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舐めて、吸って、噛んで。
キスと同じことをされてる筈なのに、躰がびくびくと跳ねてしまう。
気持ちいい、やだこれ、気持ちいい。
指で触られるのも、舌で舐められるのも、どっちも。
「ふぅ、は、ん……っう」
ジルの頭を抱え込んでしまう。はしたないことだとわかってはいるのだけど。
抱かれたいと思ったり、こんなことで気持ちよくなってしまったり、おれの心も躰も変えられてしまった。
こんなの、ジルじゃなきゃいやなのに。
「っは、や、ジル、あう、やぁ……んッ、した、下もっ……」
「……うん」
にこ、と笑って、頬にキスをしてから下半身に手を伸ばされる。
息が漏れて、躰が震えた。
「……っんう……ッ」
「……我慢してた?」
「はっ……う、はぁ、んんっ」
触れられてすぐに達したおれに、揶揄うでもなく優しく問う。それだけでもう恥ずかしいというのに。
「だってえ……っ」
誤魔化したくて、でも、一週間、というワードが頭を過ぎり、気持ちよかったから、と素直に吐露してしまう。
顔を覆いたい程恥ずかしいのに、でも微笑んでくれるジルの顔が見たくて、覆うことなんか出来ない。
「ユキが気持ちよくなってくれて嬉しい」
「……っ」
「でも今日はこれでおしまい」
「……え」
なんで、と自分でもわかるくらいさみしそうな声が出た。
意味ないんだよ、自分だけが気持ちよくなったって。
おれは、その、ただの性の発散ではなくて、ジルとの想い出が欲しくて……
「やだ……」
「ユキ?」
「やだ、なんで?お、おわりとか、やだ」
「もう一回?」
「やだ、ちがう、いや、ジルも」
「俺はこれだけでも満足だよ、かわいいユキが見れたら嬉しいんだ」
「おれがいやなの!」
おれの大きな声に驚いたのか、ジルは少し固まって、それから困ったように笑った。この間も言ったよね、と。
「今日は香油とかないから……」
「なくていいっ」
「だから、ここは何か使わないとユキも俺もキツいから」
「……っ」
優しさで言ってるのはわかった。おれとしたくないとかじゃなくて、傷付けない為にって。
でもいやなの、今じゃなきゃいやなんだ、ジルがいい、ジルが欲しい。
「わっ」
ジルの腕を掴んで倒す。その腹の上に乗って、息を吸った。
もうこの際羞恥心なんて捨てろ。
「大丈夫だって言ってるじゃんか!」
「ユキ?」
「ジルはそこで見てて」
「……え?」
「……ッ」
指を舐って、それを宛てがい、自分で慣らす。
こんなこと、やったことない。
やったことないから、ジルのしてくれたことを思い出してもぎこちない指使いになってしまう。
正直ちょっと痛い。
でもそんなこと言ってしまったら絶対してもらえないから黙っておく。
「っ、は、ぁ……ッん」
「ユキ……」
「んう、は、ぅう」
確かにキツくて、今までと違う。
それは香油がないからか、単純におれの技量が足りないのか。
考えて、お腹にべっとりついたままの、自分で吐き出した精を拭い、それを潤滑油のかわりに使う。
ジルの息を吞む音が聞こえた。
その表情はこわくて見ることが出来ない。
少しくらい、おれに興奮してくれてる?それとも呆れてる?
膝立ちで跨ってるのももう限界で、ジルの胸に倒れ込んで、それでも指を止めることが出来ない。
あと少し、もうちょっと、おれががんばったらきっと、
「……ッ、う、は……っ、んん、ふ、ぅ……っ」
気持ちよくない、全然。
どこが自分のいいとこなのかがわからない。
違う、今は気持ちよくなる為じゃなくて、ただ慣らすだけ、でもなんか不思議な感覚で、足りない、なんか、何かわかんないけど、足んない。
自分じゃ出来ない、見ててなんて言ったけど、ジルに触ってほしい。
こんなに、べったりくっつくくらい近くにいるのに。
「たすけて、じぅう……」
「……っ」
「んぁ……ッ」
ぎゅうと抱き締められたかと思うと、またおれの方が倒されていた。
ジルは多分、おれに笑顔を向けようとして、それでも少し我慢したような、怒ったような、よくわからない表情でおれを見下ろしている。
息を吞む程綺麗で、かっこよくて、ちょっとだけこわい。
「誰にそんなにお強請りの仕方を習ったの」
「……だれ、」
「何を助けてほしいの?」
「あ、ぁ……ゆび、っン、指、足んなく、てっ……」
「……足りないの?」
「んっ……」
「……そっか」
「ジル……ジルのが、いい、ごめんなさい……ジルがいいよお……」
ああもう、仕方ないなあ、と溜息を吐いて、それから、本当にユキにはキツいことになるかもしれないよ、とジルがいう。
ジルが折れてくれたことが嬉しくて、こくこくと頷くと、やっとふわっと優しく笑ってくれた。
「……意地悪をしたつもりではなかったんだけど……ごめんね」
「ん、んっ」
「こんなかわいいユキが見れるとは思わなかったな」
「んう」
額に、眦に、頬に、キスの雨を降らしながら柔らかい声で言う。
これが欲しかった。
おれ、ジルにこうやって甘やかされるのがだいすき。
もっと、もっと溶けてしまうくらい、一緒に混じっちゃうくらい、もっと欲しい、もっと。
