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第二章 誇り高きルディラント
第十一話 最後の探索①
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シュライヴ村長と出会うのもこれで三度目となった。最後の探索に挑む総司とリシア。海岸に立ち、決意に満ちた表情で島を睨む二人を前にして、サリアはこれまでの探索との違いを実感していた。
サリアはまた島に入れなくなっていた。海岸の端まで歩を進めると、何か不自然な力が彼女の侵入を拒み、優しく押し返してしまうのだ。
島全体を覆う黒い風は既に晴れていたが、しかし、二度目の時とは違って、神殿の奥にあったあの塔だけは、黒い風に包まれていた。雨は降っていないが、天候はあまりよくなく、曇り空が不気味さを助長している。来るたびに様子が違う聖域に踏み入るのは、これが最後。総司は強く、気合の声を上げる。
「行くぞ」
「ああ」
シュライヴ村長とサリアに見送られながら、二人は三度目の探索に入った。
拍子抜けするほど、何もなかった。
神殿まで行く道中、何か危険な存在が襲ってくることもなく、危険な罠が作動することもなかった。正解の道が既に用意されており、迷うことすらなかった。
ウェルステリオスがどこかにいる気配もない。石造りの道を淡々と進むばかり。総司とリシアは一切無言、言葉を交わすこともなく、歩を進める。
一歩一歩、その歩みをかみしめるように。
そして神殿の最奥へと入る。
その途端、景色が変わった。ざあっと強い風が吹いて、二人の視界が一瞬奪われる。
次に目の前を視認できた時には、目の前にあるのは「朽ち果てた神殿」ではなかった。
荒れ果てていたはずの広場には整然とした芝生があり、花が咲き、石造りの通路は日常的に手入れされているかのようにくすみが消えている。
曇っていたはずの空が晴れやかに澄み渡り、雲一つない晴天となって、驚くほど活気づいて見える神殿を照らし出す。崩れ落ちていない、この神殿の本来の姿。あまりの美しさに目もくらむ思いだ。
「おぉ……すげえ……」
二人が感動しながら祭壇の間、神殿の聖所へと入る。
すると、ロアダークが自らの名を刻んだあの石の本が、淡い光を放っているのが見えた。二人はたっと駆け出して、その本を覗き込む。
二人が知らない文字のはずだが、なぜかその文字も読むことが出来た。ロアダークに上書きされる前の、本来の文章ではないかと直感的に思った。
「“私に会いたいの? ごめんなさいね、今日は気分じゃないの。久しぶりに雨が見たいわ。どうしても私に会いたいのなら、穏やかな雨の降る日においでなさい”」
リシアが読み上げた。想像より何倍も軽い調子の文章だ。堅苦しさを感じさせない軽やかな、というより軽すぎる文章。およそこの神殿の神秘的で荘厳な空気にそぐわぬ文章に、総司が首を傾げていると――――
その石の本へと乱暴に拳がズドン、と振り下ろされて、痛そうなベキッという音がした。
横合いから拳を振り下ろしてきたのは、よれた緑色の外套を羽織ってサングラスをかけた、あの男。
「スヴェン……!」
サングラスの奥に見える目が、恐ろしいほど冷たかった。軽妙な文章を書いた誰かに対する憤慨だろうか、その目はギラリと石の本を睨んだままだ。
「よぉ。久しぶりってほどでもねえか。元気そうで何よりだ」
「……この文章は―――――」
「読む価値もねえ。馬鹿げてるだろ? あの日もこんなメッセージを寄越しただけで、アイツは何もしなかったんだ」
スヴェンが石の本を忌々しげに睨み、彼に似つかわしくない、怒りのにじむ声で吐き捨てるように言った。
「……その顔」
スヴェンは総司とリシアを見て、満足そうに笑った。
「お前がいてくれてよかったよ、リシア。流石だな」
「そろそろ話してくれてもいいんじゃないか、スヴェン。私の予想通りならば、貴殿は――――」
自然と、リシアはスヴェンに使ったことのない二人称で彼を呼んでいた。スヴェンはわかっている、と頷きながら、
「来いよ。面白いもんが見れるぜ。お前らにとってはな」
「あんたの面白いってのは、ろくな思い出がないな」
スヴェンが同じようなことを言いながら何か仕掛けを作動させようとして、凶暴な状態だったウェルステリオスと出会った時のことを思い出す。スヴェンは声を上げて笑った。
