18 / 202
冬木立の月
第18話
椅子を下りて、書庫へ向かう。ルクレーシャスさんも付いて来ているようだ。書庫の一番手前、よく見る本はぼくの手がすぐ届くところへ配置されている。その中から貴族名鑑を取り出して、テーブルへ置くとルクレーシャスさんはぼくを椅子へ座らせてくれた。
「ミレッカー宮中伯、ミレッカー宮中伯……あった、現当主はフェルテン・ミレッカー宮中伯。中立派なのか……レーレン、フレートを呼んで来てくれる?」
ぼくの傍にいた妖精へ声をかける。くるくる、と回ってふい、と書庫を出て行く。しばらくして、フレートが書庫へやって来た。
「お待たせいたしました。ご用ですか、スヴァンテ様」
「うん。悪いけど、ミレッカー宮中伯の領地の公開資料を集めてくれる? できれば、財務管理や領地の物流、その売り上げや税収が分かる資料をお願い。現当主のフェルテン・ミレッカー伯が当主になってからのものだけでいいから」
「かしこまりました」
一礼して出て行くフレートの背中を見て、ご褒美をねだる妖精へポケットにしまってあったクッキーを割って与える。
「……スヴァンくん」
「はい」
「君、いつもそうやって妖精を使ってるのかい?」
「いつもではありませんが、急ぎの時は」
「……君、それはわたくしやフレート、ベッテ以外の前ではしてはいけないよ。いいね?」
「えっと、……はい?」
ルクレーシャスさんは、アップルパイ交じりのため息を吐いた。
「まったく君は、ヴェンがこんなこと知ったら悪用されるに決まってる。あのバカ皇太子にも知られてはいけないよ。分かったかい?」
「……はい。えっと、……普通、妖精は人間のお願いを聞いたりはしない、んでしょうか」
「人間のお願いどころじゃなくて、妖精は妖精王にしか従わないよ。気まぐれな上に、プライドもとても高いからね。妖精同士だって約束なんて守らないし、しないくらいだ。つまり君はそれくらい好かれているってことだ。いいかい、君は妖精王くらい好かれているんだ。事の重大さが分かったかい?」
「えっと……ひょっとして、妖精王って……妖精みたいな羽があって、でも人間くらいの大きさはあって、満月の夜しか出て来ない、大きな鹿に乗った綺麗なお兄さんでしょうか……」
「あ~っ! やっぱりね! 妖精どころか妖精王に好かれてるから全ての妖精が君の言うこと聞くんだ! もうやだ! その上多分だけど明星の精霊にも好かれてるんでしょ! 君ねぇ、もうこれからじっくりその辺教えて行くけどもほんと、ほんとに他言無用だよッ! 分かった!?」
眼鏡を外してテーブルに置き、頭を掻き毟ったルクレーシャスさんの、金色のお耳がぱたぱた動くのをぼんやり眺める。
「あのう、ルカ様。明星の精霊ってなんでしょう……」
「精神と静寂と冬と死を司る精霊だよ! 真名を聞いてたとしても、口にしちゃダメだからねっ! いいかいっ!」
「あ、夜空色の精霊さんのことでしょうか。明星の精霊っていうんだぁ……わぁ、ぴったりだぁ……」
夜空色の精霊は本当に美しいのだ。初めて会った時、「まるで夜明けの空を纏ったようですね」と話しかけてしまったほどに。うふふ、と笑って口へ手を当てると、ルクレーシャスさんは乱暴にぼくの髪を掻き回した。
「うふふ、じゃないよスヴァンくん! 二千年以上前の神聖公国エンブリアの聖典にしか出て来ない存在なんだからね……。つまり最新の目撃情報が、二千年以上前なの! 分かる?! そんな存在が向こうからちょいちょい会いに来るとか、君ほんと君ほんと……っ!」
ここで「分かります、すっごい引きこもりの精霊さんなんですね」と答えてはいけないことだけはなんとなく察して口を噤む。ルクレーシャスさんへ向け、こくこくと何度も頷いて見せた。
あれからますます季節は冬に近づき、とうとうボードゲームの発売二週間前、つまり皇宮へ招待された日が来た。遠くに植えられた常緑樹が目に付くようになった庭から、いつものようにテラスまで迎えに来たオーベルマイヤーさんへ挨拶をする。今日は浅葱色のジュストコールとブリーチズだ。
「おはようございます、スヴァンテ様。良くお似合いですね」
「おはようございます、オーベルマイヤー様も晴れ渡る湖のように鮮やかな装いですね。本日はよろしくお願いします」
