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本編

86話『魔法の特訓③』☆彡

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下腹部に力を込めれば中から強烈な快感が襲い、緩めれば彼の手によってもたらされる快楽に襲われる。

どちらにしても千隼にとっては地獄だった。


「あ・・・・・・あっ、あ、あっ・・・・・・っ」

「いい感じに馴染んできたな。次のは少し太めだ。 力は抜いておけよ」

「んぁっ・・・・・・」


まだまだ形は不恰好だが、長さ15.9cm以下 太さ2.9cm以下の比較的小さめのサイズを千隼の中へ沈めていく。

だいぶ解れてもう少し大きくても問題はなさそうなのだが、あくまで魔法の特訓が優先されるので順番に使われていく。 康煕の性格上、根っこは千隼に優しいのだ。

魔法を使いながらも中は熱で爛れていくように辛い。

今の千隼には、魔法の特訓に必要なイメージも何も浮かんでこない。


「ああ、あ、んっ・・・・・・んっ、や、あああ、あ・・・・・・あ、それ、ああ・・・・・・っ」

「気持ちよくなるだけじゃなく魔法の特訓も続けろ」

「あ、や・・・・・・っ」


もう無理だと、お願いだからイかせて潤んだ瞳で彼に縋る。こんな辛い状態では、もう上手くイメージを思い浮かべるなんて出来ないと目で訴える。

康煕は小さな溜息を吐き、イかせることにした。

千隼は、快楽による震えで指を動かすのも難しいようで彼の次の行動を待つばかりである。


「存分に啼いてイけ」

「あ、やっ、もう・・・・・・、あ、あああ、あっ―――――ぁ・・・・・・っ」


自ら作り出しだディルドで半ば強制的に吐精させられるのだから、気持ちいより疲れるの方が遥かに強い。

肩で息をしている千隼に康煕は、まだまだ特訓は必要だと思いながら己の出した水魔法で躰を綺麗にしていく。

火照った躰を冷ますには、ちょうどいいくらいの冷たさで千隼は意識を手放す瞬間に見た彼は満足気に笑んでいた。

そして、魔法の特訓も終了したのだった。



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