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第二章 誇り高きルディラント
第八話 一度目の探索では試練を②
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リシアは龍の注意を引きつつ、適度に距離を取って深紅の砲撃を回避し続けていた。
機械仕掛けに見えるあの龍は、知性に加えて高度な思考能力がある。リシアとの距離を詰めないのは、三人いたはずの侵入者が一人しか見えないからだろう。
誘いには簡単に乗らない。総司とスヴェンの探索に注意が向けば、すぐに見つかってしまうかもしれない。
魔力による身体強化は、繊細なコントロールを必要とする高等技術だ。リシアもかなりのレベルで自在に使いこなせるが、疲労が蓄積すれば途切れてしまう可能性はある。
リシアにとって、総司は命を預けるに足る存在だった。レブレーベントでの共闘を経て、彼への信頼は揺るがぬものとなっている。
だが、問題はスヴェンだ。まったく信頼していないわけでもないし、先ほど総司を守ったあの見事な動きを見れば、敵対的という可能性もほとんど捨てている。しかし実力の程はまだ図れないし、あの便利な魔法の性質も何もわかっていない。
「くっ……!」
砲撃の間隔が短くなった。爆裂の範囲は相変わらず広く、建造物のことごとくを破壊している。その道の研究者が見たら卒倒しそうな破壊の限りを尽くしながら、龍は容赦なくリシアを追い詰める。
リシアはしばらく、巡礼者の道沿いに跳ね回っていたが、再度跳躍しようと踏みしめた屋根の一部が、衝撃でがらっと崩れた。
「しまっ――――!」
その姿を龍が見逃すはずもなかった。深紅の砲撃が機会を逃さず、リシアの体を完璧に捉えた。
リシアはレヴァンクロスを抜き放ち、無駄と思いつつも深紅の砲撃に向けてぶつける。
ズン、と体に衝撃が伝わる。だが――――
「ぐ、ぐ、くっ……」
リシア自身も予想外のことだっが、何と、リシアは深紅の攻撃を受け止めていた。レヴァンクロスが輝きを増し、龍の砲撃に真っ向から対抗している。
レヴァンクロスは、龍の砲撃と同じ深紅の輝きを放ち始めていた。併せて、砲撃の重みが少しずつ軽くなっていく。リシアの肌に伝わる感覚が、何が起こっているのかを直感的に理解させた。
「ッ……ああああああ!」
ついに、レヴァンクロスが振り抜かれ、深紅の魔力が爆裂し、霧散した。リシアは息を切らしながらも、無事にその場所に立っていた。
「はっ、はっ……!」
荒く乱れる呼吸を整え、リシアは驚愕の眼差しで剣を見る。
レブレーベントのオリジン、女神の剣レヴァンクロス。秘めた力があるのは不思議ではなかったが、今、ハッキリした。
「魔力を……吸収する剣……?」
龍の魔力を吸い取り、その力を剣のものとして、攻撃力を増す剣。強大な敵と真正面からぶつかって初めて、リシアはこの剣の特性を理解した。
だが、腕に伝わった衝撃と痛みは、龍の攻撃のすさまじさを十分に物語っている。この剣の力に頼って何度も受けきれるだけの力がリシアにはない。
理想は回避だ。どうしても必要な時には受けきる。逃げの一手があるだけ、救いはある。
リシアの足場が再び崩れた。今度は態勢を立て直しきれず、階段状になった巡礼者の道を転がり落ちる。
転がり落ちた先で受け身を取り、すぐに立ち上がって―――――
「……ここは……?」
十メートルはあろうかという、巨大な石像が立ち並ぶ、不思議な正方形の広間に出た。
人の形をした石像ではなかった。ヒトに近い形を持つものはあったが、これらは恐らく魔獣をかたどる石像だ。部屋の角それぞれに一つずつ、合計で四つ。
その姿に見覚えがあるものが、二つ。一つは――――
「ビオステリオス……!?」
レブレーベント山脈の最高峰、霊峰イステリオスの主にして、水と風の化身ビオステリオス。リスティリアに古来から住まう、ドラゴンと馬を足して二で割ったような姿をした神獣だ。総司が悲劇の街シエルダから王都シルヴェンスへ移動する際に行き会い、誓いを交わした相手。石像であってもなお、気圧されるような神々しさを感じる。