キスと同じことをされてる筈なのに、躰がびくびくと跳ねてしまう。
気持ちいい、やだこれ、気持ちいい。
指で触られるのも、舌で舐められるのも、どっちも。
「ふぅ、は、ん……っう」
ジルの頭を抱え込んでしまう。はしたないことだとわかってはいるのだけど。
抱かれたいと思ったり、こんなことで気持ちよくなってしまったり、おれの心も躰も変えられてしまった。
こんなの、ジルじゃなきゃいやなのに。
「っは、や、ジル、あう、やぁ……んッ、した、下もっ……」
「……うん」
にこ、と笑って、頬にキスをしてから下半身に手を伸ばされる。
息が漏れて、躰が震えた。
「……っんう……ッ」
「……我慢してた?」
「はっ……う、はぁ、んんっ」
触れられてすぐに達したおれに、揶揄うでもなく優しく問う。それだけでもう恥ずかしいというのに。
「だってえ……っ」
誤魔化したくて、でも、一週間、というワードが頭を過ぎり、気持ちよかったから、と素直に吐露してしまう。
顔を覆いたい程恥ずかしいのに、でも微笑んでくれるジルの顔が見たくて、覆うことなんか出来ない。
「ユキが気持ちよくなってくれて嬉しい」
「……っ」
「でも今日はこれでおしまい」
「……え」
なんで、と自分でもわかるくらいさみしそうな声が出た。
意味ないんだよ、自分だけが気持ちよくなったって。
おれは、その、ただの性の発散ではなくて、ジルとの想い出が欲しくて……
「やだ……」
「ユキ?」
「やだ、なんで?お、おわりとか、やだ」
「もう一回?」
「やだ、ちがう、いや、ジルも」
「俺はこれだけでも満足だよ、かわいいユキが見れたら嬉しいんだ」
「おれがいやなの!」
おれの大きな声に驚いたのか、ジルは少し固まって、それから困ったように笑った。この間も言ったよね、と。
「今日は香油とかないから……」
「なくていいっ」
「だから、ここは何か使わないとユキも俺もキツいから」
「……っ」
優しさで言ってるのはわかった。おれとしたくないとかじゃなくて、傷付けない為にって。
でもいやなの、今じゃなきゃいやなんだ、ジルがいい、ジルが欲しい。
「わっ」
ジルの腕を掴んで倒す。その腹の上に乗って、息を吸った。
もうこの際羞恥心なんて捨てろ。
「大丈夫だって言ってるじゃんか!」
「ユキ?」
「ジルはそこで見てて」
「……え?」
「……ッ」
指を舐って、それを宛てがい、自分で慣らす。
こんなこと、やったことない。
やったことないから、ジルのしてくれたことを思い出してもぎこちない指使いになってしまう。
正直ちょっと痛い。
でもそんなこと言ってしまったら絶対してもらえないから黙っておく。
「っ、は、ぁ……ッん」
「ユキ……」
「んう、は、ぅう」
確かにキツくて、今までと違う。
それは香油がないからか、単純におれの技量が足りないのか。
考えて、お腹にべっとりついたままの、自分で吐き出した精を拭い、それを潤滑油のかわりに使う。
ジルの息を吞む音が聞こえた。
その表情はこわくて見ることが出来ない。
少しくらい、おれに興奮してくれてる?それとも呆れてる?
膝立ちで跨ってるのももう限界で、ジルの胸に倒れ込んで、それでも指を止めることが出来ない。
あと少し、もうちょっと、おれががんばったらきっと、
「……ッ、う、は……っ、んん、ふ、ぅ……っ」
気持ちよくない、全然。
どこが自分のいいとこなのかがわからない。
違う、今は気持ちよくなる為じゃなくて、ただ慣らすだけ、でもなんか不思議な感覚で、足りない、なんか、何かわかんないけど、足んない。
自分じゃ出来ない、見ててなんて言ったけど、ジルに触ってほしい。
こんなに、べったりくっつくくらい近くにいるのに。
「たすけて、じぅう……」
「……っ」
「んぁ……ッ」
ぎゅうと抱き締められたかと思うと、またおれの方が倒されていた。
ジルは多分、おれに笑顔を向けようとして、それでも少し我慢したような、怒ったような、よくわからない表情でおれを見下ろしている。
息を吞む程綺麗で、かっこよくて、ちょっとだけこわい。
「誰にそんなにお強請りの仕方を習ったの」
「……だれ、」
「何を助けてほしいの?」
「あ、ぁ……ゆび、っン、指、足んなく、てっ……」
「……足りないの?」
「んっ……」
「……そっか」
「ジル……ジルのが、いい、ごめんなさい……ジルがいいよお……」
ああもう、仕方ないなあ、と溜息を吐いて、それから、本当にユキにはキツいことになるかもしれないよ、とジルがいう。
ジルが折れてくれたことが嬉しくて、こくこくと頷くと、やっとふわっと優しく笑ってくれた。
「……意地悪をしたつもりではなかったんだけど……ごめんね」
「ん、んっ」
「こんなかわいいユキが見れるとは思わなかったな」
「んう」
額に、眦に、頬に、キスの雨を降らしながら柔らかい声で言う。
これが欲しかった。
おれ、ジルにこうやって甘やかされるのがだいすき。
もっと、もっと溶けてしまうくらい、一緒に混じっちゃうくらい、もっと欲しい、もっと。
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