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情けないことに身長差が、体格差があるからか、少しジルが進むだけでおれの躰が上にずれてしまう。
逃げたい訳じゃないのに。こんなことならもっとちゃんとご飯食べてればよかった、今日だけでそう何度後悔したか。
ぐぐ、と進んでは休み、進んでは休む。
今どれくらい?と訊く度にジルが律儀に教えてくれて、その度にまだまだだと絶望した。
確かに一度抜いて、慣らしなおした方が早かったかもしれない。本当にごめん、ジル。おれの我儘で振り回してばっかだ。
「んっ、んう、うう、う~……」
「すまない、苦しいな、ユキ。息吐いて」
「は、っ……う、はあっ……あ、ぅ」
ジルの声が申し訳なさそう。だから違うのに、そうさせてるのはおれだってのに。
なのにおれときたら涙をぼろぼろ零してジルに縋りつくだけ。おれがジルならもうちょっと我慢しろと一発くらい引っぱたいてるかもしれない。ジルの忍耐力すごい。
「ユキ、ちょっと嫌かもしれないけど」
「んん、……ふ、あ?」
「これ足すね」
「……!」
ふわ、と広がる甘い香り。
また香油を使いやがった。直接、繋がってるところに。
少し拡げられて、ジルのものを伝ってナカに入ってくる。
うそ、え、ナカに?今だって熱くてうずうずしちゃってるのに?
「ごめんね、少し楽になるといいんだけど」
「いやっ……ゃ、あつ、あついっ……!」
「そこまでじゃないでしょ?」
「やだっ、や!」
「じゃあ一旦抜く?」
「やだああ!」
「じゃあもうちょっと頑張ろうか」
「うう、あッ!」
おれの頭と躰をこんなにしてくれちゃった香油の力はそりゃもうやっぱりおれにめちゃくちゃ効いた。
躰が熱くて熱くて、ナカが疼いて、どうにかしてもらいたい。
こんなの初めてでおかしいのわかるのに、そんなのもうどうだっていい、こんな薬みたいなもんがあるような世界なんだから、こんなの知らないと騒いだってどうしようもないのだ。
「まっ、ゆ、ゆっくり、してえ」
「ゆっくりしてるよ」
「んう、は、ぅん……っ、じる、」
「なあに」
「じる、ジルう……」
「どうしたの、そんな甘えた声を出して」
「……っ、ぜんぶ、はいったあ?」
「まあ、大体、かな」
「そう……」
やっと。
なんか、気持ちいい以外が麻痺してるのかな、お腹があったかい。
「ごめん、ね、ジル……っ」
「うん?何に謝ってるの?」
「んっ、じ、じかん、かかっちゃっ……んう、あ、きょ、も……あしっ、たもっ……あう、いそがし、っのに……!」
「……野暮だね」
気にしなくていいよ、と頬を撫でられた。
瞳を閉じて、自らその手に頬を寄せていく。気持ちいい。
躰も心も満たされてく気がする。
……気持ちいい。
「んぅ、は、あったかい……っふ、う」
「撫でられるのすきなんだよね?」
「んっ、すき、ジルの手、すきっ……」
「俺の手が?……俺のことは?」
「……わか、んな……っ」
「そう……」
あ、しまった、と思った。
一瞬、寂しそうな顔をした。おれはこんなことまでしておいて、こんなに恥ずかしいことをしておいて、王太子にここまでされておいて、まだそんなことを言うか。
でも仕方ないじゃないか、そんなこと言っていいかわからない。