そしてもう一つは、今まさにリシアを仕留めようとしているあの巨大な龍だった。大きく蛇が鎌首をもたげるような格好で石像とされたその姿は、神々しさよりも禍々しさを感じる。
あとの二つは、リシアには見覚えがなかった。翼を広げるまさに「ドラゴン」然とした、天空の覇者たる石像と、唯一ヒトに近い形をした、筋骨隆々のゴーレムのような体躯を持ち、六枚の細い翼を持つ化け物の石像。確かに見覚えがあると断じれるのは二つだけだが、リシアはこのドラゴン然とした姿もどこかで見たことがあるように思えた。確かに、昔読んだ書物の挿絵にあったのだ。名前は――――
「神獣の石像……? それに……」
足元には、巨大な絵が彫られていた。四つの石像の中心地に、山がそのまま獣になったかのような魔獣の姿が描かれている。
絵そのものも巨大だが、付随して描かれる「足元の山々」が、その獣の巨大さを表現している。四つの石像と、一つの絵。それが意味するところが、リシアにはわからない。本当に足元の絵にあるような巨大な魔獣が存在していたら、いくら国々が過度に独立したリスティリア世界であっても一大事件として大騒ぎになるはずだ。
あくまでも伝説、言い伝えに登場するような化け物の類だろうが――――
リシアがばっと振り向いた。
すでに吹き飛ばされた天井から見える遥か空の彼方から、あの龍がリシアを見つけ、のぞき込んでいる。
なぜか、この場所を壊されるのはまずいと直感した。リシアは慌てて石像のドームを飛び出して、一目散に駆ける。機械仕掛けに見える禍々しい龍が、再び深紅の砲撃を再開しようと口を大きく広げ――――
その動きを止めて、何かを振り払うように体を捩らせた。
「まったく」
その姿を見て、リシアはようやくほっと一息つく思いだった。
「ようやくか」
水色の細長い糸が、しかし強固に、彼を龍の元へと手繰り寄せる。空にきらめく蒼銀の閃光。流星の如き女神の力が、一直線とはいかず龍の動きに合わせてうねりながらも、確実に龍の元へと迫った。
「“シルヴェリア・リスティリオス”!!」
機械仕掛けに見えるあの龍は、知性に加えて高度な思考能力がある。リシアとの距離を詰めないのは、三人いたはずの侵入者が一人しか見えないからだろう。
誘いには簡単に乗らない。総司とスヴェンの探索に注意が向けば、すぐに見つかってしまうかもしれない。
魔力による身体強化は、繊細なコントロールを必要とする高等技術だ。リシアもかなりのレベルで自在に使いこなせるが、疲労が蓄積すれば途切れてしまう可能性はある。
リシアにとって、総司は命を預けるに足る存在だった。レブレーベントでの共闘を経て、彼への信頼は揺るがぬものとなっている。
だが、問題はスヴェンだ。まったく信頼していないわけでもないし、先ほど総司を守ったあの見事な動きを見れば、敵対的という可能性もほとんど捨てている。しかし実力の程はまだ図れないし、あの便利な魔法の性質も何もわかっていない。
「くっ……!」
砲撃の間隔が短くなった。爆裂の範囲は相変わらず広く、建造物のことごとくを破壊している。その道の研究者が見たら卒倒しそうな破壊の限りを尽くしながら、龍は容赦なくリシアを追い詰める。
リシアはしばらく、巡礼者の道沿いに跳ね回っていたが、再度跳躍しようと踏みしめた屋根の一部が、衝撃でがらっと崩れた。
「しまっ――――!」
その姿を龍が見逃すはずもなかった。深紅の砲撃が機会を逃さず、リシアの体を完璧に捉えた。
リシアはレヴァンクロスを抜き放ち、無駄と思いつつも深紅の砲撃に向けてぶつける。
ズン、と体に衝撃が伝わる。だが――――
「ぐ、ぐ、くっ……」
リシア自身も予想外のことだっが、何と、リシアは深紅の攻撃を受け止めていた。レヴァンクロスが輝きを増し、龍の砲撃に真っ向から対抗している。
レヴァンクロスは、龍の砲撃と同じ深紅の輝きを放ち始めていた。併せて、砲撃の重みが少しずつ軽くなっていく。リシアの肌に伝わる感覚が、何が起こっているのかを直感的に理解させた。