「はっはっは! そういやそうだっけ? いや、あんときは焦ったよなぁ。俺もすげービビった。手違いで死ぬところだったぜ!」
「笑いごとじゃねえよ」
「それも今やいい思い出だ。お前らとは短い付き合いだったが、なかなかどうして、濃い時間を過ごしたもんだ。そりゃそうさ、命を賭けた間柄だしな」
「……私は貴殿の言う通り、答えを見いだせたと思う」
「違いない。そう思うぜ。良い顔してるよお嬢さん」
リシアが顔をしかめると、スヴェンはおっと、とおどけて見せて、
「失礼リシア、ちょっとした間違いだ、許せ」
「……だが、わからない。“そうであるのならば”なぜ、サリアと会おうとしないのかが」
「……ははっ。そいつは予想外だ。さてはリシア、お前は頭は相当良いがアレか。恋したことがねえんだな?」
「何の関係があるというんだ」
リシアがむっとして言い返すと、スヴェンはまた楽しそうに笑った。
「よぉ、説明してやれよ」
「……そんな気にはなれねえよ」
総司が重々しく言った。リシアはわかっていない顔をして、
「ソウシはわかっているのか? いや、済まないが私には……」
「男には意地を通したい時があるんだ、リシア。あんまり言ってやるな。スヴェンは頑固なんだよ。意固地になってんだ。馬鹿だから」
「そういうことだ。会う資格なんてねえのさ。だから会いたくねえ、それだけだ」
「いいや、それでは納得できない」
リシアは厳しく言った。
「貴殿の感情がどうであれ、サリアは心から貴殿と再会したがっていた。それがどんな現実であっても、たとえ―――――たとえ、夢の中の出来事だとしても。貴殿はサリアに会うべきだ!」
ついに感情が抑えきれず、リシアは叫ぶように言った。スヴェンが足を止め、後についてくる二人を振り返る。
情けなさそうに笑っていた。眉根を寄せ、真剣な表情で見つめるリシアを優しく見つめ返し、スヴェンは首を振る。そして総司を見て、言った。
「やっぱりいい女だ。大事にしろよ」
「あんたがどういう意味で言ってるのか知らんが、どういう意味であれもちろんそうするさ」
「ならいい」
「待ってくれ、まだ――――!」
「まだ時間はある、か? 違うな、そういう問題じゃねえんだ」
「リシア」
総司がリシアの肩を押さえる。リシアは総司を火の出るようなまなざしで睨んだ。
「何故だ、何故お前まで! だってこんな――――こんな……!」
「やめとけ」
静かに総司が言って、それでもリシアは納得できずにしばらくそこから動かなかった。スヴェンは淡々と歩を進め始める。総司が促し、リシアもようやくそのあとに続いた。
サリアはまた島に入れなくなっていた。海岸の端まで歩を進めると、何か不自然な力が彼女の侵入を拒み、優しく押し返してしまうのだ。
島全体を覆う黒い風は既に晴れていたが、しかし、二度目の時とは違って、神殿の奥にあったあの塔だけは、黒い風に包まれていた。雨は降っていないが、天候はあまりよくなく、曇り空が不気味さを助長している。来るたびに様子が違う聖域に踏み入るのは、これが最後。総司は強く、気合の声を上げる。
「行くぞ」
「ああ」
シュライヴ村長とサリアに見送られながら、二人は三度目の探索に入った。
拍子抜けするほど、何もなかった。
神殿まで行く道中、何か危険な存在が襲ってくることもなく、危険な罠が作動することもなかった。正解の道が既に用意されており、迷うことすらなかった。
ウェルステリオスがどこかにいる気配もない。石造りの道を淡々と進むばかり。総司とリシアは一切無言、言葉を交わすこともなく、歩を進める。
一歩一歩、その歩みをかみしめるように。
そして神殿の最奥へと入る。
その途端、景色が変わった。ざあっと強い風が吹いて、二人の視界が一瞬奪われる。
次に目の前を視認できた時には、目の前にあるのは「朽ち果てた神殿」ではなかった。
荒れ果てていたはずの広場には整然とした芝生があり、花が咲き、石造りの通路は日常的に手入れされているかのようにくすみが消えている。
曇っていたはずの空が晴れやかに澄み渡り、雲一つない晴天となって、驚くほど活気づいて見える神殿を照らし出す。崩れ落ちていない、この神殿の本来の姿。あまりの美しさに目もくらむ思いだ。
「おぉ……すげえ……」
二人が感動しながら祭壇の間、神殿の聖所へと入る。