おれが、このひとをすきだと言ってしまったらこの国はどうなってしまうんだろう。もしかして、すごくだめなことなんじゃないか。
王太子が、とち狂っておれみたいなのをだいじにしてしまったら、色んな意味で終わってしまうんじゃないか。
「……っでも、」
「……?」
「こ、こんなこと、っ、ジルとしか、しな、からっ……ん!」
「ユキ」
背中がぶわっとなった。で、でかくなった、ジルのが、おれのナカで。
なんで……
そう思ってジルを見上げる。少し頬を紅くしたジルが微笑んでいた。
ああもう、だめだ、おれ、ジルがすきだ、だって皆、こんなのすきになる。
こんなに綺麗なひとが優しくしてくれて、名前を愛しそうに呼んで、優しく触れて、眩しそうに微笑んでくれる。
誰だって勘違いする。こんなにしてくれるのは自分にだけだって。
「ジル、っ……う、ぅごいて、いーよ」
「……大丈夫?」
「んっ、あ、ゆ、ゆっくり、ね?ゆっくり……」
「……わかった」
「っあ、あ!」
言葉の通り、ゆっくり、ゆるゆると腰が動かされる。
それだけなのに、ぞわぞわする。
気持ちいい、いやだ、ナカが気持ちいい、こわい。
ジルの手をぎゅうと掴む。
どうしよう、めちゃくちゃ気持ちいい、なんで、もう出ちゃいそう。
「あっ、あ、あ、あぅ、あっ、や、あっ……」
馴染んで来た頃、少しずつジルの動きも早くなってきた。
突かれる度に声が漏れる。出したくて出してる訳ではないのに、酷く甘くて、媚びるような声。
「痛くないか?苦しくない?大丈夫?」
「んっあ、んん、だいじょっ、あっ、ぁん、あ、や、きもちっ……」
「気持ちいい?良かった」
「あう、あ、きもちい、きもちいぃ、よお……こわっ、あ、こわいぃっ……」
「こわいの?」
「なんかっ、あ、こんな、の、おれ、じゃないっ……ぅあ」
「大丈夫、乱れてるのは香油のせいだってわかってるから。ユキはこわがりだなあ、かわいい」
「んぅ……!」
躰がおかしいのもこわい。
こわいけど、多分、本当は、おれがこわいって言えばジルがこうやって甘やかしてくれるのを知ってるからだ。だからそこまでじゃなくても言っちゃう。
もっと、もっと甘やかして欲しい。
だめだってわかってても、それでも。
逃げたい訳じゃないのに。こんなことならもっとちゃんとご飯食べてればよかった、今日だけでそう何度後悔したか。
ぐぐ、と進んでは休み、進んでは休む。
今どれくらい?と訊く度にジルが律儀に教えてくれて、その度にまだまだだと絶望した。
確かに一度抜いて、慣らしなおした方が早かったかもしれない。本当にごめん、ジル。おれの我儘で振り回してばっかだ。
「んっ、んう、うう、う~……」
「すまない、苦しいな、ユキ。息吐いて」
「は、っ……う、はあっ……あ、ぅ」
ジルの声が申し訳なさそう。だから違うのに、そうさせてるのはおれだってのに。
なのにおれときたら涙をぼろぼろ零してジルに縋りつくだけ。おれがジルならもうちょっと我慢しろと一発くらい引っぱたいてるかもしれない。ジルの忍耐力すごい。
「ユキ、ちょっと嫌かもしれないけど」
「んん、……ふ、あ?」
「これ足すね」
「……!」
ふわ、と広がる甘い香り。
また香油を使いやがった。直接、繋がってるところに。
少し拡げられて、ジルのものを伝ってナカに入ってくる。
うそ、え、ナカに?今だって熱くてうずうずしちゃってるのに?