「ッ……ああああああ!」
ついに、レヴァンクロスが振り抜かれ、深紅の魔力が爆裂し、霧散した。リシアは息を切らしながらも、無事にその場所に立っていた。
「はっ、はっ……!」
荒く乱れる呼吸を整え、リシアは驚愕の眼差しで剣を見る。
レブレーベントのオリジン、女神の剣レヴァンクロス。秘めた力があるのは不思議ではなかったが、今、ハッキリした。
「魔力を……吸収する剣……?」
龍の魔力を吸い取り、その力を剣のものとして、攻撃力を増す剣。強大な敵と真正面からぶつかって初めて、リシアはこの剣の特性を理解した。
だが、腕に伝わった衝撃と痛みは、龍の攻撃のすさまじさを十分に物語っている。この剣の力に頼って何度も受けきれるだけの力がリシアにはない。
理想は回避だ。どうしても必要な時には受けきる。逃げの一手があるだけ、救いはある。
リシアの足場が再び崩れた。今度は態勢を立て直しきれず、階段状になった巡礼者の道を転がり落ちる。
転がり落ちた先で受け身を取り、すぐに立ち上がって―――――
「……ここは……?」
十メートルはあろうかという、巨大な石像が立ち並ぶ、不思議な正方形の広間に出た。
人の形をした石像ではなかった。ヒトに近い形を持つものはあったが、これらは恐らく魔獣をかたどる石像だ。部屋の角それぞれに一つずつ、合計で四つ。
その姿に見覚えがあるものが、二つ。一つは――――
「ビオステリオス……!?」
レブレーベント山脈の最高峰、霊峰イステリオスの主にして、水と風の化身ビオステリオス。リスティリアに古来から住まう、ドラゴンと馬を足して二で割ったような姿をした神獣だ。総司が悲劇の街シエルダから王都シルヴェンスへ移動する際に行き会い、誓いを交わした相手。石像であってもなお、気圧されるような神々しさを感じる。
そしてもう一つは、今まさにリシアを仕留めようとしているあの巨大な龍だった。大きく蛇が鎌首をもたげるような格好で石像とされたその姿は、神々しさよりも禍々しさを感じる。
あとの二つは、リシアには見覚えがなかった。翼を広げるまさに「ドラゴン」然とした、天空の覇者たる石像と、唯一ヒトに近い形をした、筋骨隆々のゴーレムのような体躯を持ち、六枚の細い翼を持つ化け物の石像。確かに見覚えがあると断じれるのは二つだけだが、リシアはこのドラゴン然とした姿もどこかで見たことがあるように思えた。確かに、昔読んだ書物の挿絵にあったのだ。名前は――――
「神獣の石像……? それに……」
足元には、巨大な絵が彫られていた。四つの石像の中心地に、山がそのまま獣になったかのような魔獣の姿が描かれている。
絵そのものも巨大だが、付随して描かれる「足元の山々」が、その獣の巨大さを表現している。四つの石像と、一つの絵。それが意味するところが、リシアにはわからない。本当に足元の絵にあるような巨大な魔獣が存在していたら、いくら国々が過度に独立したリスティリア世界であっても一大事件として大騒ぎになるはずだ。
あくまでも伝説、言い伝えに登場するような化け物の類だろうが――――
リシアがばっと振り向いた。
すでに吹き飛ばされた天井から見える遥か空の彼方から、あの龍がリシアを見つけ、のぞき込んでいる。
なぜか、この場所を壊されるのはまずいと直感した。リシアは慌てて石像のドームを飛び出して、一目散に駆ける。機械仕掛けに見える禍々しい龍が、再び深紅の砲撃を再開しようと口を大きく広げ――――
その動きを止めて、何かを振り払うように体を捩らせた。
「まったく」
その姿を見て、リシアはようやくほっと一息つく思いだった。
「ようやくか」
水色の細長い糸が、しかし強固に、彼を龍の元へと手繰り寄せる。空にきらめく蒼銀の閃光。流星の如き女神の力が、一直線とはいかず龍の動きに合わせてうねりながらも、確実に龍の元へと迫った。
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