普段ならブリーチズとシャツを適当に着ているけれど、今日は皇宮へお呼ばれなのでそうはいかない。なのでマウロさんに頼んで仕立ててもらったジュストコールを着ている。着ている、のだが。
ルクレーシャスさんとお揃いのシャンパンゴールドのジュストコールとブリーチズ。クラバットはぼくが金、ルクレーシャスさんが鳶茶、ジレはその逆でぼくが鳶茶でルクレーシャスさんは金である。何より、カフスボタンや包み釦にはルクレーシャスさんの紋章である「ガンツェ・ヴェルトゲボイデ」が刺繍されている。
この世界、釦自体が金でできているとかそこに宝石が付いているとか、そういうのも珍しくない。その代わりジュストコールに釦が付いていても、閉じて着るという習慣がない。そう、実用的ではないのだ。一般的なのは包み釦なんだけど、こちらも実用性が全くない釦である。つまり、釦は装飾品なのである。そう、アクセサリー扱いだ。だから包み釦一つにしても、豪華な刺繍と宝石やビーズがゴテゴテ付いている。
「ここまで主張が激しいのはちょっと……」
仕上がった衣装を見たぼくに、ルクレーシャスさんはくどくどと説教した。
「いいかい、スヴァンくん。これくらいしても足りないくらいだ。皇国の貴族どもに君の後ろ盾はわたくしだと知らしめるいい機会だ。わたくしというコネを存分に使いなさいと言っただろ。その代わり妖精王と明星の精霊が来たら教えてね! 隅っこからそっと見るだけにするから!」
前世のジーンズにニットが恋しい。普段着からもう動きにくいんだよね。子供向けじゃない全然ない。
「スヴェンさま、いきましょう」
「うん」
ラルクは普段なら麻のサロペットに、襟が大きくV字に空いていて紐で交差させて締めるタイプのレースアップシャツを着てキャスケットを被っている。しかし今日のために太腿まで丈のあるコタルディと、ブレイズを仕立てた。
コタルディは少し厚みのある生地に刺繍や装飾の施された、前ボタンの付いた上着だ。なんていうか、Aラインのトップスって感じ。
ブレイズは腰で紐を結ぶ、ブリーチズより大分ダボっとした長ズボンみたいなもので麻製だ。下着としては、横で紐を結ぶ紐ビキニみたいなタイプの男性用下着である、ブレーというものもある。正直、ブレイズとブレーの差がぼくには良く分からない。あと、色んな国を併合しながら大きくなった皇国の成り立ちから、外来語がそのままだったりして、ある地方ではブレイズ、ある地方ではブレーと、方言のようなものなのかもしれない。それから衣類の名称とかがざっくりしすぎなんだよね。貴族と庶民で知識の分断もあるからかもしれない。人によっては布製のボクサーパンツみたいなものも、ダボダボの長ズボンみたいなものも、紐ビキニもみんなブレーとかブレイズとか言う。やはり方言的なものなのかもしれない。
ブレー、あるいはブレイズにホースっていう長い靴下を腰から紐で釣るのが、平民男性の服らしい。股間がスースーしないのか疑問である。でもラルクが着るとかわいいから許す。元気でよく動くラルクにはこちらの方がいいだろう。この世界、当たり前だけどゴム製品がない。だから穿き込み口がゴムののびのびしたボトムがないのだ。基本、結ぶ、止める、巻く、な感じ。不便だ。
「ミレッカー宮中伯、ミレッカー宮中伯……あった、現当主はフェルテン・ミレッカー宮中伯。中立派なのか……レーレン、フレートを呼んで来てくれる?」
ぼくの傍にいた妖精へ声をかける。くるくる、と回ってふい、と書庫を出て行く。しばらくして、フレートが書庫へやって来た。
「お待たせいたしました。ご用ですか、スヴァンテ様」
「うん。悪いけど、ミレッカー宮中伯の領地の公開資料を集めてくれる? できれば、財務管理や領地の物流、その売り上げや税収が分かる資料をお願い。現当主のフェルテン・ミレッカー伯が当主になってからのものだけでいいから」
「かしこまりました」
一礼して出て行くフレートの背中を見て、ご褒美をねだる妖精へポケットにしまってあったクッキーを割って与える。
「……スヴァンくん」
「はい」
「君、いつもそうやって妖精を使ってるのかい?」
「いつもではありませんが、急ぎの時は」
「……君、それはわたくしやフレート、ベッテ以外の前ではしてはいけないよ。いいね?」