すると、ロアダークが自らの名を刻んだあの石の本が、淡い光を放っているのが見えた。二人はたっと駆け出して、その本を覗き込む。
二人が知らない文字のはずだが、なぜかその文字も読むことが出来た。ロアダークに上書きされる前の、本来の文章ではないかと直感的に思った。
「“私に会いたいの? ごめんなさいね、今日は気分じゃないの。久しぶりに雨が見たいわ。どうしても私に会いたいのなら、穏やかな雨の降る日においでなさい”」
リシアが読み上げた。想像より何倍も軽い調子の文章だ。堅苦しさを感じさせない軽やかな、というより軽すぎる文章。およそこの神殿の神秘的で荘厳な空気にそぐわぬ文章に、総司が首を傾げていると――――
その石の本へと乱暴に拳がズドン、と振り下ろされて、痛そうなベキッという音がした。
横合いから拳を振り下ろしてきたのは、よれた緑色の外套を羽織ってサングラスをかけた、あの男。
「スヴェン……!」
サングラスの奥に見える目が、恐ろしいほど冷たかった。軽妙な文章を書いた誰かに対する憤慨だろうか、その目はギラリと石の本を睨んだままだ。
「よぉ。久しぶりってほどでもねえか。元気そうで何よりだ」
「……この文章は―――――」
「読む価値もねえ。馬鹿げてるだろ? あの日もこんなメッセージを寄越しただけで、アイツは何もしなかったんだ」
スヴェンが石の本を忌々しげに睨み、彼に似つかわしくない、怒りのにじむ声で吐き捨てるように言った。
「……その顔」
スヴェンは総司とリシアを見て、満足そうに笑った。
「お前がいてくれてよかったよ、リシア。流石だな」
「そろそろ話してくれてもいいんじゃないか、スヴェン。私の予想通りならば、貴殿は――――」
自然と、リシアはスヴェンに使ったことのない二人称で彼を呼んでいた。スヴェンはわかっている、と頷きながら、
「来いよ。面白いもんが見れるぜ。お前らにとってはな」
「あんたの面白いってのは、ろくな思い出がないな」
スヴェンが同じようなことを言いながら何か仕掛けを作動させようとして、凶暴な状態だったウェルステリオスと出会った時のことを思い出す。スヴェンは声を上げて笑った。
「はっはっは! そういやそうだっけ? いや、あんときは焦ったよなぁ。俺もすげービビった。手違いで死ぬところだったぜ!」
「笑いごとじゃねえよ」
「それも今やいい思い出だ。お前らとは短い付き合いだったが、なかなかどうして、濃い時間を過ごしたもんだ。そりゃそうさ、命を賭けた間柄だしな」
「……私は貴殿の言う通り、答えを見いだせたと思う」
「違いない。そう思うぜ。良い顔してるよお嬢さん」
リシアが顔をしかめると、スヴェンはおっと、とおどけて見せて、
「失礼リシア、ちょっとした間違いだ、許せ」
「……だが、わからない。“そうであるのならば”なぜ、サリアと会おうとしないのかが」
「……ははっ。そいつは予想外だ。さてはリシア、お前は頭は相当良いがアレか。恋したことがねえんだな?」
「何の関係があるというんだ」
リシアがむっとして言い返すと、スヴェンはまた楽しそうに笑った。
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「……そんな気にはなれねえよ」
総司が重々しく言った。リシアはわかっていない顔をして、
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「男には意地を通したい時があるんだ、リシア。あんまり言ってやるな。スヴェンは頑固なんだよ。意固地になってんだ。馬鹿だから」
「そういうことだ。会う資格なんてねえのさ。だから会いたくねえ、それだけだ」
「いいや、それでは納得できない」
リシアは厳しく言った。
「貴殿の感情がどうであれ、サリアは心から貴殿と再会したがっていた。それがどんな現実であっても、たとえ―――――たとえ、夢の中の出来事だとしても。貴殿はサリアに会うべきだ!」
ついに感情が抑えきれず、リシアは叫ぶように言った。スヴェンが足を止め、後についてくる二人を振り返る。
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「待ってくれ、まだ――――!」
「まだ時間はある、か? 違うな、そういう問題じゃねえんだ」
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