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少女の始まり
聖女の噂
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「あ、そういえば知ってる?マロン、アンタ巷で聖女って呼ばれてるんだってさ」
「えー?」
ふとセレスティーナが話題を振ってくる。
ていうか何それ。
「······マロンってほんと世間知らずだよねぇ······どんな親が育てりゃこんな純粋培養が育つの?」
「失礼な!」
「だって、つい最近まで髪色の意味も、自分の力の凄さも理解してなかったでしょ!そのせいで神に祭り上げられそうになって大変だったじゃない!もうあんな怖い思いは二度としたくないわ······」
セレスティーナがぶるりと震える。
うん、ごめんね······。
なんでも私のこのちょっと珍しいだけの髪色は、一部では喉から手が出るほど欲しい神聖力持ちの証なんだとか。
ちょっと青みがかっただけの銀髪なんだけどなぁ······。
先日訪れた村で、転んだ子供の怪我を治してあげたら急に村人たちに囲まれちゃって、神の御使いだの神そのものだのって······うん、大変だった。
ごめんねみんな。
「んもー······ほんとにわかってる?呑気ねぇ······もしかしたら教会の勢力があんたに接触してくるかもしれないのよ?ちゃんとわかってる?」
「う······」
そう······なのかなぁ······。
「えー?」
ふとセレスティーナが話題を振ってくる。
ていうか何それ。
「······マロンってほんと世間知らずだよねぇ······どんな親が育てりゃこんな純粋培養が育つの?」
「失礼な!」
「だって、つい最近まで髪色の意味も、自分の力の凄さも理解してなかったでしょ!そのせいで神に祭り上げられそうになって大変だったじゃない!もうあんな怖い思いは二度としたくないわ······」
セレスティーナがぶるりと震える。
うん、ごめんね······。
なんでも私のこのちょっと珍しいだけの髪色は、一部では喉から手が出るほど欲しい神聖力持ちの証なんだとか。
ちょっと青みがかっただけの銀髪なんだけどなぁ······。
先日訪れた村で、転んだ子供の怪我を治してあげたら急に村人たちに囲まれちゃって、神の御使いだの神そのものだのって······うん、大変だった。
ごめんねみんな。
「んもー······ほんとにわかってる?呑気ねぇ······もしかしたら教会の勢力があんたに接触してくるかもしれないのよ?ちゃんとわかってる?」
「う······」
そう······なのかなぁ······。
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