「えっと、……はい?」
ルクレーシャスさんは、アップルパイ交じりのため息を吐いた。
「まったく君は、ヴェンがこんなこと知ったら悪用されるに決まってる。あのバカ皇太子にも知られてはいけないよ。分かったかい?」
「……はい。えっと、……普通、妖精は人間のお願いを聞いたりはしない、んでしょうか」
「人間のお願いどころじゃなくて、妖精は妖精王にしか従わないよ。気まぐれな上に、プライドもとても高いからね。妖精同士だって約束なんて守らないし、しないくらいだ。つまり君はそれくらい好かれているってことだ。いいかい、君は妖精王くらい好かれているんだ。事の重大さが分かったかい?」
「えっと……ひょっとして、妖精王って……妖精みたいな羽があって、でも人間くらいの大きさはあって、満月の夜しか出て来ない、大きな鹿に乗った綺麗なお兄さんでしょうか……」
「あ~っ! やっぱりね! 妖精どころか妖精王に好かれてるから全ての妖精が君の言うこと聞くんだ! もうやだ! その上多分だけど明星の精霊にも好かれてるんでしょ! 君ねぇ、もうこれからじっくりその辺教えて行くけどもほんと、ほんとに他言無用だよッ! 分かった!?」
眼鏡を外してテーブルに置き、頭を掻き毟ったルクレーシャスさんの、金色のお耳がぱたぱた動くのをぼんやり眺める。
「あのう、ルカ様。明星の精霊ってなんでしょう……」
「精神と静寂と冬と死を司る精霊だよ! 真名を聞いてたとしても、口にしちゃダメだからねっ! いいかいっ!」
「あ、夜空色の精霊さんのことでしょうか。明星の精霊っていうんだぁ……わぁ、ぴったりだぁ……」
夜空色の精霊は本当に美しいのだ。初めて会った時、「まるで夜明けの空を纏ったようですね」と話しかけてしまったほどに。うふふ、と笑って口へ手を当てると、ルクレーシャスさんは乱暴にぼくの髪を掻き回した。
「うふふ、じゃないよスヴァンくん! 二千年以上前の神聖公国エンブリアの聖典にしか出て来ない存在なんだからね……。つまり最新の目撃情報が、二千年以上前なの! 分かる?! そんな存在が向こうからちょいちょい会いに来るとか、君ほんと君ほんと……っ!」
ここで「分かります、すっごい引きこもりの精霊さんなんですね」と答えてはいけないことだけはなんとなく察して口を噤む。ルクレーシャスさんへ向け、こくこくと何度も頷いて見せた。
あれからますます季節は冬に近づき、とうとうボードゲームの発売二週間前、つまり皇宮へ招待された日が来た。遠くに植えられた常緑樹が目に付くようになった庭から、いつものようにテラスまで迎えに来たオーベルマイヤーさんへ挨拶をする。今日は浅葱色のジュストコールとブリーチズだ。
「おはようございます、スヴァンテ様。良くお似合いですね」
「おはようございます、オーベルマイヤー様も晴れ渡る湖のように鮮やかな装いですね。本日はよろしくお願いします」
普段ならブリーチズとシャツを適当に着ているけれど、今日は皇宮へお呼ばれなのでそうはいかない。なのでマウロさんに頼んで仕立ててもらったジュストコールを着ている。着ている、のだが。
ルクレーシャスさんとお揃いのシャンパンゴールドのジュストコールとブリーチズ。クラバットはぼくが金、ルクレーシャスさんが鳶茶、ジレはその逆でぼくが鳶茶でルクレーシャスさんは金である。何より、カフスボタンや包み釦にはルクレーシャスさんの紋章である「ガンツェ・ヴェルトゲボイデ」が刺繍されている。
この世界、釦自体が金でできているとかそこに宝石が付いているとか、そういうのも珍しくない。その代わりジュストコールに釦が付いていても、閉じて着るという習慣がない。そう、実用的ではないのだ。一般的なのは包み釦なんだけど、こちらも実用性が全くない釦である。つまり、釦は装飾品なのである。そう、アクセサリー扱いだ。だから包み釦一つにしても、豪華な刺繍と宝石やビーズがゴテゴテ付いている。
「ここまで主張が激しいのはちょっと……」
仕上がった衣装を見たぼくに、ルクレーシャスさんはくどくどと説教した。
「いいかい、スヴァンくん。これくらいしても足りないくらいだ。皇国の貴族どもに君の後ろ盾はわたくしだと知らしめるいい機会だ。わたくしというコネを存分に使いなさいと言っただろ。その代わり妖精王と明星の精霊が来たら教えてね! 隅っこからそっと見るだけにするから!」