「ごめんね、少し楽になるといいんだけど」
「いやっ……ゃ、あつ、あついっ……!」
「そこまでじゃないでしょ?」
「やだっ、や!」
「じゃあ一旦抜く?」
「やだああ!」
「じゃあもうちょっと頑張ろうか」
「うう、あッ!」
おれの頭と躰をこんなにしてくれちゃった香油の力はそりゃもうやっぱりおれにめちゃくちゃ効いた。
躰が熱くて熱くて、ナカが疼いて、どうにかしてもらいたい。
こんなの初めてでおかしいのわかるのに、そんなのもうどうだっていい、こんな薬みたいなもんがあるような世界なんだから、こんなの知らないと騒いだってどうしようもないのだ。
「まっ、ゆ、ゆっくり、してえ」
「ゆっくりしてるよ」
「んう、は、ぅん……っ、じる、」
「なあに」
「じる、ジルう……」
「どうしたの、そんな甘えた声を出して」
「……っ、ぜんぶ、はいったあ?」
「まあ、大体、かな」
「そう……」
やっと。
なんか、気持ちいい以外が麻痺してるのかな、お腹があったかい。
「ごめん、ね、ジル……っ」
「うん?何に謝ってるの?」
「んっ、じ、じかん、かかっちゃっ……んう、あ、きょ、も……あしっ、たもっ……あう、いそがし、っのに……!」
「……野暮だね」
気にしなくていいよ、と頬を撫でられた。
瞳を閉じて、自らその手に頬を寄せていく。気持ちいい。
躰も心も満たされてく気がする。
……気持ちいい。
「んぅ、は、あったかい……っふ、う」
「撫でられるのすきなんだよね?」
「んっ、すき、ジルの手、すきっ……」
「俺の手が?……俺のことは?」
「……わか、んな……っ」
「そう……」
あ、しまった、と思った。
一瞬、寂しそうな顔をした。おれはこんなことまでしておいて、こんなに恥ずかしいことをしておいて、王太子にここまでされておいて、まだそんなことを言うか。
でも仕方ないじゃないか、そんなこと言っていいかわからない。
おれが、このひとをすきだと言ってしまったらこの国はどうなってしまうんだろう。もしかして、すごくだめなことなんじゃないか。
王太子が、とち狂っておれみたいなのをだいじにしてしまったら、色んな意味で終わってしまうんじゃないか。
「……っでも、」
「……?」
「こ、こんなこと、っ、ジルとしか、しな、からっ……ん!」
「ユキ」
背中がぶわっとなった。で、でかくなった、ジルのが、おれのナカで。
なんで……
そう思ってジルを見上げる。少し頬を紅くしたジルが微笑んでいた。
ああもう、だめだ、おれ、ジルがすきだ、だって皆、こんなのすきになる。
こんなに綺麗なひとが優しくしてくれて、名前を愛しそうに呼んで、優しく触れて、眩しそうに微笑んでくれる。
誰だって勘違いする。こんなにしてくれるのは自分にだけだって。
「ジル、っ……う、ぅごいて、いーよ」
「……大丈夫?」
「んっ、あ、ゆ、ゆっくり、ね?ゆっくり……」
「……わかった」
「っあ、あ!」
言葉の通り、ゆっくり、ゆるゆると腰が動かされる。
それだけなのに、ぞわぞわする。
気持ちいい、いやだ、ナカが気持ちいい、こわい。
ジルの手をぎゅうと掴む。
どうしよう、めちゃくちゃ気持ちいい、なんで、もう出ちゃいそう。
「あっ、あ、あ、あぅ、あっ、や、あっ……」
馴染んで来た頃、少しずつジルの動きも早くなってきた。
突かれる度に声が漏れる。出したくて出してる訳ではないのに、酷く甘くて、媚びるような声。
「痛くないか?苦しくない?大丈夫?」
「んっあ、んん、だいじょっ、あっ、ぁん、あ、や、きもちっ……」
「気持ちいい?良かった」
「あう、あ、きもちい、きもちいぃ、よお……こわっ、あ、こわいぃっ……」
「こわいの?」
「なんかっ、あ、こんな、の、おれ、じゃないっ……ぅあ」
「大丈夫、乱れてるのは香油のせいだってわかってるから。ユキはこわがりだなあ、かわいい」
「んぅ……!」
躰がおかしいのもこわい。
こわいけど、多分、本当は、おれがこわいって言えばジルがこうやって甘やかしてくれるのを知ってるからだ。だからそこまでじゃなくても言っちゃう。
もっと、もっと甘やかして欲しい。
だめだってわかってても、それでも。
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