクだろ、あの白蛇だろ……ボスもか。
俺の最強ランキングどんだけ更新されるんじゃろうなあ。
そう、名前じゃ。
カブトだけだとティアラが男の子になったとか言われそうな気がする。
なら俺の赤い闘気に因むのはどうじゃろ。
レッドキャップ?
赤ヘル?
赤カブト?
どれもピンとこねえ。
まあいいか。ビルなんぞは意外とこれで名前付けのセンスが良い。
その時になったら助言を求めるのも悪くない。
「代替わりしてまで共にあろうとする魔獣か。良いじゃねえかハク。あんたはそれだけのテイマーだったって訳だ。うちのポンコツご主人、がっつり鍛えてやってくれ。いつか俺が今を振り返った時に、笑い話になるようによぉ」
俺を最前線で戦わせておいてデコルテラインがどうのこうのと言い出す今の有様じゃあよ。
未来に十の道があるとしても、多分八つか九つはバレッタを食い殺してる予感がするからよ。
少なくとも可能性という意味でテイマーの凄さだけは見る事が出来た俺は、ご主人の姿を視認すると思わず漏れたため息に苦笑を混ぜ込みつつ、座り込み目を閉じた。
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