前世のジーンズにニットが恋しい。普段着からもう動きにくいんだよね。子供向けじゃない全然ない。
「スヴェンさま、いきましょう」
「うん」
ラルクは普段なら麻のサロペットに、襟が大きくV字に空いていて紐で交差させて締めるタイプのレースアップシャツを着てキャスケットを被っている。しかし今日のために太腿まで丈のあるコタルディと、ブレイズを仕立てた。
コタルディは少し厚みのある生地に刺繍や装飾の施された、前ボタンの付いた上着だ。なんていうか、Aラインのトップスって感じ。
ブレイズは腰で紐を結ぶ、ブリーチズより大分ダボっとした長ズボンみたいなもので麻製だ。下着としては、横で紐を結ぶ紐ビキニみたいなタイプの男性用下着である、ブレーというものもある。正直、ブレイズとブレーの差がぼくには良く分からない。あと、色んな国を併合しながら大きくなった皇国の成り立ちから、外来語がそのままだったりして、ある地方ではブレイズ、ある地方ではブレーと、方言のようなものなのかもしれない。それから衣類の名称とかがざっくりしすぎなんだよね。貴族と庶民で知識の分断もあるからかもしれない。人によっては布製のボクサーパンツみたいなものも、ダボダボの長ズボンみたいなものも、紐ビキニもみんなブレーとかブレイズとか言う。やはり方言的なものなのかもしれない。
ブレー、あるいはブレイズにホースっていう長い靴下を腰から紐で釣るのが、平民男性の服らしい。股間がスースーしないのか疑問である。でもラルクが着るとかわいいから許す。元気でよく動くラルクにはこちらの方がいいだろう。この世界、当たり前だけどゴム製品がない。だから穿き込み口がゴムののびのびしたボトムがないのだ。基本、結ぶ、止める、巻く、な感じ。不便だ。
あなたにおすすめの小説
異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~
小狸日
ファンタジー
交通事故に巻き込まれて、異世界に転移した拓(タク)と浩司(コウジ)
そこは、剣と魔法の世界だった。
2千年以上昔の勇者の物語、そこに出てくる勇者の遺産。
新しい世界で遺跡探検と異世界料理を楽しもうと思っていたのだが・・・
気に入らない異世界の常識に小さな喧嘩を売ることにした。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
チートな親から生まれたのは「規格外」でした
真那月 凜
ファンタジー
転生者でチートな母と、王族として生まれた過去を神によって抹消された父を持つシア。幼い頃よりこの世界では聞かない力を操り、わずか数年とはいえ前世の記憶にも助けられながら、周りのいう「規格外」の道を突き進む。そんなシアが双子の弟妹ルークとシャノンと共に冒険の旅に出て…
これは【ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました】の主人公の子供達が少し大きくなってからのお話ですが、前作を読んでいなくても楽しめる作品にしているつもりです…
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます
時々さかのぼって部分修正することがあります
誤字脱字の報告大歓迎です(かなり多いかと…)
感想としての掲載が不要の場合はその旨記載いただけると助かります
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
モブに転生したはずですが?
佐倉穂波
ファンタジー
乙女ゲームっぽい世界のモブに転生したラズベルトは、悪役令嬢レティシアの断罪イベントを「可哀想だけど、自分には関係がないこと」と傍観していた。
しかし、断罪イベントから数日後、ラズベルトがレティシアの婚約者になることが決まり──!?
第1章は、スローライフな領地編。
第2章は、陰謀渦巻く王都編。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。